「第5回北九州市学校教育実態調査」結果の分析に基づいた、本市学校教 育の課題を解決することを目的とし、研究主題を「保護者・地域と連携し、 適応感を高めるための学校教育の取組」と設定して、本年度から2年間の研 究を行っています。2月12日(木)の研究発表会において中間報告を行い ました。 北九州市立祝町小学校 「保護者・地域と連携し、適応感を高めるための学校教育の取組」 今年度は、子どもの前向きな思考や意欲を引き出すため、次の4つの取組を行いました。①全教 職員共通理解の宿題、②「家庭学習チャレンジハンドブック」の活用、③自学自習ノート「祝っ子 ノート」の取組、④家庭との連携です。成果は、家庭学習に意欲的 に取り組み、計画的に学習することのよさを感じる子どもが増えた ことです。また、子どものよいところや頑張りをほめる保護者も増 えました。今後も、保護者や地域と連携した取組を一層推進するこ とで、子どもの学校適応感を高めていきます。 【祝っ子ノート】 北九州市立中尾小学校 「家庭学習を中心に、保護者・地域との連携を深め、 児童の学校適応感を高める取組」 今年度は、家庭学習をする習慣の定着に力点を置いて、次の3つの取組を行いました。①「家庭 学習チャレンジハンドブック」の活用、②自主学習の質を高め、子 どものやる気を育てるための、教師・保護者による評価や児童相互 の励まし合いなどの取組、③予習を授業に生かすことで児童のやる 気を育てる取組です。成果は、学校全体で自主学習の復習・予習に 取り組んだことが、家庭学習の質の向上につながったことです。今 後も、保護者や地域との連携をさらに深めていくことで、子どもの 学校適応感を高めていきます。 【児童相互の励まし合いがある 自主学習ノート】 北九州市立高見中学校 「保護者と連携した『自己調整家庭学習』などの取組を通して、生徒の自ら 課題に気付き自ら学ぶ力を高め、学校適応感の向上を目指す研究」 今年度の具体的な取組は、①家庭学習スタンダード化プロジェクト~自己調整家庭学習の取組 ~、②家庭学習定量化プロジェクト~「宿題・課題取りまとめ表」の活用~、③保護者と生徒で 読む新聞コラム~NIEの取組を活用した家庭学習課題~の3つで す。成果として、生徒の学校適応感に関する数値の好転が見られま した。今後は、具体的な取組の実行とデータ収集、プランの振り返 り・修正などを行いながら、生徒の学校適応感をさらに高めていけ るよう努めていきます。 【宿題・課題取りまとめ表】
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