第4章 安心して暮らし続けることができる住まい

第4章 安心して暮らし続けることができる住まいが整っているまち(高齢者の居住安定に関わる施策との連携)
第4章 安心して暮らし続けることができる住まい
が整っているまち(高齢者の居住安定に関わる施策との連携)
(1)大津市の住環境の整備
①特別養護老人ホームに代わる入居施設の充実
平成 27 年度より、特別養護老人ホームの新規利用者は、原則、要介護3以上の中重度
認定者のみ利用可能となります。そのため、在宅生活支援の充実と並んで、要介護1・2
の方等に向けて、特別養護老人ホームに代わる入居施設の充実が重要になります。
サービス付き高齢者向け住宅は、今後の需要と供給の増加が見込まれており、サービス
の質が確保されるように指導します。
また、市内に2箇所ある養護老人ホームについては、老朽化に伴う改築の検討を進めま
す。
②高齢者の住まいの確保
高齢者が要支援・要介護状態となっても、なるべく住み慣れた自分の家で暮らし続けら
れるように、小規模住宅改造経費助成事業や転倒予防のための屋内改修サービス事業等生
活支援サービスの提供に取り組みます。
また、穴太団地のシルバーハウジングや市内5箇所の高齢者向け優良賃貸住宅について
は、引き続き安定した住まいの確保に努めます。
③交通環境の整備推進
高齢者が円滑に利用できるよう、電車やバス等の公共交通におけるバリアフリー化の促
進を図ります。
鉄道駅のバリアフリー化整備に対しては、1日あたりの乗降客数が 3,000 人以上の鉄道
駅を中心にバリアフリー化整備を促進します。
また、路線バス事業者に対して、ノンステップバス導入の補助支援を行い、路線バス事
業者によるノンステップバスの導入促進を図ることで、公共交通機関のバリアフリー化の
推進に努めます。
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第4章 安心して暮らし続けることができる住まいが整っているまち(高齢者の居住安定に関わる施策との連携)
(2)防災・安全対策の推進
①ひとり暮らし高齢者宅安全対策の推進
ひとり暮らしの高齢者の自宅について、防災の面からみて安全性が確保されているかを
点検します。特に、個別に自宅まで訪問して安全性を点検できるように、消防局予防課が
民生委員児童委員の協力により行う「ひとり暮らし高齢者宅防火訪問」との連携等体制を
検討します。
②防火・防災・防犯事業
防火・防災については、防災行政無線や広報車等の従来の情報伝達に加えて、近年では
年齢を問わず幅広い市民が携帯端末を手にしていることから、メールやSNSでの緊急連
絡を強化していくとともに、高齢者本人だけでなく、介護サービス事業所や地域のかかり
つけ医等に対して、緊急時の支援体制の啓発に取り組みます。
また、減災の観点から、家具等転倒防止対策のための方策を検討します。
防犯については、引き続き「介護事業者等防犯ネットワーク」からの情報提供等によっ
て、防犯に関する情報を広く周知します。
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