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第 5 回策定委員会
事前配布資料
守山市市民参加の基本ルールに盛り込む項目の意見整理
【全般】
1 市民参加とは
① 市民参加の目的
② 市民参加の必要性
③ 市民参加の意義
④ 市民参加の課題
⑤ 多様な市民参加の手段
a 気軽に参加できる
b 多様な市民が参加
c 多様な意見の聴取
d 誰でも参加できる仕組みの必要性
・市民参加という言葉ではわかりにくいため、ルールの名称に「まちづくり」を入れる。
「まちづくりのための市民参加」「市民参加によるまちづくり」など
・「守山の発展のため」という言葉を入れる。
・まちに関する様々なプロセスをみんなで決めて、まちづくりを実感できるようにするためのルール。
・市民参加とは、意見を言うだけではなく、行動も伴う。そこには役割や責務を自覚する必要がある。
・昔は、川普請、道普請など結の制度があったが、最近は地域住民が相互扶助することが薄れてきた。
・まちづくりを行うのになぜ市民参加が必要なのか。みんなが、まちに関心を向けて、まちに係わることによ
って人が変わり、まちが変わっていくのではないか。
・市民社会をどう作っていくか、そのために市民や自治体をどのような役割を担うのか。
・まちづくりを行うのに、育まなければいけないのは、家族愛と郷土愛である。
・市民参加するためには、わが町が好きでなかったら参加できない。
「あなたは自分が住んでいるまちが好きですか?」「家族愛とは・・・、郷土愛とは・・・」
・市民の立場として参加したくなるまちづくり
「あなたが好きになるようなまちになるために」「みんなが自発的にまちづくりに係わる」
・将来の子どもたちのためにまちづくりというのは本当に大切なことである。
・本当に楽しく、そして自発的にまちづくりを行うため。
・幅広い市民参加の機会を確保できれば、少しでも多くの人々がまちに係わることができる。
・同じ条件で意見を述べるという形を作ることができるか。
2 現状のまちの課題
① 現状の自治体の問題
a 市の現状
3 まちづくりの各主体
① 各主体の定義
② 市民参加制度の理解
③ まちづくりのリーダーの存在
4 情報共有の重要性
5 条例化の必要性
① ルールの条例化
a ルールの位置づけ
・市民とは、単に市に訪れるだけではなく、市に対して何らかの貢献のある人である。
・市民の定義を目立つところでしていけばどうか。
・市民の定義を厳密に書きすぎると束縛されてしまうので、細かく規定しない方がよい。広く意見を聞くとい
う立場で考える。
・住民投票を規定する場合は対象は住民となるが、外国籍住民をどうするか、年齢をどう区切るかという問題
がある。
・市民参画、市民参加について定義しておく必要がある。
・参加よりも、参画は積極的に動いていくという意味がある。
・今まで、市のほうで一方的決めてきたので、いろいろな問題が生じた。
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【市民に関する事項】
1 市民の意見とは
① 市民の多様性
② 市民の代表性
③ 市民参加の動機
・市民一人ひとりの意見は具体的があるが、7万人の市民の意見は抽象的である。
・市民の意見とは、具体的な問題やテーマに対して「市民のみなさんはどう考えているか」というのが意見で
ある。したがって、市民の意見と陳情(お願い)・要望とは違うはずである。
・市民の意見はそれぞれ持っている知識や価値観に一人ひとり違う。
・名前も書かず特定できない意見でも市民と書いてあれば市民の意見、自治会長が自治会を代表して言うのも
市民の意見である。
・一人ひとり意見を出した部分では陳情であるが、一人の要望ではなくてもう少し広がりを持って要望を意見
にまとめる。例えば 10 人以上のものを意見と考えるなど。
・多くの人が納得するような普遍性がなければ、市民の意見とは違うのではないか。
・ごく一部の人や特定の地域が対象であっても、みんなの問題として考える必要があるときは、しっかり意見
として捉えて考えないといけない。
・文句で参加するのか、まちづくりしましょうというので参加の意味が違う。
・出てきた意見はあくまできっかけである。
・意見とともに行動という面も大事にしていかないといけない。
・市民参加によってまちがこのように変わるとはっきりわかれば、参加するのではないか。
・市民の意見が出しっぱなしで、結局その場の話で終わってしまう例もある。
・市民の意見をどのように吸い上げていくかというものが必要である。
・市民の意見を行政が取り上げざるを得ない流れにしておくことが大切。
・意見と認めた以上は、行政もその意見に対してしっかりと対応する。
・意見が記録として残して一般に公開などすれば、市民もそれが手ごたえになる。
・一部の特別な人の意見だけではないということがわかれば、まちづくりや行政に参加できるという何らかの
意識につながる。
・意見をどう反映するか明確にしないといけない。
2 市民の役割
3 市民の責務
① 参加しない市民
・意見の中にもテーマが与えられて言う意見と自発的な問題意識からの意見という意味がある。何も課題のな
いところで意見は出しにくいが、問題意識を持つことも必要である。
・何を言ってもよいのではなく、個人の利害まで絡んでくるケースもあり、制約部分を入れておかないと収集
がつかなくなる。
・意見の後ろには必ず責任がついてくる。
・市民の中には意見を持っていても言う勇気ない人も多くいる。
・行政にではなく、自治会長に要望や陳情がくる。個人的に何でも言えるというのは困る。
・個々の意見の中でも全体的な事を考えた意見もあれば、自分のことしか考えていない意見もある。
・市民の意見という場合、広域的なものとか全体的な幸せを考えてということが、基盤でないといけない。
・好きなことを言ってそれが通るというのとは違う。
・市民も義務を持った形で意見を出さないと単純に要望になってしまう。
・声なき声も聴く必要がある。差別を受けないように定義しておくべきである。
・市民の側も市の財政の健全化とか経営ということを踏まえて自分たちの意見を言うことも必要である。そ
うすることで、陳情・要望の意見から自分たちの提案という型に変わってくる。
4 市民同士の合意形成
① 市民の納得感
・自治会単位や小規模単位で市民が意見を述べる場があればどうか。
・署名された意見などは、署名した人だけがを言っているわけではなく、実際にそこには賛否両論いろんな意
見がある。
・たまたま出てきた意見だけを取り上げるのではなく、派生したものやベースになっている部分を汲み取る必
要がある。
・関心のない人を巻き込むためにも、自分はこれは役に立てるというものなどを活かすことができれば、適材
適所で楽しんで参加が得られるのではないか。
・市民同士で、行政に出す前に調整することも必要である。
・一人の意見と代表の意見では、重みというか深みが全然違う。
・市民同士で議論する場や市民同士の学習過程をどうやっていれていくか。
5 市民活動組織の役割
① 市民活動実践者の意見
・地域をベースにした地縁組織と分野をベースにした志縁組織があるが、どちらかだけというのは偏りすぎる
のではないか。この二つをどのように織り成していけばよいか。
・自治会などの行事で集まって楽しんだというのは、人によって好む、好まないがある。
・NPOやボランティアは自発的に活動し、自治会の場合はその地域に住んでいる人が入っているのが前提条
件となり、違いがある。
・自治会長の負担が大きい。
・今後、協働のあり方を研究する必要がある。
・民間の団体組織は、行政とは異なり、自由な発想で活動できる。
【議会に関する事項】
1 市議会の役割
2 市議会の責務
3 市民・議員・行政の関係
① 市民参加と議会の関係
・重要な内容については議会に任せて、市民が議会へ声を反映できるようにすればいい。
・市議会は、重要な役割を果たしている。
【行政に関する事項】
1 行政の役割
2 行政の責務
・行政の縦割りで、たらい回しなどされる場合があり、市民の意見を言う部局の明確化(具体的な意見をどこ
に持っていけばよいかわかりにくい)
・市民全体の意見がどのような方向性かを汲み取り、また方向付けをしていくための舵取りの役割がある。
・誰でも発言しやすく意見を述べやすい機会を数多く作っていくべきである。
・行政は法律と予算をバックボーンにして仕事をしているので、市民はなかなかそれに基づいて進めてもらっ
ても納得いかない場合もある。また行政は、公平平等の原則により自由な発想では難しい。
3 市政への反映
① 市民意見の受け止め
② 市民意見の取扱い
③ 説明責任
・今まで意見の聞き方に問題があったのではないか。
・提案してもなかなか前に進めない。
・行政からもう一度市民に返して議論してもらう方法もある。
・誰でも同じ条件で意見を言う機会を作ることができるか。
・地方分権ということが言われてから、行政に対する今までの市民の受け止め方、関心あるいは、あり方が変
わってきている。
・行政の役割と市民の役割を双方でお互いに学んでいくことが必要である。
・行政の役割は、まずは守山市の経営を健全に行うこと。
・意見が出てきたら市役所としてどのように処理していくのか明確にする必要がある。その方が役所の仕事と
して手間も省ける。逆にそれがないと市民を混乱させる可能性もある。
・民間の場合だと、どのくらいで協議してどの段階で対処できるとか明確にしている。そうすると乱暴な意見
が出にくくなるし、建設的な意見が出てくる。
・行政はよく「誠実に対応する」とか言うが、市民にとってあまり意味がない。
・どのように市民の意見に対して、その結果を返しているのかが全くわからない。
・説明責任の実施方法をはっきりさせる。
・何らかの形で意見を出した本人に回答する必要はある。また、内容によっては市民と議論する必要があれば、
抽象的な形で市民に何か投げかける必要はある。
・行政できる範囲を示して、不足する部分を明確にすることで、市民と行政のキャッチボールが完全に成立し
てくる。
・中途半端で返ってきてないことが非常に多いので、それをきちっとするためには行政は意見を受けたなら最
後まで回答しないといけない。
・もっとわかりやすく、噛み砕いた形で明記していく必要がある。
・意見を出したときに、すぐには取り上げていただけなくても、「今回は残念ですが…」という形でもとにか
く返事があるというのは意見をいうにあたって大きい。
・○か×かの答えがダイレクトに返ってくるといつまでたってもかみ合わない。
・市民個々及び団体等から広く意見を求めることも必要である。
4 市職員の資質向上
① 市職員の研修
a 市職員の意識改革
b 市民参加に対する市職員の理解
・職員の資質の向上は、内部のことではないか。
・定期的な社員教育とか異業種交流などの研修を行い、教育はあるべきである。
【市政への参画】
1 多様な市民の意見をまとめる手法
① 合意形成の方法や仕組み
② 市政の監視
③ 費用対効果を考慮
2 現行の市民参画制度の見直し
① 市民参画の時期
② 市民参画の対象
③ 公聴(広聴)のあり方
④ 委員会の形態
a 審議会等のあり方
b 審議会等の委員選定基準
3 新たな市民参画の制度
4 市民参画の集約
① 他の制度との比較
・公募委員が市民を代表するわけではない。
・どのような制度でも過渡期には、新しく変わることへの抵抗感だとか混乱だとか疑問が出てきて当然であり、
プロセスにはどうしても避けて通れられない時期。
・市民が小さな手ごたえでも感じる制度があれば、例え小さなことでもやがて大きな変革へとつながる。
・わざわざ市長に直接言わなくてもという思いもあり、もう少し身近に相談できる部署があればよい。
・意見を取り次いでもらえるような制度があったらいい。
・市長への手紙とかは、個々人の考え方であり、それも大事であるが、一つの課題を設定しそれに対する市民
の意見はどうなのかを真剣に聴く必要がある。
・市長の手紙による個々の意見では、そんなに大きく動かすことにはならないのではないか。
・制度は、ガス抜きの意味合いに近いことに終わっているのではないか。
・いつでも市民が参加できて、市の方と意見を交換しあうような場所があればどうか。
・市民参画は、ある程度関心のある人の結果が出ている可能性がある。
・解決すべく何か新しい方策が出てこないとうに結果的に余り変わらない。
・行政として、市民の意見を処理するために、その内容をどのように評価しているか。処理するにはいろんな
見方が必要である。
・市民協議会的なものをつくればどうか。
・参加した人が自分と違う意見を認識することで、新らたな意見が出るかもしれない。
・答えだけでマルかバツでなく、どうしたいかという本来の議論が必要なはずである。その中で市民がどうす
るのか、行政はどうしてくれるのかという議論になる。
【情報の共有】
1 情報共有の重要性
① 広く市民の方に発信する手法
2 情報共有の方法
① 情報提供の方法
・情報を市民に分かりやすく提供するかが基本である。
・市民の意見は、各自が持つ知識や価値観によって出てくる。その知識や価値観はどういう情報が提供された
かあるいはどのように情報共有されたかによる部分が大きい。
・情報が一方にはあり、一方にはないといったところで議論すると市民の意見がバラバラになる。
・テーマを行政から出してもらえれば市民は意見を出しやすい。
【市民参加の活性】
1 市民参画の検証
2 市民参加の促進
・最近は個人主義で若い人たちは自分のプラスになるか利になるかで動く傾向がある。
・自分の才能が他の人と分かち合える、色んな形に表れると参加するのではないか。
・いろんなメリットがあるということで参加するということでいいのではないか。
・他の同じような条件や環境であるとことが市民参加の核になる場合がある。
【協働の推進】
1 まちづくりの各主体の関係性
① 協働・連携・協力
2 市民と行政の関係
① 活動への支援方法
・市民として行政に支援を求めることの中で、無駄な支援もあるが、本当に必要な支援をしてもらうために
どういう仕組みを作ったらよいか。
・例えば、外出支援をボランティアではどうすることもできないので、行政の支援が必要となるな場合もあ
る。
・市民活動の部分で行政が支援するということを盛り込む。
・他市の事例で、ボランティアのポイント制がある。ギブアンドテイクで、自分が困ったら助けてもらえる
システムがあればわかりやすい。