別紙 第3回食料安全保障担当大臣会合 APEC 食料安全保障に関する北京宣言(骨子) 前文 アジア太平洋地域は世界の栄養不足人口の多くの割合を占めていることから、アジ ア太平洋地域にとって、食料安全保障は極めて重要。 知識を共有し、ベスト・プラクティスと生物多様性の持続可能な利用を促進し、ま たアジア太平洋地域の長期的な食料安全保障のために、開放的、包括的、互恵的、 すべての者に対して有益な関係を構築するための共通点を見出すために、協力を強 化すべきであり、これにより、世界の食料安全保障に貢献。 Ⅰ持続可能な開発、イノベーション、科学技術、実現可能な経済環境を基礎とした農 業生産性並びに食料生産及び入手可能性の向上 食料生産及び研究開発への投資を促進等、農業政策の展開を支持。 気候変動と自然災害の影響評価の促進等の重要性を認識。 農業バイオテクノロジーへの支援を継続すること等の重要性を認識。 支援政策や措置の策定によって,相互に合意した条件で、農業技術の効果的な採用、 利用、普及及び移転を、より促進する必要性を認識。 農業及び気候条件、土壌の潜在的可能性を考慮して、持続可能な土地利用と慣行農 業への共通理解を深める必要を認識。 小規模農家の声が反映されるよう、小規模農家の果たす重要な役割と農業者の協力 の強化の必要性を認識する必要があるとの見解を共有。 Ⅱフードロス削減のためのポストハーベスト・ロス管理の改善 安定的で信頼性のあるサプライチェーンの構築は、消費者に安全な食料への適時で 便利なアクセスを与えることに貢献し、地域における貿易円滑化に貢献。 国際的に認められた基準との整合を通じた食品安全管理等を強化する必要性を認識。 国際的に認められた基準と調和した生産,製造,流通を通じた食品品質を保証する ための民間部門の責任と能力の強化を支援。 全てのエコノミーは食品ロス削減に関する技術の開発と交換を促進すべき。 Ⅲ. 食料安全保障を促進するための地域協力の強化 農業生産性向上のための新技術の研究、開発及び適用を推進することを決意。 エコノミーを横断する影響を予防・制御し,侵入外来種を含む地域の動植物の疾病 管理を高めるために共に取り組むことを慫慂。 APEC が共同体の経済的・社会的・文化的な幸福を高める農村開発政策を促進し、ま た「世界農業遺産(GIAHS) 」に関する FAO の取組を支援すべきことに合意。 フードサプライチェーンの管理を向上するため、インフラ改良のための物流を担う 官民の間で、協同・調整を強化すべきであることを認識。 食料安全保障の促進における女性の重要な役割を認識。 世界食料安全保障委員会(CFS)における「農業及びフードシステムにおける責任あ る投資のための原則」に関する現在進められている協議に留意。 APEC の枠組みの下、農業・食料に関する作業部会の交流・調整を強化することを強 調。
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