構造材料研究部門 構造材料研究部門の方針、概要 当研究部門では、1)軽量構造材料などの設計技術やプロセス技術を活用した輸送機器の 軽量化に貢献する構造部材の開発、ならびに2)さまざまな利用環境に適した熱制御構造部 材の開発によって省エネルギー社会構築に貢献します。 1.輸送機器用の軽量構造部材の開発 第1の課題においては、輸送機器の軽量化などで輸送エネルギーの削減に貢献するために 、材料創成・加工・評価技術を活用した信頼性の高い軽量構造材料の開発を行うとともに、 実用化に向けた部材化技術、プロセス技術の開発を行います。 2.熱エネルギー制御を実現する部材の開発 第2の課題においては、生活環境から工場までのそれぞれの温度領域で熱エネルギーを制 御する材料を、材料の組織や相、構造を制御することによって開発するとともに、実用化に 向けた部材化技術、高信頼性化技術、プロセス技術の開発を行っています。 構造材料研究部門では、これらの技術開発をもって省エネルギー社会構築へ貢献します。 研究実施体制と主要研究テーマ 構造材料研究部門 10研究グループ、研究者62名 軽量金属設計グループ 6名 軽量金属材料の最適合金設計と組織制御による高付加価値化 粉末冶金プロセスグループ 5名 粉末冶金による成形ならびに最適構造設計 軽量部材鋳造技術グループ 5名 人や資源の持続性を確保する未来志向の都市型鋳造技術開発 無機複合プラスチックグループ 5名 無機/樹脂複合材料の成形並びに最適構造設計 光熱制御材料グループ 6名 光・熱の移動を制御する材料・構造設計と部材化 材料表界面グループ 6名 構造材料表面/界面の制御と機能構築による高付加価値化 循環材料グループ 6名 木質系素材の構造制御と形状付与技術 セラミック機構部材グループ 6名 セラミックスの造形や接合による部材化技術 セラミック組織制御グループ 6名 セラミックスの高性能化と製造技術 マルチスケール部材評価グループ 7名 構造材料の信頼性評価技術に関する研究 構造材料研究部門の特徴と主な成果 ◎金属、セラミックス、木質材などの組織設計、加工技術を駆使 ◎建築物に適用できる部材を試作し、環境調和型建材実験棟で省エネ性などを評価計測 ◎多様な熱エネルギーの制御が可能な部材を開発 国立研究開発法人産業技術総合研究所中部センター
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