[プロジェクトを構成する施策・事業の評価](施策・事業評価書) 施策名 9-⑧ 災害に強い企業づくりと被災者等の雇用対策 施策の 評価 A 期待通り の成果 B 概ね期待通り の成果 C 期待した成果を 下回っている D 期待された成果が あがっていない H24 H23 C B 【3年間の成果】 事業継続計画の必要性や普及啓発のためのセミナーを開催するとともに事業継続計画(B CP)の策定に取り組む中小企業に対し策定支援を行い,平成23~25年度の3年間で延 べ280社341名がセミナーに参加し,81社の企業がBCP※1を策定した。 なお,25 年度の評価結果については,中小企業の取引拡大に向け,ビジネスコーディネ ーターによる提案書等の作成指導や発注企業への同行訪問など,きめ細かい,継続的な支援 に努めた結果,概ね期待通りの成果をあげることができたため(H24:実績 82 件,期待値 87 件,H25:実績 83 件,期待値 82 件)評価が一段階上がった。 【今後の課題】 3年間 BCPについては,中小企業を中心に,いまだその認知度が十分でないことから,引き続 の成果, き県内企業に対してその普及啓発に努めるとともに,策定支援に取り組む必要がある。 今後の また,雇用情勢は改善しつつあるものの,有効求人倍率が全国平均を下回るなど,依然と 課題・主 して厳しさが残るため,雇用創出等基金を活用し,産業政策と一体となって雇用面から支援 な取組 を行う事業復興型雇用創出事業や震災等緊急雇用対応事業などを実施して被災失業者に対 する支援に取り組んでいく必要がある。 【今後の主な取組】 商工会・商工会議所や金融機関等とも連携し,県内の中小企業へBCP策定の普及啓発と 策定支援を行い,認知度向上とBCP策定事業者増に繋げていく。 また,事業復興型雇用創出事業や震災等緊急雇用対応事業に取り組むとともに,新たな雇 用創出基金制度の創設や既存基金の積み増し,実施期限の延長を国に対して働きかけてい く。 【担当:商工労働部】 施策を構成する事業の成果等 事業名 数値目標(目標年度) 課題,今後の方向性 担当課 期待値(H25) 目的,内容 評価結果 1~4 事業費(千円) 成果(H25) (歳出,一財) 方針 【 】 ものづくり産業マ ッチング支援事業 【再掲】 産業技術課 17,753 8,164 事業継続計画(B CP)策定支援事 業 県内中小企業の受注確保 及び販路開拓を支援する ため,ビジネスコーディ ネーターによるマッチン グや商談会を開催する。 取引成立件数 82 件(H25) 82 件 83 件 中小企業の緊急時の事業 継続・早期復旧を図るた め,BCP 普及啓発セミナー の開催及び BCP 策定支援 を行う。 BCP 認知度 70%(H27) 65.9% 日野自動車の関連企業や県内立 地企業とのマッチングを重点的 に行うとともに,マッチング後の フォローアップを重視し,成約件 数の向上を図る。 評価結果 4 方針 【現行どおり】 開催数の増加や開催地の追加を 図るなど中小企業がセミナーを 受講しやすい環境を整えて,中小 企業に対する BCP の普及啓発を 強化する必要がある。 57.6%(H21) 中小企業課 11,508 0 評価結果 方針 3 【現行どおり】 いばらき就職支援 センター事業 【再掲】 労働政策課 140,702 140,702 緊急雇用対策訓練 事業 【再掲】 職業能力開発課 326,921 △29 就職相談からキャリアカ ウンセリング※1,職業紹 介まで就職活動に必要な サービスの一元的な提供 など総合的に支援する。 民間教育訓練機関を活用 し離職者等を対象に職業 訓練を行い,就職に必要 な技能を習得し早期の就 労を支援する。 紹介率 8% (H25) 8% 紹介率:8.2% 離職者等就職訓練修 了後の就職率 70%(H27) 70% 利用者に対し,就職相談,キャリ アカウンセリング,求人開拓をよ りきめ細かく実施する。 評価結果 4 方針 【現行どおり】 県内の雇用情勢は厳しい状況に あるため,今後も県で事業を実施 する必要がある。 67.5%(H24) 評価結果 方針 1 【現行どおり】 *「評価結果」は,評価対象年度に期待される事業の成果(期待値)に対する達成度を以下の通り分類 する。 4 期待通りの成果(100%以上) 3 概ね期待通りの成果(80~99%) 2 期待した成果を下回っている(50~79%) 1 期待された成果があがっていない(50%未満) *「方針」は平成26年度以降の事業の実施について以下から選定する。 【拡充,縮小,見直し,現行どおり,休止・廃止,統合,完了】 【用語解説】 ※1 BCP(事業継続計画) Business Continuity Plan の略。企業等が自然災害や事故などの緊急事態に遭遇した場合に おいて,中核となる事業を継続あるいは早期復旧できるよう,平常時に行うべき活動や緊急時にお ける事業継続のための方法,手段などを取り決めておく計画。 ※2 キャリアカウンセリング 相談者の家庭環境や教育,職業能力,適性,経験などを面談を通じて把握し,さらに生き方や人 生価値,将来ビジョンなどを視野に入れ,個人にとって望ましい職業選択や能力開発,キャリア設 計を支援すること
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