基本方針Ⅳ 男女共同参画推進体制づくり

基本方針Ⅳ 男女共同参画推進体制づくり
基本方針Ⅳ
男女共同参画推進体制づくり
【現状と課題】
本市における庁内の男女共同参画社会づくりの推進体制としては、水俣市男女共同参画社会推
進本部(部長級で構成)、水俣市男女共同参画社会推進本部幹事会(課長級で構成)、水俣市男女
共同参画社会推進本部検討部会(職員で構成)を組織し、施策の推進、進捗管理を行っており、
また、職員に対する研修を定期的に実施しています。
本市における男女共同参画社会の実現には、庁内全ての部署において、男女共同参画の視点を
取り入れた施策を実行していくことが必要です。そのためには、さらに職員一人ひとりに男女共
同参画の視点の浸透を図り、意識を高めていく事が重要です。
市民・事業者との協働・連携については、男女共同参画社会の形成に関する重要事項を審議調
査するため、有識者や市民で構成する水俣市男女共同参画審議会、男女共同参画社会の実現に向
けた活動を推進するため、市民や事業者で構成する水俣市男女共同参画推進会議を設置していま
すが、近年はその活動が減少しており、協働のあり方、組織の見直しを行い、男女共同参画社会
の実現に向けた取組みを活性化させる必要があります。
また、市民意識調査で男女共同参画に関する用語の認知状況を尋ねた質問(図表Ⅳ-1)では、
「セクハラ」については 84.8%と多くの方が認知しているのに対し、
「水俣男女共同参画まちづ
くり条例」19.2%、
「水俣市男女共同参画推進計画」22.4%と、本市の男女共同参画社会の実現
に向けた取組みについては低い数値になっています。
今後は、男女共同参画社会を実現するために、市民、事業者との協働を推進し、各々が責務を
果たし、着実に推進していくことが必要であるとともに、男女共同参画の必要性と、本市の男女
共同参画社会づくりへの取組みについて広く市民や事業者に周知していく必要があります。
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基本方針Ⅳ
男女共同参画推進体制づくり
【図表Ⅳ-1
男女共同参画用語の認知状況】
(平成 26 年 5 月
水俣市男女共同参画まちづくりに関する市民意識調査より)
【参考:市役所女性職員の役職登用状況】
職員数
課長級以上
補佐級
係長
計
288 人
31 人
45 人
29 人
105 人
うち女性職員
96 人
3人
7人
1人
11 人
女性の割合
33.3%
9.7%
7.0%
3.4%
10.5%
総
数
※ 病院事業除く
(平成 26 年 10 月 企画課政策推進室調べ)
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基本方針Ⅳ 男女共同参画推進体制づくり
【施策の方向1】
市の推進体制の充実
男女共同参画計画の推進については、全庁的かつ横断的に取り組むことが必要です。
そのために、庁内における男女共同参画推進体制を強化するとともに、職員一人ひとりが男
女共同参画について正しく理解し、その視点を積極的に施策等に取り入れるよう研修等を実施
します。
【施策の内容】
(1)男女共同参画の実現を目指した市の推進体制の充実
具体的施策
取組内容
①庁内連携の強化
担当課
(1)水俣市男女共同参画推進本部、幹事会、検
討部会の運営
企画課
総務課
(2)市職員に対する研修の実施
②施策の進捗管理
(1)第 3 次水俣市男女共同参画計画における各
企画課
施策等の進捗管理
(2)市民への施策実施状況等の公表
(2)男女共同参画の実現を目指した連携
具体的施策
取組内容
①関係各課との連携
担当課
(1)各課の施策に対する男女共同参画社会形成
の視点の取り込みを推進
企画課
関係課
<成果の指標>
項
目
現況(平成 25 年度)
目標(平成 31 年度)
1 回/年
1 回以上/年
---
1 回/年
市職員に対する研修会の実施
施策実施状況等の公表
水俣市男女共同参画まちづくり条例の周
知率(市民意識調査)
19.2%
(平成 26 年度市民意識調査)
30.0%
【市民・地域社会・事業者が取り組むこと】
○
市民は、行政等からの情報を積極的に収集し、男女共同参画に取り組みましょう。
○
事業所は、行政等からの情報を積極的に収集し、啓発に努めましょう。
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男女共同参画推進体制づくり
【施策の方向2】
市民、事業者との協働推進
男女共同参画社会の実現を目指し、市民・事業所との連携を強化し、情報の共有・協働(パ
ートナーシップ)により推進します。
【施策の内容】
(1)市民・事業者との協働による男女共同参画の推進
具体的施策
取組内容
①市民との協働
担当課
(1)水俣市男女共同参画審議会の運営
企画課
(2)男女共同参画にかかるパートナーシップの
構築(水俣市男女共同参画推進会議の見直
し)
、運営
②事業者との連携
(1)水俣市男女共同参画審議会の運営
企画課
[再掲:Ⅳ-2-(1)-①]
(2) 男女共同参画にかかるパートナーシップ
の構築(水俣市男女共同参画推進会議の見直
し)
、運営
[再掲:Ⅳ-2-(1)-①]
<成果の指標>
項
目
現況(平成 25 年度)
目標(平成 31 年度)
---
見直し、運営
水俣市男女共同参画推進会議の見直し、運
営
【市民・地域社会・事業者が取り組むこと】
○
市民は、市の男女共同参画に関する事業等に積極的に参加しましょう。
○
事業所は、市の男女共同参画に関する事業等に積極的に協力しましょう。
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【水俣市男女共同参画計画策定及び推進体制】
計画策定の指示
答申・意見
市長
計画素案の起案・決裁
市 民
家 庭
地 域
諮問
水俣市男女共同参画
審議会
庁内組織
事業所(企業)
水俣市男女共同参画社会推進本部
協働・参画
本部長:副市長
・学識経験者
副本部長:教育長、総務企画部長
・その他市長が適当と認
めるもの
本部員:福祉環境部長、産業建設部長、総合医療センター
学 校 等
(委員)
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事務部長、水道局長、議会事務局長
原案策定の指示
原案の提出報告
計画の推進
水俣市男女共同参画推進会議
進捗状況報告
水俣市男女共同参画社会推進本部幹事会
幹事長:企画課長
審議資料等の作成指示
計画の進捗管理、評価
副幹事長:総務課長、生涯学習課長
幹事:関係各課長
調査などの指示
水俣市男女共同参画まちづくり
市民意識調査、事業所調査(平成26年5月)
計画の推進
調査の実施
計画への
意見反映
審議資料等の提出
進捗状況報告
進捗状況等の報告
水俣市男女共同参画社会推進本部検討部会
関係各課
計画(素案)に関するパブリック・コメントの実施
(平成27年1~2月)
調査検討結果の報告
事務局
総務企画部企画課
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