2015 年度 株式会社資生堂 入社式 メッセージ(要旨) 代表取締役社長

参考資料
2015 年度 株式会社資生堂 入社式 メッセージ(要旨)
代表取締役社長 魚谷雅彦
資生堂は、2015 年 4 月 1 日(水)、11 時から資生堂銀座ビル(東京・中央区)にて入社式を執り行い、総合
職全国コース 62 名が入社しました。魚谷社長のメッセージ(要旨)は以下の通りです。
皆さんへのメッセージ
1.2015 年は資生堂にとって、重要な年
当社は昨年、中長期戦略「VISION 2020」を発表した。2015 年度は当社にとって変革の起点となる重要
な年。その年に入社いただいたことは大変意義深い。
当社は 140 年を超える歴史を持つ会社。だからこそ、100 年先を考える必要がある。100 年先はもっと強
く、世界の一流の会社に数えられる存在でありたい。2015 年から 2020 年にかけてはそのための第 1 ステ
ップ。これからの 6 年間、何を行うかが、50 年先、100 年先につながってくる。今日から皆さんとともに、未
来の資生堂をつくる旅がはじまった。「未来は、今日つくられる!」
2.「美しい生活文化を創造する」
私たちのミッションは、「美しい生活文化を創造する」ということ。私たちの仕事は、人を幸せにする仕事
であると言っていい。それは化粧品に限定されるものではない。
2020 年に私たちが目指す会社の姿は、「エネルギーが充満した会社」「世界中で話題になる会社」「若者
があこがれてやまない会社」「若々しさみなぎる会社」「多様な文化が混じり合う会社」だ。これらを実現す
ることが、私の使命であると考えている。皆さんもぜひ若いパワーと感性で、資生堂をリードしてほしい。
合言葉は「動け、資生堂。」。
3.「日々ベストを尽くす!」「GO GLOBAL!」
私にも、皆さんと同じように新入社員の時代があった。これから思い悩んだり、壁にぶつかったり、挫折
を経験することがあると思う。私の経験からすると、ひとりで抱え込まず、いろいろな経験を持った人生の
先輩に相談してほしい、そして、何か一つに集中し、頑張ってみて欲しい。そこから突破口がみえてくる。
皆さんに問いたい。「あなたの“こころざし”は何ですか」。
そして、皆さんに二つの言葉を贈りたい。一つは「日々ベストを尽くす!」。阪急電鉄の創業者 小林一
三氏に「志は高く、手近なものを片付ける」という言葉がある。「志を高く持ちながら、日々のことをしっかり
やり遂げることが、その志に到達するもっとも近道である」という意味である。これから日々の業務にしっ
かり取り組んでほしい。
更に、皆さんの志は高く広いものであってほしい。そこで贈りたいのが、「GO GLOBAL!」。皆さんが
私たちの年齢になるころには、アフリカ、インド、東南アジア等の人口が増え、アグレッシブな人たちが今
以上に存在することになる。そうした国や企業、個人と協働したり、また競い合うことになる。多様な文化
や人たちと一緒に仕事をするのが当たり前の時代になっている。グローバル化を恐れてはいけない。