JSTO「訪日旅行者トップ 10 ヶ国 100 人共同調査」Q&A

◆JSTO「訪日旅行者トップ 10 ヶ国 100 人共同調査」Q&A
2015 年 3 月現在
(調査全般について)
Q: サンプル(=標本)とはなんですか?
A: 対象のすべてを調べるのではなく、一部だけを取り出して調査を行う時の、その取り出された調査
対象をサンプル(=標本)といいます。
Q: 調査は定量ですか?定性ですか?
A: インターネット調査はすべて「定量調査」になります。
Q: 設問数は増やせますか?
A: 基本パッケージは設問数を決めていますが、個々のお客様のニーズに応じて 5 問単位で追加が可能
です。ご相談ください。
Q:翻訳までやってもらえるのでしょうか?
A: いずれのプランも、設問の翻訳(各言語)費用は含みます。自由回答(「その他」での回答も含む)
の翻訳費に関しては追加費用がかかります。別途ご相談ください。
(パネルについて)
Q: パネル(調査回答者)は世界各国でどのように集めたのですか?
A: 各国のローカルパートナー(調査会社、メディア、ウェブサイトオーナー等)がリクルートしたパ
ネルをプラットフォーム化しています。リクルート方法は、オンラインを中心に、調査会社がオフライ
ン調査で収集したパネルや、現地のメディア会員からのリクルートなど、各国ごとにさまざまな方法を
組み合わせることで、パネルのバイヤスを軽減しております。
Q:パネルの回答者は報酬目的の一部の人で、一般的なデータは取れないのではないですか?不適切な回
答は入っていませんか?
A: 報酬目的の回答を回避するために、一定期間に調査に参加できる回数を限定しております。また、
不正回答(すべて同じ回答や自由回答不正)等は結果から排除しており、不正回答を行った人にフラグ
を立てて、三回フラグがたつとブラックリストに入り、調査に参加できなくなります。
(調査設計について)
Q: マーケティング・リサーチはどうやって活用すれば良いのでしょうか?
A: 国によってニーズが大きく異なるインバウンド対応において、効果の高いマーケティング戦略を実
行するため、プランニング段階の事前調査や、定期的な効果測定のために海外調査を取り入れることを
お勧めしています。
「自社のサービスはどの国にニーズがあるか?」
「各国の○○に関する実態を知りた
い」といった、複数国の傾向を比較したい場合に最適です。
*内容が複雑、かつ高度な分析(多変量解析等)をご希望の場合は、本サービスでは対応していません。
必要に応じて、適した専門の調査会社と組んでご支援させていただきます。
*ローデータ、およびご希望に応じて SPSS 等のデータ形式での納品が可能ですので、お客様ご自身でデ
ータを分析、活用いただくことができます。
Q: サンプルサイズはどうやって考えれば良いですか?
A: 一般的に、
・課題を特定する調査(市場シェア、市場特性、事業トレンドなど)
: 最低 500、通常 1,000~2,500
・課題を解決する調査(製品・サービス、価格決定、広告テストなど):最低 200、通常 300~500
と言われています。
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インバウンド対策で必要な「訪日トップ 10 ヶ国における特徴・傾向を掴むための調査」として、
「訪日
ゲストリサーチ」は「観光で訪日旅行経験あり」という共通属性を持つ各国 100 名から設定しています。
個別の調査では、各国 200 サンプル~ご希望の数まで対応可能です。
(条件次第で出現率による制限は
あり)
*参考:標本誤差について(パーセント、平均値について)
ある母集団からサンプリングした対象者に対して調査を行う場合(標本調査)、調査結果の比率から母
集団全体の傾向を推測するには、統計上の誤差が生じ(標本誤差)、これを考慮する必要があります。
誤差は標本数が多くなるに従って少なくなりますが、調査期間・費用との関連であまり多くの標本が確
保できないため、統計上の誤差の許容範囲内で適正な標本数で調査を実施します。
90% or 10%
80% or 20%
70% or 30%
60% or 40%
回答の比率(P)
n=5,000
0.9%
1.1%
1.3%
1.4%
n=3,000
1.1%
1.5%
1.7%
1.8%
n=2,000
1.3%
1.8%
2.1%
2.2%
n=1,000
1.9%
2.5%
2.9%
3.1%
n=500
2.7%
3.6%
4.1%
4.4%
n=300
3.5%
4.6%
5.3%
5.7%
n=200
4.2%
5.7%
6.5%
6.9%
n=100
6.0%
8.0%
9.2%
9.8%
n=50
8.5%
11.3%
13.0%
13.9%
* n=サンプル数(比率算出の基数)
、P=回答の比率
*年齢、年収、地域等のクロス集計を検討する場合、1 グループで最低 50 サンプルは必要
50%
1.4%
1.8%
2.2%
3.2%
4.5%
5.8%
7.1%
10.0%
14.1%
Q: 例えば調査をどのように活かせば良いのでしょうか。
A: インバウンド施策への活用事例の一例です。
【調査活用事例 1:
「プロモーションしたいが、どの国から対応すれば良いかわからない」場合】
Step0: 既存の二次データ(観光庁、JNTO、行政、調査期間等の発表済みデータ)や、自社の実績をベ
ースに、今後のマーケティング課題を設定し、「調査で何を明らかにしたいか」考える
↓
Step1: 「JSTO 共同 10 ヶ国 1,000 人調査」
各国同条件の 100 名で比較し、複数国の「傾向・特徴を掴む」
↓
Step2: 調査結果から、
「自社の強みを活かせそうな(効果の高い)
」対象国を 3 ヶ国に絞る
↓
Step3:
各国 200 名で、課題を深掘りした調査を行う(*効果測定になる指標を入れておくと良い)
↓
Step4: 対象国でプロモーション施策の実行(PR、イベント、広告等、何らかのプロモーション)
↓
Step5: 効果測定のため、Step3 と同条件で調査を行う
↓
Step0-3 に戻り、繰り返す
【調査活用事例 2:
「訪日経験は問わないが、現地の実態やニーズを広く知りたい」場合】
Step0: 既存の二次データ(観光庁、JNTO、行政、調査期間等の発表済みデータ)や、自社の実績をベ
ースに、マーケティングの課題を設定し、
「調査で何を明らかにしたいか」考える
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↓
Step1:
各国 500 名(または 1,000 名)で、特定の課題を調べる(*効果測定になる指標を入れておくと良い)
↓
Step2: 対象国でプロモーション施策の実行(PR、イベント、広告等、何らかのプロモーション)
↓
Step3: 効果測定のため、Step1 と同条件で調査を行う
↓
Step0-3 に戻り、繰り返す
Q:簡単な二択質問でもいいのでしょうか?
A: はい、もちろん大丈夫です。海外向けに展開したいウェブサイトのトップページ画像、キャッチコ
ピー等、A/B のどちらが良いかなど、簡単なアンケートをお手軽に実行いただくことができます。
(
「訪日ゲストリサーチ」について)
Q: 「訪日ゲストリサーチ」ってなんですか?
A: 訪日外客数トップ 10 ヶ国において、過去に日本を観光で訪問(1-6 位:1 年以内、7-10 位:3 年以内)
したことがある人のみを対象とした、インターネットを利用して行うアンケート調査です。一度でも日
本を訪問していると、来日時の動向、満足度だけでなく、今後の意向に対してもより深い回答を持って
いるといえます。
Q: 設定人数は最終的に回答をもらえる人数ですか?
A: はい、
「訪日経験」を足きり用の質問(属性調査)としますので、設定人数は最終的にすべての回答
を得る最終的な人数となります。
(各国の出現率を考慮した上で、基本料金を設定しています)
Q: 10 ヶ国 1,000 人調査はどう設定人数は最終的に回答をもらえる人数ですか?
A: はい、
「訪日経験」を足きり用の質問(属性調査)としますので、設定人数は最終的にすべての回答
を得る最終的な人数となります。
(各国の出現率を考慮した上で、基本料金を設定しています)
Q:共通質問 5 問ってなんですか?
A: JSTO が選定し定点観測用に行う共通質問項目になります。JSF の認知度・参加の有無・満足度や商
業施設別のブランド力調査、SNS の活用実態、日本に関する情報の入手経路調査(メディア調査)
、日本
で購入したい・体験したいモノ・サービス等、共同調査に参加いただく方の属性を踏まえ検討いたしま
す。
(納品データ・期日・支払いについて)
Q: 納品データはどのような形態ですか?
A: 国別単純集計表、設問毎に複数の国を統合したクロス集計表、およびご希望の場合ローデータや
SPSS 形式での納品も可能です。
Q: レポートは可能ですか?
A: 国別単純集計、および設問毎に複数国を統合したクロス集計表を元に、簡易レポートをお付けして
います。
以上
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