訂 正 請 求 書 ( 様 式 61 の 4) の 作 成 要 領 特 許 法 第 113 条 第 1 項 の 特 許 異 議 の 申 立 て に お い て は 、 特 許 の 取 消 しの理由(決定の予告を含む)が通知される際に指定された期間内に 限 り 、 訂 正 請 求 す る こ と が で き ま す ( 特 §120 の 5② )。 なお、特許異議の申立てにおける訂正請求書の「3 請求項の数」 ないし「8 添付書類の目録」の欄については、無効審判における訂 正 請 求 書 ( 特 施 規 §54、 様 式 63 の 2) の 作 成 要 領 と 同 様 で す 。 (1) 様 式 → 「 特 許 異 議 申 立 書 ( 様 式 61 の 2) の 作 成 要 領 」 の 「 (1)様 式 」 と 同 じです。同記載を参照してください。 (2) 手 数 料 に つ い て ① 訂 正 請 求 手 数 料 は 、 1 件 に つ き 49,500 円 に 1 請 求 項 に つ き 5,500 円 を 加 え た 額 で あ り ( 特 §195② 、 特 許 法 等 関 係 手 数 料 令 §1② )、 請 求項の数に応じた手数料となります。 なお、料金は、訂正に係る請求項数分ではなく、特許登録原簿に記 載されている請求項数分が必要となりますので、ご注意ください(例 えば、請求項の数を5から3に減縮する訂正、又は、5項のうち1項 のみを訂正するといった一部の請求項のみの訂正であっても、訂正前 の 5 項 分 の 手 数 料 が 必 要 と な り ま す 。)。 ※手数料等は、改訂される場合がありますので、注意してください。 ② 手数料の納付は特許印紙を用い、相当額の特許印紙を貼付します。 特許印紙を貼るときには、特許異議申立書の左上部余白の下に括弧 して、特許異議の申立てに係る貼付印紙額を記載してください(特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 4→ 様 式 3 備 考 4)。 ※特許印紙は割印をしてはいけません。 ③ 特 許 法 第 195 条 第 8 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 、 現 金 に よ り 手 数 料 を納付した場合であって、納付書によるときは、歳入徴収官事務規 程 別 紙 第 4 号 12 書 式 の 納 付 済 証 ( 特 許 庁 提 出 用 ) を 別 の 用 紙 に 貼 付 し、訂正請求書に添付して提出してください。納付情報によるとき は 、「 8 添 付 書 類 の 目 録 」 の 欄 の 次 に 「 9 納 付 番 号 」 の 欄 を 設 け 、 納 付 番 号 を 記 載 し て く だ さ い ( 特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 4→ 様 式 3 備 考 4)。 ④ 過誤納の手数料は、納付した者が納付した日から1年以内に請求 することにより返還されます。 ⑤ 特 許 法 施 行 規 則 第 27 条 第 3 項 の 規 定 に よ り 国 と 国 以 外 の 者 の 共 有 に係る特許権であって、国以外の者の持分の割合に乗じて得た額を -1- 納 付 す る と き は 、「 7 請 求 の 理 由 」 の 欄 の 次 に 「 8 国 以 外 の 全 て の 者 の 持 分 の 割 合 」 の 欄 を 設 け て 、「 ○ / ○ 」 の よ う に 記 載 し て く だ さ い ( 特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 3)。 (3) 提 出 日 の 欄 に つ い て → 「 特 許 異 議 申 立 書 ( 様 式 61 の 2) の 作 成 要 領 」 の 「 (3)提 出 日 の 欄 について」と同じです。同記載を参照してください。 (4) 異 議 番 号 の 欄 に つ い て 「 異 議 番 号 」 の 欄 に は 、「 異 議 ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ ○ ○ 」 の よ う に 特 許 異 議 の 番 号 を 記 載 し ま す ( 特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 4→ 様 式 61 の 3 備 考 1)。 (5) 特 許 番 号 の 欄 に つ い て 「 特 許 番 号 」 の 欄 に は 、「 特 許 第 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 号 」 の よ う に 特 許 番 号を記載します。 (6) 請 求 項 の 数 の 欄 に つ い て 「請求項の数」の欄には、特許異議の申立ての対象となる特許権の 全ての請求項数を記載します。請求項の数を削除する訂正請求を行う ときであっても、削除前の特許登録原簿に記載されている請求項数分 を記載します。 (7) 請 求 人 の 欄 に つ い て ① 訂正の請求をしようとする特許権に、専用実施権者、質権者、職 務発明に基づく通常実施権者、許諾による通常実施権者があるとき には、これらの者の承諾を得なければ、特許権者は、訂正の請求を す る こ と が で き ま せ ん ( 特 §120 の 5⑨ → 特 §127)( → 承 諾 書 の 文 例 は 「 (13)承 諾 書 に つ い て 」 を 参 照 。)。 また、特許権の共有者が、その共有に係る権利について訂正を行う ときは、共有者の全員を請求人として記載します。 ② 「国籍」の欄について 請 求 人 が 外 国 人 の 場 合 は 、「 国 籍 」 の 欄 を 設 け 、「 国 籍 」 を 記 載 し て く だ さ い 。 た だ し 、 そ の 国 籍 が 「 住 所 ( 居 所 )」 の 欄 に 記 載 し た 国 と 同 一 で あ る と き は 、「 国 籍 」 の 欄 を 設 け る 必 要 は あ り ま せ ん ( 特 施 規 様 式 56 備 考 8)。 ③ → そ の 他 は 、「 意 見 書 ( 特 施 規 様 式 61 の 3) の 作 成 要 領 」 の 「 (4) 特許権者(参加人)の欄について」と同じです。同記載を参照して ください。 -2- (8) 代 理 人 の 欄 に つ い て → 「 特 許 異 議 申 立 書 ( 特 施 規 様 式 61 の 2) の 作 成 要 領 」 の 「 (6)代 理 人の欄について」と同じです。同記載を参照してください。 (9) 印 鑑 の 押 印 に つ い て → 「 特 許 異 議 申 立 書 ( 特 施 規 様 式 61 の 2) の 作 成 要 領 」 の 「 (7)印 鑑 の押印について」と同じです。同記載を参照してください。 (10) 請 求 の 趣 旨 の 欄 に つ い て ① こ の 「 請 求 の 趣 旨 」 の 欄 は 、 そ の 請 求 の 単 位 (「 請 求 項 ご と 」、「 一 群 の 請 求 項 ご と 」 又 は 「 特 許 全 体 に 対 す る 請 求 」) が 明 確 に な る よ う に 記 載 し ま す ( 特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 1)。 ( → 参 考 審 判 便 覧 67-05.2) ② → 具 体 的 な 記 載 方 法 に つ い て は 、「 3 - 3 .「 請 求 の 趣 旨 」 の 記 載 」、 「 3 - 5 .「 請 求 の 趣 旨 」 及 び 「 請 求 の 理 由 」 の 記 載 例 1 」 及 び 「 3 - 6 .「 請 求 の 趣 旨 」 及 び 「 請 求 の 理 由 」 の 記 載 例 2 」 を 参 照 し て く ださい。 (11) 請 求 の 理 由 の 欄 に つ い て ① 「 請 求 の 理 由 」 の 欄 は 、「 (1)設 定 登 録 の 経 緯 」、「 (2)訂 正 の 理 由 」、 「 (3)訂 正 事 項 」、「 (4)訂 正 の 原 因 」 の よ う に 項 分 け し て 記 載 し て く だ さ い ( 特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 2)。 ② 訂 正 を 請 求 項 又 は 一 群 の 請 求 項 ご と に 請 求 す る 場 合 、「 (3)訂 正 事 項 」 及 び 「 (4)訂 正 の 原 因 」 の 欄 は 、 当 該 請 求 項 又 は 一 群 の 請 求 項 ご とにさらに項分けし、それぞれ請求の理由を記載してください(特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 2)。 ③ → 具 体 的 な 記 載 方 法 に つ い て は 、「 訂 正 請 求 書 の 「 請 求 の 趣 旨 」 の 記 載 要 領 」 の 「 2 .「 請 求 の 理 由 」 の 記 載 」、「 3 .「 請 求 の 趣 旨 」 及 び 「 請 求 の 理 由 」 の 記 載 例 1 」 及 び 「 4 .「 請 求 の 趣 旨 」 及 び 「 請 求 の理由」の記載例2」を参照してください。 (12) 添 付 書 類 の 目 録 の 欄 に つ い て ① 訂正した明細書、特許請求の範囲又は図面を請求書に添付します。 また、特許異議申立人に送付するために必要な数(複数の申立てが 併合されるので、特許異議申立人が複数なら複数人分)の副本、参加 人に送付するために必要な数(参加人の数)の副本及び審理用の副本 1 通 を 提 出 す る 必 要 が あ り ま す ( 正 本 1 通 及 び 副 本 ○ 通 )( な お 、 必 要 な 副 本 の 数 は 、 取 消 理 由 通 知 に 記 載 さ れ て い ま す 。)。 例 え ば 、「 訂 正 特 許 請 求 の 範 囲 正 本 1 通 及 び 副 本 2 通 」、「 訂 正 明 細 書 正 本 1 通 及 び 副 本 2 通 」、「 訂 正 図 面 正 本 1 通 及 び 副 本 2 通 」、「 訂 正 請 求 書 -3- 副 本 2 通 」、「 承 諾 書 1 通 」 の よ う に 記 載 し て く だ さ い 。 ② 特 許 法 施 行 規 則 第 10 条 の 規 定 に よ り 証 明 書 の 提 出 を 省 略 す る と き は 、「 添 付 書 類 の 目 録 」 の 欄 に 当 該 証 明 書 の 書 類 名 を 記 載 し 、 そ の 次 に「援用の表示」の欄を設けて、援用される当該証明書が提出され た手続に係る事件の表示(権利に係るものにあっては、権利番号、 書 類 名 及 び そ の 提 出 日 ) を 記 載 し て く だ さ い ( 特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 4→ 様 式 5 備 考 3)。 ③ 特許法施行規則第 9 条の 3 第 1 項の規定により包括委任状を援用 す る と き は 、「 添 付 書 類 の 目 録 」 の 欄 に 「 包 括 委 任 状 番 号 」 の 欄 を 設 けて、包括委任状の番号を記載してください。また、2以上の包括 委 任 状 を 援 用 す る と き は 、「 包 括 委 任 状 番 号 」 の 欄 を 繰 り 返 し 設 け て 記 載 し て く だ さ い ( 特 施 規 様 式 61 の 4 備 考 4→ 様 式 10 備 考 6)。 (13) 承 諾 書 に つ い て 訂正の請求をしようとする特許権に、専用実施権者、質権者、職務 発明に基づく通常実施権者、許諾による通常実施権者があるときには、 これらの者の承諾を得なければ、特許権者は、訂正の請求をすること が で き ま せ ん ( 特 §120 の 5⑨ → 特 §127)。 承諾書は次の文例により作成し、訂正請求書に添付してください(→ 「 (7) 請 求 人 の 欄 に つ い て 」 ① を 参 照 )。 (記載例) 承 諾 書 平成○○年○○月○○日 特許権者 住所(居所) 氏名(名称) 東京都千代田区霞が関○丁目○番○号 特許株式会社 殿 専用実施権者(質権者、通常実施権者) 住所(居所) 東京都千代田区霞が関○丁目○番○号 印 氏名(名称) 特許 一郎 ○ 特許第○○○○○○○号の明細書、特許請求の範囲(及び図面)を、 請求書に添付した訂正明細書、特許請求の範囲(及び、図面)のとお り訂正することについて、請求することを承諾いたします。 -4-
© Copyright 2024 ExpyDoc