食品衛生監視指導計画とは?;pdf

食品衛生監視指導計画とは?
市 民
行 政
横須賀市では、市民の皆様から寄せられたご意
見を反映し「平成 27 年度横須賀市食品衛生監視
指導計画」を策定しました。平成 27 年度は、こ
の計画に基づき、市民(消費者)、食品等事業者、
行政がそれぞれの役割を果たし、食品等の検査や
食品等事業者に対する監視指導等を効率的かつ
効果的に実施します。また、この計画を推進する
ことで、市内で製造、加工、流通、販売される食
品等の安全性の確保と食中毒等の飲食に起因す
る衛生上の危害の発生防止を図ります。
事業者
以下の主な概要に従って、立入検査・食品検査等を行います。
【重点監視指導項目】
法で定められている事項等について確認を行い、法令順守の徹底を
図るとともに、次の事項についても指導します。
◆ 食品群、食品供給工程(フードチェーン)ごとの監視指導項目
「食品群」、「食品供給工程(フードチェーン)」ごとに監視指導項目を定め、生産から販
売までの各段階において監視指導を実施し、食品衛生上の危害の発生防止を図ります。
また、原材料の安全性の確保、製造工程における温度等の衛生管理、アレルギー物質を
含む食品に関する表示等についても、監視指導を強化します。
◆ ノロウイルスによる食中毒予防対策
ノロウイルスを蓄積しやすい二枚貝の衛生的な取扱いについて指導の強
化を図るとともに、ノロウイルスは人からの二次感染により被害が拡大する
ため、調理従事者の健康管理、手洗いの励行等の徹底を指導します。
◆
食肉等による食中毒予防対策
食肉等を原因とするカンピロバクターや腸管出血性大腸菌О157 等
による食中毒を防止するため、加熱調理用の食肉等を生食用として提
供しないこと、食肉等は中心部まで十分に加熱すること及び調理器具
の使い分け等の二次汚染防止対策等の徹底を指導します。
なお、生食用食肉の規格基準に適合する生食用食肉であっても、子
どもや高齢者等の抵抗力の弱い方へ提供しないよう指導します。
◆ 非加熱摂取食品による食中毒予防対策
加熱しないで食べる食品については、必要に応じて殺菌等の処理、衛生的な取扱い及び
汚染防止等の徹底を指導します。
◆
魚介類による食中毒予防対策
魚介類の生食を原因とするアニサキス等の寄生虫による食中毒を防
止するため、冷凍処理、加熱処理及び寄生虫の除去等、必要な処理の徹
底を指導します。
【立入検査】
食品営業施設の立入検査では、施設基準の適合状況及び管理運営基準の遵守状況を確認
し、必要に応じて指導等を行います。
◆ 立入検査の回数(監視指導回数)
立入検査の回数は、過去の食中毒や違反・苦情の発生頻度、製造・販売される食品等の
流通の広域性及び営業施設の特殊性等を考慮して定めています。重要度からA、B、C、
D、Eの5ランクに区分し、これに基づき実施します。
ランク
監視回数
施設数
業種の種別等
A
4回
6
B
3回
14
C
2回
114
食肉処理業、めん類製造業等
D
1回
800
飲食店営業(給食、仕出し屋)、菓子製造
業等
E
実情に応じて実施
6,588
飲食店営業(給食、仕出し屋以外のもの)、
喫茶店営業、乳類販売業等
乳処理業等
乳製品製造業、食肉製品製造業等
(施設数は平成 26 年9月末現在)
◆ 集団給食施設等調査
集団給食施設(学校、保育所、社会福祉施設等)や仕出し屋等に対して、
調理器具の洗浄・消毒の徹底及び調理環境における二次汚染の防止等につ
いて重点的に監視指導を行い、大規模な食中毒の発生防止を図ります。
◆ 生食用食肉を取り扱う施設調査
生食用食肉を取り扱っている施設に対し、規格基準及び表示基準が遵守
されるよう、監視指導を徹底します。
◆
夏期及び年末一斉調査
食中毒が多発する夏期及び食品流通量が増加する年末においては、厚生
労働省及び消費者庁が示す方針に基づき食品の点検を行うとともに、市内
の広域流通食品製造施設やスーパー等の流通拠点について重点的に監視指
導を実施し、不良食品等の排除に努めます。
【食品等の試験検査】
市内で生産、製造、加工等されている食品等は当該施設において、それ
以外の広域流通食品等は大規模販売店等から抜き取り(収去等)、横須賀市
健康安全科学センターで検査を行います。
検査名
農産物検査
魚介類検査
牛乳等検査
畜水産物検査
上記以外の
食品検査
検査項目
検査予定
検体数
検査物
残留農薬
21
市内産農産物
残留農薬
12
輸入果実
PCB、総水銀
26
東京湾、相模湾の魚介類
PCB、総水銀、
重金属
1
東京湾のアサリ
ノロウイルス等
1
小売出荷前の殻つきカキ
微生物、成分規格
69
牛乳、加工乳、ヨーグルト等
動物用医薬品
14
鶏卵、食肉、養殖エビ
微生物、食品添加物等
586
鮮魚介類、弁当、そうざい、
めん類等
検体数合計
730検体
【食品衛生についての情報提供・意見交換・普及啓発】
◆ 食品衛生講習会の開催
食品衛生知識の普及、習得及び食中毒予防のための衛生
管理を徹底するため食品衛生講習会を開催します。
◆ 食のセミナーの開催
市民を対象として、食品の安全に関する知識の普及・啓
発を図るとともに、食に関する意見交換を行うため、食の
セミナーを開催します。
◆
食品衛生キャンペーン
食中毒が多発する夏期に横須賀食品衛生協会が主催する食品衛生キャンペーンに協力し、
市民の皆様や食品等事業者に広く食中毒予防や食の安全・安心等に関心を持っていただけ
るよう努めます。
【関係機関との連携】
食品衛生の向上、食品等の安全性を確保するため、庁内、他自治体の食品衛生担当部
局、厚生労働省及び消費者庁等と情報の共有及び連携強化を図ります。
【他自治体との連携】
・全国食品衛生関係主管課長会議
・関東甲信越静ブロック
食品衛生主管課長会議
・首都圏食品衛生担当課長
食中毒防止連絡会
【庁内における連携】
・消費生活センター
・高齢福祉課
・保育運営課
・農林水産課 等
横須賀市保健所
生活衛生課
【国との連携】
・厚生労働省
・農林水産省
・消費者庁
【県内における連携】
・神奈川県・横浜市・川崎市
・相模原市・藤沢市
・横浜検疫所
・東京検疫所川崎検疫所支所
お問い合わせ
横須賀市健康部保健所生活衛生課食品保健係
〒238-0046
横須賀市西逸見町 1-38-11 ウェルシティ市民プラザ3階
TEL 046-824-2191
等