平成26年度 学校評価書 静 岡 市 立 由 比 小 学 校 Ⅰ 経営の重点に関わること 1 学校教育目標:集団に適応し、独り立ちできる子 2 重点目標 すすんでかかわ りよりよくなる 子 ①めあてをもってすすんでかかわり、よりよい自分とよりよい集団づくりに努力 (1) 「個と集団」を意 する子の育成に努めている。 識した児童育成 手だて: 自己 評価 学校関係者評価委員会から A ○学年・学級経営で重点目標を意識して指導をする。 ○めあてを共有し、互いに高め合う人間関係づくりに努める。 ○子ども一人一人の個性や発想を生かす。 A アンケート結果 児童:○クラスにいて楽しい。(91.5) 保護者:○お子様が物事に対して一生懸命取り組んでいる姿を感じる。(88.7) 【学校説明】担当;校長 授業はもちろんのこと、行事等も含め全ての教育活動において重点目標が意識され、「す すんでかかわり よりよくなる子」の成長の姿が見られるようになった。重点目標が達成 されたと捉えている。 ②子どもの声に耳を傾け、子どもの良さを認め励ます指導をしている。 (2) 子どもが自己肯定 手だて: 感、所属感を高め ○子どもの発言やつぶやきを共感的に聴き、思いを汲み取る。 る学校づくり ○自分の存在、活動が役に立った、共感を得たという実感をもたせる。 ・今年度の出発点である入学式から、校長自 らが絵と言葉で重点目標について発信してき た。その場にいた、入学児童、保護者、職 員、PTA役員、評議員、地域の方々等、由 比小に関わる多くの人が、今年度の重点目標 を同時に理解することができた。 ・絵を示しながらの話は視覚的に子どもに とって分かりやすく、その場にいる職員への 指導にもなっていた。 ・今までになく、繰り返し発信したことで、 重点目標を意識し続ける効果があった。繰り 返すことで、共通目標、共通理解、共通実践 につながった。 ・5本柱のあいさつに「笑顔で」をつけたい。 「笑顔は心のバロメーター」という言葉もあ る。「笑顔であいさつ」をしていきたい。 A ○「由比小の5本柱」に全校で取り組み、価値を共有して誇りに高める。<あいさつ・そうじ(黙 働)・廊下歩行・おしゃべりゼロ集会・くつ整頓> アンケート結果 児童:○学校へ行くのが楽しみ。(76.5) 保護者:○子どもが喜んで学校へ通っている。(95.3) A 【学校説明】担当;校長 ・子どもの声に耳を傾け、子どもの良さを認め励ますことが、子ども同士のよりよい人間 関係づくりにつながっている。 ・「由比小の5本柱」については、あいさつを中心に意識を高く保ち、年間を通じた取組 によって定着を図ることができた。重点目標達成への基盤である。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・重点目標については、今後も職員だけでなく児童、保護者、PTA役員、地域の方々と共に 共通目標になるよう、行事や学校便りなどで繰り返し 発信し、共通理解を促し、共通実践をめざしていく。 ・5本柱の中心と捉えている「あいさつ」をステップアップさせて、「笑顔であいさつ」を取り組んでいく。まずは、職員から積極的に笑顔であいさ つを実践していく。 Ⅱ 各指導部・領域等に関わること 大項目 1 教育課程 学習指導 中項目 評価指標 ①学習問題の吟味を切り口として、「聞いて 比べて 伝える」子を育成する。 (1) 確かな学力の定着 【市共通項目1】 手だて: 自己 評価 学校関係者評価委員会から B ○付けるべき力に応じた授業を工夫し、振り返りを重視する。 ○付けるべき力と子どもの実態の両面から、単元・授業構想をする。 アンケート結果 児童:○学校の勉強が楽しい。(78.3%) 保護者:○お子様は、学習している内容がわかっている。(76.9%) 【学校説明】担当;研修主任 ・学習問題の吟味をすることで、授業がより子どもにとって学びやすい形になっていっ た。 ・授業の振り返りを重視することで、授業の終盤をどのようにすることが付けるべき力を つけたことになるのかを考え、子どもの姿を具体的にイメージしていくことができた。 ②基本的な学習習慣を身につけさせようとしている。 B ・習熟に応じた指導は、一人一人に力を付けら れる。是非、続けてほしい。 ・膝をついて、その子に目線を合わせて指導す る姿勢をこれからも継続してほしい。 A 手だて: ○「聞く・書く・話す」学習スキルを児童に示し、自己評価させる。 ○読み書き計算の力を定着させるためにはげみの時間を設定し、習熟に応じた学習を行う。 アンケート結果 児童:○1日に1時間以上家庭学習をしている。(69%) 保護者:○お子様は家庭学習を進んで行っている。(61.1%) ・子どものときに身についたものは、今でも 残っている。「あと半ページ作戦」や「ライバ ル作戦」等、前向きに取り組める具体的なポイ ントをこれからも子どもたちに教えていってほ しい。 ・振り返りについて課題とするなら、それは教 師の努力目標である。是非、頑張ってもらいた い。 A 【学校説明】担当;研修主任 ・発達段階に応じた「聞く・書く・話す」学習スキルを各教室に掲示し、授業や生活の中 で指導していくことで、子どもたちが聞き方や書き方、話し方を意識して取り組んでいく ことができた。 ・はげみの時間には、漢字、計算に加え、読みの問題にも取り組んだことで、文章の読み 方や解き方に慣れていくことができた。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・付けるべき力を付ける授業・単元の工夫を継続しつつ、授業ごとの振り返りの場と時間を確保することで学力の定着を確実なものにしていく。 ・家庭学習の習慣化については近隣校でも共通の課題として捉え連携して取り組み、家庭に具体的な形で発信することをめざす。 ①友達を思いやり、共に高まろうとする心を育んでいる。 (2) B 道徳教育の充実 手だて: 【市共通項目2】 ○道徳副読本「こころゆたかに」を中心に、子どもの実態に合った教材を使い、子どもの心に響く 道徳の授業を行う。 ○参観会や訪問授業で道徳の授業を公開する。 ○「きらりコーナー」を各クラスに設置し、道徳の授業で学んだことや共通理解したことを普段の 生活に生かせるように促す。 アンケート結果 児童:○友達に優しくしている。(85.2%) 保護者:○お子様に思いやりの姿を感じる。(91.3%) B 【学校説明】担当;道徳主任 ・「平成26年度静岡市道徳教育推進状況調査」の校内集計の結果、(2)道徳の時間の内容項目 について、4段階評価で2の60%以上(おおむね身についている)が8割以上と多かった。ま た、「道徳コーナー」については全学級で「きらりコーナー」を設置して取り組んだ結果、児童・ 保護者アンケート結果の通り、思いやりの面ではねらいに迫ることができた。反面、めあてをもっ て自らを高めていこうとする姿勢・向上心が弱いという点が、由比の子どもたちに共通する課題と して絞られてきた。 ・子どもには発達段階があり、発達課題があ る。副読本で行う授業だけでなく、きんもくせ いの会の方々が毎週行ってくださっている読み 聞かせも大切な時間と考えたい。小さい頃に読 み聞かせてもらった話は、情緒に影響を与える こともある。 ・担任の先生が読んだ本、というだけで子ども たちにとっては非常に魅力的な本になる。ぜ ひ、担任の先生が読んだ本や好きな本を教室に おいてほしい。 ・子どもたちは全体的に学校行事を楽しみにし ているだけでなく、特に高学年は企画・運営に 携わることで大きく成長できている。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・担任による読み聞かせをこれからも継続したり、教室に担任が読んだ本を置いたりして子どもと本との距離を今よりも近づけていきたい。 ・引き続き、子どもたちの創意工夫を生かした行事の企画・運営に取り組む。 ①学級活動や集会、ふれあいタイムを通して、よりよい生活を築こうとする自主 (3) 的、実践的な態度を育てている。 特別活動の充実 【市共通項目3】 手だて: ・子どもの創意工夫を大切にしていることで、 感動的な「はばたきの会」や「かがやきの会」 などができている。 A ○子どもたちの考えや思いを生かし、子どもたちによる自主的な活動を尊重賞揚する。 ○一人一人が活躍できるような場を設定し、自己実現することによって所属感を高める。 アンケート結果 保護者:○由比小での学校行事は子どもにとって有意義で楽しい。(96.7%) 【学校説明】担当;特活主任 ・「児童集会」「運動会」「はばたきの会」などの全校行事は、子どもたちの思いやアイディアが 多く入るように努めてきた。(スローガン決めは全クラスにアイディアを聞いたり、子どもたちが やりたいと思う発表を優先できるように児童会と話し合いを重ねたりできた。)当日の司会進行や 発表内容も子どもたちが考えたオリジナリティあふれるものになっており、子どもたちは自分たち で行事をつくっている実感を感じている。 ・ふれあいタイムでは、学活の時間に学んだソーシャルスキルトレーニングを生かせる内容を含め て活動しているクラスが増えており、望ましい関わり方について実践的に学べている。(異学年間 の関わりもある。) 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・引き続き、子どもの創意工夫を生かした行事の企画・運営に取り組む。 ・ふれあいタイムは、子どもたちがより一層関わり方を学べるように計画的に行う。 A 2 生徒指導 (1) 一人一人を大切に した指導 【市共通項目4】 ①心をこめたあいさつができる子を育んでいる。 手だて: ○全職員が積極的に子どもに挨拶する。 ○児童会を中心に、子どもからあいさつ運動に取り組めるようする。 ○保護者や地域と連携したあいさつ運動を継続する。 ○生徒指導上の問題は一人で抱え込まず、学年主任や生徒指導主任と相談して、組織で迅速に対応 する。 アンケート結果 児童:○自分から明るいあいさつができる。(67.7%→70.7%) 児童:○友だちを「くん、さん」でよんでいる。(62.0%→71.2%) 保護者:○お子様は明るい挨拶ができる。(70.8%→78.1%) 【学校説明】担当;生徒指導主任 ・日常の生活指導の他、職員による登校指導やPTAの立哨の中で、挨拶の様子を視点として捉え て、実態把握に努め、指導に活かし全職員が進んでかかわった。また職員が地域に出向いた時に は、地域の方々へも積極的にあいさつし、手本を示した。 ・由比小の5本柱の一つとして位置付け、児童会のあいさつ運動、委員会による啓発活動、代表委 員会による各クラスへの呼びかけなど、子どもたちによる主体的な取り組みの場を大事にしてき た。 ・あいさつについては自分からあいさつをすることが不十分であるが、あいさつをする大切さを意 識・理解し、取り組んでいることが前年度に比べてアンケート結果の増加にも表れている。今後は さらに日常生活における様々なあいさつについてもその大切さを広げていきたい。 ・教職員の子どもへの積極的な働きかけはもとより、家庭との協力も密にして行う必要がある。 3 進路指導 ・子どもがよくあいさつをしてくれる。 ・全国的にあいさつは取り組まれているだろう が、子どもからあいさつという行動で返ってく るのは、人と人とのつながりを大切にする由比 ならではだと思う。 A A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・引き続き、児童会を中心にあいさつ運動に取り組んでいきたい。特に、今年度途中から意識し始めた、「先にあいさつ作戦」を継続していきたい。 また、教職員も今年度以上に積極的に、子どもたちや地域の方々とのあいさつを交わしていきたい。 ・様々な外部講師から話を聞かせてもらえるこ (1) ①様々な職業に触れることを通して、職業観を育てている。 B とは、とても価値がある。地域づくり、まちづ キャリア教育の推 手だて: くりに発展していくことになる。 進 ○外部講師の活用や校外学習において様々な職業に携わる人たちにかかわり、ふれ合うことによっ て夢やあこがれを育む機会を設定する。 ○身近な目上の人に対するあこがれを育むために、幼小中及び地域との連携を継続的に推進する。 B 【学校説明】担当;キャリア教育担当 ・総合的な学習や社会科見学等で様々な方と関わり、職業について知るとともに、その人の生き様 や考え方、仕事観に触れることができた。 ・特に6年生の総合的な学習では、仕事について考えることを目標にし、外部講師を招聘して話を 聞いたり、地元の店舗に見学・体験に行ったりすることで、子ども自身が自分なりの仕事観をもつ ことができるようになった。 ・どの学年でどんな実践ができるかを洗い出し、低・中学年でも様々な立場や年齢の違う人たちと かかわることを通して、相手のことや地域に支えられていることについて考え、夢や希望、地域の 一員として貢献したい思いなどとつなげられる機会をもちたい。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・キャリア教育は、これからさらに力を入れていきたいと考えている。地域全体で子どもを育てていきたい。そのためにも、どの学年の子どもたちも 地域の方々と関わる機会をつくっていきたい。 4 (1) 安全管理・指導 学校安全システム の構築 【市共通項目5】 ①授業・行事・各種避難訓練など機会をとらえて、安全意識を高めている。 手だて: ・自転車に乗っているときに、ヘルメットをか ぶっていない子どもがいる。命に関わる危険性 を、子どもたちだけでなく保護者にも伝えてい きたい。 A ○避難訓練を実施する。(地震・津波、引き渡し、火災)H25に、市教委防災アドバイザー派遣を要 請して、防災計画を見直した。 ○不審者対応講習会を開く。 ○交通安全指導を徹底させる。(学活、地区集会、交通教室、交通安全リーダーと語る会、登・下 校指導) A 【学校説明】担当;防災担当 不審者対応訓練では外部講師を依頼し、学年に合った訓練を実施することができた。隔年 で実施できたらと思う。校内の避難訓練は津波による3F避難をやめ、各自のいたところ で、自分の命を守る行動を取ることを大切にし,より現実的な訓練を実施した。放送が入 るとすぐ身を守る行動がとれ、整然とした避難ができた。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・校内での避難の仕方に向上が見られたが、今後も実践的な訓練を継続していく。校外での交通安全については、子どもだけでなく保護者の意識も高 めていきたい。 5 (1) ①めあてをもってたくましい体づくりをしようとする子を育てている。 保健管理・指導 健康教育の充実 手だて: 【市共通項目6】 ・子どもたちは、冬の寒い朝でも外に出て運動 していて健康的で良い。 ・子どもと一緒になって取り組む教師の姿が、 活動を継続させる支えになっている。 A ○友達とかかわり合って楽しく運動したり、体育の授業や行事と関連づけたりした自主トレを提案 する。 ○スモールステップ設定のめあてカードや振り返りカードを作成し、体育の授業で活用する。 ○めあてを達成した児童を賞揚する。 アンケート結果 児童:○自分から進んで運動することができている。(79.2%) 【学校説明】担当;体育主任 ・朝の運動の時間において、リレー大会前にバトンパスの練習、運動会前に短距離走など 体育行事に向けてテーマを絞って取り組むことにより、意欲をもって進んで体を動かす児 童が多かった。 ・長縄大会に向け、クラスで8の字とびを練習することによって友達と体を動かす楽しさ を感じたり、持久走や鉄棒運動において学習カードを活用することによって自分のめあて を意識して運動に取り組んだりした児童の姿も多く見られた。 ・朝の運動に限らず、教師も積極的に子どもたちと体を動かしたことにより、児童のあら われを知る機会を増やすことができた。 A ②心身共に健康な生活を送ることができる子を育てている。 ・朝、グラウンドに大勢の子どもたちが出て元 気に遊んだり、運動したりしている。子どもた ちの笑顔が嬉しい。 ・保健室に来る子の中には、何かしら課題を もっている子もいる。養護教諭と担任との情報 交換をこれからも密に行っていってほしい。 A 手だて: ○隔月で実施する発育測定などを通して、子どもたちの心身の様子を把握し、健康相談活動を継続 的に行う。 ○身近な健康問題に対処できるように、保健学習や保健指導の充実を図る。 ○児童の健康に関わる情報を保健室から発信し、家庭と連携した取組を推進する。 【学校説明】担当;養護教諭 ・欠席率が1.2%と低く、子どもたちが元気に登校できている。 ・発育測定を行い、健康手帳の数値からグラフ化することで、自分の成長を知るとともに、その際 の保健指導として、「けがの予防」「かぜ・インフルエンザの予防」を行った。どちらも子どもの 変容が見られた。 ・気になる表れがある時は、先生方と情報交換し、観察している。また、カウンセラーと情報交換 や面談など個々に対応をしている。 ・保健学習等では、外部講師を招き、専門的な指導を受けた。心の健康では、子どもたちはイライ ラのメカニズムや対処法について知り実行していく意欲を、保護者も気持ちをくみ取る大切さにつ いて講話を聴き、子どもたちへの対応方法を変えていく、前向きな感想を得られた。 A 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・今後も、職員に対して運動の意義や目的を呼びかけることで子どもへの指導へつなげたり、お便り等を通じて運動の取組を保護者や地域へ知らせて いきたい。 ・今年度の取組を基に、さらなる保健室指導や食育、ソーシャルトレーニングの充実を図り、子どもの心身の健康づくりを行っていきたい。 6 特別支援教育 (1) 学校の実態に応じ た校内支援体制づ くりの推進 【市共通項目7】 ①特別支援教育について全職員で理解し、個に応じた支援を推進している。 ・一人一人に寄り添う支援を大切にしてほし い。 A 手だて: ○特別支援教育コーデ゙ィネーターを中心に、支援員やカウンセラーとの協力・外部機関との連携を 図りながら、個に応じた支援をする。 ○週1度の打ち合わせの中に「子どもを語る会」を位置づけ、全職員で子どもを理解しようとしてい る。 【学校説明】担当;特別支援教育担当 ・担任、管理職、特別支援コーディネーター、養護教諭、生徒指導担当、カウンセラーを中心に校 内の連携を大切にし、保護者との情報交換をしながら個に合った支援の仕方を考え、対応してき た。その結果、それぞれの子どもたちが前向きに学習に取り組んだり、落ち着いて生活したりする ことが増えた。また、巡回相談を活用したり特別支援教育(読み書き中心)の校内研修会を行った りしたことでより良い支援につなげることもできた。 ・発達障害の診断を受けている児童については通級教室や外部機関と連携を取りながら、支援を行 うように努めた。特別支援学級の児童についても、個別の支援計画などを作成し、医療機関や保護 者と連携しながら指導を進めた。一人一人に寄り添う支援によって、子どもたちは自己肯定感を高 め、前向きに挑戦していこうとする気持ちで過ごすことができた。 ・毎週行われる打ち合わせの度に「子どもを語る会」を行ったことで、全職員で児童理解を深めて 日頃の指導に生かすことができた。 A 【学校評価を受けての学校の改善策】 ・今後も校内の連携と保護者との情報交換を大切にしながら、個に応じた支援の仕方を考え対応していきたい。 ・来年度も巡回相談員などの専門の方を迎えて校内研修を行うことによって、よりよい指導のあり方を全職員で学び日頃の指導に生かしていく。 7 組織運営 (1) 組織・運営の改善 【市共通項目8】 ①2指導部や学年・学年団を軸としPDCAサイクルで実践している。 手だて: ・学校教育目標や重点目標に向けて、学年や各 組織が機能していると思う。 A ○学びづくり部・こころづくり部の提案を受け、各学年・学年団が児童の発達に応じて具体的に取 り組む。 ○全職員の共通理解を大切にし、PDCAサイクルによる実践を通して学校改善を図る。(チーム 由比) 【学校説明】担当;2指導部長 A ・学年団研修や全体研修、希望研修、先輩教員から学ぶ教科学習会などに積極的に参加し みんなで授業を大切にした研修を一丸となって行うことができた。 ・毎月の指導部会において話題になった生徒指導に関する項目について、学年・学年団で 検討したことをもとに全職員が同じ方向性をもって子どもたちにかかわり、その結果見ら れた成果と課題について次の指導部会で振り返るという営みを継続して行うことができ た。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・今年度の実践を踏まえ、それぞれの部で学校教育目標や重点目標に向けての具体的な取組の企画、運営を行っていく。その際、各学年の児童の姿等 連絡を密にとると同時に、今年度課題として残されている内容を改善できるように図っていきたい。 8 研修 ①子どもが目標に向かって自ら表現しようとする授業づくりに努めている。 (1) 研修体制の充実 【市共通項目9】 手だて: ○全職員が年間1回の公開授業を行う。 ・先生方が切磋琢磨して授業づくりに取り組ん でいることがよく分かった。また、取組の積み 重ねもできている。これからも自信をもって取 り組んでほしい。 A ○公開授業においては、事前事後に学年団研修で検討・分析をし、授業改善に努める。 ○全職員で研修する中心授業を年間3回行い、成果や課題、改善策を明らかにすると共に研修の方向 性を共通理解していく。 A アンケート結果 保護者:○先生方は確かな学力をつけるために授業を工夫している。(82.9%) 【学校説明】担当;研修主任 ・授業者だけでなく、学年団や全職員で公開授業を主体的にとらえ、学習会を開き、充実 した研修を行ってきた。研修の視点を「学習問題の吟味」と「付けるべき力がつく授業」 に絞ったため、研修の方向性もはっきりし、成果を実感できる研修になった。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・来年度も「付けるべき力がつく授業」と「学習問題の吟味」の研修を深めていく。 ・子どもが自ら表現する意欲を高めたり、学力の定着を図ったりするために、「書く活動」を意図的計画的に組み込んでいく。 9 (1) 保護者・地域住 信頼される学校づ 民等との連携 くりの推進 【市共通項目10】 ①「由比まち全体が学校」を合い言葉に、家庭・地域と双方向の連携をとり、信 頼されるように努力している。 A 手だて: ○開かれた授業・学校行事を実践する。(地域の教育力の活用と、子どもたちの学びの発信) ○学校便り・学年便り・ホームページ等で情報発信するとともに、保護者・地域から情報やご協力いた だいて、共に育てる体制を強化する。 アンケート結果 保護者:○保護者や地域の方々と連携をとって教育活動に取り組んでいる。(93%) 保護者:○家庭や地域に学校の様子を知らせている。(95.1%) 【学校説明】担当;教頭 ・月一度発行する学校だより・学年だよりやその都度配信する学校HP・メール等を使っ て、学校での様子について保護者・地域の方々へ情報提供している。また、総合的な学習 をはじめとした授業において、保護者・地域の人材活用に積極的に取り組んでいる。 A ・来賓、子ども、保護者、地域の方が集まる年 度はじめの入学式で、「由比まち全体が学校」 をアピールしたことがよかった。そのアピール を年度中もずっと継続したことがさらに良かっ た。 ・由比っ子学習発表会では、S型デイサービス の方々が非常に喜んでいた。地域のお年寄りと 小学生とが一緒になって遊んだり、関わりを深 めていったりすることも、行事で保護者や地域 の方、他学年の児童にも知らせることができる ことも大きな価値がある。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・4年生のデイサービスへの参加のように、子どもたちが地域の方と関わったり地域の方から学べたりする場を大切にすると共に、新たに模索も続け ていく。 ・これからも、学校便りや学年便り、HP等をつかって、学校での子どもたちの様子を伝えていく。 10 施設設備 ①安全で活動しやすい施設・設備を整備している。 (1) 施設・設備の適切 手だて: な管理 ○毎月1回全職員による安全点検を実施。 ・施設・設備について、できる限りPTAも協 力していきたい。 A ○「毎日が安全点検日」という意識で、常時教育環境の安全を見届け、危険があれば即対応できる 体制をとる。 A アンケート結果 保護者:○学校の生活環境や学習環境が整備されている。(86.7%) 【学校説明】担当;教頭・安全担当 毎月学年ごとに担当場所を変え、違う目で安全を点検できた。それを安全担当が集計、 確認し、教頭・校務員が状況を確認して校内で修理するか業者に依頼するか判断し、迅速 に修理できている。また、日常の不具合を発見したときは、すぐに報告し対応することも できた。 【学校関係者評価を受けての学校の改善策】 ・点嫌の具体的な視点を職員全体で確認する機会をつくり、安全点検に臨む。 学校から 経営のまとめ 1 学校から 経営のまとめ(成果と課題) ・落ち着いて生活・学習ができているクラスがほとんどである。 ・あいさつ運動の継続をはじめ、子どもたちは日々5本柱を意識しながら学校生活を送ることができている。 ・保護者・地域の方々に理解していただきながら、子どもの家庭学習の取組を積極的なものにしていきたい。 2 学校関係者評価の意見を受けて(改善策) ・今後も「由比まち全体が学校」を合い言葉に、さらに積極的に具体的に家庭・地域と双方向の連携をとっていく努力を継 続する。 ・自信をもって自分らしく表現できるように、また付けるべき力が確実についていくように、温かな学級風土の中で一人一 人の子どもを褒め認めることと、意図的計画的な授業実践を継続する。 学校関係者評価委員会まとめ ・子どもたちの学びは、地域の元気になる。改善あっ て、改革がある。いい実践ができているので、自信を もってやってもらいたい。
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