インネットワークキャッシュにおけるキャッシュ分布近似解析;pdf

コンテンツ流通基盤
インネットワークキャッシュにおける
キャッシュ分布近似解析に関する研究
神戸大学 大学院システム情報学研究科 情報科学専攻
創発計算講座 (I-7)
インネットワークキャッシュとは
 仕組み
ネットワークルータにキャッシュを
搭載し,ルータを通過するデータを
キャッシュする.キャッシュされた
:データ
データがリクエストされた場合,
ルータから直接データを返送する.
:通信
①
②
:ユーザ
図1
ネットワーク上での
トラフィックの流れ
:ルータ
:サーバ
 効果
サーバの負荷,サーバ周辺のネット
ワークトラフィック,データ取得
遅延が改善される.
実用化に向けて
コストパフォーマンス改善のため,コンテンツの人気度を考慮し
より良いキャッシュアルゴリズム,より良いキャッシュロケーションを模索
不人気コンテンツ
人気コンテンツ
図2 理想的なキャッシュロケーションの一例
課題
キャッシュアルゴリズムに単純なLRUを
使用すると,コンテンツの通り道において
キャッシュ内容が重複し,サーバに近い側の
ルータでキャッシュヒット率が低下する
ことを解明.
この状況を回避し,上の図のようなキャッシュ
ロケーションを実現することが課題.
キャッシュヒット率
サーバ
ルータ1
ルータ2
ルータ2
ルータ1
コンテンツの人気順位
図3 ルータ1とルータ2のキャッシュヒット率の比較
ユーザ