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2015年4月14日
1.人称代名詞の変化、動詞カタバの活用、派生形完了形のパターンの復習
*次回単語テスト:派生形完了形のパターン、ディクテーション
2.インナとその姉妹語
本題に入る前に、動詞ライサとカーナの復習をしておきましょう。
動詞を含まない文「AはBである」を否定文「AはBでない」にするには動詞
َ‫ لَيْس‬を使います。過去の話「AはBであった」とするときは動詞 َ‫كَان‬
す。 َ‫ لَيْس‬も َ‫ كَان‬も述語Bを対格にします(pp.69-74)。
.ٌ‫َذب‬
َّ ‫اَلْوََلدُ مُه‬
を使いま
少年は礼儀正しい。
少年は礼儀正しくない。
少年は礼儀正しかった。
.‫أَنَا مُتْعَبَ ٌة‬
私は疲れている。
私は疲れていない。
私は疲れていた。
1
「インナ
َّ‫ إِن‬とその姉妹語」は、名詞文「AはBである」のA、つまり主語を対
格にします。
インナ
َّ‫ إِن‬は、聞き手の注意を喚起するために、名詞文の冒頭に置かれます。
「あのね」「実は」といった意味ですが、特に日本語に訳す必要はありません。
(+インナ)
少年は礼儀正しい。
(+インナ)
私は疲れている。
動詞文の冒頭に「インナとその姉妹語」をつけるときは、動詞文を名詞文に
変えて、主語を対格にします。
(動詞文)
少女は朝早く起きた。
(名詞文)
少女は朝早く起きた。
(+インナ)
少女は朝早く起きた。
(動詞文)
私はその映画を見た。
(名詞文)
私はその映画を見た。
(+インナ)
私はその映画を見た。
2
インナとその姉妹語
َّ‫أَن‬
~ということ
ِ‫لِأَن‬
なぜなら
~であればよいのに
絶対否定の
‫َِلأ‬
絶対否定の
َّ‫إِن‬
(あのね、実は)
しかし
ِ‫لَ ْي َت‬
ِ‫ِولٰكن‬،ِ
َ ‫لٰكن‬
たぶん~であろう
ِ‫لَ َعل‬
‫~「 َِلأ‬が全くない」の次には、タンウィーンのつかない不定形名
詞対格がきます。プリント「文法Ⅱ p.3」参照。
.‫اِجزيًِلا‬
َ ‫شُ ْك ًر‬
どうもありがとうございます。
.ِ‫ىِواجب‬
َ ‫َِلأِشُ ْك َرِ َع َل‬
(返事)どういたしまして。
(なすべきことに感謝は不要)
.‫َِلأِال ٰ َهِالِأِٱللُِِه‬
アッラー以外に神はなし。
.ِ‫ِوَِلأِِقُوةَِالأِبٱللِه‬
َِ ‫َِلأِ َح ْو َل‬
神以外には全く力がない。
ْ
.‫س‬
َِ ْ ‫َِِلأِ َبأ‬-ِِ‫سِ؟‬
َ ‫َِلأِ َبأ‬
(マグリブ諸国で)元気?―元気。
別紙にも例文があります。絶対否定のラーを含む文は、少なくとも一つ覚え
ておきましょう。
3.アザーン
3