入隊に向けての心構え自衛官候補生(海)入隊予定者中村龍之介私は災害の多い日本で、被災し苦しんでる人を助けたいという思いで自衛隊になることを選びました。私の父は現役の陸上自衛官です。幼い頃から自衛官として働く父の姿を見て育った私は、自衛官という仕事に興味を持つようになり、またその働きに大いに感銘を受けました。無事に入隊が決まった今は、迷惑をかけた両親や本間広報官への感謝はしてもし尽くせません。今は努力が報われた安堵感がありますが、四月から始まる新生活への不安もあります。今の未熟なままの私では、周りの方に迷惑をかける事になるのは目に見えてわかります。そんな私は、入隊への心構えとしまして、二つの事を取り組んでいこうと考えています。一つは自分に厳しくです。今まで私は両親に頼りがちな生活を送っていました。電車の都合で毎日朝早く起きなければいけなかった私は、親に起こしてもらうという日が一度や二度ではありませんでした。親に甘えていた自分に喝を入れ、新しい場所での生活に備えたいと思います。二つ目は時間や約束を守ることです。これは誰もが親や学校の先生などから一度は言われた事があると思います。私も何度も言われてきましたし時間は常に気にして行動してきました。集団行動を基本とする自衛隊では、とても重要な事だと私なりに考えています。自分に厳しく、時間と約束を守る。当たり前のようですが、「しっかりとこなして立派な人間になる」これは言い過ぎですが、人から信頼され、「中村なら大丈夫」と言ってもらえるようなしっかりとした自衛官となって成長した自分を家族に見せたいと思います。