2015年3月25日 博報堂生活総研、日本と中国の生活者のモノの選び方を比較した 『日中「モノの選び方」比較』を発表 株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:戸田 裕一)のシンクタンク「博報堂生活総合研 究所」(所長:嶋本達嗣)と中国における生活者の実態調査/分析を行うシンクタンク「博報堂生活綜 研(上海)」は、日本と中国の生活者のモノの選び方※1を比較した『日中「モノの選び方」比較』を 発表、生活総研の公式HPにて公開いたします( http://seikatsusoken.jp/report/8413/ ) 当レポートは、日中生活者の消費意欲や生活実態を把握することを目的にスタートした「東京―上 海協働レポート」の第三弾※2です。今回は日中におけるモノの選び方についてどのような意識の違 いがあるのかを比較し、その結果を分析しています。 また、なぜ日本と中国のモノの選び方の意識に違いがあるのか、その理由を生活綜研(上海)の研 究員とともに考察しています。 ※1「モノの選び方」に関して、日本では1992年から、中国では2005年から生活定点調査の中で下記の質問を繰り返し聞いてい ます。 Q.あなたはふだん、ものを買う時にどのように判断して決めることが多いですか。 1.どちらかといえば、ピンとくる、こないという自分の感覚で判断して決めることが多い 2.どちらかといえば、一般的に考えて良い悪いの理性で判断して決めることが多い 3.どちらかといえば、好き嫌いという自分の好みで判断して決めることが多い ※2 過去のレポートはこちらから(生活総研HP) 第一弾レポート「日中6大都市消費意欲比較」 http://seikatsusoken.jp/report/7541/ 第二弾レポート「日中6大都市消費変動比較」 http://seikatsusoken.jp/report/8027/ 報道関係者様お問合せ:博報堂 広報室 西本・西尾 (TEL:03-6441-6161) その他お問い合わせ:博報堂生活総合研究所(TEL:03-6441-6450) ■調査レポートのポイント 1.中国の「理性で選ぶ」は、日本の約1.5倍 中国では「理性で選ぶ」割合が約半数で 最も高く、日本の約1.5倍もの人々が 「理性で選ぶ」ことが分かりました。 消費意欲が旺盛で、新しい商品を次々と 買い求めるイメージがある中国の生 活者ですが、意外にも日本よりも慎重に 判断をして買い物をしていることが分か ります。 2.モノ選び意識の男女差は中国<日本 日本では男性よりも女性で「ピンで選ぶ」 「好みで選ぶ」割合が多く、女性よりも男 性で、「理性で選ぶ」割合が多いというこ とが分かりました。 一方中国では日本に比べると、どの項目で もあまり男女差はあらわれませんでした。 日中の生活総研で調査する消費意欲指数な どを見ても中国では男女差が出にくい傾向 にありますが、同様の現象が「モノの選び 方」の意識についても見られました。 3.「理性で選ぶ」と「ピンで選ぶ」の変化がシンクロする中国 調査開始時からの時系列 データを見てみると、日 本では過去22年間「好 みで選ぶ」が減少傾向で、 その代わりに「ピンで選 ぶ」が上昇傾向でしたが、 中国では過去10年間 「理性で選ぶ」と「ピン で選ぶ」がお互いシンク ロするように、増減を繰 り返していることが分か りました。 ※各項目の理由については、生活総研HP( http://seikatsusoken.jp/report/8413/ )にて公開しています。
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