「税金のこと、みんなで考えよう!」 小学生用Ⅱ(ビデオ併用) 授業をすぐに開始できるよう、あらかじ めパワーポイントの表紙をスクリーンに 映しておきましょう。 担任の先生からの紹介があるまで、落 ち着いた態度でお願いします。 自己紹介の後、税理士の仕事について簡 単に説明してください。 大切な税金を正しく計算する時にお手伝 いをするのが、税理士であることをわか ってもらいます。 税金についてどのようなイメージを持っ ているのかを聞いてください。 そうすることで、講義前と講義後でどの ように意識が変わったかを知ることがで きます。 「税金のこと、みんなで考えよう!」 小学生用Ⅱ(ビデオ併用) 今現在、税金について知っていることを 確認し(身近な税金の話) 、児童たちにど んな「税金」があるかを問いかける。 身近な税金と言えば、消費税になると思 います。 消費税について説明をしてください。 消費税はお店に払っているけれども、お 店が消費者に代わって国に納税している 「間接税」であることをわかりやすく説 明します。 なぜ、「税金」が必要なのか、税金がなか ったらどうなるのかを一緒に考える。 とまどう児童も多いので、はじめに、「税 金のない国」を想像させる。 考える時間を与えて、うまくリードし、 返答があれば、それを板書し、ビデオに つなげる。 「税金のない生活」を考えた児童たちは、 税金の必要性を感じとる。 そこで、今度はその「税金」の役割を考え る。 公共施設や公共サービスについても説明 する。 「税金のこと、みんなで考えよう!」 小学生用Ⅱ(ビデオ併用) 「税金のこと、みんなで考えよう!」 小学生用Ⅱ(ビデオ併用) どうして「約」が付くのかと言うと、地域 によって若干違いがあるためです。 ③の 1,500 種類は、江戸時代のことです。 江戸時代には税金が約 1,500 種類あった と言われています。 ・50 種類ある理由、公平な負担(応益負 担、応能負担)児童たちの生活の中でた くさんの税金が使われていることを説明 し、その「税金」を払っているのは、ご両 親や会社などであることも触れる。 税金の種類をいくつか説明してくださ い。 クリックするごとに税金の種類が現れま す。 まず直接税として、国に納める「法人 税」 ・ 「所得税」、都道府県に納める「自動 車税」、市町村に納める「固定資産税」で す。 また、間接税は国へ納める「消費税」 ・ 「酒 税」・「たばこ税」です。 税の種類が現れるごとに一言解説してく ださい。 直接税・間接税については簡単に触れる 程度にし、あまり難しい説明は必要あり ません。 ※参考 ビール一缶当たり 約35%が税金 「税金のこと、みんなで考えよう!」 小学生用Ⅱ(ビデオ併用) 国の収入の約5割は税金で、残りの約5 割が「公債金」になっていることを説明 してください。 (税金の内訳 所得税 15.9%、 法 人税 10.8%、消費税 10.7%、 その他の税金 14.6%) また、その収入がどのように使われてい るかを説明してください。 公債金は国の借金であり、返済や利払い が問題になっていることも簡単に説明し てください。 国の大切な収入である税金は、私たちが 選んだ国会議員によって法律として決め られている こと(租税法律主義)を説明することも 大切です。 ※参考 金額の多さについて、1万円札を積み 上げると 1.どれくらいの高さになるか 2.自分の町からどこまでいくのか を質問してみます。 (100万円で1セ ンチメートルになります。 ) (例)富士山254個分。 DVD上映 ・私たちの生活に税がどのように関わっ ているのか、また、現在どんな課題を抱 えているのかを楽しみながら学習する。 「税金のこと、みんなで考えよう!」 小学生用Ⅱ(ビデオ併用) 税についてのきまり (税金は納めなければならないが、どこ で決まっているの?) 昭和 21 年 11 月3日 日本国憲法公布 (文化の日) 昭和 22 年5月3日 日本国憲法施行 (憲法記念日) 第 1~103 条 これは、国民が平和で豊かな生活を送れ るように定めた、最低限のルール ・児童から感想を聞きながら、まとめに つなげる。 ・みんなが、安心して暮らしていくには、 税金がとても大切だということも分かり ましたね。 ・「国民は、法律の定めるところにより、 納税の義務を負ふ」と日本国憲法第 30 条 にもあるように、納税は国民の義務です。 たくさん納めるのもすごいけれど、正 しく納めるのが偉いのですよ。 お疲れさまでした。
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