平成26年度事務監査結果報告(PDF形式:218KB);pdf

平成26年度
事務監査結果報告書
普通財産の管理と活用について
平成27年3月
中野区監査委員
中野区監査委員告示第4号
平成26年度事務監査の結果に関する報告の公表について
地方自治法(昭和22年法律第67号)第199条第9項の規定に基づき、
平成26年度事務監査の結果に関する報告を次のとおり公表します。
平成27年3月25日
中野区監査委員
山
下
清
超
同
山
下
晃
司
同
伊
藤
正
信
同
南
勝
彦
目次
第1
監査の実施期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
第2
監査の対象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
第3
監査の基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
第4
監査の着眼点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
第5
監査実施方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
第6
監査の実施場所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
第7
調査結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
第8
監査の結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
第9
措置状況の通知・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
第10
意見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
資料
資料1
対象普通財産一覧
資料2
調査票
平成26年度事務監査結果報告
第1 監査の実施期間
平成26年11月10日(月)から平成27年3月23日(月)まで
第2 監査の対象
1 監査のテーマ
普通財産の管理と活用について
2 監査対象とした普通財産と対象部(分野)
平成26年9月30日(以下「基準日」という。)現在、普通財産として管理され
ている82件すべてを監査対象とし、当該財産を管理している部(分野)を監査対象
部(分野)とした。内訳は別紙1のとおりである。
第3 監査の基本方針
地方財政法第8条では、地方公共団体の財産は常に良好な状態においてこれを管理し、
その所有の目的に応じて最も効率的にこれを運用しなければならないとしている。公用
または、公共用に供する行政財産に対し、特定の行政目的をもたない普通財産について
も、有効に活用することが求められている。
区の現状では、普通財産の多くは貸付が行われており、その用途は、保育施設、高齢
者施設、事務所など多岐にわたり、貸付料の算定も無償や減額が行われているなど様々
である。また、その一方で貸付の行われていない財産もある。
そこで、今年度の事務監査では、これら貸付が中野区公有財産規則(以下「規則」と
いう。)に基づき適正に行われているか、また、貸付の行われていない財産の管理は適
正に行われているかについて監査を実施する。
第4 監査の着眼点
1 貸付の事務手続きが適正に行われているか。
2 貸付料の設定が適正に行われているか。
3 貸付の行われていない財産の維持管理は適正に行われているか。
第5
1
監査実施方法
書面監査
監査対象分野に調査票(別紙2)を送付して回答を求めるとともに、貸付を行って
いる財産については、契約書等貸付に係る書類の提出を求め、その内容の確認、集計
及び分析を行った。
2 実態調査
貸付の行われていない普通財産について、現地にて実態調査を実施した。
1
3
実地監査
所管から提出された調査票及び実態調査により実施場所を選定し、所管から説明を
受け、現地にて実施した。
第6 監査の実施場所
1 書面監査
監査事務局
2 実態調査
貸付の行われていない普通財産の各所在地
3 実地監査
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1①
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1②
南台一・二丁目地区まちづくり用地その2①
南台一・二丁目地区まちづくり用地その5
第7 調査結果
1 普通財産の概要
(1)土地と建物の面積
基準日現在、公有財産台帳に登録されている普通財産は82件であり、土地の面
積は96,634.30㎡、建物の面積は40,640.00㎡であった。これを普通
財産となった理由別に見たものが表1である。
「行政財産の用途廃止」によるものが70件、土地の面積で約96,136㎡、
建物の面積で約40,069㎡とそのほとんどを占めていた。これ以外では、「ま
ちづくり事業用地として取得」したものが7件、土地で約157㎡あり、道路用地
として取得・整備した道路の残地部分であった。「駅開設用地として取得」したも
のは、西武新宿線沼袋駅南口や野方駅南北自由通路に関するものであり、土地で約
214㎡、建物で約570㎡であった。「寄付」によるものは、1件、土地で約
125㎡であり、これは上鷺宮四丁目広場(別紙1の77番)であった。
表1
普通財産となった理由別一覧
普通財産となった理由
土地面積(㎡)
建物面積(㎡)
70
96,136.92
40,069.30
まちづくり事業用地として取得
7
157.25
0
駅開設用地として取得
4
214.85
570.70
寄付
1
125.28
0
82
96,634.30
40,640.00
行政財産の用途廃止
計
件数
2
(2)普通財産の管理の所管
普通財産の管理の所管は、規則第7条により、経営室長が行うこととされている
が、部の事務・事業と関連のある普通財産は、当該部の部長が行うこととなってい
る。
(3)財産管理における所管の責務
財産の管理にあたり、所管の責務として、規則第19条では、公有財産の使用並
びに維持及び保全に関すること、公有財産台帳及び必要な図面、その他資料の保管
に関すること、公有財産台帳の記録並びに除かれた台帳の保存に関すること、公有
財産の使用許可又は貸付に関すること、公有財産の点検を年1回以上行うことを義
務づけている。
また、規則第24条により、部長は、その所管に属する公有財産に増減があった
とき、用途を廃止し又は変更したとき、所管換えを行ったときは、経営室長に公有
財産増減異動報告書を7日以内に提出しなければならないとされている。
2
存在していないにもかかわらず公有財産台帳に登録されていた普通財産
調査の過程で、経理分野が管理する「旧水路敷(白鷺)(別紙1の12番)」、
「旧道路敷(白鷺)(別紙1の13番)」の2件については、いずれも既に東京都と
の間で土地交換が行われているにもかかわらず、普通財産として公有財産台帳に登録
されていたことが判明した。この普通財産は表2−1のとおりである。また、この財
産に係る東京都との土地交換及び区内部の事務処理の経緯は表2−2のとおりである。
表2−1
別紙1の番号
管理分野
存在していない普通財産
名称
所在地
土地面積(㎡)
12
経理分野
旧水路敷(白鷺)
白鷺 1-4
986.85
13
経理分野
旧道路敷(白鷺)
白鷺 1-4
222.60
表2−2
旧水路敷(白鷺)・旧道路敷(白鷺)に係る経緯
東京都より都営住宅の建替えに伴い、東京都が整備する幅員6mの新設道路
平成19年7月19日
と区が管理する行政財産(都営住宅内にあった当該水路敷、道路敷)の交換を
行うため、中野区に行政財産の用途廃止申請が提出された。
道路・公園管理分野は、当該行政財産の用途廃止を決定し、不用物件管理期
間の4か月経過後、普通財産として経理分野へ引き継ぐこととした。
平成19年9月12日
誤って同日付で公有財産引継書を経理分野へ提出した。
経理分野は、道路・公園管理分野より公有財産引継書が送付されたことを受
け、同日付で普通財産として公有財産台帳に登録した。
3
不用物件管理期間中に都市計画法が改正になり、行政財産のまま東京都との
平成19年11月30日
土地交換が可能となったことから、道路・公園管理分野は普通財産への用途廃
止を行わないこととした。しかしながら、普通財産への用途廃止を行わないこ
との意思決定は行われず、また、経理分野への連絡も行われなかった。
道路・公園管理分野にて、当該行政財産について東京都と土地交換契約を締
平成23年7月29日
結した。
3
調査結果をまとめるにあたっての調整事項
(1)調査結果の件数に係る調整
① 上記2で示したとおり、当該2件については調査結果から除いた。
②
「野方一丁目用地(別紙1の11番)」、「第六中学校跡施設(別紙1の
19番)」の2件は、基準日現在では貸付は行われておらず、所管からの回答も
貸付を行っていないとのことであったが、調査期間中にいずれも売却が行われて
いたことから、調査結果からは除いた。
③
普通財産82件の中には、行政財産であった時の所管が異なっていたとの理由
などにより、実態として同一の財産でありながら個別に管理されている財産があ
った(表3のとおり)。これらについては、調査した結果、貸付の内容や貸付先
などが同じであったため、同一の財産として扱い集計を行った。以下の調査結果
において、当該財産の名称を表記する際には、表3の「名称」欄の名称を使用す
るものとする。なお、このことによる件数の減は9件である。
表3
同一とみなした普通財産の一覧
名称
別紙1の番号
2・3
旧本郷保育園・旧中野区職員富士見住宅
4・5
旧宮園自転車保管場所・旧宮園詰所
20・21
桃丘小学校跡施設・桃丘小学校跡施設開放用詰所
31・32・33
旧桃が丘保育園・旧桃が丘児童遊園・旧桃が丘学童クラブ室
53・54・55
特別養護老人ホームしらさぎホーム・高齢者デイサービスしらさぎホ
ーム・高齢者デイホームしらさぎホーム
56・57
特別養護老人ホーム小淀ホーム・高齢者デイホーム小淀ホーム
75・76
西武新宿線沼袋駅南口開設用地①・西武新宿線沼袋駅南口開設用地②
(2)調査結果の内容に係る調整
① 「中野富士見中学校跡施設(別紙1の61番)」、「南台児童館跡地(別紙
1の80番)」については、いずれも貸付を行っているとの回答であったが、貸
付の内容を見ると電柱やポストを設置するためのものであり、全体の面積に比べ
4
わずかな貸付面積であった。このため、貸付を行っていない普通財産として集計
した。
② 「旧療育センターアポロ園(別紙1の30番)」は貸付を行っていたとの回答
であったが、実際の貸付契約は基準日である9月30日で終了していたため、貸
付を行っていない普通財産として集計した。
③
「旧宮園自転車保管場所・旧宮園詰所」は、貸付を行っていないとの回答であ
ったが、平成27年1月23日付で保育所として貸付が行われたため、貸付を行
っている普通財産として集計した。
また、この時点で貸付先の社会福祉法人に建物の無償譲渡が行われているため、
「旧宮園自転車保管場所・旧宮園詰所」の建物面積1,814.37㎡は集計から
除いた。
(3)以上の調整により、調査結果の件数は69件となり、その面積の内訳は、土地
が87,335.31㎡、建物が38,825.63㎡である。
4
普通財産の状況
(1)貸付状況
財産の貸付状況を確認するために調査した結果は表4のとおりである。
貸付を行っているものが48件、貸付を行っていないものが21件であり、貸付
は全体の3分の2以上で行われていた。面積で見れば、土地と建物共に約90%で
貸付が行われていた。
表4
貸付の状況
件数
貸付状況
土地面積(㎡)
建物面積(㎡)
貸付を行っている
48
77,989.64
35,032.73
貸付を行っていない
21
9,345.67
3,792.90
計
69
87,335.31
38,825.63
(2)貸付内容
貸付を行っている48件について、その用途と貸付先を調査した結果は表5のと
おりである。
まず、貸付の用途では、「保育所、認定こども園等施設」が18件、「特別養護
老人ホーム、高齢者デイホーム等施設」が13件と、福祉関連施設の貸付が多かっ
た。それ以外では、事業所としての貸付である「郵便局や事務所」が4件、消防団
の分団施設等の貸付である「消防施設」が3件あり、「その他」の10件は、賃貸
住宅、学校関係施設、畑がそれぞれ2件、宿舎、町会施設、鉄道事業、自動販売機
5
がそれぞれ1件となっていた。
一方、貸付先をみると、各種法人、地方公共団体、町会といった公共団体・公共
的団体がその大部分を占めていた。各種法人34件の内訳は、社会福祉法人が
27件、学校法人が4件、社団法人、財団法人、NPO法人がそれぞれ1件であり、
用途としては福祉関連の施設が多かった。
地方公共団体4件の内訳は、東京都消防庁への消防施設に係る貸付が3件、除染
に伴う作業員宿舎として福島県葛尾村へ貸付していたものが1件であった。町会の
3件は、地域の子どもたちの健全育成を図ることを目的に畑として貸付けたものが
2件で、1件は町会施設の建設用地としての貸付であった。
また、株式会社に対しても7件の貸付が行われており、その用途は、保育所、高
齢者デイホームといった福祉関連施設や、事務所、区営住宅、自動販売機設置など
と多岐にわたっていた。この中には、貸付料を得ることを目的とした貸付も見受け
られた。
表5
用途
貸付用途と貸付先
各種法人
株式会社
保育所、認定こども園等施設
17
1
0
0
18
特別養護老人ホーム、高齢者デイホーム等施設
12
1
0
0
13
郵便局、事務所
2
2
0
0
4
消防施設
0
0
3
0
3
その他
3
3
1
3
10
34
7
4
3
48
貸付先
計
地方公共団体
町会
計
(3)貸付を行っていない理由
貸付を行っていない21件について、その理由を質問した回答は表6のとおりで
ある。
このうち、「広場・通路として使用されているため」の3件、及び「私道の持分
の一部として使用されているため」の3件は、いずれも貸付という手続きは行われ
ていないものの、現に広場や通路などとして供用されているものであり、分類上貸
付を行っていないものとしたものである。前者に該当するものは、「上鷺宮四丁目
広場(別紙1の77番)」、「野方駅北口開設用地(別紙1の78番)」、「野方
駅南北自由通路(別紙1の79番)」である。なお、野方駅関連の2件については、
利用の実態をみれば行政財産とすべきものとも思えるが、所管からは、当該施設の
整備時に西武鉄道との協議により普通財産としたものとの説明があった。
残りの15件が、実際に貸付が行われていない財産であるが、理由別にみると、
「売却予定のため」が12件と8割を占めていた。この内訳は、まちづくり事業用
地(道路拡幅整備後の残地)が6件、旧水路敷・旧道路敷が4件、残りは「旧本郷
保育園・旧中野区職員富士見住宅」、「教員寮(別紙1の82番)」であった。
6
また、「事業整備予定地のため」とした2件は、「中野富士見中学校跡施設(別
紙1の61番)」と「南台児童館跡地(別紙1の80番)」であり、整備予定の施
設は、前者が特別養護老人ホーム等、後者は公園となっていた。
用途未定とした1件は、9月30日まで貸付を行っていた「旧療育センターアポ
ロ園(別紙1の30番)」である。
表6 貸付を行っていない理由
貸付を行っていない理由
広場・通路として使用され
件数
土地面積(㎡)
建物面積(㎡)
3
202.17
570.70
3
92.97
0
12
872.39
2,212.65
事業整備予定地のため
2
6,521.09
0
用途未定
1
1,657.05
1,009.55
21
9,345.67
3,792.90
ているため
私道の持分の一部として使
用されているため
売却予定のため
計
5
貸付の事務手続き
以下に、本監査において着眼点としたものの結果について述べる。
はじめに、着眼点1の「貸付の事務手続きが適正に行われているか」について調査
した結果は、次のとおりである。
(1)貸付期間
貸付を行っている48件を対象に、貸付期間について質問した回答は表7のとお
りである。なお、普通財産の貸付期間は、規則第32条により、貸付形態によって
土地と建物のそれぞれについて上限が定められているが、土地と建物の両方を貸付
けている財産については、建物の契約区分とした。
土地を貸付ける際の期間の上限は、借地借家法(平成3年法律第90号)第
22条に規定する定期借地権を設定して貸付ける場合は50年、同法第24条に規
定する事業用借地権を設定して貸付ける場合は20年、建物所有の目的で貸付ける
場合は30年、一時使用のために貸付ける場合は2年などとされている。
調査の結果からは、貸付期間を設定していた契約に関しては、いずれも規則で定
める貸付上限内の期間が設定されていた。主なものは、年数が1年と2年のものは
畑や自動販売機といった一時使用のものであり、20年は事業用借地権を設定した
認定こども園への貸付、30年は保育所としての貸付が多かった。50年はすべて
定期借地権を設定した貸付であった。なお、その他の1件は、沼袋駅南口開設用地
の貸付であるが、期間について具体的な年数が定められておらず、沼袋駅南口が存
続する間となっていた。
建物の上限は、一時使用を目的に貸付ける場合は1年、それ以外の目的の場合は
7
5年などと規定されている。調査の結果からは、いずれも規則で定める貸付上限内
の期間が設定されていた。年数が1年のものは、仮校舎や仮宿舎といった一時使用
のものであり、5年のものは福祉関連施設としての貸付が多かった。
表7
区分
年数
件数
貸付期間
土地
1年
2年
3
5年
1
2
建物
20年
30年
50年
その他
1年
2年
5年
2
18
6
1
4
1
10
(2)貸付契約
貸付に係る書類を確認したところ、すべての貸付は起案により貸付の意思決定が
行われており、契約書が作成されていた。また、中野区契約事務規則第43条のほ
か、規則第34条に定められている貸付期間の更新に関する申出、契約の解除、原
状回復に関することなど契約書に記載すべき必要な事項については、契約書に記載
されていたことが確認できた。
(3)貸付に係る権利金の徴収
貸付に係る権利金は、規則第35条により建物を貸付ける場合又は建物所有の目
的で土地を貸付ける場合に徴収することとされている。
この権利金の徴収について質問した回答は表8のとおりである。
このうち、既存の建物1棟全部を貸付けていないなどの理由により、元から権利
金の対象外であるものが6件あったが、これを除いた42件についてみると、権利
金を徴収したものが2件、権利金を徴収していないものが40件であった。
権利金の減免については、財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例(以下
「条例」という。)第5条で、公共団体若しくは公共的団体において公益的事業の
用に供するとき、及び特に必要があると認めるときと定められている。権利金を徴
収しなかった40件の内訳は、前者によるものが38件、後者によるものが2件で
あったが、内容を確認したところ、条例に反するものは見当たらなかった。特に必
要があると認めた2件は、いずれも貸付先が株式会社であったが、その目的が保育
所、鉄道事業といった公益性が高いものであった。
8
表8
権利金の徴収について
権利金を徴収したもの
2
公共団体若しくは公共的団
権利金を徴収し
体において、公益的事業の
ていないもの
用に供するため
特に必要があると認めると
き
既存の建物1棟全部を貸付
けていないため
権利金の対象外
のもの
臨時設備その他一時使用の
目的のため
建物所有の目的でないため
計
38
2
4
1
1
48
また、権利金を徴収した2件は表9のとおりである。
この2件の権利金に関し、同じ権利金という名称を使いながら、「本町四丁目
住宅用地(別紙1の65番)」に係る一般定期借地権設定契約では、理由の如何
を問わず返還しないとし、「温暖化対策推進オフィス(別紙1の63番)」に係
る定期建物賃貸借契約では、債務額を差し引き返還するという全く異なった扱い
がされていた。
表9
管理分野
権利金を徴収した普通財産
名称
所在地
土地面積(㎡)
建物面積(㎡)
都市計画分野
本町四丁目住宅用地
本町 4-36
640.61
0.00
地球温暖化対策分野
温暖化対策推進オフィス
中野 5-4-7
571.62
2,132.00
6
貸付料の設定
次に、着眼点2の「貸付料の設定が適正に行われているか」について調査した結果
は、次のとおりである。
(1)貸付料の設定状況
普通財産の貸付料は、規則第33条第1項により適正な時価により評定した額又
は落札価格によって定めることとされている。また、条例第4条では、公共団体若
しくは公共的団体において公益的事業の用に供するとき、及び特に必要があると認
めるときは、無償若しくは減額することができると定められている。
9
貸付を行っている48件を対象に、貸付料の設定について質問した回答は表
10のとおりである。
貸付料の減額を行っていたものは40件あり、全体の8割を超えていた。その理
由は、条例の定めによる公共団体若しくは公共的団体において公益的事業の用に供
するためのものが38件、特に必要があるとして認めたものが2件であった。特に
必要があるとした2件は、上記5(3)で述べた2件と同じものであった。
また、「公共団体若しくは公共的団体において、公益的事業の用に供するため」
の減額理由における減額率は、100%が最も多いものの、90%、77%、
50%、30%といった多様な割合が設定されていた。さらに、高齢者福祉センタ
ーの貸付の事例では、同じ貸付の条件でありながら、2施設では30%、1施設で
は50%という異なった減額率の設定が行われていた。
これらの貸付料の設定にあたり、起案により減額理由及び減額率が定められてい
たが、その減額率とした根拠や理由についての記載はなされていなかった。
なお、減額が行われていなかったものは8件あったが、その多くは株式会社への
貸付であった。
表10 貸付料の減額の理由と減額率
減 額 率
減額
100%
90%
77%
50%
30%
28
2
1
5
2
0
38
特に必要があると認めるとき
2
0
0
0
0
0
2
減額なし
0
0
0
0
0
8
8
30
2
1
5
2
8
48
減額理由
公共団体若しくは公共的団体におい
て、公益的事業の用に供するため
計
なし
計
(2)貸付料の徴収
貸付料の徴収を行っている18件を対象に、納期限の設定や納付状況を確認した
ところ、いずれも納期限の設定が適切に行われ、期限内に納付されていたことが確
認できた。
7
貸付の行われていない財産の維持管理
着眼点3の「貸付の行われていない財産の維持管理は適正に行われているか」を調
査した結果は、以下のとおりである。
(1)維持管理の状況
貸付を行っていない普通財産は21件であるが、前述の4(3)で説明した現に
供用されている6件を除いた15件を対象に、維持管理の状況について質問した回
答は表11のとおりである。
10
「維持管理を行っている」との回答が11件、「維持管理を行っていない」との
回答が4件であった。このうち、維持管理を行っていない4件は、全て実態上管理
が困難な旧水路敷・旧道路敷であった。
表11
維持管理の状況
維持管理の状況
件数
維持管理を行っている
11
維持管理を行っていない
4
計
15
(2)維持管理の内容
維持管理を行っているとの回答があった11件について、その具体的な内容を質
問した回答は表12のとおりである。なお、11件の内訳は、土地のみが8件、建
物のみが1件、土地と建物が2件であり、土地は10件、建物は3件が総数である。
土地については、表12に掲げた具体的な維持管理の内容を挙げて、これらの実施
の有無について調査を行い、建物については、維持管理の有無、及びその具体的な
内容について調査した。
土地の10件については、「フェンス設置・施錠等侵入防止」、「看板の設置」
が行われていたものが8件であり、2件については行われていなかった。この2件
は、「南台一・二丁目地区まちづくり用地その2①(別紙1の70番)」と「南台
一・二丁目地区まちづくり用地その2②(別紙1の71番)」であった。
また、「除草等管理」が行われていないものが4件あったが、これは、いずれも
土地がアスファルト舗装されており、除草の必要がなかったものであった。
建物の3件については、「施錠管理」と「消火器設置」はすべての建物で行われ
ていた。機械警備は、「教員寮(別紙1の82番)」で電気設備が停止していると
の理由により行っていなかった。
表12
維持管理の内容(複数回答あり)
区分
土地
建物
維持管理の内容
件数
フェンス設置・施錠等侵入防止
8
看板の設置
8
除草等管理
6
施錠管理
3
消火器設置
3
機械警備
2
11
(3)過去1年間における不適正な維持管理の有無
過去1年間に違法駐車や不法投棄などの不適切な事例があったかについて調査し
た結果は、すべて適切に管理されていたとの回答であった。
(4)実態調査
貸付を行っていない普通財産21件を対象に、調査票の回答の事実関係を確認す
るために、現地にて実態調査を行った。
その結果、「南台一・二丁目地区まちづくり用地その2①(別紙1の70番)」
について、所管からは適切に管理しているとの回答であったが、当該財産の一部に
隣接住民の植木鉢が多数置かれ、あたかも当該住民の庭の一部として使用されてい
た事実が確認できた。この財産は、区が道路用地として取得し、平成15年3月に
道路として整備した際に発生した残地であり、道路と宅地の間に位置しているもの
である。その他の20件については、調査票による回答どおりの結果が確認できた。
8
実地監査
所管から提出された調査票及び実態調査により、対象とする財産を選定し実地監査
を行った。
(1)実地監査の対象
実地監査を行った普通財産は表13のとおりである。
なお、選定した理由は、番号Ⅰの財産は実態調査で問題が明らかになったもので
あり、番号Ⅱ∼Ⅳの財産は、貸付が行われ、有効利用に努めていると思われたもの
である。
表13
実地監査を行った普通財産
番号
管理分野
名称
所在地
土地面積(㎡)
Ⅰ
地域まちづくり分野
南台一・二丁目地区まちづくり用地その2①
南台 2-48
18.63
Ⅱ
地域まちづくり分野
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1①
南台 2-48
136.92
Ⅲ
地域まちづくり分野
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1②
南台 2-48
60.00
Ⅳ
地域まちづくり分野
南台一・二丁目地区まちづくり用地その5
南台 2-50
23.55
(2)実地監査で確認した事項
Ⅰ 南台一・二丁目地区まちづくり用地その2①(別紙1の70番)
実地監査において、実態調査で確認したとおりの状況を確認することができた。
所管からは、以下のとおり、当該財産の経緯についての説明があり、今後、で
き得る限り早期に売却手続きが進むよう地権者交渉と庁内調整を行い、それまで
の間、適切な管理に努めるとの説明があった。
12
平成13年5月
平成14年5月
同年
6月
平成15年2月
同年
4月
同年
5月
平成24年7月
残地部分の隣接地権者に残地取得の意向を確認
中野区土地開発公社が地権者の用地を取得
残地部分の隣接地権者と交渉
残地部分を普通財産として経理分野から引継ぐ
隣接地権者に残地取得の意向を確認
隣接地権者に残地部分の測量結果を提示
隣接地権者に残地取得の意向を確認
Ⅱ
Ⅲ
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1①(別紙1の68番)
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1②(別紙1の69番)
この普通財産は、平成12年5月に地区内道路整備を目的に旧前原保育園を廃
止した残地であり、今後の道路拡幅事業のための代替地となるものである。
所管からは、それまでの間、地域の子どもたちの健全育成を図ることを目的に、
町会へ畑として無償貸付を行っているとの説明があった。実地監査では、「夢畑」
という名称で使用されていることを確認できた。
Ⅳ
南台一・二丁目地区まちづくり用地その5(別紙1の74番)
この普通財産は、区が道路用地として取得し、平成25年5月に道路として整
備した際の残地であり、道路と宅地の間に位置しているものである。
所管からは、自動販売機を設置することを目的に貸付を行い、年間20万円の
貸付料収入があるとの説明があった。実地監査では、2台の自動販売機が設置さ
れていることを確認できた。
第8 監査の結果
今回の調査の結果は以上のとおりであるが、一部に、不適正な事務処理や維持管理が
行われていたので、指摘事項として述べる。
また、指摘には至らないものの、貸付に係る契約上の金銭の扱いに関し不整合な点が
見られたので、改善を求める事項として述べる。
【指摘事項】
1 存在しない普通財産が公有財産台帳に登録されていたもの
経理分野が管理する2件の普通財産について、いずれも既に東京都との間で土地交
換が行われていたにもかかわらず、普通財産として登録されていた。
当該財産は、旧都営住宅敷地内にあり、道路・公園管理分野が行政財産(道路用地)
として管理していたものであるが、東京都による都営住宅の建替え等にあわせ、道路
の付け替えが必要となることから、東京都との土地の交換を目的に、行政財産の用途
を廃止し普通財産となったものである。
しかしながら、この過程で、道路・公園管理分野から経理分野への財産の引き継ぎ
13
が行われていたにもかかわらず、道路・公園管理分野ではこのことを失念し、当該用地
を自らが管理する行政財産として認識していた。このため、東京都との土地交換にあた
り、経理分野との調整を行うことなく、平成23年7月29日に土地交換契約が締結さ
れていた。
一方、経理分野は、普通財産として引き継ぎを受けた時点で、本来であれば4か月の
管理期間経過後でなければ行政財産の用途廃止ができないにもかかわらず、これを受理
し普通財産としていた。また、将来は東京都と財産を交換する土地であることを認識し
ていたにもかかわらず、この状況等の確認を怠っていた。さらには、平成25年度に実
施した固定資産台帳の整備にあたり、すべての財産について調査すべきところ、これも
怠っていた。
両分野における手続きの誤りにより、このような事態を招いたことは、区の決算にお
ける財産に関する調書や貸借対照表上の資産にも影響を及ぼすものであり、極めて不適
正である。
(経営室経理分野)
(都市基盤部道路・公園管理分野)
普通財産の一部が不法占有されていたもの
南台一・二丁目地区まちづくり用地その2①において、多年にわたり隣接地権者によ
り不法占有されていた事実が判明した。
この間、当該地権者との交渉は数回行われてはいるが、その内容は取得の意向を確認
することに止まり、売却に向けた具体的な交渉はされていなかった。
また、財産の管理にあたっても、フェンスの設置など隣地との境界を区別できるよう
な方策はとっておらず、さらに、図面などによる詳細な確認を怠っていたことから、現
地での現況確認においても、当該財産を隣接地権者の所有地と誤認し、不法占有されて
いたという認識すら持っていなかった。
2
財産の管理にあたり極めて不適正な事務処理である。直ちに、不法占有の状況を解消
するための手続きを行われたい。
(都市基盤部地域まちづくり分野)
【改善を求める事項】
○ 権利金など賃貸借契約に係る金銭の取扱いに関する規定の見直しについて
土地、建物の貸付に伴う権利金に関し、本町四丁目住宅用地一般定期借地権設定契約
では、理由の如何を問わず返還しないとし、一方、温暖化対策推進オフィス定期建物賃
貸借契約では、債務不履行が存在する場合に当該債務額を差し引き返還するという異な
った扱いがされていた。
権利金は、一般的に土地や建物の賃借権を設定する際に借主が貸主に支払う金銭で、
契約が終了しても返還されないものであり、上記の温暖化対策推進オフィスの場合は、
その内容からみれば、権利金ではなく、敷金として設定すべきものである。
14
しかしながら、現行の規則では、建物を貸付ける場合又は建物所有の目的で土地を
貸付ける場合は権利金を徴収するとの定めがあるのみで、本来は敷金として徴収すべ
きものであっても、その名目で徴収できる仕組みにはなっていなかった。賃貸借契約
は、民間を含めた他団体と締結するものであり、特に金銭に関わる事項は、疑義を招
かないよう明確に規定されていなければならないものである。実態に即した賃貸借契
約が行えるよう、速やかに関連規定の見直しをされたい。
(経営室経理分野)
第9 措置状況の通知
本監査の結果に基づき、または参考として措置を講じたときは、地方自治法第
199条第12項に基づき、その旨通知願いたい。
第10 意見
今回の監査結果をふまえ、特に検討を望みたい事項について、総括的に意見を述べる。
第一は、公有財産を管理する事務処理システムについてである。
財産管理の基本となる公有財産台帳に誤りがあったことは、指摘事項で述べたとおり
である。原因となった所管、なかんずく公有財産に関する事務の指導統括を行う立場に
もある経営室経理分野には、猛省を促したい。
今回の監査を通じ、公有財産台帳がシステム的に管理されていないのではないかとの
危惧を持ったところである。規則によれば、公有財産台帳には、土地台帳や建物台帳な
どがあり、その記入や整理の方法として、公有財産台帳整理基準が定められている。ま
た、台帳には、必要な図面や書類を添付することとされていることから、文書による管
理が求められている。
庁内情報ネットワークシステムのメニューにある「財産管理」は、これを補完する目
的でシステムとして整備されたものと思われるが、導入当初に当時のデータは入力され
ていたものの、その後の更新等の形跡は確認できなかった。システムを導入しても、そ
れが活用されなければ何の意味も持たないばかりか、誤った情報が閲覧できる状態に放
置されていることになり、極めて不適切な状況にあると言わざるを得ない。
公有財産がシステムとして適正に管理できるよう、早急な検討を望みたい。
第二は、財産の適正な管理・点検についてである。
財産の一部が不法占有されていた事実があったことは、指摘事項で述べたとおりであ
る。区民の財産を預かり管理する区として、あってはならないことであり、極めて遺憾
である。
財産の点検を年1回以上行うことは、規則により義務付けられていることであるが、
この点検が図面などを用意せずに安易に行われていたことが、今回の事態を招いた要因
の一つであろう。
15
普通財産は、民法で定める所有権の時効取得の対象となることを肝に銘じ、確実な点
検を行われたい。
第三は、貸付料の減額基準の明確化についてである。
今回の監査で、条例に基づき貸付料の減額を行っていたもののうち、減額率は30%
から100%までと様々であり、また、同様の施設の貸付であっても減額率が異なって
いたことが判明した。
減額に対する区としての統一的な基準がなかったことが要因と考えられるが、このよ
うな状態では、貸付にあたり、借主に対する説明責任を果たすことができるのか、疑問
を持つものである。
平成26年5月30日付で経営室から出された「公有財産使用料の減額・免除基準」
は、このような状態を改善するためのものと思われるが、その内容を見れば、「国及び
地方公共団体」、「区が財政援助をしている団体」、「社会福祉法人」といった団体ご
とに使用の状況を掲げ、それぞれ減額率が定められていた。
しかしながら、貸付に係るものを確認すると、公益性がある業務を行う場合は、減額
率はほとんどが100%となっていた。また、実際に公益性を重視し減額が行われてい
たにもかかわらず、基準のなかに株式会社に関する規定がなかった。
基準は、所管において減額率を定めるうえでの指針となるものである。貸付における
実態を改めて確認し、見直しを図られたい。
第四は、財産の売却についてである。
指摘事項とした「まちづくり事業用地」の地権者対応の過程で、隣接地権者が財産の
取得の意向を示しているにもかかわらず、売却まで至っていないとの事実が確認できた。
特に、まちづくり事業用地のように、狭小の残地を売却する場合は、売却先は隣接地権
者しか考えられないことから、その交渉はまちづくりを担当する所管が行い、交渉が整
った段階で、売買の担当である経営室経理分野に引き継がれるとのことである。
今回の事例では、隣接地権者に対する交渉の過程で、両所管の調整が不十分ではなか
ったかとの思いを強くした。
このような財産は、区として所有する価値のないものである。各所管においては、緊
密な連携を図りながら、早期の売却に向け善処されたい。
また、本監査で調査を行った旧水路敷、旧道路敷についても述べておきたい。
旧水路敷と旧道路敷は、国から移管を受けた時点では行政財産として管理していたも
のを、用途廃止により普通財産となったもので、多くは個人の敷地の中に入り込んでい
るものである。このため、まちづくり事業用地の場合と同様に、売却先は隣接地権者し
か考えられず、また、売却時期は住宅の建替え時期になることが一般的であり、その時
期を予測することは困難である。
このような特異性を認識のうえ、隣接地権者から申し出があった際には速やかに的確
な対応ができるよう、準備にあたられたい。
16
最後に、区が管理する公有財産は区民の貴重な財産であり、その管理にあたり万が一
にも誤りは許されないものである。国は、地方公会計の整備促進に関し、統一的な基準
による財務書類等を平成29年度までに作成することを求めているが、そのためにも、
公有財産の正確な管理が不可欠となる。
本監査で「普通財産の管理と活用」をテーマとしたのは、保育園等の民営化や施設の
再編などにより普通財産が増えている現状を踏まえ、その適正な管理と活用がより一層
求められるとの認識によるものであった。
本監査の結果は上記のとおりであるが、指摘事項、改善事項、意見で述べた事項を真
摯に受け止め、早急に改善に向けた取組みを実行されることを強く望むものである。
17
別紙1 平成26年度事務監査 対象普通財産一覧
分野
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
経理分野
都市観光・地域活性化分野
都市観光・地域活性化分野
地域活動推進分野
地域活動推進分野
地域活動推進分野
(中部)地域支援分野
(中部)地域支援分野
(北部)地域支援分野
(北部)地域支援分野
(南部)地域支援分野
子育て支援分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
保育園・幼稚園分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
福祉推進分野
障害福祉分野
地球温暖化対策分野
都市計画分野
都市計画分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
地域まちづくり分野
道路・公園管理分野
道路・公園管理分野
道路・公園管理分野
道路・公園管理分野
道路・公園管理分野
道路・公園管理分野
防災・都市安全分野
子ども教育施設分野
合計
施設区分
旧少年自然の家
旧本郷保育園
旧職員住宅
旧宮園詰所
旧宮園詰所
貸付地(経営室)
貸付地(経営室)
貸付地(経営室)
貸付地(経営室)
旧南部教育相談分室(残地)
野方一丁目用地
旧水路敷
旧道路敷
旧水路敷
旧水路敷
旧道路敷
旧道路敷
学校跡施設(普通)
学校跡施設(普通)
学校跡施設(普通)
学校跡施設(普通)
学校跡施設(普通)
地域包括支援センター
(仮)南中野区民活動センター共有地
高齢者福祉センター(普通)
高齢者福祉センター(普通)
高齢者福祉センター(普通)
区民活動センター(普通)
高齢者福祉センター(普通)
旧療育センター
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認可保育所貸付地
認定こども園用地
認定こども園用地
認知症高齢者向けグループホーム用地
認知症高齢者向けグループホーム用地
認知症高齢者向けグループホーム用地
特別養護老人ホーム(普通)
特別養護老人ホーム(普通)
高齢者デイサービス施設(普通)
高齢者デイホーム
特別養護老人ホーム(普通)
高齢者デイホーム
高齢者デイサービス施設(普通)
高齢者デイサービス施設(普通)
旧西中野保育園
中野富士見中学校跡施設
知的障害者通所援護施設建設用地
温暖化対策推進オフィス
旧新井住宅
本町四丁目住宅用地
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
まちづくり事業用地(普通)
沼袋駅南口開設用地
沼袋駅南口開設用地
広場(普通)
野方駅北口開設用地
自由通路(普通)
南台児童館跡地
貸付地(防災・都市安全)
教員寮
名称
所在地
旧常葉少年自然の家
福島県田村市
旧本郷保育園
弥生町2-48-2
旧中野区職員富士見住宅
弥生町2-48-2
旧宮園自転車保管場所
中野2-18-4
旧宮園詰所
中野2-18-4
大和花公園貸付地
大和町1-54
上鷺宮二丁目貸付地
上鷺宮2-15
野方五丁目貸付地
野方5-28
上鷺宮五丁目貸付地
上鷺宮5-28
旧南部教育相談分室(残地)
本町2-32
野方一丁目用地
野方1-24
旧水路敷(白鷺)
白鷺1-4
旧道路敷(白鷺)
白鷺1-4
旧水路敷(江原)
江原町2-5
旧水路敷(大和町2)
大和町2-48
旧道路敷(野方1)
野方1-11
旧道路敷(野方6)
野方6-47
中野中学校跡施設
中野1-57-12
第六中学校跡施設
野方3-6-17
桃丘小学校跡施設
中野3-40-23
桃丘小学校跡施設開放用詰所
中野3-40-23
中野富士見中学校跡施設
弥生町5-11-16
東中野地域包括支援センター
東中野1-5-1
(仮)南中野区民活動センター(共有地道路) 弥生町5-5
堀江高齢者福祉センター(共有地道路)
中野2-23-8
堀江高齢者福祉センター
中野2-23-8
松が丘高齢者福祉センター
松が丘1-32-10
野方区民活動センター
野方5-3-1
弥生高齢者福祉センター
弥生町3-33-8
旧療育センターアポロ園
江古田3-3-21
旧桃が丘保育園
中野3-19-13
旧桃が丘児童遊園
中野3-19
旧桃が丘学童クラブ室
中野3-19-13
旧東中野保育園
東中野1-35-5
旧新井保育園
新井4-10-10
旧沼袋西保育園
沼袋3-14-11
旧中野区さつき寮
沼袋2-17-8
旧江古田児童遊園
江古田4-16
旧上鷺宮保育園
上鷺宮3-8-8
旧野方北保育園
野方4-41-7
旧みなみ保育園
南台5-29-9
旧大和北保育園
大和町4-12-10
旧あけぼの保育園
上高田2-58-21
東中野五丁目保育園建設用地
東中野5-17
みなみ公園拡張予定地及びみなみ公園の一部 南台5-15
旧橋場保育園
中央4-18-19
旧みずのとう幼稚園
江古田1-1-1
旧やよい幼稚園
弥生町1-58-14
旧住吉保育園
東中野4-2-16
ほっとステーション鐵庵
弥生町3-16-1
グループホーム夢
新井4-29-2
特別養護老人ホームおたきほうむ
東中野5-17-30
特別養護老人ホームしらさぎホーム
白鷺2-51-5
デイサービスセンターしらさぎホーム
白鷺2-51-5
デイサービスセンターしらさぎホーム
白鷺2-51-5
特別養護老人ホーム小淀ホーム
中央1-18-3
高齢者デイホーム小淀ホーム
中央1-18-3
野方デイサービスセンター
野方6-53-8
老人デイサービスセンターふじみ苑
弥生町5-2-19
旧西中野保育園
白鷺3-15-21
中野富士見中学校跡施設
弥生町5-11
知的障害者通所援護施設建設用地
本町5-40
温暖化対策推進オフィス
中野5-4-7
旧新井住宅
新井4-30
本町四丁目住宅用地
本町4-36
平和の森公園周辺地区事業用地その1
新井3-28-7
平和の森公園周辺地区事業用地その3
新井3-28-2
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1① 南台2-48
南台一・二丁目地区まちづくり用地その1② 南台2-48
南台一・二丁目地区まちづくり用地その2① 南台2-48
南台一・二丁目地区まちづくり用地その2② 南台2-48
南台一・二丁目地区まちづくり用地その3
南台2-32
南台一・二丁目地区まちづくり用地その4
南台2-45-15
南台一・二丁目地区まちづくり用地その5
南台2-50-15
西武新宿線沼袋駅南口開設用地①
沼袋1-8
西武新宿線沼袋駅南口開設用地②
沼袋1-8
上鷺宮四丁目広場
上鷺宮4-6
野方駅北口開設用地
野方6-3
野方駅南北自由通路
野方6-3-3
南台児童館跡地
南台4-37
鷺宮五丁目貸付地
鷺宮5-11
教員寮
東中野5-27-22
土地面積
建物面積
20,322.85
627.27
0.00
0.00
519.40
19.99
90.06
135.75
2,869.26
9.36
831.14
986.85
222.60
30.13
17.47
14.27
49.55
10,148.11
7,258.40
5,615.99
0.00
5,918.54
131.16
14.62
68.99
712.14
890.98
1,120.24
904.94
1,657.05
735.00
854.76
269.01
1,145.76
626.40
911.22
922.69
954.11
912.48
1,108.66
1,209.74
1,021.97
808.67
1,350.40
1,167.44
1,440.53
1,490.90
2,566.53
632.58
500.21
804.34
1,491.90
3,408.25
0.00
0.00
2,237.08
0.00
0.00
0.00
839.99
2,248.44
927.35
571.62
250.70
640.61
12.99
28.33
136.92
60.00
18.63
45.09
16.73
11.93
23.55
107.42
30.54
125.28
76.89
0.00
602.55
101.00
0.00
96,634.30
4,062.27
279.75
392.00
1,021.62
792.75
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
7,461.04
0.00
5,712.44
9.41
0.00
271.57
0.00
0.00
856.99
1,498.95
1,203.67
1,142.45
1,009.55
0.00
0.00
0.00
504.90
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
4,503.98
454.20
108.00
3,609.79
151.37
471.92
293.61
584.17
0.00
0.00
2,132.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
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0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
570.70
0.00
0.00
1,540.90
40,640.00
別紙2
調査票
記入要領
1 平成26年9月30日現在の上記普通財産について、下記の質問に回答してください
2 問合せ等の際の担当者、内線を記入して下さい
3 番号での回答は、上記の表の回答欄に、ドロップダウンリストから選択して下さい
4 回答の不要な欄は斜線を引いています
【質問1】
使用状況について
以下のどの事由をもって行われましたか
1 貸付を行っている⇒【質問2】以降へ
2 貸付を行っていない⇒【質問20】以降へ
【質問2】
使用用途について
1 保育施設
2 障害者・高齢者施設
3 事務所
4 公園・広場
5 駐車場
6 防災関係
7 その他
【質問3】
使用名称、または貸付内容について記入してください(回答例 ○○保育園)
【質問4】
貸付相手方について
1 国・地方公共団体
2 各種法人
3 町会・地域団体
4 民間企業
5 個人
6 その他
【質問5】
貸付相手方の名称を記入してください
【質問6】
貸付期間について
1 1年以内
2 2年
3 5年
4 20年
5 30年
6 50年
7 その他⇒内容記入
【質問7】
貸付期間の根拠について記入してください
(回答例 中野区公有財産規則32条第1項)
【質問8】
貸付にあたり中野区公有財産規則34条に挙げられている特則事項の契約書へ
記載している内容について(複数回答可)
1 貸付期間(1年を超える貸付期間のものに限る。)の更新に関しては、契約期間
満了3か月前の申出とすること
2 契約の解除に関すること
3 借受人の責めに帰すべき理由により契約を解除した場合の貸付料の不還付
に関すること
4 必要費、有益費等の請求権の放棄に関すること
5 借受人が都内にいない場合の管理人の選任に関すること
6 借受人の申出による分筆又は境界標のための測量に要した実費徴収に関す
ること
7 原状回復に関すること
8 転貸等の禁止に関すること
【質問9】
貸付における権利金の徴収について
1 あり⇒【質問10】へ
2 なし⇒【質問14】へ
【質問10】
権利金の金額と設定方法について記入してください
(回答例 建物評価額○○円×○パーセント=○円)
【質問11】
権利金減額について
1 減額を行っている⇒【質問12】へ
2 減額なし⇒【質問15】へ
【質問12】
減額の割合について記入してください(回答例 40パーセント減額)
【質問13】
減額の理由について 1 国または地方公共団体その他公共団体若しくは公共的団体において、公用
または公共用若しくは公益的事業の用に供するため⇒【質問15】へ
2 特に必要があると認めたため⇒内容記入⇒【質問15】へ
【質問14】
権利金なしの理由について
1 権利金の対象ではない
2 国または地方公共団体その他公共団体若しくは公共的団体において、公用
または公共用若しくは公益的事業の用に供するため
3 臨時設備その他一時使用の目的で貸し付けるため
4 既存の建物1棟全部を貸し付けていないため
5 その他⇒内容記入
【質問15】
貸付料の金額と設定方法について記入してください
(回答例 落札価格による○○円。 計算式による前年分相続税課税標準価格
○○円×○パーセント=○円)
【質問16】
貸付料減額について
1 減額を行っている⇒【質問17】へ
2 減額なし⇒【質問19】へ
【質問17】
減額の割合について記入してください(回答例 40パーセント減額)
【質問18】
減額の理由について 1 国または地方公共団体その他公共団体若しくは公共的団体において、公用
または公共用若しくは公益的事業の用に供するため
2 特に必要があると認めたため⇒内容記入
【質問19】
過去一年間における貸付料の徴収について
1 滞納なし
2 滞納あり⇒事例、対応内容記入(回答例 ○月分の滞納があり、中野区
公有財産規則37条に基づき督促を行った)
貸付を行っている普通財産についての質問はここで終了となります。普通財産の管理活用に
ついてご意見があれば記入してください。
なお、貸付を行っている普通財産につきましては、契約書(写し)、貸付に係る起案文書(写し)、
及び過去一年間の貸付料徴収の証拠書類(写し)を提出してください。
大変お忙しいところ、ご協力ありがとうございました。
【質問20】
貸付を行っていない状態になった日を教えてください
【質問21】
貸付を行っていない理由について記入してください
1 売却予定のため
2 道路として使用されているため
3 水路敷、道路敷として使用されているため
4 その他⇒内容記入
【質問22】
土地の維持管理の内容について(複数回答可)
1 看板の設置
2 フェンス設置・施錠等侵入防止
3 除草等管理
4 その他⇒内容記入
5 行っていない
【質問23】
建物の維持管理について
1 あり⇒行っている内容と理由について記入(回答例 安全管理のため機械
警備を行っている)
2 なし⇒行っていない理由について記入
【質問24】
過去一年間における状況について(一度でもあった場合は選択で複数回答可)
1 駐車が行われていた
2 不法投棄が行われていた
3 無許可に花壇設置が行われていた
4 その他⇒内容記入
5 適切に管理されていた
貸付を行っていない普通財産についての質問はここで終了となります。普通財産の管理活用に
ついてご意見があれば記入してください。
大変お忙しいところ、ご協力ありがとうございました。