平成27年度 グリーン貢献量認証制度等基盤整備事業(J-クレジット制度推進 のための中小企業等に対するソフト支援事業) 公募要領 平成27年3月19日 九州経済産業局 資源エネルギー環境部 環境対策課 九州経済産業局では、平成27年度グリーン貢献量認証制度等基盤整備事業(J-クレジッ ト制度推進のための中小企業等に対するソフト支援事業)を実施する委託先を、以下の要領 で広く募集する。 1.事業の目的 本事業では、J-クレジット制度※に関して、九州地域内の企業や地方自治体等との連携 により、プロジェクト計画の作成支援、クレジット活用先開拓支援、関係者とのネットワ ークの構築等を実施することにより制度の一層の普及啓発を図り、中小企業等のCO2排出 削減、省エネ対策を加速させることを目指します。 特に、中小企業のCO2排出削減・省エネ対策に係る設備投資の負担の軽減のために活用 出来る補助事業の説明会に併せた制度説明等を行うとともに、管内の制度活用による優良 事例を効果的にPRすることで、より多くのプロジェクト創出を支援します。 ※J-クレジット制度とは、省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組による、C O2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制 度です。 2.事業の内容 本事業では、以下の事業を行う民間企業等に事業委託を行う。 (1)プロジェクト発掘及びプロジェクト計画書作成支援 ①補助事業に係る説明会と併せた制度説明 省エネ等に取り組む中小企業を対象とした補助事業の説明会に併せ制度説明を行い、 プロジェクト発掘を行う。 なお、実施時期は平成27年5月~6月の間に、九州7県において各1回開催する ものとし、開催内容等については、事前に九州経済産業局と協議の上決定することと し、各回50名以上集客すること。 その他説明会に係る委託事業の内容には以下も含むものとする ・会場に係る事務手続き(会場の選定・借り受け、連絡調整、会場借料の支払い等) ・セミナー開催に必要なマイク、パソコン、プロジェクター、スクリーン等の備品 手配 ・外部講師を招聘する場合にあっては、講師の選定(必要に応じて九州経済産業局 が人選) 、講演依頼、連絡調整、謝金及び交通費の支払い等 ・議事次第の作成・印刷や、九州経済産業局や講師等の用意する配布資料(A4判 で延べ30ページ程度を想定)の印刷及び会場への搬入 ・セミナー開催の告知、集客及び事前の参加申込み受付(申込み状況については、 会場毎に2営業日前までに九州経済産業局に報告すること) 、管理 ・開催当日の会場準備、受付、講師接遇及び司会進行(各会場ともスタッフを2名 以上配置すること) ・必要に応じ、来場者に対する会場内外での誘導 ・セミナー終了後の片付け ・当日来場者の集計(氏名、企業名、連絡先等) -1- ・来場者アンケートの作成(A4判1枚程度を想定、内容については九州経済産業 局と協議の上決定すること)、印刷、配布、回収及び集計(原則、説明会終了後5 営業日以内に、アンケート集計結果を取りまとめ、九州経済産業局に報告するこ と) ②省エネ等に取り組む中小企業へのヒアリング 省エネ設備を導入した事業者等に対して、制度活用に係るニーズ等をヒアリングし、 ヒアリング結果について、随時、九州経済産業局に報告する。 なお、ヒアリング対象は20社程度を想定し、ヒアリング内容等を含め、事前に九 州経済産業局と協議を行うこととする。 ③プロジェクト計画書の無料作成支援 J-クレジット制度認証委員会(以下、「認証委員会」という。)への申請が見込ま れる中小企業等を対象にプロジェクトの発掘を行うとともに、プロジェクト計画書の 作成支援を無料で行う。 また、プロジェクト計画書を審査機関へ依頼する際に必要となる関係書類の準備、 審査過程で審査機関から問い合わせ等があった場合の対応、プロジェクト計画書の修 正作業等、審査にかかる一連の対応業務も支援対象に含める。 なお、日々、支援実施状況を管理し、定期的に九州経済産業局に報告する体制を整 えることとする。 ※J-クレジット制度においては、事業開始時に買い手が決まっていることは必須条 件ではないが、クレジット収益を設備投資に充てるという、クレジット制度の本来 的な趣旨に鑑み、プロジェクト登録時点で買い手を見つけておくことを強く推奨す ること。 (計画作成支援を実施するための必須条件とはしない。) ※作成支援の対象にあたっては、事前に九州経済産業局と協議を行うこと。中小企業 の温暖化対策の推進という観点から、大企業については支援を行わず、原則として 中小企業基本法第2条に定める中小企業者をソフト支援の対象とする。 (したがって、 温対法の報告対象となる中小企業者も支援対象となる。)ただし、特例として、自治 体については、1自治体につき1度に限り支援を行うこととする。 ※その他の支援対象条件:年間排出削減見込み量が30トン以上の事業者を対象とす る。農業・森林方法論のプロジェクトについては対象外とし、全国型・プログラム 型については、原則対象外とするものの、相当の理由があれば支援も可とする。 〔計画書作成の目標支援件数〕10件以上 (2)モニタリング報告書の無料作成支援 ①プロジェクト事業者へのヒアリング 管内のプロジェクト登録事業者に対しヒアリングを実施し、モニタリングの実施状 況や実施に係る課題、モニタリング報告書の作成支援に係るニーズ等を把握し、ヒア リング結果について、随時、九州経済産業局に報告する。 -2- なお、ヒアリング対象は10社程度を想定し、ヒアリング内容等を含め、事前に九 州経済産業局と協議を行うこととする。 ②モニタリング報告書の無料作成支援 認証委員会への認証申請が見込まれるプロジェクト事業者を対象に、モニタリング 報告書の作成を無料で行う。対象事業については、プロジェクト計画書の作成支援と 同様とする。 なお、日々、支援実施状況を管理し、定期的に九州経済産業局に報告する体制を整 えることとする。 〔モニタリング報告書の無料作成の目標支援件数〕:5件以上 (3)クレジットの活用先の開拓 J-クレジットや国内クレジットの活用先を拡大するため、温暖化対策に積極的な 企業や自治体を訪問し、事業活動やイベント等におけるオフセットの提案等を行う。 併せて、経済産業省において委託予定の活用型ソフト支援機関及び環境省と情報を共 有し連携を図る。 また、CFPオフセットやどんぐりポイントへの誘導、環境省のオフセット関連施 策とも連携を図る。 なお、取得・償却するクレジットについては、事前に九州経済産業局と協議を行う こと。また、支援実施状況は日々管理し、定期的に九州経済産業局に報告することと する。 〔カーボン・オフセットの提案目標〕:60件以上、償却量600t-CO2 以上 (4)制度利用促進事業 ①J-クレジット制度活用セミナー 中小企業や自治体等を対象に、J-クレジット制度活用を促進するためのセミナー を九州地方環境事務所等と連携して開催する。セミナーでは、九州内外のプロジェク ト事業者を講師として招聘し、プロジェクト事業者の取組や制度活用のきっかけやメ リット等について紹介する。また、クレジット認証後の活用先の検討材料とするため、 カーボン・オフセットに係る事例紹介も併せて行う。 なお、実施時期は10月~11月の間に2回程度開催するものとする(うち1回は エコテクノ2015での開催を想定)。実施内容等については、事前に九州経済産業 局と協議を行うこととし、各回50名以上集客すること。 その他セミナーに係る委託事業の内容は以下も含むものとする。 ・会場に係る事務手続き(会場の選定・借り受け、連絡調整、会場借料の支払い等) ・セミナー開催に必要なマイク、パソコン、プロジェクター、スクリーン等の備品 手配 ・外部講師を招聘する場合にあっては、講師の選定(必要に応じて九州経済産業局 が人選) 、講演依頼、連絡調整、謝金及び交通費の支払い等 -3- ・議事次第の作成・印刷や、九州経済産業局や講師等の用意する配布資料(A4判 で延べ30ページ程度を想定)の印刷及び会場への搬入 ・セミナー開催の告知、集客及び事前の参加申込み受付(申込み状況については、 会場毎に2営業日前までに九州経済産業局に報告すること) 、管理 ・開催当日の会場準備、受付、講師接遇及び司会進行(各会場ともスタッフを2名 以上配置すること) ・必要に応じ、来場者に対する会場内外での誘導 ・セミナー終了後の片付け ・当日来場者の集計(氏名、企業名、連絡先等) ・来場者アンケートの作成(A4判1枚程度を想定、内容については九州経済産業 局と協議の上決定すること)、印刷、配布、回収及び集計(原則、説明会終了後5 営業日以内に、アンケート集計結果を取りまとめ、九州経済産業局に報告するこ と) ②制度の普及促進を目的としたセミナー等への講師派遣 九州管内の自治体が行う環境・エネルギー関係のセミナー等において、制度概要の 説明を行うとともに、プロジェクト事業者を派遣し事例紹介等を行う。 なお、主催者等との調整及び講師派遣に係る事務手続き(講師の選定(必要に応じ て九州経済産業局が人選)、講演依頼、連絡調整、謝金及び交通費の支払い等)等に ついて、委託事業の内容に含めることとする。また、実施内容等については、事前に 九州経済産業局と協議を行うこととする(全10回程度を想定)。 ③事例集作成 九州管内のプロジェクト事業者の企業概要、プロジェクト実施に係る経緯、プロジ ェクト実施による効果(CO2削減効果に加え、企業価値向上等も含む)、活用した 施策等を事例集として取りまとめる。併せて、九州管内のカーボン・オフセットの事 例も掲載する。作成にあたっては掲載企業等への現地取材を行うことを原則とする。 事例集の概要は以下のとおり。 ・掲載する事例は、プロジェクト事業者、カーボン・オフセットに係る事例それぞ れ10件程度ずつとする。 ・表紙及び裏表紙各1ページのほか、「はじめに」「目次」「J-クレジット制度の 概要(制度紹介)」を必ず掲載すること。事例紹介については、各企業2~4ペ ージ程度とし、企業概要、クレジットに係る取組の概要、事業の効果(CO2 等削 減量や投資回収年数など)、社長(または担当者)のコメント、適用した方法論 の紹介、活用した支援施策等を掲載すること。 ・作成分量は A4 版カラー45ページ以上とする。(表紙及び裏表紙含む。) ・作成書式は、PDFファイル及び加工可能な PowerPoint 形式等とする。 ・印刷部数は1,000部とし、平成27年9月までに印刷物及び電子データを記 録した CD-R 又は DVD-R を九州経済産業局に提出すること。 ・作成作業の着手前に九州経済産業局を交えた打合せ(九州経済産業局会議室での 実施を想定)を1回以上行い、作成方針や掲載企業等を協議することとする。 -4- ④広報誌作成 プロジェクト事業者の取組、カーボン・オフセットに係る取組、省エネ機器等製造 事業者の取組、自治体等の温暖化対策に関する取組等を取材し、毎月 1 回、広報誌と して発行し、管内の企業や自治体等にPRする。作成にあたっては掲載企業等への現 地取材を行うことを原則とする。 広報誌の概要は以下のとおり。 ・掲載内容は、プロジェクト事業者の取組、カーボン・オフセットに係る取組、省 エネ機器等製造事業者の取組、自治体等の温暖化対策に関する取組等とし、各回 あたり1~2事例とする。 ・取組事例の他、J-クレジット制度の概要及びソフト支援機関の情報等については、 毎回掲載することとする。 ・作成分量は A3 版カラー1ページ以上とする。 ・作成書式は、PDFファイル及び加工可能な PowerPoint 形式等とする。 ・作成時期は、第1号の発行を平成27年7月とし、その後、毎月1回発行するこ ととする。 ・印刷部数は各回500部とし、九州経済産業局が提供するリストに従い関係先へ 送付した上で、印刷物及び電子データを記録した CD-R 又は DVD-R 九州経済産 業局に提出すること。 ・作成作業の着手前に九州経済産業局を交えた打合せ(九州経済産業局会議室での 実施を想定)を1回以上行い、作成方針や掲載企業等を協議することとする。 ⑤PR動画制作 プロジェクト事業者の取組をより分かりやすくPRし、幅広い中小企業が制度を活 用する上での参考とするため、プロジェクト事業者の取組や制度活用のきっかけやメ リット等について紹介する動画を制作する。 制作した動画は、各種のセミナーでの活用や、九州経済産業局HPへの掲載、九経 交流プラザでの常時上映等で活用することを想定。 PR動画の内容は以下のとおり。 ・動画の収録内容は、企業概要、J-クレジット制度に係る取組の概要、事業の効果 (CO2 等削減量や投資回収年数など) 、社長(または担当者)のコメント、活用し た支援施策等とする。 ・作成分量は、1動画あたり3分程度とし、5事例作成する。 ・平成27年9月末までに、電子データを記録した CD-R 又は DVD-R 九州経済産 業局に提出すること。 ・作成作業の着手前に九州経済産業局を交えた打合せ(九州経済産業局会議室での 実施を想定)を1回以上行い、作成方針や掲載企業等を協議することとする。 ⑥展示会出展 J-クレジット制度の利用促進につなげるため、環境分野の展示会に出展し(より 事業の効果が期待できる場合は、複数の展示会での出展や九州外で開催される展示会 -5- での出展も認める。)、J-クレジット制度、カーボン・オフセットを紹介する。出 展にあたっては、制度を分かりやすく説明したパネルによる広報、省エネ機器等を製 造する企業等と連携して出展を行うなど、より効果が上がる工夫を行うこととする。 その他展示会出展に係る委託事業の内容は以下も含むものとする。 ・九州経済産業局及び展示会主催者、出展者等との連絡調整 ・J-クレジット制度に参画している事業者や、クレジットの創出に繋がる省エネ設 備等の販売事業者等の取組を紹介する展示ブースの設置(3ブース程度)。また、 展示に必要な基礎装飾品(パネル、展示台、社名サイン等)及び電源の確保。 ・出展者の選定(出展候補者リストアップ、ヒアリング等) 。 ・開催当日の会場準備、ブース来場者への説明等(各会場ともスタッフを2名以上 配置すること) 、終了後の片付け ・当日来場者の集計(氏名、企業名、連絡先等) ・J-クレジット制度、カーボン・オフセットを説明したパネル(A1 版)をそれぞれ 1枚作成し、ブースに設置すること。内容等については、九州経済産業局と協議 の上で決定することとする。 (5)地域ネットワークの維持・拡大 九州地域「J-クレジット制度ネットワーク連絡会議」の場を活用し、地域におけ る成功事例の共有等を図る。さらに、九州管内の自治体や企業における J-クレジット 制度やカーボン・オフセットの取組に係る効果的な情報発信の方策(九州独自のシン ボルマーク、表彰制度等)等を検討する。 なお、九州地域「J-クレジット制度ネットワーク連絡会議」開催にあたっては、 会議出席者との連絡調整、会場に係る事務手続、備品手配等、配布資料(A4 判で延 べ30ページ程度を想定)の作成、印刷及び会場への搬入、開催当日の会場準備(ス タッフを1名以上配置すること) 、会議終了後の片付けについて委託事業の内容に含め ることとする。 (6)その他 ・九州管内における国内クレジット制度利用事業者から J-クレジット制度への移行に 係る相談等があった場合の対応については、委託事業の内容に含めることとする。 ・事業の実施方針や進捗状況等を確認することを目的に、定期的に九州経済産業局と の連絡会議を開催する(原則として月に1回とするが、必要に応じ随時開催。開催 場所は九州経済産業局会議室とする。) 。 3.事業実施期間 契約締結日~平成28年3月31日 4.応募資格 申請書を提出できるのは、次の要件を全て満たす法人とする。応募資格及び要件を満た さない者からの書類は受理しない。 (1)九州に営業拠点を有する民間企業等であること。 -6- (2)本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること。 (3)本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ資金について十分な管理 能力を有していること。 (4)予算決算及び会計令第70条及び第71条の規定に該当しないものであること。 (5)経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領(平成15・ 01・29会課第1号)別表第一及び第二の各号第一欄に掲げる措置要件のいずれに も該当しないこと。 5.契約の要件 (1)契約形態: 委託契約(概算契約)とする。 (2)採択件数: 1件とする。 (3)予算規模: 総額で2,100万円以内(税込み)とする。委託費は、提案事業の内容、 目標支援件数等を勘案して、九州経済産業局と調整の上、決定する。 なお、本公募は、平成27年度予算の成立を前提に行うものであり、予 算成立までの過程で内容等に変更があり得ることをあらかじめご了承くだ さい。 (4)成果物の納入: 事業報告書の電子媒体(ワード、PDF)を納めた CD-R(または DVD-R) 2枚を九州経済産業局に納入する。 (5)委託金の支払時期: 委託金の支払いは、原則として、事業終了後の精算払とする。 (6)支払額の確定方法: 事業終了後、事業者より提出いただく実績報告書に基づき原則 として現地調査を行い、支払額を確定する。 支払額は、契約金額の範囲内であって実際に支出を要したと認 められる費用の合計とする。このため、全ての支出には、その収 支を明らかにした帳簿類及び領収書等の証拠書類が必要となる。 また、支出額及び内容についても厳格に審査し、これを満たさな い経費については、支払額の対象外となる可能性もある。 6.応募手続き (1)募集期間 公募開始日: 平成27年3月19日(木) 公募締切日: 平成27年4月8日(水) (12:00必着) (2)公募説明会の開催 開催日時:平成27年3月24日(火)10:30~11:30 開催場所:福岡合同庁舎本館1階 九経交流プラザ内会議室 (3)応募書類 ① 以下の書類を一つの封筒に入れること。封筒の宛名面には「平成27年度グリーン貢 献量認証制度等基盤整備事業申請書」と朱書きで明記すること。 ・公募申請書(様式1)<正本1部、副本(写し)2部> ・事業提案書(様式2※別紙の「支出計画」を含む。 ) -7- <紙媒体8部及び電子媒体(CD-ROM)1式> ・申請受理票(様式3)<1部> ・会社概要(様式4)<1部> ・返信用封筒(定形・切手貼付)<1部> ② 提出された応募書類は本事業の採択に関する審査以外の目的には使用しない。 なお、応募書類は返却しない。機密保持には十分配慮するが、採択された場合には、 「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」 (平成11年5月14日法律第42号) に基づき、不開示情報(個人情報、法人の正当な利益を害する情報等)を除いて、情報 公開の対象となる。 ③ 応募書類等の作成費は経費に含まれない。また、選定の採否を問わず、企画提案書の 作成費用は支給されない。 ④ 企画提案書に記載する内容については、今後の契約の基本方針となるため、予算額内 で実現が確約されることのみ表明すること。なお、採択後であっても、申請者の都合に より記載された内容に大幅な変更があった場合には、不採択となることがある。 (4)応募書類の提出先 応募書類は郵送・宅配便、持参等により以下に提出すること。 〒812-8546 福岡県福岡市博多区博多駅東2-11-1 九州経済産業局資源エネルギー環境部環境対策課 武田、池田 宛 ※FAX及び電子メールによる提出は受け付けない。 ※締切を過ぎての提出は受け付けない。郵送等の場合、配達の都合で締切時刻までに 届かない場合もあるため、期限に余裕をもって送付すること。 7.事業提案書作成上の留意点 事業提案書には、以下の事項を明確に盛り込むこと。 (1)本事業の具体的な実施方法及び実施体制 実施体制については、事業従事予定者が上記2.に掲げる事業を実施する上でどのよ うな役割を担うかについて、事業従事予定者毎にそれぞれ具体的に記載すること。 また、事業の再委託を行う場合は、想定する再委託先、再委託金額及び業務範囲(計 画作成支援、クレジット活用先の開拓等の各種支援を再委託する場合、想定する支援件 数等を明示すること)も具体的に盛り込むこと。 (2)目標支援件数等 ・クレジット活用先の開拓については、活用先の提案件数や償却トン数の目標を記載す ること。 ・プロジェクト計画及びモニタリング報告書の無料作成支援については、支援件数の目 標を記載すること。 (3)本事業の実施スケジュール 各月において、各支援それぞれの完了見込み件数を明示すること。 -8- 8.審査・採択について (1)審査方法 委託先の選定は、提出のあった事業提案書及び添付資料をもとに、第三者の有識者で 構成される委員会で以下の観点に照らして審査を行い決定する。 なお、審査にあたっては、必要に応じて別途ヒアリングの実施や追加資料の提出等を 求める場合もある。 ① 事業内容及び事業の実施方法等に関する事項 イ 上記2.に記載した事業内容が全て提案されており、またその内容が九州経済産業 局の意図と合致している。 ロ 提案事業の実施内容・方法が具体的に示されており、また、その実現性が高い(実 施スケジュールにおいて、各支援の前倒しした実施計画が示されている等、事業実施 期間内において着実な事業実施の蓋然性が高いことを含む) 。 ② 組織の経験・能力に関する事項 イ 当該事業を効果的に遂行するために必要なネットワークを保有している。 ロ 地域ブロック規模での広域で事業を実施できる体制が取られている。 ハ 欠員等が生じた際に、円滑に事業を遂行する体制が取られている。 ニ 中小企業の排出削減対策、J-クレジット制度に関連する知見を有している。 (2)採択結果の決定及び通知について 採択された申請者については、九州経済産業局のホームページで公表するとともに、 当該申請者に対してその旨を通知する。 9.契約について 採択された申請者について、九州経済産業局と提案者との間で委託契約を締結する。な お、採択決定後から委託契約締結までの間に、九州経済産業局との協議を経て、 事業内容・構成、事業規模、金額などに変更が生じる可能性がある。 契約書作成に当たっての条件の協議が整い次第、委託契約を締結し、その後、事業開始 となる。また、契約条件が合致しない場合には、委託契約の締結ができない場合もある なお、契約締結後、受託者に対し、事業実施に必要な情報等を提供することがあるが、 情報の内容によっては、守秘義務の遵守を求めることがある。 10.経費の計上 (1)経費の区分 本事業の対象とする経費は、事業の遂行に直接必要な経費及び事業成果の取りまとめ に必要な経費であり、具体的には以下のとおり。 経費項目 Ⅰ.人件費 内容 事業に直接従事する者の直接作業時間に対する人件費 Ⅱ.事業費 -9- 旅費 事業従事者に対する事業を行うために必要な交通費、日当、宿泊 費 会場費 事業(会議、講演会、シンポジウム)を行うために必要な会場借 料及び茶菓料(お茶代)等 謝金 事業を行うために必要な謝金(委員謝金等) 設備費 事業を行うために必要な機械装置及び工具器具備品等の購入、製 造、借用、修繕又は据付けに必要な経費 物品購入費 事業を行うために直接必要な物品(当該事業のみで使用されるこ とが特定・確認できるもの。原材料及び消耗品費等(諸経費の中 の一般管理費で購入するものを除く。) )の購入に要する経費 外注費 事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施すること が出来ないもの又は適当でないもの(機械装置又は工具器具部品 等の設計、製造、改造、修繕又は据付け、試料の製造、分析鑑定 等)の外注に要する経費 ※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印 刷費、会場借料(会場提供者からの付帯設備を含む。 )、翻訳費 その他これに類するもの)については、この項目には計上せず 他の適当な項目に計上すること。 印刷製本費 事業で使用するパンフレット・リーフレット、事業成果報告書等 の印刷製本に関する経費 補助職員人件費 事業に直接従事する補助職員(アルバイト等)に係る経費 その他諸経費 事業を行うために必要な文献購入費、法定検査、検定料、特許出 願関連費用及びセミナー等の開催でカーボン・オフセット開催と する際にかかる国内クレジット購入費用等に係る経費 Ⅲ.再委託費 事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施すること が出来ないもの又は適当でないもの(調査、工作物の作成、組立 等及び大学、高等専門学校、独立行政法人化した研究所、公設試 験研究機関等からの技術指導費等)の一部を委託するのに必要な 経費 ※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印 刷費、会場借料(会場提供者からの付帯設備を含む。 )、翻訳費 その他これに類するもの)については、この項目には計上せず 他の適当な項目に計上すること。 Ⅳ.一般管理費 事業を行うために必要な経費の中で、エビデンスによる照合が困 難な経費(当該事業とその他の事業との切り分けが困難なもの) について、契約締結時において一定割合支払を認められる間接経 費。 具体的には、当該事業を行うために必要な家賃、水道光熱料、コ ンピュータ使用料、回線使用料、文房具などの汎用的な消耗品等、 - 10 - 当該事業に要した経費として抽出・特定が困難な経費。(これら にあっても事業の特定が可能なものは、事業費に計上すること。 ) (2)直接経費として計上できない経費 ・建物等施設に関する経費 ・事業内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、椅子、書棚等の什器類、事 務機器等) ・事業実施中に発生した事故・災害の処理のための経費 ・その他事業に関係のない経費 11.問い合わせ先 〒812-8546 福岡県福岡市博多区博多駅東2-11-1 九州経済産業局 資源エネルギー環境部 環境対策課 TEL :092-482-5499 担当:武田、池田 FAX :092-482-5554 - 11 -
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