ふるさといわき就業支援事業 IWAKIターン促進業務委託 仕 様 書 平成27年4月 い わ き 市 1 第1章 総則 第1節 総則 1 業務の目的 本市の雇用情勢は、復興需要等により、求人数が多い状況が続いており、有効求人倍率 が平成 24 年7月以降、1倍を上回る状況が続いており、雇用情勢は回復基調にあるもの の、一部の業種によっては、求人・求職のミスマッチや人材不足といった課題も生じてい る。 こうした課題の解消に向け、本市においては、高校卒業後に、大都市圏の大学等に進学 する学生も多いことから、本市出身者が就職時に地元に戻ってくるといった人材の還流を 促す仕組み作りが重要となっている。 そのため、国が平成 26 年度補正で予算措置した地域住民生活等緊急支援のための交付 金(地方創生先行型)を活用し、本市の将来を担う若年層の早期からの地元就職意識の醸成 やUIJターン促進による市内企業とのマッチング及び人材確保に繋げることを目的とし た業務を委託するものである。 2 委託業務の名称 IWAKIターン促進業務委託 3 業務の委託期間 契約締結の日から平成28年3月31日まで 4 基本仕様 ⑴ 仕様書の適用 本仕様書は、本業務に適用する。 本仕様書に定めのない事項は、市と協議のうえ決定することとする。 ⑵ 委託業務の内容及び範囲 本業務の内容は、本仕様書による。 ⑶ 疑義 本仕様書の仕様記載事項に疑義が生じたときは、市と協議することとする。 ⑷ 資料の貸与 市が所有する、本業務の遂行上必要な資料は、受託者にこれを貸与する。 この場合において、受託者は、貸与を受けた資料のリストを作成のうえ、これを市に 提出し、貸与を受けた資料を業務の完了とともに返納するものとする。 ⑸ 機密の保持 受託者は、本業務の遂行上知り得た事項について、第三者に漏らしてはならない。 ⑹ 指示目的以外の使用および第三者への提供の禁止 受託者は、市から貸与された資料、又は本業務の実施にあたって作成した資料(以下 「資料等」という。)を、市が指示した目的以外に使用してはならない。 2 また、受託者は資料等を第三者に提供し、又は使用させてはならない。 ⑺ 複写又は複製の禁止 受託者は、本業務の遂行上作成した資料等の全部又は一部を市の許可なく複写し、又 は複製してはならない。 ⑻ 提出書類 受託者は、本業務の遂行に関し、次に掲げる書類を提出するものとする。 なお、市に承認された事項を変更しようとするときは、その都度、市の承認を受ける こととする。 ① 着手届 ② 業務完了報告書 ③ 事業の進捗状況報告書(毎月) ④ 前3号に掲げるもののほか、必要と認められる書類 ⑼ 成果品の検査及び引渡し 受託者は、本業務完了後、速やかに業務完了報告書に次に規定する書類を添えて委託 業務の成果を報告し、市の検査を受けるのもとする。 ① 業務実績報告書 1部 ② アンケート集計及び分析結果などの実施状況等関係書類一式 ⑽ 業務遂行に係る監査 受託者は、市から指示があったときは、業務遂行の適正性について、市の指定する者 の監査を受けなければならない。 この場合において、市は受託者に対し、事前にその監査の実施時期及び場所並びに監 査をする者として指定した者の氏名等を明示するものとする。 5 業務仕様 ⑴ 本市出身者の学生の在籍先調査及び雇用情報の発信に関する業務 本市出身者の高校卒業後の進路状況等を把握し、効果的な情報発信ができるよう、大 学等のキャリアセンターや就職支援機関等への訪問等により、ネットワーク等を構築す る。 また、構築したネットワーク等を活用し、学生等への市内雇用関連情報の発信を行う。 ① 本市出身者の学生の在籍先調査に関する業務 ア 調査先 市内外の大学・短大・専門学校等 イ 調査方法 訪問、電話、メールなど ② 雇用情報の発信に関する業務 ア 実施方法 ・ 上記調査の結果を踏まえ、学校等を通し、本市出身者に対し、市内の雇用情報 を発信する。 ※ 市が設置している別紙「いわき市雇用情報ファイル(設置箇所一覧)」を活 用することも可。 3 ・ 市内外で開催される合同企業説明会や面接会等において、参加者向けに、市内 の雇用情報を発信する。 イ 対象 本市での就職を希望・検討している大学・短大・専門学校等の学生や一般求職者 ⑵ UIJターン就職セミナー(東京・仙台開催)に関する業務 市外の大学・短大・専門学校等に進学した本市出身者などを対象に、学生同士や学 生と企業とが交流でき、『ふるさといわき』や将来の『職』を考えるきっかけとなる セミナー(交流会)を東京都内・仙台市内で開催するもの。 ア 対象 本市での就職を希望・検討している学生(大学院1年、大学1年~3年、短大・ 専門学校1年など) や本市に関心のある若者 イ 内容 ・ 開催に係る企画・運営 ※ 具体的な内容については、学生等のニーズに応じた構成とする。(いわき の現状や将来をテーマに学生同士での意見交換、先輩の就職活動講話、地元 企業との座談会など。) ・ 開催案内(参加者募集)等の広報 ・ 参加事業所アンケート、参加者アンケートの実施・集計・分析 ウ 実施概要 開催場所 ※ 東京都内 仙台市内 実施時期 10 月頃 12 月頃 2 月頃 計 10 月頃 12 月頃 2 月頃 計 実施規模 50 人 150 人 200 人 400 人 30 人 50 人 70 人 150 人 開催時期や具体的な内容等の詳細については、市と協議の上決定。 エ 実施形態 委託先を中心とし、いわき市出身(いわきに関心のある学生)の学生による実行委 員を設けセミナーを企画・運営する。 オ 費用負担 会場使用料に係る費用負担を参加者や企業から求めないものとする。 ⑶ 卒業年次前の学生等を対象とした企業説明会(市内開催)に関する業務 大学・短大・専門学校等の就職活動解禁に合わせ、本市での就職を希望・検討して いる卒業年次前の学生や保護者を対象とした合同企業説明会を市内で開催するもの。 また、首都圏等からの参加者を対象とした就活バスを運行するもの。 ア 対象 ・ 本市の就職を希望・検討している学生(大学3年、短大・専門学校1年など) ・ 就職活動中や就職活動前の学生を持つ保護者 イ 内容 ・ 開催に係る企画・運営 ・ 開催案内(参加事業所募集・参加者募集)等の広報 4 ・ 就職セミナー(パネルディスカッション形式もしくは講話形式) ・ 企業PRタイム ・ 市内に営業拠点のある企業による合同企業説明会 ・ 参加事業所アンケート、参加者アンケートの実施・集計・分析 ・ 参加者向けの参加企業PR冊子の作成・配布 ウ 実施概要 ※ エ 開催場所 いわきワシントンホテル椿山荘 実施時期 平成 28 年3月頃 実施規模 参加企業 70 社、参加者 250 名程度 開催時期や具体的な内容等の詳細については、市と協議の上決定。 就活バスの運行 説明会前日 運行日程 説明会当日 説明会終了直後 運行区間 東京都内発 いわき駅着 東京都内発 会場着 いわき駅発 会場着 乗車数 20 名 20 名 20 名 ※ 運行区間や発着時間等の詳細については、市と協議の上決定。 オ 費用負担 合同企業説明会の会場使用料に係る費用負担を参加者や企業から求めないものと する。また、就活バスの乗車に係る費用負担も参加者から求めないものとする。 ⑷ いわき市就職ガイダンス(首都圏開催)に関する業務 本市での就職を希望・検討している新卒予定者の学生や一般求職者を対象とし た合同企業説明会を開催するもの。 ア 対象 ・ 本市の就職を希望・検討している学生(大学4年、短大・専門2年など) ・ 一般求職者 イ 内容 ・ 開催に係る企画・運営 ・ 開催案内(参加事業所募集・参加者募集)等の広報 ・ 就職セミナー(パネルディスカッション形式もしくは講話形式) ・ 企業PRタイム ・ 市内に営業拠点のある企業による合同企業説明会 ・ 参加事業所アンケート、参加者アンケートの実施・集計・分析 ・ 参加者向けの参加企業PR冊子の作成・配布 ウ 実施概要 開催場所 東京都内 実施時期 平成 27 年8月頃 実施規模 参加企業 50 社、参加者 200 名程度 5 ※ 開催時期や具体的な内容等の詳細については、市と協議の上決定。 エ 費用負担 会場使用料に係る費用負担を参加者や企業から求めないものとする。 ⑸ 関係機関との連携等 市内及び市外の関係機関との積極的な連携に努め、様々な機会を捉えて参加者及び市 内求職者の就職促進に関する情報の収集に努めること。また、事業実施にあたって、自 身が持つノウハウを活かして市に対し必要な助言を行うこと。 ⑹ 市が実施する業務との役割分担 各業務における受託業者と市の役割分担は、次のとおりとする。 項目 ⑴ 本市出身者の学生 の在籍先調査及び雇 業務内容 市 本市出身者の学生の在籍先調査 受託業者 ◎ に関する業務 用情報の発信に関す る業務 雇用情報の発信に関する業務 ○ ◎ ⑵ UIJターン就職セミ ナー(東京・仙台開 催)に関する業務 開催全般に係る企画運営 ◎ ⑶ 卒業年次前の学生 等を 対象と し た企業 説明会(市内開催)に 関する業務 ⑷ いわき市就職ガイダ ンス(首都圏開催)に 広報紙などによる情報発信に 関する業務 ○ ◎ 関する業務 ※ ◎は主として担う業務、○は連携して実施する業務 6 緊急時の連絡体制 受託者は、事業の実施にあたり、緊急の事態が発生した場合における連絡体制を整備 し、連絡体制を図示した書面(以下「連絡体制図)という。)を市に提出すること。 市は、事業実施にあたり緊急の事態が発生したことを知ったときは、連絡体制図に従 い、直ちに受託者に連絡するものとする。 以 6 上 7
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