別紙1 呉市地域公共交通ビジョン(案)に対する意見募集に提出された意見・要望の 要旨とそれに対する市の考え方 番号 提出された意見・要望の要旨 市の考え方 「第4章 具体的な事業展開」に対する意見・要望 【施策1-①】市の公共交通を検討する組織の設置・運営(49ページ)について 1 地域公共交通協議会は,地域の交通に関 するニーズを精査し,必要な場合には,福 祉有償運送など,地域の実態に沿った交通 手段の開発と,それを担う団体を育成する 部会を設置するなど,地域の活性化につな がる行動力の育成・強化をすることにも重 点を置くべきではないか。 地域公共交通協議会内に,生活交通に関 する課題や問題点などを専門的に調査・研 究する部会を設けることは,今後,持続可 能な公共交通体系の構築を目指す上で有用 であると考えられます。 今後の参考とさせていただきます。 【施策1-③】公共交通情報の積極的な発信(50ページ)等について 2 市の公共交通の危機的な現状を理解して いる市民は少ないと考えられる。 そのため,ビジョン案に掲載されている とおり,市政だよりなどによる積極的な情 報発信と,エコ通勤やパーク&ライドの普 及・推進などによる積極的な公共交通利用 への取組を早期に実施していただきたい。 今後,これらの取組を進めていきます。 【施策2-①】各公共交通の役割分担による効率的な運行(53ページ)について JR呉線の最終便まで主要バス路線を運 行し,通勤・通学時における公共交通の利 便性を高めることで,呉市から広島市への 人口流出を食い止めることができると考え るがどうか。 バス事業者にお伝えし,本市も一緒にな って研究していきたいと考えています。 なお,本市としましては,通勤や通学, 通院,買い物など,移動ニーズは多様であ り,それらのニーズに応えるためには,鉄 道やバスなどの公共交通に加え,自家用車 やタクシー,自転車などの個々のニーズに 基づく移動手段との役割分担・連携を図る 必要もあると考えています。 その一環として,交通結節点となる駅周 辺などへの快適な乗り継ぎ環境の整備を始 め,パーク&ライドの普及・推進などの施 策を展開することで,持続可能な公共交通 体系を構築していきたいと考えています。 過疎エリアのバス運行について,定時運 行ではなく,必要な人のところを運行する 「デマンド交通システム」を導入すること はできないか。 効率的・効果的なバス交通の実現を目指 す上で,「デマンド交通システム」は有用 な手法の一つであると認識しています。 今後,地域特性やバスの利用実態,移動 ニーズなどを踏まえ,地域に最適な運行手 法の導入に向け,検討を進めていきます。 3 4 - 1 - 番号 提出された意見・要望の要旨 市の考え方 【施策2-①】各公共交通の役割分担による効率的な運行(53ページ)について 5 6 障害者や高齢者の中には,身体的要因な どの事由により,公共交通機関を利用し難 い事例がある。また,市民の生活交通を守 るためには,地域との連携,市民との協働 が不可欠である。 こうした課題解決には,既存の公共交通 に加え,「自家用有償旅客運送」や「無償 運送」が必要であると考える。 「自家用有償旅客運送」や「無償運送」 の導入及び「自家用有償旅客運送の事務・ 登録権限」の移譲の指定を受けることにつ いては,本市の公共交通を取り巻く社会経 済情勢の変化や多様化する移動ニーズなど を踏まえ,その必要性や有用性などについ て調査・研究をしていきたいと考えていま す。 市民協働を円滑に実現していくためには 市民が協働しやすい条件づくりが必要であ る。その必要条件は,市が「自家用有償旅 客運送の事務・登録権限」の移譲の指定を 受けることであると考える。 【施策3-①】便利で快適な交通結節点の整備(59ページ)について 7 女性や子供などが夜間,バス停で下車し た後,家族による送迎までの間,待ち時間 が生じる。バス停がコンビニエンスストア 近くにある場合は,その近くにバス停を移 動・設置していただきたい。 バス事業者にお伝えし,実現可能性につ いて,研究していきたいと考えています。 その他の意見・要望 8 雨の日の朝はバスが混雑し,乗車できな いことがある。横浜市のような「雨の日ダ イヤ」を導入することはできないか。 - 2 - バス事業者にお伝えし,実現可能性につ いて,研究していきたいと考えています。
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