平成26年度運営に関する計画・自己評価

平成26年度
運営に関する計画
最終評価
大阪市立築港中学校
大阪市立築港中学校
平成26年度
(様式1)
運営に関する計画・自己評価(総括シート)
1.学校運営の中期目標
現状と課題
○ 平成25年度全国学力・学習状況調査において、国語A・国語B・数学Bにおいては大阪
市の平均正答率を上回っている。しかしながら、全国の平均正答率と比較すると、すべて
下回っている。
○ 生徒質問紙では、「国語の勉強が大切だと思うか」という問いにおいて、大阪市を 7.3P
上回り、「数学の勉強が大切だと思うか」という問いにおいては、大阪市を 1.4P上回っ
ており、学習に対する意欲はある。
○ 「家で、学校の宿題をしていますか」という質問に対して肯定的な回答をしている生徒の
割合が、全国より 28.2 ポイント、大阪市より 17.8 ポイントと極めて低い。「復習」につ
いても、全国より 15.9 ポイント、大阪市より 9,3 ポイントと低く、家庭学習の定着が課
題である。
○ 読書に関しては、全国とほぼ同等の結果であり、全学年で取り組んでいる「朝読書」や昼
休みの「図書館開放」の成果であると考えられる。
○ 学力向上のためには、基本的生活習慣の確立が最も重要である。授業への集中力を高め、
学力向上につなげるため、挨拶や言葉使い、決められた時間を守る等の指導を徹底し、授
業規律を向上させる。
○ 基本的生活習慣の質問項目で、朝食をあまり食べていないと回答した生徒が 13.9%あり、
不規則な生活習慣がうかがえる。また、就寝時刻においても同様の傾向がある。
○ 「できる喜び・わかる喜び」が味わえるような授業づくりを推進するため教員研修会を計
画的に実施する。
○ 築港地域の教育力を最大限生かし、地域と密着した教育を推進する。
○ 築 35 年経過し老朽化してきている学校施設であるが、様々な環境整備に取り組み、教育
環境の改善を図る。
中期目標
【視点 学力の向上】
・ 平成 27 年度末の生徒アンケートにおける「習熟度別少人数授業やグループ別の授業はわ
かりやすい」と答える生徒の割合を 80%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 平成 27 年度 3 学期における授業アンケートで「授業について興味・関心・意欲が向上し
た」と答える生徒の割合を全体の 80%以上にする。
(マネジメント改革関連)
【視点 道徳心・社会性の育成】
・ 平成 28 年度の全国学力・学習状況調査における「学校の規則を守っていますか」の項目
について、
「当てはまる(どちらかといえば、当てはまる)
」と答える生徒の割合を 90%以
上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 平成 28 年度の全国学力・学習状況調査における「今住んでいる地域の行事に参加してい
ますか」の項目について、
「当てはまる(どちらかといえば当てはまる)
」と答える生徒の
割合を 70%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
【視点 健康・体力の保持増進】
・ 平成 27 年度末の生徒アンケートにおける「運動することが好き」と答える生徒の割合を
80%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 教育環境の整備に取り組み、平成 27 年度末の保護者アンケートにおける「学校が美しく、
教育環境が整っている」と答える保護者の割合を 80%以上にする。
(マネジメント改革関連)
2.中期目標の達成に向けた年度目標
【視点 学力の向上】
・ 平成 26 年度末の生徒アンケートにおける「少人数授業やグループ別の授業はわかりやす
い」と答える生徒の割合を 75%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 平成 26 年度 3 学期における授業アンケートで「授業について興味・関心・意欲が向上し
た」と答える生徒の割合を全体の 75%以上にする。
(マネジメント改革関連)
【視点 道徳心・社会性の育成】
・ 平成 26 年度の全国学力・学習状況調査における「学校の規則を守っていますか」の項目
について、
「当てはまる(どちらかといえば、当てはまる)
」と答える生徒の割合を 85%以
上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 平成 26 年度の全国学力・学習状況調査における「今住んでいる地域の行事に参加してい
ますか」の項目について、
「当てはまる(どちらかといえば当てはまる)
」と答える生徒の
割合を 60%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
【視点 健康・体力の保持増進】
・ 平成 26 年度末の生徒アンケートにおける「運動することが好き」と答える生徒の割合を
75%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 教育環境の整備に取り組み、平成 26 年度末の保護者アンケートにおける「学校が美しく、
教育環境が整っている」と答える保護者の割合を 70%以上にする。
(マネジメント改革関連)
3.本年度の自己評価結果の総括
教育重点目標に、①学力の向上 ②道徳心・社会性の育成 ③健康・体力の保持増進の3つ
の視点を掲げ、全ての教職員で目標達成に向けて取り組んでいる。全般的には目標を達成でき
ている。
① 学力の向上
・「少人数授業は、わかりやすく学力向上につながったと思うか」のアンケートで、肯定的に
答えた生徒の割合は81%で、中期目標としていた80%以上を達成することができた。
・「授業について興味・関心・意欲が向上したと思うか」のアンケートで、肯定的に答える生
徒の割合は77%で、目標通りに達成できた。
・全国学力学習状況調査の「家で学校の授業の復習をしていますか」の質問に対して肯定的に
回答した生徒は、昨年度16.5%⇒今年度36.7%と2倍以上の伸び率を示している。残念なが
ら、全国平均と比較すると-13.7%とまだまだ低いが、大阪市平均よりは0.9%高くなり、
家庭学習の習慣が徐々に定着してきている。
・「自分で計画を立てて勉強をしていますか」の質問に対しても、肯定的に回答する生徒が
41.2%(大阪市平均より+2.3%、全国平均より-5.4%)と4割を超えている。
・「まったく勉強をしていない」と回答した生徒が、3 割近くに上っている。「1日当たりの
勉強時間」でも、3時間以上と回答した生徒が 17.6%と全国と比較して 7.2%高いが、全く
しないと回答した生徒が 19.1%と低く、二極化が大きな課題となっている。
・指導方法の工夫改善の結果、過去 3 年間と比較すると着実に基礎学力は向上している。しか
し依然低位層の生徒が大きく占めているため「できる喜び、わかる喜び」を味わえる授業づ
くりを推進し、知識の定着を図る必要がある。
・全国学力・学習状況調査結果における、家庭学習の時間の調査でも、「まったく家で予習、
復習をしていないと回答している生徒」と、「自分で計画を立てて勉強している生徒」が二
極化しており、低位層の生徒の学力向上と学習意欲向上が大きな課題となっている。
・「ICTを活用した授業に取り組んでいると思うか」のアンケートで、肯定的に答えた生徒
の割合は71%であり、次年度は80%以上を目指す。
② 道徳心・社会性の育成
・全国学力・学習状況調査における「学校の規則を守っていますか」の項目について、肯定的
に回答した生徒は、昨年度が84.8%⇒今年度85.3%とわずかであるが上昇している。
・残念ながら、「守っていない」と回答した生徒が7.4%と全国・大阪市より高いことが気に
なる。
・生徒アンケートの「学校の規則を守っていますか。」においても、「守っている」が58%「ど
ちらかといえば守っている」が29%で、87%がルールについてしっかりと意識している。
⇒挨拶や言葉使い、身だしなみや決められた時間を守る等の指導を徹底し、社会の一員とし
て自覚を持った生徒を育成することで、自分の将来をしっかり見据えた進路につながる学力
の向上を図っている。
・全国学力・学習状況調査における「今住んでいる地域の行事に参加していますか」の項目に
ついて肯定的に回答した生徒は、51.4%と全国と比較して7.9%多く参加しているが、目標
値の60%には達しなかった。しかしながら、年度末の生徒アンケートによる同じ項目では、
75%の生徒が地域の行事やボランティア活動に参加したと回答しており、今年度様々な取り
組みをした結果が数値として表れたと考察できる。
③ 健康・体力の保持増進
・生徒アンケートの「運動することが好き」の項目について肯定的に回答した生徒は、84%と
目標の75%以上を達成することができた。
⇒校長経営戦略予算(加配)により身近な体育施設を有効に活用したスケート教室(全校生
徒対象で3回実施)やトップアスリート授業、地域特別授業としての「盆踊り」等の取り組
みの成果である。
・全国体力・運動能力テストの「保健体育の授業は楽しいですか」の項目について肯定的に回
答した生徒は、男子97%(全国89.1%)・女子92.3%(全国82.7%)と高く、保健体育科の授業
が充実している。
・教育環境の整備に取り組み、保護者アンケートにおける「学校が美しく、教育環境が整って
いる」と答えた保護者の割合が82%であり、目標の70%以上を十分に達成できている。
⇒校長経営戦略予算(加配)により、校内に「心の癒し空間」となる築港ミュージアムを創
設することができた。
・生徒アンケートの「学校が美しく、教育環境が整っていると思いますか」の項目についても
肯定的に回答した生徒が73%と、老朽化している施設でありながら高い評価を得ている。
⇒来年度に向けて、地域の協力により芝生化実行委員会を立ち上げ、中庭の芝生化を進めて
いるところである。区役所と連携したミニ花クラブの活動も軌道に乗り、校内環境の整備を
継続して取り組んでいく。
大阪市立築港中学校
評価基準
平成26年度
(様式2)
運営に関する計画・自己評価(目標別シート)
A:目標を上回って達成した
B:目標どおりに達成した
C:取り組んだが目標を達成できなかった
D:ほとんど取り組めず目標も達成できなかった
年度目標
達成
状況
【視点 学力の向上】
・ 平成 26 年度末の生徒アンケートにおける「少人数授業やグループ別の授業はわ
かりやすい」と答える生徒の割合を 75%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 平成 26 年度 3 学期における授業アンケートで「授業について興味・関心・意欲
が向上した」と答える生徒の割合を全体の 75%以上にする。
(マネジメント改革関連)
B
年度目標の達成に向けた取組内容、取組の進捗状況を測る指標
達成
状況
取組内容①【習熟度別少人数授業の充実】
・ 全教科において時間割を工夫し、少人数授業を行い「できる喜び、わかる喜び」
を味わえる授業を推進する。
B
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標 ・少人数授業の授業時間数を総授業時間数の50%以上にする。
取組内容②【基礎学力の向上】
・ 全学年で日本漢字能力検定対応の参考書を使い毎授業で学習時間を設け、漢字
能力の定着を図る。さらに、学習意欲向上のため「日本漢字能力検定」を実施
する。その目標設定やそれに向けての学習を通し、日々の家庭学習の定着や自
己実現に向かう姿勢を養う。
(マネジメント改革関連)
指標 ・日本漢字能力検定の合格率を60%以上にする。
・
「全国学力・学習状況調査」における国語での言語事項の平均正答率を昨年
度より上回る。
・27 年度の全国学力・学習状況調査における家庭学習の項目を前年度よりも
ポイントを上げる。
取組内容③【ICTを活用した教育の推進】
・ 電子黒板,プロジェクター、タブレットなどの ICT 機器を有効に活用し、視覚等
にうったえる授業により生徒が意欲的・主体的に取り組める教材の開発を図る。
(グローバル化改革関連)
・指導力の向上を図るために、校内研修会・研究授業・相互参観授業等の回
数を前年度以上に増やす。
取組内容④【小中一貫した教育の推進】
・ 小学校との連携を深め、早い段階でのつまずきや低学力の原因を把握するため
相互参観や出前授業、小中合同研修会を実施する。
C
B
指標
B
(カリキュラム改革関連)
(グローバル化改革関連)
指標 ・小中連携アクションプランを計画通り実施する。
取組内容⑤【自主学習習慣の確立】
・ 学校元気アップ地域本部事業と連携し、放課後学習会・長期休業中の学習会や
図書館開放・読書活動等に取り組み、自主的に学習する態度を身につけさせる。
(グローバル化改革関連)
指標
・学校元気アップ地域コーディネーターと連携を図り、学習会への参加率を
昨年以上にする。
B
取組内容⑥【理科教育の充実】
・ 海遊館との共同研究や港区役所主催のサイエンスカフェと連携し、理科好きを
育成する。
A
(カリキュラム改革関連)
指標 ・海遊館との共同研究を大阪市理科研究発表会で発表する
取組内容⑦-1【各教科(国語)
】
・ 少人数授業の特性を生かし、一人当たりの学習の質が向上するよう、よりきめ
細かな指導や課題を設定する。
・ 総合的な国語力向上に向けて、各単元において言語活動を実施し、学習と言語
活動が結びつく一貫した授業にする。
・ 観点別の学習を意識し、今実施している学習がどの分野におけるものなのかを
自覚させ、偏りのない国語力向上に努める。
(カリキュラム改革関連)
指標 ・平成 27 年度の全国学力・学習状況調査における国語A・Bともに、各観点
での平均正答率を全国レベルにする。
・平成 26 年度末の生徒アンケートにおける「少人数授業やグループ別の授業
はわかりやすい」と答える生徒の割合を 75%以上にする。
取組内容⑦-2【各教科(社会)
】
・ 社会嫌いをなくす、もしくは嫌いではなく普通にするため、興味・関心を高め
る目標を設定する。
・ 視覚的な資料の収集、それを使った授業を展開する。
・ より身近な題材(地域)を教材として取り扱う。
・ 基礎学力の定着をはかるため、小テストや、より噛み砕いた教材作りを行う。
・ 多くの資料を提供して、資料の読み解きに慣れるようにする。
B
B
(カリキュラム改革関連)
指標
・興味関心に関しては、教材の完成度が70%以上にする。
・定期テストの正答率を55%以上にする。
取組内容⑦-3【各教科(数学)
】
・ 板書、発問の工夫等、生徒に自ら考える意欲を促す授業を展開する。
・ 日々のノート点検や副教材の活用、点検により「つまづき」
「誤り」の根拠を
検証し、改善をはかる。
(カリキュラム改革関連)
指標 ・ノートや副教材の完成度・提出率を 100%にする。
・積極的に発言、発問することができるように、習熟度別少人数指導を行う。
・定期テストでの無回答をなくし、正答率を50%以上にする。
取組内容⑦-4【各教科(理科)
】
・ 「地域に根ざした教育」の実現をめざし,近隣諸機関と連携して地域の特色を
生かした理科教育を推進する。
・ 普段体験できないような学習を通じて,
「理科」に対する興味・関心を育て,他
の活動に対する意欲の促進につなげる。
(カリキュラム改革関連)
指標 ・独自の結果や考えをさまざまな形で表現できるようにするため、近隣諸機
関との交流を実施する。
・平成 26 年度末に生徒アンケートを実施し「理科的内容に興味・関心をもて
た」と答える生徒の割合を 70%以上にする。
取組内容⑦-5【各教科(英語)
】
・ 各学年に応じた音声活動を取り入れる。
・ 音読、暗唱テストを実施し、英語を読める、発音できることに力をいれる。
・ C-NET の活用を図り、ネイティブスピーカーの生きた英語活動を取り入れる。
・ 小中連携の活性化を図り、中学校英語にスムーズに移行できるように働きかけ
る。また、小学校側に中学校英語の理解を促し、連続した英語教育を実施する。
(カリキュラム改革関連)
B
B
B
指標
・積極的に発声することができる音声活動を行う。
・音読、暗唱テストにおいて、A評価の生徒を60%以上にする。
・積極的にネイティブスピーカーとコミュニケーション活動ができ、また、
理解しようとできる、英語活動を行う。
・小学生が中学校英語に理解でき、小学校側も中学校英語との連続した取り
組みを目指せるための連携活動を行う。
取組内容⑦-6【各教科(音楽)
】
・ 器楽や創作においてグループ活動や個人活動を支援し、
「できる喜び、わかる喜
び」を味わえる授業の工夫をする。
・ 音楽に対する感性を磨くことができるよう、生徒の興味・関心と学習する能力
に合った教材を精選し、多様な活動に取り入れる。
(カリキュラム改革関連)
指標 ・お互いを認め励まし合う機会をつくるため、創作作品や実技テストを発表
会形式で実施する。
取組内容⑦-7【各教科(美術)
】
・ 3年間の美術の授業を通して自分の内部を自在に表現できる力、自己から地域
社会、世界、地球環境への繋がりを意識し、美術を通して様々な事を感じ、考
える力を養う。
・ 他教科との連携授業を行うことで、より深く理解させる。
・ 少人数授業によって、それぞれの段階に応じた助言と指導が可能になり、制作
に取り組む姿勢や基本的な技能を身につけさせる。
・ 相互鑑賞や班活動を取り入れ、お互いを尊重し、協力する姿勢を養う。
B
B
(カリキュラム改革関連)
指標
・作品自体や制作過程のアイディアスケッチ、振り返りシート、鑑賞シート
の記入内容を丁寧に点検する。
・発想段階や制作段階での思考の深まりや生徒相互の理解や協力する姿勢を
判断するために観察や対話を行う。
・生徒の充足感や作品の完成度を上げ、作品完成率を 100%にする。
取組内容⑦-8【各教科(技術)
】
・ 全学年において少人数授業の特性を生かし、実習実技の充実と、作品の完成度
を高める。
(カリキュラム改革関連)
指標 ・例年90%以上の作品完成率だが、100%にする。
取組内容⑦-9【各教科(家庭)
】
・ 身近な教材で生活で使用できるものを期限内に計画的に仕上げる中で、作品の
全員完成をめざし、基礎基本的技術と積極的に取り組む姿勢を身につけさせる。
・ 学びを、実生活に当てはめて考え、実践していける教材、内容の開発に努める。
(カリキュラム改革関連)
B
B
指標
・自己評価表で「自分が納得のいく作品になった」と答える生徒を90%以
上にする。
・生活の中で学習を活かそうとする姿勢を長期休暇中の課題で確認する。
取組内容⑦-10【各教科(保健体育)
】
・ 生涯スポーツを見据え各種目に興味関心をもたせ、生徒個々の体力や能力に応
じた基礎的な運動を毎時間に必ず5分間取り入れ、体力向上に努める。
(カリキュラム改革関連)
指標
・生徒アンケートで「今年取り組んだ種目に興味関心をもった」と答える生
徒の割合を70%以上にするとともに、
「以前より準備運動が楽にできるよ
うになり体力項目が向上した」と自覚する生徒を70%以上にする
B
年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析
【習熟度別少人数授業の充実】
○少人数授業の授業時間数は、総授業時間数の 49.36%(78/158)で目標の 50%をほぼ達成す
ることができた。
○「少人数授業は、わかりやすく学力向上につながったと思うか」のアンケートで、肯定的に
答えた生徒の割合は 81%で、中期目標としていた 80%以上を達成することができた。
【基礎学力の向上】
○校長経営戦略予算(加配)を活用し、階段蹴上部分に漢字検定に向けての四字熟語や対義語・類
義語、難しい読みや覚えて得する漢字などを階段ボードとして作成し、毎日の上り下りを利用し
て漢字と接する機会を増やし、興味関心を高めた。
○日本漢字能力検定を11月15日(土)に全校生徒で実施、
合格率は 32%と低い結果に終わったが、
ホームページ等で保護者にも「漢字検定」を呼びかけ、「漢字検定」という共通の話題をきっか
けに家庭でのコミュニケーションが増加し、家庭学習の定着につながった。
○全国学力学習状況調査の「家で学校の授業の復習をしていますか」の質問に対して肯定的に
回答した生徒は、昨年度 16.5%⇒今年度 36.7%と2倍以上の伸び率を示し、家庭学習の習慣
が徐々に定着してきている。
【ICTを活用した教育の推進】
○年度末に実施した生徒アンケートの「ICTを活用した授業に取り組んでいると思います
か」の項目に肯定的な回答をした生徒が 71%であり、校内にあるICT機器については活用
できている。
【小中一貫した教育の推進】
○小中連携アクションプランを計画通りに実施することができた。
○3 校教職員研修会も会を重ねることにより、より具体的な情報交換ができるようになり、連
携が深まっている。
○小中合同ボランティア清掃・部活動体験・生徒会交流・出前授業等を実施する中で、児童の
様子を直接把握することができている。
【自主学習習慣の確立】
○学校元気アップ地域コーディネーターとの連携は十分に図れている。
○全国学力・学習状況調査において「自分で計画を立てて勉強をしていますか」の質問に対し
て、肯定的に回答する生徒が41.2%(大阪市平均より+2.3%、全国平均より-5.4%)と4
割を超えている。しかしながら、「まったく勉強をしていない」と回答した生徒が、3割近
くに上っている。「1日当たりの勉強時間」でも、3時間以上と回答した生徒が17.6%と全
国と比較して7.2%高いが、全くしないと回答した生徒が19.1%と低く、二極化が大きな課
題となっている。
【理科教育の充実】
○港区主催のサイエンスカフェについては回数が限られていたが、興味を持って参加する生徒
が定着してきている。
○海遊館との共同研究を大阪市理科研究発表会で発表し、1 年間の功績と発表の能力が評価さ
れ「優良賞」を獲得した。今後も継続した取り組みを推進していきたい。
各教科
【国語】
○少人数授業に関しては、生徒からも好評である。今後も丁寧な授業を継続したい。
○単元を貫いた言語活動を実施できている。さらに質を向上していくためのサポートが不十分
であるので、そういった点を工夫していきたい。
○単元毎に、学習活動の見通しと評価する観点の説明を行っている。観点別の評価に対する意
識も徐々に上がってきている。
【社会】
○教材の完成度は今後も引き続き、興味関心を出せるような工夫を凝らしていく。
○テストの正答率に関しては、全学年を平均すると 55%を超えることができた。
【数学】
○少人数授業により、生徒の質問やつまずきに対応しながら、授業が展開できている。
○提出率が 90%を超えてはいるが、目標の 100%に向けて声掛けを続けていく。
○定期テスト前に実施しているプレテストによって、回答率が上がっている。
【理科】
○昨年度から掲げていた近隣施設との連携による理科教育の充実,理科好きの生徒の育成に
おいて,大阪市中学理科研究発表会での活動報告において,優良賞という形で一定以上の
成果を得られることができた。
○ICTを用いた視覚に訴える理科授業も積極的に取り組んでいる。また,単元ごとに復習を
行い,知識理解の向上を図ることができた。
○平成26年度末に生徒アンケートを実施し,「理科的内容に興味・関心をもてた」と答えた
全生徒の割合が 72.4%に達し,当初の目標を 2.4 ポイント上回ることができた。特に 2 年生
では 80%を超える生徒が理科の内容に興味・関心をもてたと答えた。今後も理科好きな子供
たちを育成するための取り組みを推進していきたい。
【英語】
○音声活動の取り組みでは、各学年に応じて積極的に発声する態度が定着してきているので、
さらなるレベルの向上に努めていきたい。特に三年生の時期にこれだけの発声をしている学
年はなかなかいないレベルだと感じる。1年生の頃から継続して音声活動に力を入れてきた
成果を実感している。
○音読、暗唱テストにおいては、継続的にできている生徒のレベルは確実に向上してきた。し
かし、継続して出来ていない生徒の分を加味すると目標の 60%には及んでいない。また、継
続してできないまでも音読、暗唱テストに挑戦する生徒が増えた。
○ネイティブスピーカーの授業を楽しみにする生徒が増えているのが実感としてある。積極的
に話しかける生徒も増えている。
○小学校とは C-NET のネイティブスピーカーの先生と綿密な打ち合わせを行う事で連携した授
業の確立、授業参観や小中連携での教員間連携や情報交換により、例年と比べてよいものに
なってきている。
【音楽】
○生徒の実態・能力に応じた教材を取り入れ、主体的に音楽表現や鑑賞の学習に取り組ませる
ことができた。
○実技テストは発表会形式で行い、友達のいいところや頑張りを認め合うことができた。
○分割授業では意欲的に箏やギターのグループ合奏・発表をすることができた。
【美術】
○全学年で少人数の授業のため、深い理解や取り組む姿勢を養うことができた。作品も完成率
が上がった。特に 1 年生では、生徒の実態の即した指導方法を工夫し学年末に向けて全員、
自主的に前向きに取り組めるようになった。欠席生徒などがいたため、作品 100%は達成で
きなかった。
〇1年生では築港地区のオリジナルドリンクの缶のデザイン、2年生では昨年度にⅰPadmini
で撮影した写真を基にポスター制作と地域に関わる教材に生徒たちも熱心に取り組んだ。
港区と連携して大阪駅構内に全員のポスター展示が実現し、生徒の力で地域に貢献すること
ができた。
○グループごとの言語活動の取り組みとしては 2 年生では社会科とコラボ、
班ごと鑑賞の授業、
3 年生では、
「色紙の水墨画制作後の班毎に物語を語る」で実施し、協同学習が実現できた。
相互鑑賞での活発な意見交換や作品の振り返りシートの質の向上など、言語活動の成果であ
る。
○「心の癒し空間」の設置により、常時生徒作品を展示することが可能になり、自分の表現が
尊重されることにより自己肯定感の向上に繋がった。
【技術】
〇少人数の特性を生かし今年度は作品完成率100%を目指したが、本年度は達成できません
でした。1年・2年は95%。3年生は85%でした。
【家庭】
○1年生の作品は、体育館シューズ入れとしてほとんどの生徒が活用できているが、作業が正
確にできていなかった生徒の作品が使用しにくい状態になった物があった。
○夏休み・冬休みの課題で実生活に関心を持ち、入り込めるよう促すことができた。
【保健体育】
〇生涯スポーツを見据え各種目に興味関心をもたせるために、単元ごとに応じた基礎的な運動
を毎時間に必ず5分間取り入れ、体力向上に努めた。
〇生徒アンケートでは「楽しかった・興味関心をもった」と答える生徒が70%以上になった。
次年度への改善点
○学力向上の基本は、落ち着いた学校生活・家庭生活を築くことであり、基本的な生活習慣の
育成を中心に据えながら、今年度取り組んだ様々な内容を推進発展させていく。
○「少人数授業は、わかりやすく学力向上につながったと思うか」のアンケートでは目標を達
成しており、全国学力・学習状況調査の平均正答率を全国平均以上にする努力をする。
○今年度、校長経営戦略予算(加配)を活用して日本漢字能力検定に取り組むことで、家庭学習の
きっかけになり家庭学習の定着にもつながった。合格率は 32%と低かったが、2 月に再度チャレ
ンジする生徒もあり意欲が高まっている。次年度も校長経営戦略予算(加配)を活用して「漢字
検定」に取り組み、合格率 60%以上を達成する。
○「漢字検定」と同様に「英語検定」にも取り組み、英検 3 級程度以上の英語力を有する生徒の割
合を 30%以上にする。
○港区役所が作成した「家庭学習の手引き」を活用して保護者への啓発を図り、家庭学習習慣
のより一層の向上を図る。
○ICT機器が整備(60 インチテレビ、タブレットの導入)されるため、ICTを活用した授
業の推進を図り、「ICTを活用した授業に取り組んでいると思いますか」の生徒アンケー
トで肯定的な回答をする生徒を 80%以上にする。
○今年度と同様の小中連携アクションプランを計画通りに実施する。
○学校元気アップ地域コーディネーターと連携し、外部人材を活用した課外授業を模索する。
○学習教材データ配信を有効に活用し、計画的な家庭学習を推進する。
○港区が取り組む教育支援事業に、生徒が積極的に参加できるようバックアップ体制を図る
○海遊館との共同研究を、今後も継続する。
各教科
【国語】
全体的に、実行するべきことは出来ている。しかし、課題の達成度がかなり低い状況である。
全生徒が課題をこなし、能力を伸ばしていけるように工夫していかなければならない。机間
巡視や説明の仕方を工夫していくことはもちろん、場合によっては補充学習を行っていく。
【社会】
引き続きよりレベルの高い教材研究を行い、生徒の興味をひきだし、社会嫌いをなくしてい
けるような授業づくりを行っていく。進度が少し遅れていて、進めることに必死になり小テ
ストをあまり行えなかったので、小テストの回数を増やしていく。
【数学】
落ち着いて授業を聴けるようになってきたので、基礎基本の定着をさらに進めていく。
特に 3 年生については、1・2 年生の復習を徹底し、受験に備える。
【理科】
グラフや表から必要な情報を読み取る力がまだまだ未熟であるので,今後画一的な思考では
なく柔軟に問題に対処できる思考力を養っていく。また,自身の考えを論理立てて相手に伝
える力も引き続いて育成していく。
【英語】
・音声活動に重きを置き、今後も積極的に発声する態度を養う。
・音読、暗唱テストを継続的に出来ていない生徒に働きかけをしていく。
・ネイティブスピーカーとの連携を密に行い。生徒とのコミュニケーションの機会を増やし
ていく。
・小学校との取り組みを進めていく。
【音楽】
・和楽器の授業で効果的な教材を採択する。
【美術】
・プロジェクター、パソコンは今までも活用してきたが、今後、鑑賞や技術指導などで有効
に ICT 機器を活用し生徒の理解を深めたい。
・汎用的な学力を高めるため、今年度の社会科のコラボに加えて、木工作業での地域、技術
科との連携授業、国語科との連携鑑賞授業を計画し実施する。
・各個人の目指す作品を完成させるために補修学習を充実させる。
【技術】
引き続き、作品完成100%目指して取り組んでいく。
【家庭】
今後の教材もできるだけ実生活に密着したものを精選し、生活に興味を持つことができる
ようにしていく。
【保健体育】
生涯スポーツを見据え、各種目に興味関心をもたせる授業の工夫を今後も継続していく。
また次年度に「体力項目が向上した」と自覚する生徒を70%以上にできるよう指導して
いく。
大阪市立築港中学校
評価基準
平成26年度
(様式2)
運営に関する計画・自己評価(目標別シート)
A:目標を上回って達成した
B:目標どおりに達成した
C:取り組んだが目標を達成できなかった
D:ほとんど取り組めず目標も達成できなかった
年度目標
達成
状況
【視点 道徳心・社会性の育成】
・ 平成 26 年度の全国学力・学習状況調査における「学校の規則を守っていますか」
の項目について、「当てはまる(どちらかといえば、当てはまる)」と答える生
徒の割合を 85%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 平成 26 年度の全国学力・学習状況調査における「今住んでいる地域の行事に参
加していますか」の項目について、
「当てはまる(どちらかといえば当てはまる)
」
と答える生徒の割合を 60%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
B
年度目標の達成に向けた取組内容、取組の進捗状況を測る指標
達成
状況
取組内容①【道徳教育の推進】
・ 多様な体験活動等を通して、豊かな感性・社会性・ボランティア精神・我が国
の文化や伝統を重んじる精神等の育成を図る。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
・生徒アンケート「豊かな感性や社会性が身についたと思いますか」の項目
について「そう思う(どちらかといえばそう思う)」の割合を70%以上に
する。
取組内容②【キャリア教育の推進】
・ 企業や団体、地域の協力により職場体験・出前授業・進路講話などの取り組み
を通して、進路に対する目標を持たせるとともに、生涯にわたる勤労観・職業
観を育成する。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標 ・全国学力・学習状況調査による「将来の夢や目標を持っていますか」の割
合を70%以上にする。
取組内容③【防災教育の推進】
・ 港区役所・水上消防署と連携し、地域団体や防災リーダーとともに安全で安心
な社会作りに貢献する態度を育成する。
B
指標
B
B
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標 ・毎年、1年生全員をジュニア防災リーダーに養成する。
取組内容④【いじめを生まない仲間づくりの推進】
・「いじめ」をうむ背景には、人と良好な人間関係を築く力が十分に育っていない
ことがあげられる。子どもたちが他者を支援し、共に課題を解決していく力を
つけるためにピア・サポートという手法を活用し、仲間づくりを推進する
B
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標 ・ピア・サポーターとなりうるリーダーを育成するために、1,2年生を中心
に6名程度、ワークショップに参加させ校内での推進をはかる。
取組内容⑤【学校・家庭・地域との連携】
・ 学校元気アップ地域コーディネーターと連携を図り、様々な地域行事(清掃活
動・園芸活動・夏祭りなど)への参加を促し、地域社会の一員であるという自
覚を持たせる。
(カリキュラム改革関連)(マネジメント改革関連)
指標 ・学校HPで情報を発信し、アクセス件数を昨年以上にする。
A
取組内容⑥【国際社会に生きる子どもの教育の推進】
・ 区役所が進める築港地区のにぎわいづくりと連携し、歴史・文化などの豊富な
観光資源を活かした取り組みを推進する。
・ 台湾の中世国中学校との交流事業を通して、国際理解教育を推進する。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標
A
・生徒アンケートにおいて「地域の歴史や文化などを活かした取り組みを推
進していると思いますか。
」の割合を70%以上にする。
年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析
【道徳教育の推進】
○生徒アンケート「豊かな感性や社会性が身についたと思いますか」の項目 において肯定的な
回答をした生徒の割合が、目標であった 70%を達成した。
○古典芸能(文楽・落語・狂言)に親しむ取り組みを通じて、我が国の文化や伝統を重んじる
精神の育成を図れた。
【キャリア教育の推進】
○全国学力・学習状況調査による「将来の夢や目標を持っていますか」の項目において肯定的
な回答をした生徒の割合が、67.7%と目標の 70%以上をわずかに達成できなかった。将来に
対して前向きな生徒と学力が伴わないために将来に希望が持てない生徒との二極分化がみら
れる。
○全校生徒対象の進路講演会(5/1)・自分を知るための外部講師授業「SPトランプによる自己
診断」(5/10)・2 年生職場体験学習(6/10~11)・3 年高校訪問(10/11)・2 年高校訪問(3/17)
等、キャリア教育の推進に向けた取り組みにより自分の将来にわたる生き方を考えるきっか
けとなった。
【防災教育の推進】
○計画通り避難訓練(5/22)や水難訓練(7/15)など実施できた。
○地域防災訓練の事前学習として、地域フィールドワーク(防災マップ作成)2 年生で取り組
むことができた。
○土曜授業(3/7)として地域防災訓練を実施。区役所と連携してジュニア防災リーダー養成講習
会の開催により、ジュニア防災リーダーの認定を行った。
【いじめを生まない仲間づくりの推進】
〇他者を支援し、共に課題を解決していく力をつけるために、8月5日に行われた「港区こど
もつながりワークショップ」に1,2年生10名が参加し、リーダーとして現在活躍している。
【学校・家庭・地域との連携】
○学校元気アップ地域コーディネーターと連携を図り、様々な地域行事(清掃活動・園芸活動・
夏祭りなど)への参加を促し、地域社会の一員であるという自覚を持たせることが出来た。
その成果として「今住んでいる地域の行事に参加していますか」の質問に対して参加してい
ると答えた生徒が全国より 1.0%上回り、大阪市より 8.8%上回っている。
○学校HPへのアクセス件数は、昨年度の 12,000 件から 2 倍以上となる 25,000 件を超えてお
り、十分に目標を達成している。
○2年生美術科作品の地域観光ポスターを港区と連携して大阪駅構内に掲示し、地域に貢献し
た。
【国際社会に生きる子どもの教育の推進】
○生徒アンケートにおいて「地域の歴史や文化などを活かした取り組みを推進していると思い
ますか。
」の割合が 80%に達し、目標の 70%以上を十分に達成した。
○築港地区賑わいづくりについて、吹奏楽部が多数、地域で演奏活動を実施し、美術部は修復
された菱垣廻船のバナーはかまを制作し、天保山祭りに生徒が多数参加し地域の祭りを盛り
上げることに貢献した。
○美術部は現代ギャラリーCASO,近代美術館準備室、キッヅプラザ、港区と連携し、ピン
ホールカメラワークショップを理科室において実施することができ幅広く地域に貢献した。
○台湾の中正国中学校との国際交流では、生徒が中心となって各クラスで趣向を凝らした取り
組みを企画し、素晴らしい国際交流を体験することができた。この交流を通して、国による
文化の違いを感じたり同じ中学生が頑張っている姿を見て刺激を受けたりすることで、国際
人としての意識を高められた。吹奏楽部員にとっては、台湾 No.1 の演奏に触れるとともに、
合同演奏することによって、貴重な体験をとなった。
次年度への改善点
【道徳教育の推進】
○道徳教育推進教師を中心として、道徳の授業を学習指導要領にそって、計画的に実施してい
く必要がある。
○自校に誇りを持ち、愛校心を高めるために校長戦略予算で体育館に3年生で校歌歌詞木彫を
制作設置する。
【キャリア教育の推進】
○「将来の夢や目標を持っていますか」の項目において目標の 70%以上を達成できなかったの
で、次年度は達成できるよう取り組みを推進する。
○高校進学だけでなく、将来にわたる生き方をじっくり考える取り組み内容を計画する。
○勤労観を育成するために地域と連携した福祉体験を実施する。
【防災教育の推進】
○ベイエリアに立地しており、地震に対しての防災教育をより増やす必要がある。
【いじめを生まない仲間づくりの推進】
○今後もピア・サポートの手法を活用し、仲間づくりを推進するピア・サポーターを育成して
いきたい。
○リーダーだけでなく、学年・学校全体でも取り組んでいきたい。
【学校・家庭・地域との連携】
○本年は、地域の行事に手探りの状態で、参加したが、来年に向けて、より充実した活動がで
きるように、年度当初から計画をして、港区民まつり、天保山まつり、赤レンガ学習会、築
港フィールドワーク、大阪マラソンクリーンアップ作戦等の行事に、地域等と連携を深めて
参加していきたい。
○学校HPの更なる充実を図る。
○港区役所との連携を深め、家庭の教育力の向上を図る。
【国際社会に生きる子どもの教育の推進】
○USJと連携した国際理解教育の構築を模索する。
大阪市立築港中学校
評価基準
平成26年度
(様式2)
運営に関する計画・自己評価(目標別シート)
A:目標を上回って達成した
B:目標どおりに達成した
C:取り組んだが目標を達成できなかった
D:ほとんど取り組めず目標も達成できなかった
年度目標
達成
状況
【視点 健康・体力の保持増進】
・ 平成 26 年度末の生徒アンケートにおける「運動することが好き」と答える生徒
の割合を 75%以上にする。
(カリキュラム改革関連)
・ 教育環境の整備に取り組み、平成 26 年度末の保護者アンケートにおける「学校
が美しく、教育環境が整っている」と答える保護者の割合を 70%以上にする。
(マネジメント改革関連)
B
年度目標の達成に向けた取組内容、取組の進捗状況を測る指標
達成
状況
取組内容①【体力向上への支援】
・ 身近にあるスポーツ施設(大阪プール)を有効に活用した取組みとしてアイス
スケート教室を開催し、運動する楽しさを体験させるとともに、生涯スポーツ
の土台を育成する。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標 ・生徒アンケートにおける「アイススケートは楽しい」と答える生徒の割合
を、70%以上にする。
取組内容②【体力向上への支援】
・ トップアスリート事業を実施し、世界レベルのアスリートからスポーツの楽し
さや心構えを学び、部活動等の取組みに生かしていく。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
A
B
指標
・生徒アンケートにおける「部活動は活発で充実していると思いますか」と
答える生徒の割合を70%以上にする。
取組内容③【教育環境の整備】
・ 本校の校舎特性を生かし、1Fピロティの教育環境整備を行い「築港中ミュー
ジアム心の癒し空間」を創造する。生徒作品の掲示、観葉植物やベンチを設置
し情操教育の充実を図るとともに、地域や保護者にも開放できるスペースとす
る。レスキューベンチの設置により防災意識の高揚も図る。
(マネジメント改革関連)
指標
A
・保護者・地域の方々に「開かれた学校」にするために、生徒の美術作品や
研究発表の展示を常設する。
・保護者アンケートにおける「学校が美しく、教育環境が整っている」と答
える保護者の割合を70%以上にする。
取組内容④【保健体育科授業の充実】
・ 生涯にわたり心身ともに健康で活力のある生活を送るために、学校元気アップ
と連携し「盆踊り」を取り入れ、地域の方々との交流も図りながら運動の楽し
さを育む。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標 ・生徒アンケートにおける「盆踊りが楽しい」と答える生徒の割合を、70%
以上にする。
取組内容⑤【自己肯定感の向上のための支援】
・ 性教育をとおして生命の尊さ、パートナーとのよりよい付き合い方、エイズ/
HIV への理解、多様な性のあり方などを学び、自他を大切にできる心を育てる。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
B
B
指標
・性教育実施後にアンケートを実施しテーマについて「理解できた」と答え
る生徒の割合を60%以上にする。
取組内容⑥【健康に関する現代的課題への対応】
・ 感染症予防のための日常指導を生徒保健委員会で取り組み、情報の発信、手洗
いうがいの励行のための活動や環境整備を進める。
(カリキュラム改革関連)
(マネジメント改革関連)
指標
B
・インフルエンザなどの感染症の罹患者数を昨年度の11%から8%に減少
する。
年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析
【体力向上への支援①】
○校長経営戦略予算を活用し、日本スケート連盟と連携したアイススケート教室(全 3 回、
11/19・12/11・1/16)を開催し、本田武史選手・高橋大輔選手も含む超一流の指導者から指
導を受けることができた。
○生徒アンケートにおける「アイススケートは楽しい」と肯定的に回答した生徒は、第 3 回終
了時で 84%と目標を大きく上回った。
【体力向上への支援②】
○トップアスリート事業を実施(9/20)し、元日本代表・森島選手に来ていただき、世界で活躍
したメンタリティーを学んだ。部活動にも参加いただき、生徒の目は輝いていた。
○生徒アンケートにおける「部活動は活発で充実していると思いますか」の項目に肯定的に回
答した生徒は 73%と目標を達成した。
【教育環境の整備】
○校長経営戦略予算を活用し、1Fピロティに「築港中ミュージアム心の癒し空間」を創造す
ることができた。生徒作品の掲示・観葉植物やベンチを設置することで、情操教育の充実を
図れている。
○レスキューベンチの設置により防災意識の高揚も図れている。
○保護者アンケートにおける「学校が美しく、教育環境が整っている」と回答した割合が 82%
に達し、目標を大きく上回った。
○区役所と連携して校庭等芝生化実行委員会を立ち上げ、中庭の芝生化を進めている。
【保健体育科授業の充実】
○生涯にわたり心身ともに健康で活力のある生活を送るために、学校元気アップと連携し、1
学期に保健体育科の授業で「盆踊り」を取り入れ、地域の方々との交流も図った。夏の地域
の盆踊りにも生徒は多数参加していた。
○今後、生徒アンケートにおける「盆踊りが楽しい」と答える生徒の割合を70%以上にして
いきたい。
【自己肯定感の向上のための支援】
○性教育アンケートについては、内容についてよく理解できた・理解できたと回答した生徒が
66%であり、知識の獲得については目標を達成できた。ただ、性教育についてマイナスイ
メージを持つ生徒も多く、性教育が大切かどうかわからないと回答した生徒が15%あり、
今後の課題である。
【健康に関する現代的課題への対応】
○保健委員会については、熱中症の指導でサポートに保健委員の生徒が入るなど様々な場面で
の保健委員会からの情報発信をできるような活動を実施している。
○インフルエンザ等の感染症罹患率は、本年度は 12.6%と微増する結果であった。インフルエ
ンザのみの罹患率は 10%であり、前年度より微減している。本年度は、生徒保健委員会によ
る教室の換気について呼びかけを行い、巡回して換気指導を行った結果、一部の生徒には換
気の習慣が定着した様子がみられた。
次年度への改善点
【体力向上への支援①】
○昼休みの体育館開放を可能な限り実施し、体力向上に努める。
○今年度、校長経営戦略予算(加配)を有効に活用してスケート教室を開催することで、大き
な成果を達成できており、次年度以降も継続実施する。そのためには、校長経営戦略予算を
認めていただく必要がある。
○身近にあるスポーツ施設(中央体育館・大阪プール)を活用した行事を計画的に実施する。
【体力向上への支援②】
○トップアスリート事業の継続実施。
○部活動を通じて体力向上を図るために、外部講師を招いて中学生にあったトレーニング法を
身につけさせる。
【教育環境の整備】
○教育環境の整備では、校長経営戦略予算(加配)が認められ観葉植物の設置することができ、
緑のある学校作りを推進できた。しかし、観葉植物が生育するためには、日に当てたり水や
りをしたりする毎日の管理が必要であり、生徒たちが自ら環境整備に取り組む体制を構築し
ていく必要がある。
○今後も継続して、ミニ花広場や学校元気アップ事業と連携して、校内に多くのプランターを
設置し、花いっぱい運動を繰り広げていく。
【保健体育科授業の充実】
○「盆踊り」だけでなく、これからも学校元気アップ本部事業と協力し、心身ともに健康で活
力のある生活を送るための取り組みを企画していきたい。
【自己肯定感の向上のための支援】
○次年度は性教育に対してマイナスイメージを持つ生徒の割合を減少させるためにも、生徒の
興味関心を引き付けるような教材の研究や外部講師の招聘などを積極的に行う必要がある。
【健康に関する現代的課題への対応】
○今後も継続して取り組むことで、感染症罹患者減少へつなげていきたい。そのためにも、生
徒保健委員会が情報発信を行うことに加え、感染症予防の方法を科学的根拠に基づいた実験な
どをとおして明らかにするなどの活動を行っていきたい。