発 行 年 月:平成 27 年 3 月 発行・編集:甘楽町 健康課 TEL:0274-74-3131 計画の基本理念 ● 甘楽町障害者計画及び第4期障害福祉計画は、 「障害者基本法」 ・ 「障害者 の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支 援法)」に定められた町の計画です。 障がいのある人の状況 ● 障害者手帳を所持している人の総数は、平成25年度末現在622人(重複保持含む)です。 ● 手帳所持者の総数の人口比は4.5%で、毎年上昇しています。 ≪所持者数≫ H23 H25 増減率 ≪年代別≫ 10 歳未満 10 歳代 (平成 25 年度末) 20~30 歳代 40~50 歳代 60 歳以上 ● すべての人が障がいの有無を問わず、誰もが分け隔てなく互いに支え合 身体障がい 422 人 478 人 13.3% 身体障がい 4人 8人 14 人 69 人 383 人 い『共に暮らし共に生きる社会をめざして』という、第3期計画の基本 理念を継承して、障がい者に関する施策の推進を図ります。 知的障がい 98 人 101 人 3.1% 知的障がい 3人 17 人 36 人 21 人 24 人 精神障がい 42 人 43 人 2.4% 精神障がい 0人 1人 12 人 17 人 13 人 合計 582 人 622 人 6.9% 合計 7人 26 人 62 人 107 人 420 人 計画期間:平成27年度から平成29年度までの3年間 策 定 の 視 点 1 自己決定の尊重と意思決定の支援 ノーマライゼーションの理念に基づき、すべての人々がお互いに尊重し合い、支え合 いながら生活できる社会の実現をめざし、障がいのある人等がどこで誰とどのように 生活するかについての選択の機会や、社会参加の機会等が確保され、その意思や決定 が尊重されるよう配慮するとともに、必要な障害福祉サービスやその他の支援の提供 体制の整備に努めます。 2 障がいの種類にかかわらない一元的な支援と 身近な地域でのサービスの実施 障がいの種類にかかわらず、共通の福祉サービスは共通の制度で提供することによ り、等しくサービスを利用できるよう支援します。また、住み慣れた地域で安心して サービスが利用できるよう、地域の関係機関と連携して支援体制の充実を図ります。 3 安 心 し た 地 域 生 活 の 推 進 障がいのある人やその家族などが、生涯を通じて地域で安心して生活できるよう社会 基盤の整備・充実を図ります。 福祉サービスの全体像 サービス等の見込み量確保のための方策 基本目標(平成 29 年度の将来像) ● 障がいのある人の自立を支援するという観点から、入所等から地域生活への移行支援、 1 訪問系サービス 移行後の定着支援、就労支援などを進めるため、次の目標を設定します。 ● 目標の設定は、国及び群馬県の基本的な考え方をもとに、町の実情を勘案した上で設定 します。 1 訪問系サービス提供事業者は社会福祉法人、株式会社や有限会社、NPO 法人など多様な民間事業者が参入しており、 今後ますます利用の増大が予測されます。 ●障がいのある人が住み慣れた居宅において安心して利用でき、地域生活を適切に営むことができるよう、必要なサー ビス量の確保を図るとともに、サービスの質の向上に努めます。 福祉施設の入所者の地域生活への移行 2 日中活動系サービス ◆地域生活移行者数の実績及び目標値 項目 数値 平成 25 年度末の施設入所 者数 19 人 (A) 平成 29 年度施設入所者数 17 人 (B) 【目標値】福祉施設入所者削 2人 考え方 る人の地域生活を支える上で重要なサービスとなっています。 いた人の数 ●サービスを利用することで、本人や家族が地域の中で安心して日常生活を営むことができるよう、必要なサービス量 平成 29 年度末時点に施設入所している人 の見込数 1人 地域生活移行者数 (5.26%) の確保に努めます。 ●一人ひとりのニーズに応じたサービスを提供していくため、サービス提供事業者など関係機関と連携し、調整を図る 平成 29 年度までに福祉施設に入所してい 減見込 (A-B) (10.53%) る人の削減見込数 【目標値】 日中活動系サービスは、日中活動の場の提供、生活や就労に関する知識・技術の訓練などの支援により、障がいのあ 平成 25 年度末時点で福祉施設に入所して 平成 29 年度末時点で福祉施設から一般家 庭、GH等へ地域移行する人の見込数 とともに官民の連携を強化し、地域への事業者の参入を促進できるよう努めます。 3 居住系サービス ●施設入所支援については、真に入所支援を必要とする人が利用できるよう、サービス提供事業者と連携を図ります。 ●地域生活へ移行できる人の退院(所)を促進する観点から、グループホームの整備に積極的に取り組み、移行後も地 2 域の中で個々のニーズに合った生活を送ることができるよう、関係機関と連携し、調整を図ります。 地域生活支援拠点等の整備 4 相談支援サービス ◆地域生活支援拠点等の整備のための実績及び目標値 項目 数値 地域生活支援拠点等の整備 1つ 考え方 富岡甘楽圏域として、平成29年度末までに 整備するよう努める地域生活支援拠点の数 ●サービスを利用する一人ひとりに対し、きめ細やかな相談支援により、個々のニーズや生活環境に合った支援を行え るよう、相談支援事業者や関係機関と連携を強化します。 ●専門的な知識・技術が必要なサービスであることから、相談支援従事者研修などへの参加を促し、相談支援専門員の スキルアップを図り、身近な相談の場としての相談支援事業所の整備・充実に努めます。 3 福祉施設から一般就労への移行 5 障害児支援サービス ◆福祉施設から一般就労への移行のための実績及び目標値 項目 平成 24 年度の 年間一般就労移行者数 平成 25 年度末の 就労移行支援利用者 【目標値】 一般就労移行者数 【目標値】 就労移行支援事業の利用者数 数値 0人 1人 2人 6人 児童発達支援や放課後等デイサービスは事業所数が増加傾向にあり、利用者数、利用量ともに増加しています。 考え方 平成 24 年度において福祉施設を退所し、一 般就労した人の数 ●一人ひとりの障がい特性やニーズにあった支援が提供できるよう、家族、サービス提供事業者や相談支援事業所など 関係機関との連携強化に努めます。 6 地域生活支援事業 平成 25 年度に就労移行支援事業を利用し た人の数 平成 29 年度中に施設を退所し、一般就労す る人の数 平成 29 年度末における就労移行支援事業 所を利用する人の見込数 【目標値】就労移行率が 県目標に 平成 29 年度末に就労移行率が 30%以上の 30%以上の事業所の割合 協力する 就労移行事業所の割合 地域生活支援事業は、地域の実情に応じた多様なサービスを展開することが求められています。 ●相談支援事業では、相談支援事業者や地域のサービス提供事業者との連携を強化し、きめ細やかな相談支援に努めます。 ●成年後見制度利用支援事業や意思疎通支援事業では、制度の周知を図り、さまざまなケースに対応できるようサービス 提供体制の確保・充実に努めます。 ●日常生活用具給付等事業では、障がい特性や生活実態に即した用具を給付できるよう、対象基準の見直しに努めます。 ●移動支援事業は、外出時の支援サービスとして不可欠なものとなっており、今後もサービス提供事業者の参入を促し、 個々のニーズに対応したサービスを提供できるよう努めます。 ●地域活動支援センター事業では、事業所と連携し充実した創作活動や生産活動が行えるよう情報収集等に努めます。
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