二次予防事業通所型介護予防事業(運動器の機能向上)業務委託仕様書 1 目的 生活機能の低下等により、要支援及び要介護状態になるおそれのある高齢者が 運動器の機能向上事業の利用を通じ、要支援及び要介護状態になることを予防す るとともに、在宅や地域において自立した生きがいのある日常生活を営むことが できるよう支援することを目的とする。 2 実施対象者 一関市に住所を有する満65歳以上の者であって、二次予防事業の対象者把握事 業において二次予防事業の対象者として決定され、介護予防ケアプランにより運 動器の機能向上事業に参加することが必要とされた者。 3 業務内容 (1) 実施回数 1クール(週1回×3ヵ月=12回) (2) 実施時間 1回につき2時間程度 (3) 実施人数 1回あたり概ね10人 (4) 実施内容 ①転倒骨折防止及び加齢に伴う運動機能の低下予防、または機能向上を図るた めの運動を実施する(厚生労働省の「介護予防マニュアル改訂版(平成24年3 月)」に準拠した内容とする)。 ア 事前のアセスメント イ 個別サービス計画の作成 ウ サービスの提供・モニタリング エ 事後のアセスメント ②受託者において、送迎のための車両及び人員を確保できる場合は、参加者の 送迎も併せて実施するものとする。 ③送迎は、受託者の責任において実施することとし、送迎には道路運送車両法 (昭和26年法律第185号)に抵触しない車両を用いること。また、送迎の運転 等に直接従事する者に対し、道路交通法(昭和35年法律第105号)等の遵守を 徹底させること。 ④参加者への配布資料の作成、会場準備は受託者において行う。 (5) 実施体制 ①従事者は、運動器の機能向上についての理解のみならず、老年学や骨折予防 及び膝痛・腰痛など運動器疾患対策に対する理解を深め、また、心理的・社 会的にも高齢者を理解した上で、安全にプログラムを提供する。 ア 医師、理学療法士、作業療法士、健康運動指導士、健康運動実践指導 者、機能訓練指導員、その他運動器の機能向上に精通した専門技能を 有する者、もしくは経験のある介護職員 イ 保健師又は看護師 ②事業の実施にあたっては、介護予防給付及び介護給付に係る事業等との同一 場所での同時開催は行わない。 (6) 安全管理体制 ①プログラムを安全に実施するために、事故発生時(緊急事態)の対応を含め た安全管理マニュアルを整備し、事業実施前に健康づくり課又は支所保健福 祉課に提出のこと。また、AED等が設置されている場合には、その使い方の訓 練を行うことが望ましい。 ②事故が発生した場合は、速やかに必要な処置を行い、事故発生時の状況や対 応及び改善策等を記載した報告書(様式は任意)を市長へ提出するものとす る。 (7) 実施報告 報告書等は健康づくり課又は支所保健福祉課に指定の様式により提出する。 ①事業実施前 ア 業務実施計画書 ②事業実施後 ア 基本チェックリスト(事後) イ 指導管理計画・実施記録 ウ アセスメント・評価記録用紙 エ 業務実施報告書 (8) 個人情報の保護 事業の実施に伴い、知り得た利用者及び家族の個人情報については他に漏らし てはならない。事業実施終了後においても同様とする。 4 委託経費及び請求 (1) 委託料の単価は、1人1回当たり4,000円(消費税含む)とする。送迎につい ては、片道200円(消費税含む)の加算とする。 (2) 委託料の支払いは月毎とし、受託者は、毎月3日までに参加状況報告書を添 えて市(健康づくり課)に委託料の請求を行うものとする。 5 その他 (1) 事業実施者は、市が主催する研修及び会議等に積極的に参加し、その資質の 向上に努めるものとする。 (2) 会計検査院、岩手県又は一関市の監査等の実施に当たり、健康づくり課又は 支所保健福祉課から、本事業に関する資料の作成及び記録の提出等の要請があ った場合は、別に指定する期限までに関係資料の提出を行うこと。 (3) この仕様書に定めのない事項については、市、受託者双方協議のうえ定める ものとする。
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