発行日：２０１４／１１／１発行：大森中診療所だより編集委員会電話：０３－６４０４－２３０１ＦＡＸ：０３－６４０４－２３２２２０１4 年１1 月号月号成年後見専門相談号はじめます・・・ご家族のどなたかが認知症になったことで、お金や財産資産の管理等に困ったら・・・・。司法書士(専門後見人)が無料で相談に乗ります。毎月第２水曜 13：00～15：00 診療所：よろず相談コーナー予約制です ☎ 03-3762-0266 担当：横山まで乳がん検診のおしらせ。増え続ける乳がん。乳がんからあなた自身を守るために、健診をすすめます。 ❖大田区乳がん検診対象：４０歳以上で偶数年齢の方（500 円）：４０歳以上で奇数年齢の方（4,000 円）：７５歳以上の方は無料です ※平成 2７年 3 月 31 日時点の年齢です。 ❖クーポン券利用の乳がん検診クーポン券が届いた方のみが受けられます。費用は無料です。対象：平成２6 年４月１日で、40 歳の方。受診期間：２６年７月 1 日～2７年２月 2８日受診期間：２６年７月１日～２７年 2 月 28 日 ※予約制となっています。詳細は職員にお問い合わせください。インフルエンザ予防接種インフルエンザの予防接種がはじまりました。（10/1～）２０１２年１１月８日（土）１４時から１６時 ① 費用成人一般３，２４０円（消費税含む）、小児２，７００円（消費税含む）×2、大田区高齢者（65 歳以上）2,200 円（消費税含む） ②接種回数１歳以上１３歳未満２回１３歳以上 1 回 ③診療時間はいつでも接種可能（在庫終了まで）（小児科のみ予約が必要です） ※大田区高齢者インフルエンザ予防注射援助制度（６５歳以上）を利用される方は、大田区から書類が届きましたら、お持ちください。（注お誕生日前の接種はできません） ※中学生は保護者の同伴がない場合、同意書が必要となります。出品締切：11/6 窓口責任者大森中診療所いのくち主催：城南保健生協大森・糀谷支部健康講座マイコプラズマについて講師小児科高月晋一医師マイコプラズマは、細菌やウイルスに属さない病原体です。主に人の気道に感染し、咽頭炎、気管支炎、肺炎などを引きおこします。特に肺炎は、細菌感染による肺炎と違うため、非定型肺炎とか異型肺炎と呼ばれます。咳などで人から人にうつる飛沫感染でインフルエンザと同じように流行があり、特に 4 年に一度のオリンピックの年に大流行するといわれています。幼児から成人まで幅広い年齢層で発症しますが、小学校以上の学童期のお子さんが典型的な症状を引き起こします。症状は、長く続く発熱と強い咳が特徴です。潜伏期間は２～３週間と長く、また、一度かかっても何度もかかる可能性があります。病院で聴診をされても、特徴的な肺炎の音は聴こえません。これは、他の一般的な肺炎とは異なり、肺の中の間質という場所で炎症を起こすためです。そのため診断が遅れる可能性があり、レントゲンを撮ってはじめて肺炎があることがわかることがあります。血液検査でも炎症反応などが上昇してくることがありません。実際にかかっているかどうかは、マイコプラズマの抗体価が上がってくるかで診断されます。ただし、抗体価が上昇してくるのが比較的遅れてからになるので、実際には症状などから推測して診断されることがほとんどです。マイコプラズマは細菌のように細胞の壁をもちません。そのため、壁を壊して細菌を殺す作用をもつ一般的な抗生剤（ペニシリン、セフェム系など）には全く効果がありません。マイコプラズマに効く薬はマクロライド系の抗生物質であり、エリスロマイシン、クラリス（クラリシッド）、ジスロマックなどがこれに含まれます。最近ではこれらの薬剤が効かないマイコプラズマが増えてきており、これに対してニューキノロン系の抗生剤が有効です。解熱して強い咳が治れば、登園/登校ができます。しかし咳自体は 1 週間以上続きますので、運動などは控えたほうが良いでしょう。 ☆無料低額診療事業のご案内☆ 大田病院、大森中診療所、大田歯科では無料低額診療を実施しています。保険証はあるけれど、窓口一部負担金の支払いが負担で診療継続が困難…。そうした方が安心して診療を受けるための事業です。適応にあたっては、一定の条件があります。直近 3 カ月の世帯収入のわかるものなど、該当非該当の審査に必要な資料の提示をお願いしています。詳しくは「よろず相談」もしくは受付にお問い合わせください。