平成26年度うちエコ診断による家庭の温室効果ガスの排出について

平成 26 年度うちエコ診断による家庭の温室効果ガスの排出について
長野県地球温暖化防止活動推進センターが長野県内の家庭を対象に行った「平成 26 年度うちエ
コ診断事業」から得られた家庭の温室効果ガスの排出に関する解析結果は以下のとおりである。
診断件数は、51 件で、事後調査票回収も 51 件であった。
(回収率 100%)
1 受診者世帯の世帯人数
受診者世帯の世帯人数平均は 3.05 人であった。
受診者世帯の世帯人数分布(2014年度)
25
22
20
世帯数(世帯)
15
10
10
5
9
5
2
2
1
0
1
2
3
4
世帯人数(人)
5
6
7
2 住まいの地域別割合
受診者の居住地域は「都市部」が 9 世帯 18%、
「郊外」が、車利用に関して公共交通機関の代替
えが可能 18 世帯 35%、不可能 20 世帯 39%の地域合わせて 74%であった。
住まいの地域別割合(2014年度)
無回答, 4
世帯, 8%
都市部, 9世帯,
18%
郊外部(自動車代
替不可), 20世帯,
39%
郊外部(自動車代
替可), 18世帯,
35%
1
3 家の建て方別割合
受診者家屋は「一戸建て」が 94%を占め、6%が「集合住宅」である。
建て方別世帯数(2014年度)
集合
6%
一戸建
94%
4 世帯あたり平均光熱費
受診家庭の平均電気代は約 12,200 円、ガス代は約 6,700 円、灯油代は約 5,500 円および車燃料
代は約 15,800 円となり、月平均光熱費・車燃料代は 40,314 円となった。
車燃料代が 39%と大きいため、家庭の CO2 排出量の削減および家計の節約には車対策が効果的
であると考えられる。
世帯月平均光熱費・車燃料台内訳(2014年度)
電気代(太陽光含まない)
12239円 30%
車燃料代
15857円 39%
月平均光熱費
・車燃料代
40,314円/
月・世帯
ガス代
6690円 17%
灯油代
5528円 14%
2
5 CO2 排出量別の世帯分布
受診家庭の平均 CO2 排出量は 7,368kg‐CO2/年である。
また、平均 CO2 排出量 7,368kg‐CO2/年以上の排出量で生活している世帯が 19 世帯、うち
10,000kg‐CO2/年以上の排出量で生活している世帯が 7 世帯であった。
CO2排出量別の世帯数(2014年度)
20
18
16
14
世
12
帯
数 10
( 8
世
帯 6
) 4
2
0
4000~6000
~4000
6000~8000
8000~10000 10000~15000
18000以上
CO2排出量(㎏-CO2/年)
6 世帯人数別の CO2 排出量
世帯人数別にみた 1 世帯当たりの CO2 排出量の平均値を示す。
当然のことながら、世帯人数が多くなるほど、1 世帯当たりの CO2 排出量も多くなる。また、
世帯人数が多くなるほど、一人当たりの CO2 排出量は少なくなる傾向にある。
世帯人数別一世帯あたりCO2排出量(2014年度)
CO2排出量(Kg-CO2/年)
16000
14108
14000
11627
12000
9314
10000
8000
6000
6021
6035
2
3
6942
5043
4000
2000
0
1
4
世帯人数(人)
3
5
6
7
世帯人数別一人当たりのCO2排出量(2014年度)
6000
5043
CO2排出量(Kg-CO2/年)
5000
4000
3010
3000
2328
2011
2000
2325
2015
1157
1000
0
1
2
3
4
5
6
7
世帯人数(人)
7 CO2 排出量の用途別内訳
用途別 CO2 排出量は自家用車(37%)
、暖房(20%)給湯(15%)が大きな割合を占めている。
家庭の CO2 排出量の削減には車対策とともに、暖房および給湯の使用が増える冬期の対策も効
果的であると考えられる。
CO2 排出量用途別内訳(2014 年度)
その他
7%
自家用車
37%
暖房
20%
受診家庭のCO2
排出量
7,368Kg-CO2/
年・世帯
冷房
2%
冷蔵庫
6%
照明
5%
洗濯乾燥
1%
給湯
15%
調理食洗
5%
4
テレビ
2%
7-2
都市部・郊外別
都市部と郊外部での比較では、都市部の家庭からの CO2 排出量は 6,794 ㎏-CO2/年に対し郊外部
の家庭からの CO2 排出量は 7,442 ㎏-CO2/年と 648 ㎏-CO2/年多いものの、用途別での比較では大
きな差がみられなかった。
都市部CO2 排出量の用途別内訳(2014年度)
その他
1%
暖房
18%
冷房
2%
自家用車
40%
都市部の家庭からの
CO2排出量と割合
6,794Kg-CO2/年・世帯
洗濯乾燥
2%
冷蔵庫
7%
給湯
18%
照明
5%
テレビ
2%
調理食洗
5%
郊外部CO2排出量の用途別内訳(2014年度)
その他
9%
暖 房
20%
郊外部の家庭からの
CO2排出量の
用途別割合
自家用車
7,442kg-CO2/
36%
年・世帯
給 湯
14%
洗濯乾燥
1%
調理食洗
5%
冷 房
2%
冷蔵庫
6%
照 明
5%
テレビ
2%
5
8 うちエコ診断受診世帯における CO2 みなし削減量
診断時に 107.5 t-CO2/年と推定された選択対策による CO2 みなし削減量に対して、事後調査に
より実施が確認された CO2 みなし削減量は 89.8 t-CO2/年であった。従って CO2 みなし削減量から
みた実施率としては約 83.5%となった。
うちエコ診断受診世帯のCO2みなし削減量(2014年度)
400,000
372,841
(Kg-CO2/年)
350,000
300,000
250,000
200,000
150,000
107,520
100,000
89,817
50,000
0
現状(事前調査結果) 選択時CO2みなし削減量 実施CO2みなし削減量
また、実施した対策による CO2 削減量 89.8t-CO2/年を事後調査回答世帯数(51 世帯)で除すと、
CO2 みなし削減量は約 1,761 kg-CO2/年/世帯となった。これは、うちエコ診断受診の家庭(51 世帯)
平均 CO2 排出量 7,368kg-CO2/年/世帯の約 24%に相当する。
さらに、事後調査回答世帯の対策実施による平均消費電力削減量は 57 kWh/月/世帯となり、こ
れは受診された方の平均消費電力 366kWh/月/世帯の 15.5%に相当する。同様に事後調査回答世
帯数の実行光熱費削減費は 8,948 円となり、これは受診された方の月平均光熱費・車燃料代は
40,314 円の 22%に相当する。
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※この報告の「CO2 排出量」は一般の家庭生活に直接関係しているものに限定して計算しています。
長野県等で公表されている県民一人当たりの CO2 排出量については、製造業(工場)や企業のオ
フィスなどすべての部門から排出される CO2 の量も含めた県内全体の CO2 排出量を基に県民一人
当たりの排出量が示されているものもありますので、注意が必要です。
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診断の様子
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