小原地区わくわく事業補助金審査基準 第1 趣 旨 この審査基準は、わくわく事業補助金交付要綱に定めるもののほか、小原地域自治 区のわくわく事業補助金の審査に関して、必要な事項を定める。 第2 補助対象外経費(要綱第5条関係) 次に掲げる経費は、補助対象外又は減額査定とする。 ①申請団体の工夫や労力によって賄うべき経費 ②申請団体や利用者等の自己負担が適当である経費 ③団体規模や日程等に照らして、計画の内容が過大である事業の経費 ④各種法令に基づく届出・許可や地権者の承諾が得られていない事業の経費 ⑤その他、上記に準じて地域会議が不適当と判断した経費 2 経費別の審査基準は、別表1のとおりとする。 第3 補助率(要綱第5条別表関係) 以下の要件いずれも満たし、かつ、小原地域会議が必要と認めた事業は、要綱別表 で定める補助率を10分の9.5以内に読み替えるものとする(ただし、印刷製本費 の記念誌等、備品購入費は除く。 ) 。 ①10分の9を超える補助率の適用に関する申請があった場合 ②おばらみらいプラン関連性が認められる場合 ③公開審査における「公共性・公益性」の平均が8点以上の場合 2 前項の規定を適用する団体数は、当該年度の補助金交付決定団体の10分の5以 下とする。 第4 補助金の交付の制限(要綱第7条関係) 同一事業で4回目以降の申請となる場合は、上限補助率を10分の8.5とする。 第5 補助金交付額の算定方法(要綱第12条関係) (1)経費審査 小原地域会議は、補助対象経費について要綱及び本基準に基づき審査し、第1次 査定額を算出する。 (2)公開審査 申請団体の状況及び事業計画の内容を評価するため、公開審査を実施する。なお、 評価基準は別表2及び別表3のとおりとする。 (3)第2次査定額算定 公開審査の結果を踏まえ、10分の9を超える補助率の適用の有無について決定 し、第1次査定額に当該補助率を適用した第2次査定額を算出する。 (4)補助金交付額の調整方法 ①第2次査定額の合計が予算額以内の場合は、第2次査定額を補助金交付額とする。 ただし、この場合においても、地域会議が必要と認めたときは、公開審査の評価 点に応じて補助金交付額の減額調整を行うことができるものとする。 ②第2次査定額の合計が予算額を超過する場合は、公開審査の評価点に応じて、補 助金交付額を減額調整するものとし、その詳細は別表4のとおりとする。 別表1 補助対象経費審査基準 科目 報償費 旅費 消耗品 燃料費 食糧費 印刷製本費 修繕料 賄材料費 通信運搬費 要綱 講師謝礼、出演料及び講師旅費の み対象。講師1人につき1回の講 座で10万円が限度。 公共交通機関を利用する場合は 実費。自家用車の場合は、1km につき30円。 使用することで劣化しやすいも の、長期間の保存に耐えないもの 等。 通訳及び翻訳の経費。 機械等の借上げ及び施設、物品等 を使用する経費。 工事請負費 特別な知識及び技術を必要とす る工作物等の設置、移転及び撤去 費。 備品購入費 2万円以上は1 者 90%以内 2万円以上は1 者 2万円以上は1 者 2万円以上10 万円未満1者、 10万円以上2 者 2万円以上は1 者 原則 90%以内 上限95% ボランティア保険、レクリエーシ ョン保険等で必要最小限のもの のみ対象。 特別な知識及び技術を必要とす る事務、事業、調査及び試験研究 等が対象。 使用料 原材料費 原則 90%以内 上限95% 調理を必要とする食材等の購入 費。団体の構成員のみの食事は対 象外。 郵便料金等の経費及び物品等の 運搬に係る経費。 筆耕翻訳料 工事、作業、工作等のために必要 な材料及び物品の購入費。 自治区関連の団体が自治区行事 に使用する備品購入。 上記以外の備品購入。 視察及び研修会等で訪問先に支 払う参加負担金。 2万円以上は1 者 2万円以上は1 者 50万円未満1 者、50万円以 上2者 ①会員が所有しているトラクタ ー、耕うん機及び草刈機、②減免 される施設使用料等、③会員のみ が使用する会場使用料及びバス 借上料、は対象外。 自治区活動備品補助金が活用で きるものは対象外。 5万円を超える備品購入は補助 率2分の1以内。 50%以内 90%以内 原則 90%以内 上限95% ※上表にかかわらず、補助金交付が4回目以降となる同一事業の補助率は85%以内とする。 ※同じ店から見積もる合計金額が10万円を超える場合は2者以上の見積書を添付すること。 負担金 見積書等 視察や勉強会は対象外。 工具、器具及び備品等の原状復旧 を目的とする修繕及び部品の取 替えのための経費。 サービスの提供に係る経費。 委託料 補助率 講師の概要資料 事務用品、チップソウ、ソーチェ ン、鎌、軍手、ユニフォームは対 象外。 小原地区内4月市場価格を用い 工具、器具及び備品等の燃料代。 た統一単価以下とする。 団体構成員の作業時・会議時の飲 水分補給が必要な作業時のみを 料水及びお茶代が対象。講師又は 対象とし、ペットボトルの単価は 出演者に供する食事は、別に謝礼 120円を上限とする。会議用の を払っていない場合のみ対象。 お茶代は対象外。 記念誌など高価な冊子は、原稿作 記念誌などの冊子作成費 成にかかる経費のみ対象。 上記以外(チラシ等)で無料配布 する場合、税込単価100円が限 度。 手数料 保険料 小原地区審査基準 50万円未満1 者、50万円以 上2者 2万円以上は1 者 2万円以上10 万円未満1者、 10万円以上2 者 別表2 補助金交付適格性判定表 項目 ①事業目的 (要綱第2条) 評価指標 判定 「自ら考え、自ら実践する」ことを信条に活動す るものであり、個性豊かで活力ある、住みよい地 適・不適 域社会を構築することを事業目的としているか 次の要件を全て満たしているか ・5人以上で組織された団体 ・活動が地域の多数の住民に支持されると認めら ②補助金交付対象者 (要綱第3条) れる団体 ・政治活動、宗教活動又は営利活動を目的として 適・不適 いない団体 ・暴力団でない団体、暴力団員が役員となってい ない団体かつ暴力団又は暴力団員と密接な関係 を有しない団体 次のいずれかに該当する事業か ・保健、医療又は福祉を通して地域づくりを推進 する事業 ・地域の伝統、文化、郷土芸能又はスポーツを通 して地域づくりを推進する事業 ・安全・安心な地域づくりを推進するための事業 ③補助対象事業 (要綱第4条) ・地域の生活環境の改善、景観づくり、自然環境 保全を図る事業 適・不適 ・子どもの健全育成を通して地域づくりを推進す る事業 ・地域の特性を生かした産業振興のための事業 ・地域づくりに有効な助言や提案を受けるための 事業 ・その他個性豊かな住みよい地域社会を構築する ための事業 ④補助対象経費 補助事業の目的を達成するために直接必要な経費 (要綱第5条) か 適・不適 別表3 事業内容評価基準表 区分 評価指標 評価点 ①公共性・公益性(地域貢献性) 10・8・6・4・2・0 ・地域の課題解決につながる活動か ※評価は以下2項目に準じ、評価 ・地域の活性化につながる活動か 個別 ②実現性・妥当性 評価 ・事業計画、実施体制が十分に検討されているか 項目 ・収支計画、費用対効果は適切か 点を2倍する 5・4・3・2・1・0 ③発展性・将来性 ・事業展開の発展性 5・4・3・2・1・0 ・新しい地域活動の担い手の育成につながるか 加算 項目 ④おばらみらいプラン関連性 重点プロジェクト該当=5 ・計画事業又は計画事業が対応する地域課題と関 前期推進事業該当 連があるか 特定地域課題該当 合計 =4 =3 25点 ※「加算項目」は、委員の個別審査ではなく小原地域会議全体の協議により決定 補助事業 公共性・公益性の評価点の平均が5点以上で、かつ、個別評価項目の 採択基準 評価点合計の平均が12点以上であること 4回目以降の 継続可否基準 評価点 の基準 公共性・公益性の評価点の平均が6点以上 5 大変良い 指標を十分満たし、他団体にとって模範的である 4 良い 指標を満たし、他団体にとって参考になる 3 普通 指標を概ね満たし、問題ない 2 多少問題あり 1 良くない 0 全く良くない 指標を満たすことが困難だが、指導等により改善でき る 指標を満たすことが困難で、補助事業として認めるこ とが適当ではない 指標を全く満たすことができず、補助事業として認め られない 別表4 予算超過時の補助金調整基準 1 公開審査の評価点(地域会議委員の平均点に加算項目評価点を加えた合計点。小 数点以下第1位を四捨五入した整数値。)に応じて、下表のとおり査定率を定める ものとする。 ○査定率基準表 公開審査評価点 査定率 25点~23点 100% 22点~20点 90% 19点~17点 80% 16点~14点 70% 13点~12点 60% 11点以下 不採択 2 第2次査定額に査定率を乗じて得た額を、補助金交付額(千円未満切り捨て)と する。 ただし、上記2により算出した補助金交付額の合計と予算額との間に差額がある 場合(予算に余剰金がある場合又は予算をなお超過している場合)には、不採択を 除く補助対象事業の補助金交付額に一定率を乗じ、予算の範囲内で金額を調整する ことができる。ただし、団体ごとの補助金交付額は、第2次査定額を上限とする。 (参考資料) 小原地区わくわく事業補助金 審査の流れ ①経費審査 要綱・審査基準別表1に基づき、補助対象とすべきでない経 費を判定し、「第1次査定額」を算出 ↓ ②公開審査 審査基準別表2に基づき、事業目的、補助金交付対象者、補 (適格性判定) 助対象事業及び補助対象経費の妥当性を判定 ↓ ③公開審査 申請団体による説明内容を踏まえ、審査基準別表3に基づき (事業内容評価) 評価点を算出 ↓ ④おばらみらいプ 地域会議の全体協議により、加算項目(おばらみらいプラン ラン関連性 関連性)の評価点を決定 ↓ ⑤補助率審査 審査基準第3に基づき、90%を超える補助率の適用をする (90%超の可否) か否かについて決定 ↓ ⑥第2次査定額 第1次査定額に、上記④で定めた補助率を反映させた「第2 次査定額」を算出 ↓ ⑦補助金交付額の 第2次査定額合計と予算額の差額を踏まえ、必要に応じて別 決定 表4の査定率の適用及び金額調整を行い、最終金額を決定
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