2015春季生活闘争第3号 発 行 中小共闘センター 発行人 進藤 衛 2015・3・2 連合秋田労働局 中小共闘センター/非正規労働センター 〒010-0001秋田市中通6丁目7-36 TEL.018-833-0505 2月21日(土)15:00より、横手市「あいのの温泉鶴ヶ池荘」 において、構成組織、地場・中小労組を中心とした、約50名の組 合員が参加し「中小労組交流集会」を開催しました。東海林 悟 会 長は「中央大手が要求書を提出し、2015春季生活闘争がスター トした。今次闘争では、大幅な賃上げを勝ち取りデフレから脱却し て景気の好循環を実現しなければ日本や秋田の経済は大変になる。 このことを念頭に、月例賃金にこだわった闘いを展開しすべての働 く者の処遇改善を実現したい。取り巻く環境は依然厳しいが、本日 の学習・交流を通じて、闘いに臨んでの意識合わせをしていただきたい。」と挨拶しました。続いて、 連合秋田労働局長の進藤 衛副会長(電機連合)より「2015春季生活闘争では、昨年以上の賃上げ を実現し、その結果を未組織の労働者にも波及させて秋田の経済を好循環にもっていかなければならな い。このことを労使が認識して真剣に交渉していただきたい。」と挨拶しました。次に、「2015春 季生活闘争地場・中小労組の闘い方」と題して連合本部の蒲原 俊之労働条件・中小労働対策局部長よ り次の内容でご提起をいただきました。「2015春季生活闘争は、昨年の賃上げの流れを更に力強く 動かして流れを引き継ぐことができるか重要な位置づけの闘いとなる。」と述べた後、取り巻く情勢や 要求項目の〝3本柱〟である〝賃上げ〟〝時短〟〝政策・制度実現の取り組み〟を中心に地域ミニマム 運動や最低賃金協定の取り組み等についてご説明いただきました。講演の結びにあたり蒲原部長は、 「交 渉を進めるにあたっては、早い段階での課題把握を行って交渉に臨んでいただきたい。また、地域の情 報共有を強固にして全体の賃金引き上げに繋げていただきたい。連合本部も皆さんと一体となって闘う 覚悟である。」と述べられました。その後、連合秋田の藤井 真悟事務局長から『春季生活闘争の具体 的進め方について』の提起を行い、地場中小の賃金改善10,200円以上を要求目安とし、遅くとも 2月末までに要求を提出、3月内決着を目指す方針が示されました。続いて、構成組織からの状況報告 連合労働条件・中小労働対策局 蒲原 俊之 部長 基幹労連秋田県本部 大津 美博 執行委員長 JAM秋田 後藤 正文 事務局長 と決意表明として、はじめに基幹労連秋田県本部の大津 美博委員長から「基幹労連では、昨年の取り 組みにおいて2年サイクルの基本年度として取り組んだ結果、多くの組合で2年分の賃金改善を獲得し た。その一方で、継続審議となっている組合があることにも留意しなければならない。このような状況 を踏まえ、今年の取り組みでは、年間一時金と格差是正を中心とした個別年度の取り組みとし、連合、 金属労協の方針を踏まえ、社会的な課題への対応を含めた取り組みを展開し、労働組合としての役割を 発揮することで社会的責任を果たせるよう頑張りたい。」と決意表明をいただきました。 次にJAM秋田の後藤 正文事務局長から「賃金の全体的な水準アップに貢献するのは、春季生活闘 争における賃金改善の取り組みである。要求は組織労働者の意識を表し、妥結は具体的な改定額を表し、 その結果が社会的な賃金改善に繋がる。このことを考えれば、物価上昇局面にある今、要求を控えると いうことは労働組合としての社会的責任を果たさないことになる。要求してこそ、様々な課題が浮き彫 りになり、その解決に向けて知恵を出し合うことが労使関係のあるべき姿だと思う。私たちは、要求し なければ回答なしの信念を持って、共闘運動を通じて閉塞した日本経済に風穴を開けることが、未組織 労働者の賃金改善に寄与すると確信している。皆さんと力を合わせて春季生活闘争の取り組みを前進さ せて行く。」と決意表明をいただきました。集会後半では、東北労働金庫秋田県本部の小玉 俊巳本部 長、田仲 正一副本部長、全労済秋田県本部の石井 純一専務、山本 優希、金子 美咲職員より、現 在展開しているキャンペーンのご案内と今春季生活闘争に対する激励をいただき、最後に東海林会長の 「団結ガンバロー」で集会を閉じました。その後、懇親会を開催、情報交換・交流を深めました。 東北労働金庫秋田県本部 小玉 俊己 本部長 東北労働金庫秋田県本部 田仲 正一 副本部長 全労済秋田県本部 石井 純一 専務
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