[土地連からのお知らせ No.390] 平成27年4月30日 岩手県農業水利施設小水力等発電推進協議会総会が開催 ~平成26年度事業報告、平成27年度事業計画(案)など4議案を承認~ 30日、本会3階会議室において、岩手県農業水利施設小水力等発電推進協議会総会が開催 されました。 開会にあたり、本協議会会長である岩手県農林水産部の伊藤千一農村整備担当技監は、 「再 生可能エネルギーについては平成24年7月の固定価格買取制度施行後、太陽光を中心に導入 が加速している。このような中、昨年9月に東北電力が再生可能エネルギー発電施設の連系 申込みに対する回答を一時保留する事態となり、太陽光については買取抑制期間が無制限に 拡大されるなど、固定価格買取制度の運用そのものが見直されている。一方、経済産業省に おける新たな電源構成に係る議論においては、ベースロード電源(天候、昼夜問わず安定的 に低コストで供給できる電源)に活用できる水力や地熱エネルギーの積極的な導入が必要と されており、農業水利施設を活用した小水力発電は、その一翼を担うものとして導入拡大が 期待されている。小水力発電は、コストや水利権、施設の運営、維持管理体制などの課題は あるが、現在県内3箇所で実施している、モデル施設の整備によって蓄積したノウハウの提 供や、各種研修会による専門技術者の育成等を通じ、農村地域に賦存する再生可能エネルギ ーの有効活用を図っていきたい。」と挨拶しました。 総会は、伊藤会長によって議事が進められ、国の小水力等発電導入技術力向上地方研修事 業による平成26年度事業報告、平成26年度収入支出決算、平成27年度事業計画(案)、平成27 年度収入支出予算(案)が審議され、提出した4議案すべて満場一致で承認、議決されました。 その後、県農林水産部農村計画課の菊池克祐技師から、県内の農業水利施設を活用した小 水力等発電導入状況と、今後の協議会の取組方向として、土地改良区等の施設維持管理費の 負担軽減を図るべく、引き続き小水力等発電の導入・円滑な事業実施を支援していくとの説 明がありました。 【総会の様子】 【挨拶を述べる伊藤会長】
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