日保協速報 №2605 26.5.27 社会福祉法人 日本保育協会 公定価格の仮単価が公表される 5 月 26 日、子ども・子育て会議(第 15 回)、基準検討部会(第 20 回)合同会 議が開催され、施設給付の対象となる保育所、認定こども園等の保育単価に相当 する公定価格の仮単価が公表された。保育所の公定価格仮単価表は、地域・定員・ 認定・年齢・保育必要量の各区分別の基本部分に、処遇改善等加算(民改費に相 当)、所長設置加算+3 歳児配置改善加算+休日保育加算・夜間保育加算(実施し ている場合、年間の利用者数に応じて加算)+減価償却費加算・賃借料加算(施 設整備費補助を受けていない場合、賃借している場合に加算)等を加算する。調 整を行うものとして、分園の場合(人件費を 85%とするための調整)、常態的に 土曜日を閉所する場合、定員を恒常的に超過する場合に減額する項目・率が示さ れている。その他に定員区分、地域区分等とは関連しない加算項目として、主任 保育士専任加算、療育支援加算、事務職員雇上費加算等を設けている。 仮単価は、消費税増収額が満年度化し、0.7 兆円が確保される予定の平成 29 年 度の数字であり、27、28 年度の公定価格は、現行の「質改善前の単価表」と仮単 価の中間水準の値となる。 平均的な規模で現行の「質改善前」と比較した場合、幼稚園(その他地域、180 人規模)は 11.3%の改善、保育所(同、90 人、減価償却費加算含まず)は 10.8% の改善、認定こども園(同、180 人)は 10.7%の改善、小規模保育事業では 9~ 11%の改善としている。 4 月に示された公定価格の骨格からの変更点は、保育所の基本分にも嘱託歯科 医手当を計上。認定こども園の副園長・教頭並びに年齢別学級編成の教諭加算に ついては、前回は 1 号と 2・3 号に振り分けて計上していたが、2・3 号のみの認 定こども園には保育所同様計上を見送った。認定こども園の主幹保育教諭は、1 施設 1 名としていたが、1 号と 2・3 号それぞれに専任加算を認めることとした。 利用者負担は、保育所の場合、保育標準時間認定は現行の徴収基準額をそのまま スライド。保育短時間認定は保育標準時間から-1.7%の金額としている。 ※会議資料、会議の動画配信等は内閣府ホームページからご覧ください。 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/index.html
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