柏市の商業振興・観光事業の概要 1 2 3 4 5 6 7 商店会をとりまく環境 地域商店会の課題と要因 商業振興における市の役割 観光の課題 インフォメーション機能の充実 商業・観光施策の優先順位 平成27年度予算 平成27年2月 柏市 経済産業部 商工振興課 1 1 商店会をとりまく環境 ■「地域の市民」が商店街に期待する役割は、7割近くの世帯が「身近な買い物の場」 と指摘しています。 「商店街に求める役割」 1位 2位 3位 身近な買い物の場 防災・防犯、見守りなどの安全安心 高齢者の生活をサポートする場 ・・・・68.8% ・・・・14.4% ・・・・12.8% ■一方で消費者が商店街を利用する頻度は減少傾向にあり、理由は以下のとおりで す。 「商店街を利用しない理由」 1位 2位 3位 1ヶ所で買い物が済まない 魅力ある店舗(商品・サービスがない) 品揃えが不十分 ・・・・51.5% ・・・・49.5% ・・・・42.8% (以上出典 平成24年度『千葉県の商圏』、千葉県商工労働部) ■柏市は今後急激に高齢化が進み 上記ニーズの増加が推測されます。 さらに地域経済活性化のためにも、 市民生活の基盤を支える商店会に は利用を促進する取組みが求めら れます。 2025年 柏市全域 将来人口推計 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 0 ~ 4 5 ~ 9 1 0 ~ 1 4 1 5 ~ 1 9 2 0 ~ 2 4 2 5 ~ 2 9 3 0 ~ 3 4 3 5 ~ 3 9 4 0 ~ 4 4 4 5 ~ 4 9 5 0 ~ 5 4 5 5 ~ 5 9 6 0 ~ 6 4 6 5 ~ 6 9 7 0 ~ 7 4 7 5 ~ 7 9 8 0 ~ 8 4 8 5 ~ 2 2 地域商店会の課題と要因 市民ニーズに対応する資金・人材不足 【要因】 ◇会員減少による商店街活動の会員負担増加 ◇他団体との連携不足 ◇店舗や施設の老朽化 悪循環 商圏の縮小、消費者の流出 廃業などによる空き店舗の増加 【要因】 ◇大型店の進出 ◇30~40代は郊外大型店を利用 ◇顧客の高齢化への対応不足 ◇魅力ある店舗の減少 【要因】 ◇事業者の高齢化 ◇後継者不足 ◇雇用創出機能の低下 3 3 商業振興における市の役割 商店会がコミュニティの場としてのニーズに応えるためには、まず商機能を充実 させなければなりません。 引き続き地域課題に積極的に取り組む商店会を支援すると共に、 魅力ある個店づくりを支援することで商店会の基盤強化や活性化を目指します。 新規開業者 地域商店会 学校 NPOなど 支 援 柏市 商工会議所 連携 沼南商工会 ・新規開業者や商店会への補助金交付 ・先進事例の紹介や他機関の補助金情報の提供など 4 4 観光の課題 著名な観光地ではないものの、柏には魅力的な観光資源が数多くあります。平成25 年度に作成した「柏市観光基本計画」については、効果的な計画の実行が必要です。 柏 の 資 源 ■全国でも有数の生産力を誇る農産物 ■柏レイソルなどのスポーツ ■柏駅周辺の商業や飲食店,音楽・アートなどをテーマにしたイベント ■あけぼの山農業公園や手賀沼の自然資源 ■柏の葉キャンパス駅周辺の大学や研究機関、ベンチャー企業などが 持つ最先端技術 目的は「市民が誇りを持つことができるまちをつくること」と「魅力的なブランドイメージ を確立し、柏に来たい、柏に住みたいという人材を増やすこと」です。 P R 集 客 策 ■農業の特徴を活かし、生産者との交流や新鮮な野菜などのPRを行います。 ■首都圏からの集客促進につながるPR手法を検討します。 ■市民団体・事業者と連携した事業やイベントに取り組みます。 ■柏駅周辺の回遊性を高めるため、様々なイベントを支援し、賑わいの創出 を図ります。 ■桜やバラなどの草花・文化資源などの紹介を行い、PRに努めます。 5 ■MICE観光やツアーなどを行い来街者の増加に努めます。 5 インフォメーション機能の充実 柏市においてニーズの高い民間店舗・イベントの発信や行政情報の発信について、 NPO法人柏市インフォメーション協会(かしわインフォメーションセンター)に委託しています。 【情報発信の必要性】 ・飲食店の情報 ・宿泊施設の情報 ・交通機関の情報 ・見どころ 市役所職員では 全ての情報を収集 できません 訪問者 ・行政情報 (各種申請など) ・暮らしの情報 ・店舗の情報 ・イベント 市民 ・各種申請・暮らし などの相談 ・日本語学習 〔母国語での対応〕 外国人 観光客 ビジネス客 6 官民の情報をワンストップで、誰にでも提供できる施設が必要です。 6 商業・観光施策の優先順位 【優先度】 1 ●地域商店街活性化事業 (1)近隣商店街活性化事業補助事業 (2)商工関係団体補助事業 (3)商工団体共同施設設置等補助事業 (4)商店街街路灯電気料補助事業 (5)商店街振興共同事業補助事業 2 ●観光振興事業 (1)「柏市観光基本計画」に記載した事業の実施 (2)手賀沼花火大会の実施 (3)手賀沼観光事業の実施 (4)観光情報・行政情報の提供、観光ガイドの人材育成 3 ●柏駅周辺商業の活性化事業 (1)まちづくりのための民間組織等支援 (2)柏駅周辺イメージアップ推進協議会への支援 (3)柏駅周辺防犯推進協議会との連携 (4)行政情報の効果的な発信 7 7 平成27年度予算 商業・観光振興関連経費 90,387千円 ■商業事業費 54,678千円 ※主なもの (1)商業関係団体補助金 14,760千円 (2)商工団体共同施設設置等補助金 8,000千円 (3)商店街街路灯電気料補助 15,055千円 (4)近隣商店街活性化事業費補助金 3,800千円 (5)商店街振興共同事業補助金 12,000千円 ■インフォメーションセンター事業 18,209千円 ※主なもの (1)市政情報・案内業務委託 14,000千円 ■観光費 17,500千円 ※主なもの (1)手賀沼花火大会 14,000千円 (2)観光協会補助金 1,296千円 (3)手賀沼観光事業 1,800千円 8
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