仕様書【PDF:204KB】

庁舎設備保全業務
仕 様 書
※本仕様書は、予告なしに修正又は訂正する場合があります。その際は、当機構ホームページ
上にて仕様書の修正又は正誤表等を公示いたしますので、必ず、ご確認下さい。
独立行政法人 製品評価技術基盤機構
「庁舎設備保全業務」
特記仕様書
1.適用
本仕様書は、「建築保全業務共通仕様書(平成25年版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修で以
下「共仕」という。)に示される特記仕様書であり、本業務実施にあたっては上記のほか、これを優先す
る。
2.目的
独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「機構」 という。)庁舎設備の運転・監視及び日常点検保
守業務及び定期点検等保守業務、執務環境測定、衛生業務等の保全業務を総合的に行い、 設備の機
能維持と効率的運用を図るものである。
3.履行場所
東京都渋谷区西原2-49-10
独立行政法人製品評価技術基盤機構
4.対象施設及び庁舎構造
本業務は、庁舎、敷地及びこれらに付帯する設備1式とする。
本館 /SRC 地下1階、地上6階
別館 / RC 地上4階
5.履行期間
自:平成27年4月1日
至:平成30年3月31日
次年度以降、予算が確保されない場合は契約を打ち切る場合がある。
6.一般事項
(1) 本業務は、 本仕様書に基づき機構企画管理部総務課の担当者 (共通仕様書でいう施設管理担
当者で以下「担当者」 という。) の指示に従い実施するほか、本仕様書及び共仕に定めない事項で
あっても、 業務上当然行うべき事項はこれを実施すること。
(2) 業務の実施にあたり、作業責任者、工程表、点検計画書、作業員名簿ほか、計測器の校正証明
書、点検報告書書式等を提出するとともに、 その他担当者の指示する書類を速やかに提出し、承
認を得ること。
(3) 本仕様書及び共仕に定めがない事項は、 担当者と協議する。
(4) 本業務により、既設設備及び庁舎等に損傷を与えないように十分に注意すること。
(5) 関係法規を遵守するとともに安全、衛生及び防火、防犯に努めること。
(6) 故意又は過失により機構及び第三者に損害を及ぼしたときは、損害賠償の責を負うこと。
7.運転・監視及び日常点検・保守業務仕様
(1) 主要設備
対象施設の主要設備は別添1のとおりとする。なお、改修工事等により増減が生じることがある。
(2) 必要条件
①
ISO9001、ISO14001及びプライバシーマークを所得し、本業務が確実に行える企業体制を有
していること。
②
本業務と同様の業務を、 機構と同規模以上の研究、 実験設備を有する施設にて3年以上
実施した実績を有すること。
③ 本業務に必要な資格保持者が自社の社員であること。
(3) 業務体制
本業務に従事する者は機構と同規模以上の研究、 実験設備を有する施設にて3年以上の勤務実
績がある者で、以下に記載の要件を満たした電気技術者、機械技術者各1名の計2名とし、その中か
ら責任者を1名選出する。また、 必要に応じて法定資格保持者を上記技術者に加えるものとする。
・電気技術者
電気技術者は第3種電気主任技術者以上の免許取得者とし、 計装関係業務に5年以上従事し
た者。
・機械技術者
機械技術者は第2種冷凍機械責任者以上の免許取得者とし、 設備保安業務に5年以上従事し
た者。
・法定資格保持者
本業務実施上必要な建築物環境衛生管理技術者及び危険物取扱者乙種第4類又は甲種免許
取得者で、同資格必要業務に5年以上従事した者。
(4) 業務条件
①
業務実施時間
平日 (行政機関の休日に関する法律第1条に定める日及び機構設立記念日の5月1日を除いた
日。)
8時30分~17時30分とし、地下1階監視室にて業務を行う。
ただし、設備故障対応、点検、修理等立会で体日、深夜の業務が発生することがある。
②
施設の冷暖房運転日及び運転時問
本館については以下のとおりとし、 別館については通年運転とする。
冷房運転
7月1日~9月30日の平日
8時30分~18時30分
暖房運転
12月1日~3月31日の平日
8時30日~18時30分
③
自家用電気工作物に係る取り扱い
本業務を行うにあたり、保安管理業務外部委託を締結するものとし、電気事業法施行規則第52
条第2項の規定に基づく外部委託承認申請及び保安規定の作成、申請を行うこと。
また、 主任技術者は機構の要請に応じ、 工事等設備改修にかかる技術的サポート及び現場立
会を行うこと。
なお、現保安規程を別添2として添付する。
(5) 業務
①
運転監視
監視システムにより対象設備を安全かつ効率的に運転管理し、 省エネルギーに努めるものと
する。
②
点検、保守、清掃
以下に示すほか、点検マニュアル(別添3)及び点検表(別添4)、共仕により保守管理を行うこと。
・冷温水機関係
運転中、 本体並びに付属機器の正常運転に注意し、冷温水の出入口温度、出入口圧力、油
圧、湯温、動力消費量等毎日定時に測定し記録する。
冷却塔は運転中、 毎日点検し、 散水状態、 冷却塔送風機の運転状態と循環ポンプ運転状
況を把握の上、冷却塔下部水槽を月1回清掃し、冷却塔負荷電流及び冷却水濃縮度を測定
し、記録する。
・空調機(A.C.U)関係
空調機、全熱交換機及び付属機器を全期間に渡り運転に支障の無いよう保守を行うものとし、
本体の振動、騒音等に留意し、空調機、各種弁類、給排水管、自動制御機器、制御盤、ファ
ン、Vベルト損耗フィルター巻取装置の作動状態、 軸受温度の点検を行い、 状況を記録す
る。
・空調機(F.C.U)関係
各階空調機(F.C.U)を冷暖房運転に支障のないよう保守を行うものとし、空調機は定期的に年1
回以上、ドレンパン、目皿吹き出し口、冷温水コイルの点検を行う。
・送排風関係
室内の換気に支障のないよう送排風機の運転保守を行うものとし、騒音、振動、Vベルト負荷電
流、操作盤の点検を毎月1回定期的に行い、記録する。
・空気清浄装置関係
空気清浄装置の運転保守を行うものとし、異音、振動等に充分注意し、運転中毎週本体を点検
し、 各種空調用制御機器が完全に開閉作動を行うよう充分調整を行う。
・可変、定風量装置関係
空調用ダクト取付け部の可変、風量装置の点検保守を行うものとし、常時正常作動を確認し、
規定風量を維持するよう点検し、 室内温度、 換気状態を良好な状態に維持するよう運転保守
を行う。
・給排水、給湯、衛生、ガス設備関係
各階の設備機器に供給する給排水、便所、洗面所、湯沸室、浴室に供給する給排水、ガス設
備の保守を行うものとし、便所、洗面所、掃除用流し、排水トラップ等を毎月点検し、破損、水漏
れ、 詰り、 その他軽微な不具合箇所は直ちに処理し、 供給する水道水の残留塩素を別館は
毎週1回測定記録し、 水道、 ガスの使用量を毎日検針記録する。
・ポンプ関係
空調用冷温水ポンプ、 冷却水ポンプ、 給水ポンプ、 雑排水汚物ポンプの運転状態を把握
し、日常定期点検保守を行うものとし、 エネルギー適正使用によるポンプ運転を行い毎月1回
定期的にポンプ電動機を試験し、 記録する。
・消防用設備関係
自動火災報知設備、 防火扉の監視点検を行い、 火災その他不測の状態に常時対処できるよ
う監視の上、 上記設備故障異常等が発生した場合は直ちに報告し、 適切な指示を受けるもの
とする。
・搬送設備関係
エレベーターの運転点検を行い、 地震、 火災等による人の閉じ込め等に常時対処できるよう
監視の上、 上記設備故障異常等が発生した場合は直ちに報告し、適切な指示を受けるものと
する。
・受変電設備関係
常時正常な機能を維持するよう点検保守を行うものとし、電気室の低圧盤内の変色、過熱、異
音等の外観点検を行い、 高圧盤、 低圧盤の計器を点検し、記録する。 異常を発見した場合
は直ちに報告し、適切な指示を受け処理する。
・動力設備関係
動力制御盤、電動機のベアリング、コイル導電部等の変色、過熱、異音、異臭の外観点検を行
い、 異常を認めた場合は直ちに報告し適切な指示を受け、機能点検を定期的に実施し、記録
する。
・非常用設備関係
停電時のための発電装置、直流電源装置誘導灯器具、非常灯器具の保守点検を行うものと
し、発電装置は冷却水燃料、 潤滑油等の始動条件を確認の上、 スイッチの指示方向表示灯
の外観点検を行い、 直流電源装置の表示灯確認、 計測を定期的に実施し、 記録する。 異
常のある場合は直ちに報告し、 適切な指示を受けて処理する。
・照明設備等関係
各階の電灯分電盤、 リモコンリレー盤、照明器具等のブレーカー、ソケットの変色、過熱、異
音、異臭等の外観点検を定期的に実施し、照明器具の部品、管球の交換及びコンセント配線
等軽微な作業を行う。
・建築物関係
屋上ルーフドレン並びに排水溝の汚泥除去清掃を定期的に行う。また、建具の軽微な調整、注
油等作業を行う。
③
点検表
別添4の点検表を作成し、翌日10時まで担当者へ提出する。
なお、週間、月間の点検表は点検翌日の日報に添付すること。
④
報 告
日常点検等により発見した故障箇所及び修理箇所の状況報告、事故及び非常時等緊急事態に
おける報告を行うとともに、書面にて提出のこと。
⑤
調整、立会
対象機器の修理、交換、増設、及び8.に定めた定期点検、保守等に関して、担当者確認後施工
者との日程等調整及び作業の立会を行うこと。
また、 対象設備に係る官公庁の立入検査及び法定検査等についても立会を行うこと。
⑥
手続き代行
関係官公庁等への諸届出業務の代行を行うこと。
⑦
省エネルギーのための分析業務
エネルギー使用量について毎月報告するとともに、傾向、問題点等の分析を行い報告する。
⑧
警報発報及び緊急時の対応
警報発報時及び故障、 災害等緊急時には、 関連部署との連絡を密にし迅速な対応を行うこ
と。
また、 夜間休日緊急時対応マニュアル等を作成し備えること。
⑨
応急処置及び小修理
故障、 異常時の応急修理及び日常業務内でできる部品交換、 注油等の小修理を行うこと。
⑩ 図書、備品、鍵等の管理
・完成図、完成図書、報告書等書類及び備品、鍵等について整理、整頓し必要時に適切に取り出
せるようにするとともに紛失しないようしっかりと管理すること。
・設備の修繕、工事業者、職員等からの閲覧、貸し出しの要望があった場合、台帳に記載の上貸
し出しを行うこと。
なお、 見知らぬ者からの要求・申請に際しては、担当者に確認すること。
・契約期間終了時、次期受託者に図書、備品、鍵等の管理を引き継ぐこと。
8.定期点検等及び保守業務仕様
本業務は、 7.に定めた業務を補完し、より高度な保守点検を行うものである。
7.(5)②と重複する事項については本項を優先する。
・本業務については当該設備の製造メーカー等、対象機器に精通した者に行わせるものとする。
なお、 対象者決定後速やかに保有資格、 連絡先等を担当者に届出を行い、 担当者の承諾を
受けるものとし、その作業についての一切の責任を受注者が負うものとする。
・法定点検についてはこれを実施するものとし、関係官公庁等への諸届出業務の代行を行うこと。
また、 その費用は当業務に含めるものとする。
(1) 対象設備
対象設備は別添5のとおりとする。
なお、改修工事等により増減が生じることがある。
(2) 必要条件
① 製造メーカーによる支援体制を有しており、 機構と同等機種に対し過去3年以上の保守点検の
実績があること。
また、 機構と同機種及び関連する機種の事故発生、 欠陥発覚等の事項が発生した場合の情報
が速やかに担当者へ報告されるとともに、緊急点検、部品交換等の対応を速やかに行うこと。
② 保守・点検及び整備等に従事する技術者(以下「作業責任者」という。)は、当該設備の国家資
格、公的資格、 メーカー指定の研修を受講した者とする。
また、 作業補助者についても同様の資格等を所有する者、 または当該設備の保守・点検及び
整備業務を3年以上経験した者とする。
③ 保守・点検及び整備等の作業に用いる交換部品、 油脂等等についてはメーカー純正部品及
び指定部品とする。
また、 指定無きものについては日本工業規格をはじめとする公的機関制定規格品を用いること。
④ 機械装置が常に適正なる機能を発揮できるように留意するとともに、 必要に応じ故障の予防手
段を講じること。 また、竣工時からの主要な部品取替修理・保守点検記録履歴等に関する細部に
至るまでの諸要件を加味し、今後の適切な点検・保全計画及び部品取替・修繕計画等を提案す
ること。
⑤
当該設備の故障等の対応については、90分以内に技術員を派造し復旧に努めること。
また、本対応については24時間365日対応するものとする。
なお、補修に係る費用については協議により決定し、 別途支払うものとする。
⑥ 報告書は都度提出することとし、作業状況写真を添付すること。
また、 不良箇所及び経年劣化等により修理等必要な場合は、該当箇所の写真を添付し担当者
の指示により対応する。
(3) 業務
①自動ドア
・定期点検
年2回実施するものとする。
点検項目は共仕によるほか、 必要に応じて項目を付加し実施する。
なお、共仕に定める点検周期は周期Ⅰを履行するものとし、3Mは6Mに読みかえるものとする。
②自家用電気工作物
(イ) 総合
・定期点検
電気事業法第39条に適合するよう、以下の点検を実施すること。
(a) 月次点検:月1回
運転中の施設の点検、測定及び試験を行い報告する。
(b) 年次点検:年1回
施設の運転を停止し、点検、測定及び試験を行い報告する。
なお、点検に伴う仮設設備 (発電機、ケーブル等) は本業務に含めるも
のとする。
また、停電時にしか点検できない直流電源設備等点検は本点検と合わ
せて実施するものとする。
(ロ) 自家発電設備
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検項目は共仕によるほか、必要に応じて項目を付加し実施する。
なお、 共仕に定める点検周期は6Mを1Yに読みかえるものとする。
(ハ) 直流電源設備及び交流無停電電源設備
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検項目は共仕によるほか、必要に応じて項目を付加し実施する。
なお、 共仕に定める点検周期は6Mを1Yに読みかえるものとする。
③
構内電話交換設備
・定期点検
毎月2回実施するものとする。
点検項日は別添6によるものとする。
・設定変更作業
担当者の指示により、内線番号付与、グルーピング等の各種設定を行うこと。
④
入館管理設備
本設備の保守点検にあたっては、庁舎セキュリティー情報、個人情報等機密事項が保管されてい
ることから、機密保持のための誓約書を提出すること。
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検項目は別添6によるものとする。
⑤ 冷熱源機器
(イ) 吸収式冷温水機及び補機
・定期点検
年6回実施するものとする。
点検項日は別添6によるものとする。
衛生管理
冷却水配管洗浄及びレジオネラ菌属検査を年1回実施する。
(ロ)スクリューチラ一及び補機
・オンライン診断・監視
全期間オンライン診断・監視を行うこと。
なお、オンライン診断・監視はダイキン工業(株)エアネットコントロールにて24時間体制で監視
するとともに、以下のサービスを提供すること。
(a) 異常及び故障予知発報時の出動サービス
(b) 運転データの定期報告
(c) 運転データを蓄積・分析し保全計画を提案する。
・定期点検
年4回実施するものとする。
点検項目は別添6によるものとする。
・熱交換器洗浄
年1回熱交換器の洗浄を行う。
・高圧ガス保安法に基づく試験
年1回圧力計の校正、安全弁、安全装置の試験を行うこと。
(ハ) パッケージエアコン
・定期点検
年2回実施するものとする。
点検項目は別添6によるものとする。
・室外機薬品洗浄
年1回室外機の薬品洗浄を行う。
(ニ)ファンコイルユニット
・定期点検
年2回実施するものとする。
点検項目は共仕によるほか、 必要に応じて項日を付加し実施する。
⑥
空気調和機(空気清浄装置を含む)
・定期点検
年4回実施するものとする。
点検内容は共仕によるほか、 必要に応じて項目を付加し実施する。
なお、 共仕に定める点検周期は周期Ⅰを履行するものとする。
本館2、3、4、5F設置の空気調和機7台及び別館各階設置の空気調和機20台については、年1
回加湿器を分解し、 モジュール薬剤洗浄及び各部洗浄を実施する。
本館各階設置の空気調和機9台については、 年1回電極板の薬剤洗浄、プレフィルター高圧洗
浄、高圧発生装置、集塵機内部の清掃を行う。
また、 ロールフイルターは1本/台を準備し無くなり次第交換する。
・別館各階設置の空気調和機20台については、 年1回中性能フイルターを交換する。
⑦
全熱交換機
(イ)回転型
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検内容は別添6によるものとする。
ロータ、 エレメントの高圧エア洗浄及びチャンバ一内バキューム清掃を行う。
(ロ)天井隠蔽型
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検内容は共仕によるほか、 必要に応じて項目を付加し実施する。
なお、共仕に定める点検周期は周期Ⅰを履行し、 点検周期は6Mを1Yに読みかえるものとす
る。
⑧給水ポンプ
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検内容は共仕によるほか、 必要に応じて項目を付加し実施する。
なお、共仕に定める点検周期は周期Ⅰを履行するものとし、 6Mは1Yに読みかえるものとする。
⑨中央監視制御設備
(イ)電気設備
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検内容は別添6によるものとする。
(ロ)機械設備
・定期点検
年1回実施するものとする。
点検内容は別添6によるものとする。
⑩消防設備
・定期点検
東京消防庁「消防設備等点検報告」申請様式に沿って年に2回、6ヶ月毎実施すること。
また、 報告書は3部作成し届出を行う。
(a) 1回目 7~9月に機器点検及び総合点検を実施。
3年に1度連結送水管の耐圧試験を合わせて行う。
(b) 2回目 1~3月に機器点検を実施。
・その他 機構で実施する自衛消防訓練に立ち会い協力すること。
⑪エレベーター
FM契約形式をとるものとする。
・定期点検
月1回実施するとし、3ヶ月に1度は訪問点検を行い、それ以外は遠隔点検・診断とする。
なお、 点検項目は別添6によるものとする。
・法定点検
年1回実施し届出を行う。
・地震時の復旧
本館については、自己診断・復旧システムによりエレベーターを仮復旧すること。
9.法律に基づく環境測定、 衛生管理等
(1) 対象設備
対象施設・設備は、9.(3)に記す。
なお、改修工事等により増減が生じることがある。
(2)必要条件
①該当する業務に関する資格を持った者が実施すること。
②報告書は都度提出することとし、作業状況写真を添付すること。
また、 不良箇所及び経年劣化等により修理等必要な場合は、 該当箇所の写真を添付し担当者の
指示により対応する。
(3)業務
①空気環境測定
・測定点数
26点(対象施設:執務室24、玄関、屋上)
・測定回数
年6回(5月、7月、9月、11月、1月、3月)実施するものとする。
なお、 測定方法等は建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条、 同規則第
3条、事務所衛生基準規則第5条及び第7条の規定によるものとし、報告書は2部提出する。
②照度測定
・測定点数
24点(対象施設:執務室24)
・測定回数
年2回実施するものとする。
なお、測定方法はJ I S C7612によるものとし、報告書は2部提出する。
③受水槽清掃
・対象設備
別館受水槽(15㎥)1槽
・清掃回数
年1回実施するものとする。
なお、清掃方法等は共仕による。
④汚水槽、雑排水槽清掃
・対象設備
汚水槽(10㎥)
1槽
雑排水槽(15㎥)
2槽
・清掃回数
年3回以下のとおり実施するものとする。
第1回(汚水槽清掃、雑排水槽清掃、汚泥処理)
6月
第2回(汚水槽清掃、雑排水槽清掃、汚泥処理)
10月
第3回(汚水槽清掃、雑排水槽希釈洗浄、汚泥処理)
2月
なお、清掃方法等は共仕による。
⑤飲料水水質検査
・別館について9月と3月の2回実施する。
なお、検査項目については建築物における衛生的環境の確保に関する法律によるものとする。
10. 廃棄物
上記8. 及び9. の業務にて発生する廃棄物については請負者の責任において、 関連法に従い適
切に処分すること。
11. 経費の分担
業務に係る経費の分担は別添7のとおりとする。
12.
業務の再委託
本業務における主要な部分(総合企画、遂行管理、手法の決定及び技術的な判断)の一部または全
部を再委託してはならない。 主要な部分以外を再委託する場合は、その関係を明確にするとともに、
その実施について適切な指導、管理を行い、一切の責任を受注者が負うものとする。
13. 機密保持
本業務を履行するにあたり知り得た情報について、 本契約の目的以外に使用または第三者に開示
もしくは漏洩してはならない。
14.その他
契約後速やかに、 本業務従事者を機構にて実務研修させ、履行日初日から即対応できるようにする
こと。
なお、 当研修にかかる費用は受注者が負担するものとする。