ありがとう、そして未来へ (PDF 141.7KB)

ありがとう、そして未来へ
茅ヶ崎市立松林公民館
開館 30 周年記念事業企画実行委員会
実行委員長 小澤 和子
松林公民館開館 30 周年の記念事業企画実行委員長をお引き受けしたのは、この 20 年から
30 年の 10 年間、公民館運営審議会会長、利用者協議会会長、公民館まつり実行委員長等をやら
せて頂きながら、公民館について学ぶ機会を頂きましたことに対するお礼の気持ちからです。
そんな感謝の気持ち、そしてこの 30 周年は、私たち公民館を利用させていただいている多くの
サークルの 30 周年だ、という感謝の思いもあります。しかし、はじめはこの事業をみんなの手
で作り上げていけるのか、と不安がいっぱいでした。
役員会、利用者協議会の部会、総会、あらゆる機会に“みんなで作り上げていきましょう”と
訴えました。反応はもう一つでした。少数の人たちが、どんな立派なものを作り上げても無意味
だと思っていました。公民館を利用する一人ひとりが、私たちの 30 周年という自覚をもって欲
しいと思い続けていたからです。
まずサークル紹介、これで 100 名近い参加ができます。そして一人でも多くの方が“私と公民
館”という思いを綴ってくれれば、少しは自分たちのものという考えになるのではと考えました。
とりわけサークル紹介は、利用者協議会を構成するそれぞれの部会長の責任のもと、原稿集めを
しました。
部会長、役員はそれにより部会において「30 周年は私たちのもの」というしっかりとした自
覚のもと、皆を説得したのです。
パソコンの入力はパソコンサークルにお願いしました。
そして記念事業としての音楽会。これも音楽美術の部会へ企画・開催を依頼しました。狙いは、
この公民館を利用している人々による手作りの音楽会です。これを魅力あるものにするには企画
が大切です。詩吟と書道のコラボ、童謡と手話のコラボ、コーラスと音楽のコラボ、など多くの
サークルを巻き込んでの大音楽祭を目指しました。
スタートから半年を過ぎる頃から、みんなの心がひとつになっていくのがわかりました。
この 30 周年事業は、公民館だけのものでない、公民館活動を推進する私たちの記念事業です。
そうして織りあげ、紡いだものを未来へ手渡したい、と考えてきたものです。
私たちが紡いだ心の織り物が、31 年目からの、これからの子どもたちに、きっと大きな夢を
あたえてくれることでしょう。
この事業に際し、しっかり支えてくださった公民館職員の方、多くの協力と心を尽くして下さ
ったサークルの方々、心から感謝いたします。やっぱり公民館は素晴らしい、ありがとう。
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