今ある故郷を 残したい 15 安藤けい 事務所 秦 野 が す ぐ に 消 滅 す る わけではありませんが、こ れから﹁生き残れる地 域﹂ として歩みださなければ、 ﹁あたりまえに衰 退 してい く﹂のは間違いありません。 ど の 様 に し て、分 母 の 人口が減る中で市の人口を 維持していくのか。また人 口 が 減 少 し て も、現 在 の 行 政 サ ー ビスの 質・量 を 維 持 していく 方 法 は な に か。街の風景や機能を守っ ていく為には、どうすれば 良いのか。 今、行 動 し な け れ ば 年 後、私 た ちの 目 の 前 に ある風景は見られないもの となるでしょう。 今 年 1 年、そ う いった 想いと 覚 悟 を 胸 に活 動 し て参ります。 今 ある 故 郷 を 残 し たい が、地方都市に行って驚く のは、県 庁 の 前 の 商 店 街 や、新 幹 線 の 駅 前 に あ る 商店街がシャッター通りと なっていることです。そし て、かつて 進 出 し た 大 型 店 舗 が 撤 退 して、街 の中 にぽっかり穴が空いている ことです。 生き残れる地域を目指して あ け ま して お めでと う 4 年 後 か らは 人 口減 少 が ございます。 始 ま り ま す。秦 野 市 で は 本年が市民の皆様にとっ すでに人口減少は始まって て 良 き 年 と なる よ う ご 祈 お り、 万 人 まで 伸 び た 念致します。 人 口 も 近い将 来 に 万 人 を 割 るという 予 測 値 も あ 昨年、日本創成会議が、 り ま す。人 口 が 減 少 し ま 2 0 4 0 年 頃には8 9 6 す と、街 のあ ら ゆ る 機 能 もの自 治 体 が 消 滅の可 能 を 維 持 すること が 出 来 ま 性 が ある﹁消 滅 可 能 性 都 せん。 市﹂であることを 発 表 し、 自 治 体 と しては 税 収 が 話 題となりました。また、 減 り、現 在 ある 施 設 を 維 新 聞 社 の 調 査 に、全 国 持 出 来 ませ ん。ま た 行 政 %の自 治 体 が 人 口減 少 サービスの質・量ともに低 していく中で、将来の自治 下致します。 体 運 営に不 安 を 感 じると 人 口 が 減 り ま す と、地 答えています。 域 の市 場 も 小 さ く な り 商 人 口減 少 問 題 や 少 子 高 業 施 設の数 も 減 少 致 しま 齢 化 問 題 は、数 十 年 も 前 す。地 域の経 済が縮 小し、 から言われていることです それに伴い雇用も減ってし が、日本はその対策をとっ まいます。 て き ま せ ん で し た。日 本 街の中でご活躍いただい 創 成 会 議 が 指 摘 している ている 様 々 な 団 体 の数 も 事は何も目新しいことでは 減 り、公 共 のた めに 活 動 あ り ま せ ん が、現 在 進 行 し てい る ボ ラ ン ティア 団 中のこれらの問題が、現実 体、消 防 団 等の維 持 が 困 的 に近い将 来、地 方 都 市 難 と な り ま す。な に よ り をどう変えていくのか、改 街 の 中 に、空 き 家、空 き めて 警 鐘 を 鳴 ら し た 事 に 地 が 増 えて 街 並 み がス カ 価値があるのでしょう。 スカとなり、地 域コミュニ ティーも希 薄となってしま 人口が減少すると います。 街はどう変わるか 私 は 様 々 な 都 市に視 察 神奈川県全体でみても、 に 行 く 機 会 が ご ざいま す 17 神奈川県議会議員 10 ☎0463-88-6411 10463-88-8920 秦野市松原町3-36 安藤けい 県政報告 86
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