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県政報告
フレッシュ80号
◆「配偶者控除」見直しの背景は・・・
家庭環境の変化
(片働き世帯の減少、共働き世代・非正規社員の増加)
●
税の不公平感
(医療費・年金など、若年層と高齢者層の間で
の負担と受益のアンバランス)
●
働き手としての女性への期待
(人口減少社会での女性労働力の重要性)
●
◆見直しの
具体的目的は・・・
●
●
働く女性の支援
(共働き家庭)
若年層への減税
◆現在の配偶者控除に関する問題点
問題
⇒ 共働きが増加している中で、片働きを一方的に優遇することは、個々人の働き方の選択の
点から公平ではない。
問題
⇒
「パート世帯」においては、配偶者が基礎控除の適用を受けるとともに、納税者本人
も配偶者控除の適用を受けている(いわゆる「二重の控除」)が行われているため、
「片働き世帯」や「共働き世帯」よりも控除額の合計額が多く、アンバランスが生じている。
●
問題
⇒配偶者の収入が103 万円を超えると納税者本人が配偶者控除を受け
られなくなり、このことが配偶者の就労を抑制する「壁」になっている。
実際は配偶者の所得の大きさに応じて控除額を段階的に減少させる
配偶者特別控除(下図)の導入により、配偶者の収入が103万円を超え
ても世帯の手取りが逆転しない仕組みとはなっているが、
他方で、「103 万円」が、心理的な壁として就労する意欲を妨げ、また
企業側の「配偶者手当の支給基準」としても援用されている、との指摘がなされている。
個人住民税の場合
所得税の場合
税調「第一次レポート」より
A案: 配偶者控除自体を「廃 止」(子育て支援の拡充)
無償で地域貢献をしている
人は、必ずしも家事労働の
家庭内での貢献が、納税者本人の
所得を増加させている。税負担の
増加の緩和策として配偶者控除が
必要なのでは・・
特に「子どものいない低所得者の
世帯」に負担増・・・
高所得納税者にたいして、配偶者
経済的な利益を受けている
とはいえない。税制上の配
慮を受けていいのでは・・
控除に所得制限を設けたら・・・
B案:配偶者控除に代えて、配偶者の所得の計
算において控除しきれなかった
「基礎控除を納税者本人に移転するため
の仕組み」(移転的基礎控除)の導入
この考えは、世帯単位で税負担を捉えて
いる。夫婦別産制下では個人単位課税を
維持すべきでは・・・
配偶者の給与収入が年間65超~141万円までの人だけ、夫婦2人に適用される控除の合計額が76万円を超えるとい
う、制度上の問題を解消する。優遇をなくすことで、給与収入が年間65~141万円となる妻を持つ世帯ではいっ
たん増税となる 。夫婦2人に対し単身者の2倍の控除を適用することで、パート世帯、共働き・方働き世
帯のアンバランスを解消するが、若者等「意欲をもって働く人」を後押しする選択肢とはいいがたい。
C案: 配偶者控除に代えて、諸控除のあり方を全体として改革する中で、
「夫婦世帯」に対し「配偶者の年収にかかわらず適用される新たな控除」を創設する
現在C案が有力です。共働きの若い夫婦
の税負担を軽くする一方、高所得者の専
業主婦世帯を増税する方向案です。
具体的な上限額も未定。政府は早ければ
2017年に税制改正を目指しています。
これらのどの選択肢という議論を進めるにまえに、成人・就労、結婚、出産・子育て、
さらに子どもの成人・就労といった様々なライフステージを通じて、
個人の税負担がどうにあるべきかといった議論が必要ではないでしょうか。
また、1人で1000万円稼ぐ世帯と2人で500万円ずつ計1000万円稼ぐ世帯とでは、
同じ世帯収入でも1人で1000万円稼ぐ世帯の方がより高い税率が適用されるので所得税負担
が多いのが現状です。そこで配偶者控除がなくなると2人で500万円ずつ稼ぐ世帯は税負担が
変わらないのに対し、1人で1000万円稼ぐ世帯はさらに多く所得税を課されることになります。
「山口ゆう子」は個人課税の限界であると考えます。
(プロフィール)
【2007年】神奈川県議会選挙初当選
【2011年】神奈川県議会選挙2期目当選
【2015年】神奈川県議会選挙3期目当選
総務政策常任委員会 副委員長
民主党かながわクラブ県議団
政務調査会 会長
事務所
〒224-0041
横浜市都筑区仲町台1-23-13 TEL:045-948-3465
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