様式第1号 第 号 災 害 情 報

第1編 風水害・原子力等災害対策計画
様式第1号
第
災
部長
災
害
班長
害
の
原
情
号
報
班
因
災害の発生年月日
年
月
日
時
災害の発生場所
報
告
の
期
限
発
信
担
当
者
番地
日
時現在
受
信
時
刻
受 信 担 当 者
内
容
―70―
時
分
第3章
災害応急対策計画
様式第2号
第
1
報
[災害概況速報]
報 告 日 時
都 道 府 県
市
町
村
(消防本部名)
消防庁受信者氏名
報 告 者 名
災害名
(第
報)
発生場所
発生日時
年
月
日
時
分
災
害
の
概
況
死
者
人
不明
人
死傷者
住
負傷者
被
人
計
人
全壊
棟 一部破損
棟
半壊
棟 床上浸水
棟
家
害
の
概
況
防災対策本部等の (都道府県)
設置状況
(市町村)
応
急
対
策
の
概
況
(注)
第一報については、原則として、覚知後30分以内で可能な限り早く、分かる範囲で記載して報告するこ
と。(確認がとれていない事項については、確認がとれていない旨(「未確認等」)を記入して報告すれば足
りること。
)
―71―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
様式第3号
災
原
発
害
発
生
直
後
因
生
受 発
場
信
時
況
生
日
時
市・郡
刻
月
日
区・町・村
時
分
発
信
機
関
発
信
者
受
信
機
関
受
信
者
分
死
被
害
区
分
人
的 行 方 不 明 者
人
水
道
戸
被 負 重
害 傷 軽
者
の 電
話
回線
電
気
戸
ガ
ス
戸
傷
者
人
傷
者
人
棟
全
壊 世帯
住
半
他
設置
人
設 置 状 況
廃止
棟
避難の勧告
地区
指示等の状況
人
人
要
請
事
棟
一
部
損
壊 世帯
人
被
棟
床
上
浸
水 世帯
人
害
棟
床
下
浸
水 世帯
人
道 損
冠
壊
か所
水
か所
そ 路 (通行不能) か所
橋
り
ょ
河 破
越
う か所
堤
か所
水
か所
そ の 他
川 法面崩壊等
か所
砂
防 か所
他 崖
く
ず
れ か所
地
す
べ
り か所
土
石
害
か所
災害対策本部
壊 世帯
家
そ
鉄道不通
被
者
の
状
発
所
区
人
の
流 か所
―72―
項
被害程度及び応急対策状況(経過)
第3章
災害応急対策計画
様式第4号
災害発生状況等(速報・確定報告)
原
因
月
発 生 日 時
発
信
場
所
発
信
機
関
発
信
者
受
信
機
関
受
信
者
区
分
死
者
人
的 行 方 不 明
被 負 重 傷 者
害 傷
者 軽 傷 者
全
壊
住
半
壊
家
一 部 損 壊
被
床 上 浸 水
市・郡
被
1
人
2
人
3
人
4
人
5
棟
害
区
区・町・村
分
橋 り ょ う
被 害
水 産 被 害
61
千円
堤
32 か所
の
商 工 被 害
62
千円
越
水
33 か所
他
そ
他
63
千円
川 そ の 他 34 か所
(法面崩壊等)
被
額
64
千円
港 湾 ・ 漁 港
35 か所
災 害 対 策 本 部
65
設置
6 世帯
砂
防
36 か所
設
況
66
廃止
7
人
清 掃 施 設
37 か所
避 難 の 勧 告 ・
67
地区
8
棟
崖 く ず れ
38 か所
指 示 等 の 状 況
68
人
地 す べ り
39 か所
消防職員出動延人数 69
人
河
そ
の
流
40 か所
消防団員出動延人数 70
人
11
棟
鉄 道 不 通
41 か所
避
難
所
数
71
所
被 害 船 舶
42
避
難
人
13
人
14
棟
他
隻
話
44 回線
避 難 世 帯 数
74 世帯
避 難 世 帯 数
(うち自主避難)
75 世帯
46
戸
17
棟
ブロック塀等
47 か所
18 世帯
り 災 世 帯 数
48 世帯
19
人
り
数
49
人
20
棟
物
50
件
21
棟
流失・埋没 22
ha
火
災
発
生
冠
23
ha
公 立 文 教 施 設
53 千円
流失・埋没 24
ha
農林水産業施設
54 千円
冠
ha
公 共 土 木 施 設
55 千円
26 か所
その他の公共施設
56 千円
院
27 か所
小
計
57 千円
損
壊
28 か所
そ
農 業 被 害
58 千円
冠
水
29 か所
の
林 業 被 害
59 千円
路 (通行不能) 30 か所
他
畜 産 被 害
60 千円
の 文 教 施 設
病
他 道
人
電
ス
25
73
43 か所
ガ
水
人
道
人
畑
72
水
16
水
数
避
難
人
数
(うち自主避難)
戸
そ
状
土
45
田
置
総
人
12 世帯
石
害
の
10
気
非 公 共 建 物
住
の
他
家 そ
被 害
そ
電
床 下 浸 水
分
31 か所
15 世帯
害
区
破
9 世帯
日
災
者
建
危
険
物
51
件
そ
の
他
52
件
(注) 速報の場合は53から64までの項目については報告する必要はない。
―73―
避害程度及び応急対策状況(経過)
要
請
事
項
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
様式第5号
人
報 告 の 時 刻
日
的
時
被
分現在
害
(第
受
信
時
刻
信
機
関
受
信
機
関
発
信
者
名
受
信
者
名
時
発
内
発
日
時
場
所
原
報)
分
容
日
時
分
因
生
被
氏
害
人
名
住
度
1
死亡
等
(氏名
2 行方不明
3
)
(生年月日
重傷
4
軽傷
)性別(
所
収
的
程
容
先
その他参考事項(応急処置、情報源、確認・未確認の別、世帯主及び続柄等)
被
害
の
状
況
―74―
)
第3章
災害応急対策計画
様式第6号
避難状況・救護所開設状況
(第
報 告 の 時 刻
日
時
分現在
受
信
時
刻
発
信
機
関
受
信
機
関
発
信
者
名
受
信
者
名
時
内
避
難
先
地
区
名
避難の勧告、指示の種
別及び日時
(勧告、指示、自主)
日
難
時
状
屋内
屋外
の別
人
屋内
屋内
時
分
屋外
(勧告、指示、自主)
屋内
時
分
屋外
(勧告、指示、自主)
屋内
日
時
分
屋外
(勧告、指示、自主)
屋内
日
設
世帯
数
(勧告、指示、自主)
況
名
人
屋外
日
所
世帯数
分
日
護
分
容
避
救
報)
置
時
場
所
救
護
所
開
設
状
況
―75―
分
今後の見通し
屋外
収
容
重
傷
人
軽
数
傷
実
施
機
関
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
様式第7号
公
報 告 の 時 刻
日
共
時
施
設
分現在
被
害
(第
受
信
時
刻
発
信
機
関
受
信
機
関
発
信
者
名
受
信
者
名
時
内
被
害
区
河川
イ
海岸 ウ
貯水池・ため池等
分 カ
道路
キ
鉄道 ク
電信・電話
日
時
場
所
原
因
分
容
ア
シ
報)
その他(
ケ
エ
電力
砂防
コ
オ
ガス
港湾・漁港
サ
水道
)
日
時
分
発
生
被 害 区 域
区
状
管
間
理
者
(電話
被 害 程 度
(概
要)
応 急 対 策
の
況
状
況
復 旧 見 込
そ
の
他
参 考 事 項
―76―
)
第3章
〈被
被
害
区
人 死
分
者
判
害
判
定
基
災害応急対策計画
準〉
定
基
準
当該災害が原因で死亡し、遺体を確認した者又は遺体は確認できないが死亡したこと
が確実な者
の 行 方 不 明 者
当該災害が原因で所在不明となり、かつ、死亡の疑いのある者
被
当該災害により負傷し、医師の治療を受け、又は受ける必要のある者
(重傷) 1か月以上の治療を要する見込みの者
(軽傷) 1か月未満で治療できる見込みの者
害 負
傷
者
住
家
現実に居住のために使用している建物をいい、社会通念上の住家であるかどうか問わ
ない。
住
一つの建築物をいう。
主屋より延べ面積の小さい建築物(同じ宅地内にあるもので、非住家として計上する
に至らない小さな物置、便所、風呂場、炊事場)が付着している場合は同一棟とみな
す。
また、渡り廊下のように、二つ以上の主屋に付着しているものは切半して、それぞれ
を主屋の付属建物とみなす。
家
生計を一にしている実際の生活単位をいう(同一家屋内の親子夫婦であっても、生活
の実態が別々であれば当然2世帯となるわけである。また、主として学生等を宿泊させ
帯
ている寄宿舎、下宿その他これらに類する施設に宿泊するもので共同生活を営んでいる
者については、原則としてその寄宿舎等を1世帯として取扱う。
)
。
棟
世
住家がその居住のための基本的機能を喪失したもの、すなわち、住家全部が倒壊、流
失、埋没、焼失したもの、又は住家の損壊(ここでいう「損壊」とは、住家が被災によ
り損傷、劣化、傾斜等何らかの変化を生じることにより、補修しなければ元の機能を復
元し得ない状況に至ったものをいう。以下同じ。)が甚だしく、補修により元通りに再
壊
の 全
使用することが困難なもので、具体的には、住家の損壊、焼失若しくは流失した部分の
(全焼・全流
床面積がその住家の延床面積の70%以上に達した程度のもの、又は住家の主要な構成要
出)
素(ここでいう「主要な構成要素」とは、住家の構成要素のうち造作等を除いたもので
あって、住家の一部として固定された設備を含む。以下同じ。)の経済的被害を住家全
体に占める損害割合で表し、その住家の損害割合が50%以上に達した程度のものとす
被
る。
害
住家がその居住のための基本的機能の一部を喪失したもの、すなわち、住家の損壊が
甚しいが、補修すれば元どおりに再使用できる程度のもの、具体的には損壊部分が、そ
壊
の住家の延床面積の20%以上70%未満のもの、又は住家の主要な構成要素の経済的被害
焼)
を住家全体に占める損害割合で表し、その住家の損害割合が20%以上50%未満のものと
する。
半
(半
一
部
破
損
全壊及び半壊に至らない程度の住家の破損で、補修を必要とする程度のものとする。
ただし、ガラスが数枚破損した程度のごく小さなものは除く。
床
上
浸
水
住家の床より上に浸水したもの及び全壊・半壊には該当しないが、土砂、竹木等のた
い積により一時的に居住することができないものとする。
床
下
浸
水
非
住 非
家
の
被 公
害
そ
住
共
家
建
の
床上浸水に至らない程度に浸水したものとする。
住宅以外の建物でこの報告中、他の被害箇所項目に属さないものとする。
これらの施設に人が居住しているときは、当該部分は住家とする。なお、この被害
は、全壊・半壊の被害を受けたもののみ記入する。
物
市庁舎、公民館、公立保育所等の公用又は公共の用に供せる建物とする。
他
公共建物以外の倉庫、土蔵、車庫等の建物とする。
田 の 流 失 ・
埋
没
田の耕土の流失又は砂利等のたい積のため、耕作が不能になったものとする。
田
稲の先端が見えなくなる程度に水につかったものとする。
の
冠
水
―77―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
畑の流失・埋
没、畑の冠水
文
設
小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校、特別支援学校及び幼稚園における
教育の用に供する施設とする。
路
道路法(昭和27年法律第180号)第2条第1項に規定する道路のうち、橋りょうを除
いたものとする。
損
壊
道路の全部若しくは一部の損壊又は崩土により通行不能あるいは通行規制になったも
の及び応急処置が必要なものとする。
冠
水
教
施
道
そ
通行不能
橋
り
ょ
道路を連結するために河川、運河等の上に架設された橋で全部又は一部が流失したも
の及び損壊により応急修理が必要なものとする。
堤
越
水
堤防等は破堤していないが、水が堤防等を乗り越えて堤内へ流れ込む状態のものとす
る。
他
破堤や越水はしていないが、堤防法面が損壊する等応急修理が必要なものとする。
の
堤防等の破堤により水が堤内にあふれ出たものとする。
港
漁
港湾法(昭和25年法律第218号)第2条第5項及び漁港漁場整備法(昭和25年法律第
湾
137号)第3条に規定する水域施設、外かく施設、けい留施設又は港湾・漁港の利用及
港
び管理上必要な臨港交通のための施設とする。
砂
砂防法(明治30年法律第29号)第1条に規定する砂防設備、同法第3条の規定によっ
防 て同法が準用される砂防のための施設又は同法第3条の2の規定によって同法が準用さ
れる天然の河岸とする。
崖
く
ず
急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律(昭和44年法律第57号)第2条に規定
れ する急傾斜地崩壊防止施設及び急傾斜地の崩壊(いわゆる崖くずれを含む。)による災
害で人命、人家、公共的建物に被害のあったものとする。
地
す
べ
り
他
土
り
道路の損壊、冠水等により通行が不能になったものとする。
破
そ
り
う
道路が水をかぶり通行不能となったもの及び通行規制が必要なものとする。
河川法(昭和39年法律第167号)が適用若しくは準用される河川若しくはその他の河
川 川又はこれらのものの維持管理上必要な堤防、護岸、水制、床止その他の施設若しくは
沿岸を保全するために防護することを必要とする河岸とする。
河
の
田の例に準じて取り扱うものとする。
石
地すべりによる災害で、地すべり等防止法(昭和33年法律第30号)第2条に規定する
地すべり防止施設及び人命、人家、公共的建物に被害のあったものとする。
流
土石流による災害で、人命、人家、公共的建物に被害のあったものとする。
清
掃
施
設
ごみ処理及びし尿処理施設とする。
鉄
道
不
通
列車等の運行が不能となった程度の被害とする。
船
舶
被
ろ・かいのみをもって運転する舟以外の舟で、船体が没し、航行不能になったもの及
害 び流失し、所在が不明になったもの並びに修理しなければ航行できない程度の被害を受
けたものとする。
通
信
被
害
災
世
災
帯
者
公 立 文 教 施 設
災害により通話不能となった電話の回線数とする。
災害により全壊、半壊及び床上浸水の被害を受け、通常の生活を維持できなくなった
生計を一にしている世帯とする。
り災世帯の構成員とする。
公立の文教施設をいう。
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律(昭和25年法律第
農 林 水 産 業 施 設 169号)による補助対象となる施設をいい、具体的には、農地、農業用施設、林業用施
設、漁業用施設及び共同利用施設とする。
公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法(昭和26年法律第97号)による国庫負担の対
公 共 土 木 施 設 象となる施設をいい、具体的には、河川、海岸、砂防設備、林地荒廃防止施設、地すべ
り防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、道路、港湾、漁港、下水道及び公園とする。
―78―
第3章
災害応急対策計画
公立文教施設、農林水産業施設及び公共土木施設以外の公共施設をいい、例えば庁
舎、公民館、児童館、都市施設等の公共又は公共の用に供する施設とする。
その他の公共施設
災害中間年報及び災害年報の公立文教施設、農林水産業施設、公共土木施設、その他
の公共施設については、査定済額を記入し、未査定額(被害見込額)はカッコ書きする
ものとする。
公 共 施 設 被 害
公立文教施設、農林水産業施設、公共土木施設、その他の公共施設の被害を受けた市
市
町
村
数 町村とする。
農林水産業施設以外の農産被害をいい、例えばビニールハウス、農作物等の被害とす
る。
農
産
被
害
林
産
被
害
農林水産業施設以外の林産被害をいい、例えば立木、苗木等の被害とする。
畜
産
被
害
農林水産施設以外の畜産被害をいい、例えば家畜、畜舎等の被害とする。
他 水
産
被
害
農林水産施設以外の水産被害をいい、例えば、のり、漁具、漁船等の被害とする。
商
工
被
害
建物以外の商工被害で、例えば工業原材料、商品、生産機械器具等とする。
そ
の
被害の程度及び応急対策状況(経過)要請事項等の記載の主たるものを例示すると、次のとおりであ
る。
・ 人、住家の被害状況及びこれに対する災害救助活動状況
・ 避難の状況
・ 主要河川、海岸、ため池、砂防設備、港湾等の被害状況及びこれに対する応急対策活動状況、復旧
見込
・ 主要道路、交通機関の被害状況及びこれに対する応急対策活動状況、復旧見込
・ 学校、病院、庁舎等重要公共施設の被害状況及びこれに対する応急対策活動状況
・ 電力、ガス、水道、通信施設等公益事業施設の被害状況及びこれに対する応急対策活動状況、復旧
見込
・ 農林水産業施設、農林水産物の被害状況及びこれに対する応急対策活動状況、復旧見込
・ 応援要請又は職員派遣の状況
―79―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
〈伝
達
要
領〉
1 人、住家被害等
伝
達
を
要
す
る
場
合
次に掲げる事項の一に該当したとき。
(1) 県災害対策本部が設置されたとき。
(2) 市災害対策本部が設置されたとき。
(3) 災害救助法適用基準に該当する程度の災害が発生したとき。
(4) 災害の状況及びそれが及ぼす社会的影響等からみて報告の必要があると認められるとき。
伝
弥
富
県災害対策本部
・災害情報センター
市
達
系
蟹江警察署
県警察本部
統
防災局
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
(注) 県災害対策本部が設置されていない場合の報告先は、防災局とする。
防災情報システム
県防災行政無線設置機関
その他情報システム
県防災行政無線未設置機関
FAX・電話(一般)
その他
2 河川被害
その他
伝 次に掲げる事項の一に該当したとき。
る 達
場 を (1) 県災害対策本部が設置されたとき。
合 要 (2) 市災害対策本部が設置されたとき。
す
・一級河川(国管理)について
伝
中部地方整備局災害対策本部
(企画部)
・二級河川(県管理)について
県
達
県海部建設事務所
建
設
部
河 川 課
建 設 企 画 課
系
・準用河川(市管理)について
県災害対策本部
・災害情報センター
防災局
統
弥
富
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
市
―80―
第3章
災害応急対策計画
3 海岸被害
伝
達
を
要
す
る
場
合
次に掲げる事項の一に該当したとき。
・県災害対策本部が設置されたとき。
・市災害対策本部が設置されたとき。
・名古屋港管理組合管理の海岸について
県建設部
建設事務所
県災害対策本部
・災害情報センター
(国土交通省、水産庁所管)
伝
港
務
所
港湾課
(国土交通省、水産庁所管)
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
達
系
防災局
県農林水産部
農林水産事務所
統
(農林水産省農村振興局所管)
弥
富
市
名古屋港管理組合
(危機管理室)
4 ため池等被害
伝
達
を
要
す
る
場
合
市にあっては、次に掲げる事項の一に該当したときとする。
・県災害対策本部が設置されたとき。
・市災害対策本部が設置されたとき。
・農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律に該当する程度の災害が発生したと
き。
・土地改良区等の管理するため池について
伝
達
県農林水産部
農林水産
事務所
農地計画課
農地整備課
系
統
農林政策課
県災害対策本部 防災局
・災害情報センター
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
弥 富 市
―81―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
5 道路施設被害
伝
達
を
要
す
る
場
合
次に掲げる事項の一に該当したとき。
・県災害対策本部が設置されたとき。
・市災害対策本部が設置されたとき。
・事前通行規制区間外の通行規制及び事後通行規制を生じたとき。
・重大な災害等が発生したとき。
・事前通行規制が生じたとき。
・応急復旧したとき。
・通行規制を解除したとき。
・高速道路、一般有料道路(中日本高速道路管理)について
中日本高速道路
保 全 ・ サ ー ビ ス 事 業 本 部
・一般国道(国土交通省管理)について
中部地方整備局
・一般国道(県管理)及び県道について
県建設部
建設事務所
道路維持課
建設企画課
伝
達
県災害対策本部
防災局
・災害情報センター
系
・市道について
統
弥
富
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
市
・道路全般について(被害額を除く。
)
愛 知 県 警 察
交番・駐在所
蟹江警察署
本部交通規制課
交通機動隊・高速隊
・道路情報及び交通情報について
道路交通情報センター
―82―
第3章
災害応急対策計画
6 水道施設被害
伝す
達 る 県災害対策本部が設置されたとき。
を場
要合
伝
県企業庁
水道事務所
水道事業課
総
務
課
生活衛生課
健康福祉総務課
達
県健康福祉部
系
津島保健所
県災害対策本部
防災局
・災害情報センター
統
弥
富
市
海部南部水道企業団
―83―
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
7 公共土木施設被害
伝 す 公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法に該当する災害が発生したとき。
達る
を場
要合
(1)
国土交通省河川局所管の災害
・県が管理する公共土木施設について
県建設部
国:国土交通省 砂防部
建設事務所
砂
防
課
道路維持課
建設企画課
河
川
県災害対策本部 防災局
課
・災害情報センター
伝
・市が管理する公共土木施設について
弥
(2)
達
富
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
市
国土交通省都市・地域整備局所管の災害
・県が管理する公共土木施設について
国:国土交通省都市・地域整備局
系
国:国土交通大臣
(国土交通省防災課)
県建設部
建 設 事 務 所
公園緑地課
統
都市整備課
砂
防
課
建設企画課
下水道課
・市が管理する公共土木施設について
弥
富
県災害対策本部 防災局
市
・災害情報センター
国:内閣総理大臣
(消防庁経由)
―84―
第3章
災害応急対策計画
第4節 災害広報計画
災害の発生するおそれがある場合及び災害発生時において、広報活動を行うことにより、災害について
の正確な情報及び市の措置について住民に伝達して人身の安全を図るとともに、報道機関に対しても迅
速、的確な情報の提供を行うものとする。
第1 実施内容
1
広報担当者
災害広報の担当者は、総務部人事・企画班とする。
2
広報内容
一般住民に対し、災害情報及び応急措置の状況をまとめて広報するものとし、災害発生前は、予想
される災害の規模、動向、被害の防止等に必要な注意事項の広報を行うものとする。また災害発生後
は、被害の推移、避難準備及び避難の指示、応急措置の状況を広報するものとし、人心の安定と激励
を含め沈着な行動を要請するなど、広報活動を迅速かつ的確に実施するものとし、その内容は概ね次
のとおりとする。
(1)
事前情報の広報
ア
気象に関する情報
イ
河川の水位の情報
ウ
公共交通機関の情報
エ
その他の情報
(2)
災害発生直後の広報
ア
災害の発生状況
イ
地域住民のとるべき措置
ウ
避難に関する情報(避難場所、避難勧告、指示等)
エ
医療・救護所の開設状況
オ
道路情報
カ
その他必要事項
(3)
応急復旧時の広報
ア
公共交通機関の状況
イ
ライフライン施設の状況
ウ
食料、水、その他生活必需品等の供給状況
エ
公共土木施設等の状況
オ
ボランティアに関する状況
カ
義援金、救援物資の受入れに関する情報
キ
被災者相談窓口の開設状況
ク
その他必要事項
―85―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
3
一般住民に対する広報
防災行政無線、広報車、同報無線、ケーブルテレビ、エリアメール、自主防災組織を通じて、災害
の情報を迅速に伝達するとともに、被害の概要、応急対策の実施状況等について周知する。なお、必
要に応じ、ビラ、広告等を作成し、現地において配布又は掲示して住民に周知する。また、インター
ネットホームページ掲載及びツイッターなどのソーシャルメディア等も活用する。
4
報道機関に対する発表
災害報道のための取材活動に関して、報道機関から被害状況、災害対策の実施状況等の資料の提供
について依頼を受けた場合、積極的に協力する。
第2 広聴活動
混乱が収束したときは、市は、できる限り相談窓口等を開設し、また、状況によっては関係機関と連
携して、災害住民からの相談、要望、苦情等を聴取の上、必要な応急対策の推進に当たるものとする。
第5節 通 信 計 画
市、県及び関係機関は、災害に関する予報、警報及びその他災害応急対策に必要な指示、命令等の伝達
等の重要通信の疎通を確保するため、通信施設の適切な利用を図るものとする。
災害時における迅速、的確な情報の収集及び伝達を図るための通信手段の確保については、通常の通信
手段を利用するほか、特に必要があるときは、電話、電報施設の優先利用又は警察通信設備、非常無線等
を利用し、防災関係機関相互の有機的な災害応急対策活動の円滑な遂行を図る。
第1 県防災行政用無線
県から発信される災害に関する情報は、愛知県防災行政用無線を利用して受信する。
また、電話回線に障害が生じた場合における県との通信連絡もこれを利用する。
なお、防災行政用無線は、通常は、その設備を他人の通信のために使用してはならないこととなって
いるが、災害時の通信連絡を行うにあたり緊急を要する場合は所定の手続を経て、これを他人にも利用
させることができる。
附属資料
○
愛知県防災行政用無線局
P.299
第2 市防災行政用無線及び防災相互通信用無線局
市は、災害に関する情報の収集、災害に関する予報、警報又はその他災害応急対策に必要な指示、命
令等の伝達に市防災行政用無線を利用し、緊急を要する市内の通信連絡を確保する。また、各防災関係
機関が開設する防災相互通信用無線局の利用を図る。
附属資料
○
○
弥富市防災行政無線設備状況
同報無線一覧
P.299
P.303
第3 電話及び電報施設の優先利用
1
一般電話及び電報
(1)
災害時優先電話の登録
市は、災害時における非常通話等の運用の迅速性及び電話の輻輳の回避のため、あらかじめ発信
する電話番号を西日本電信電話株式会社の名古屋支店に「災害時優先電話」として登録する。
附属資料
○
災害時優先電話設置状況
P.301
―86―
第3章
(2)
災害応急対策計画
非常扱いの通話
天災その他非常事態が発生し、又は発生するおそれがあると認められる場合、次に掲げる事項を
内容とする通話については、すべての通話に優先して接続される。
ア
気象、水象、地象又は地動の観測の報告又は警報を内容とする通話であって、気象庁及び出先
機関相互に行うもの
イ
洪水等が発生し、又は発生するおそれがある旨の通報又はその警戒、予防に関する通話であっ
て、水防機関相互に行うもの
ウ
災害の予防又は救援に関する通話であって、消防機関又は災害救助機関相互に行うもの
エ
鉄道、その他の交通施設の災害の予防又は復旧その他輸送の確保に関する通話であって、輸送
に直接関係ある機関相互に行うもの
オ
通信施設の災害の予防又は復旧その他通信の確保に関する通話であって、通信の確保に直接関
係ある機関相互に行うもの
カ
電力設備の災害の予防又は復旧その他電力の供給の確保に関する通話であって、電力の供給に
直接関係がある機関相互に行うもの
キ
秩序の維持に関する通話であって、警察機関相互に行うもの
ク
災害が発生し、又は発生することを知った者が、その災害の予防、救援に関して直接関係ある
機関(消防機関、水防機関、警察機関、災害救助機関等。以下同じ。
)に対し行うもの
申し込みにあたっては、あらかじめ(1)により西日本電信電話株式会社の名古屋支店に登録
した「災害時優先電話」から市外局番なしの「102番」にダイヤルして、次の事項をオペレータ
に告げる。
・ 非常扱いの通話申込であること。
・ 登録された電話番号と機関などの名称
・ 相手の電話番号
・ 通話内容
(3)
緊急扱いの通話
緊急扱いの通話は、次に掲げる事項を内容とする通話に限り、一般通話よりも優先して接続され
る。
ア
火災、集団的疾病、交通機関の重大な事故、その他これに準ずると認められる緊急事態が発生
し、又は発生するおそれがある場合において、その予防、救援、復旧等に関し、緊急を要する事
項を内容とする通話であって、その事実を知った者が、その予防、救援、復旧等に直接関係ある
機関との間又はこれらの機関相互に行うもの
イ
天災事変その他の災害に際し、新聞社、通信社又は放送事業者の相互間で行う通話であって、
その災害状況を報道するもの
申し込みにあたっては、あらかじめ(1)により西日本電信電話株式会社の名古屋支店に登録
した「災害時優先電話」から市外局番なしの「102番」にダイヤルして次の事項をオペレータに
告げる。
・ 緊急扱いの通話申込であること。
―87―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
・ 登録された電話番号と機関などの名称
・ 相手の電話番号
・ 通話内容
(4)
非常扱いの電報
天災事変その他非常事態が発生し、又は発生するおそれがある場合に、非常扱いの通話に準ずる
事項を内容とする電報については、非常扱いの電報として、すべての電報に優先して取り扱われ
る。ただし、気象業務法に基づく警報の次順位となる。
電報発信に当たって電話により非常扱いの電報を発信する場合は、市外局番なしの「115番」
(22
時以降翌朝8時までは、0120-000115で受付)にダイヤルして次の事項をオペレーターに告げる。
・
非常扱いの電報の申し込みであること。
・
発信電話番号と機関名
・
電報の宛先の住所と機関名などの名称
・
通信文と発信人名
また、電報発信紙による場合は、
「非常」と朱書し、最寄りの電報サービス取扱所へ差し出す。
(5)
緊急扱いの電報
非常扱いの電報で発信できるものを除き、公共の利益のため通報することを要する次に掲げる事
項を内容とする電報については、緊急扱いの電報とし、非常扱いの電報の次順位として取り扱われ
る。
電報発信に当たって電話により緊急扱いの電報を発信する場合は、市外局番なしの「115番」
(22
時以降翌朝8時までは、0120-000115で受付)にダイヤルして次の事項をオペレーターに告げる。
・
緊急扱いの電報の申し込みであること。
・
発信電話番号と機関名
・
電報の宛先の住所と機関名などの名称
・
通信文と発信人名
また、電報発信紙による場合は、
「緊急」と朱書し、最寄りの電報サービス取扱所へ差し出す。
ア
気象、水象、地象若しくは地動の観測の報告又は警報を内容とする電報であって、気象庁及び
出先機関相互に行うもの
イ
火災、集団的疾病、交通機関の重大な事故その他これらに準ずると認められる緊急事態が発生
し、又は発生するおそれがある場合において、その事実を知った者とその予防、救援、復旧等に
直接関係ある機関との間又はこれらの機関相互間に発受するもの
2
携帯電話の活用
各防災関係機関は、迅速かつ的確な応急対策活動を行うため、携帯電話の有効活用を図るように努
める。
3
専用電話
災害時の通信連絡を行うに当たり、緊急を要するときは、各機関の所有する専用電話を利用して行
う。利用できる施設としては、警察電話、消防電話、水防電話、電気事業電話等があり、その利用方
法としては、一般電話に準じて行う。
―88―
第3章
災害応急対策計画
第4 非常通信
無線局は、免許状に記載された目的又は通信の相手方若しくは通信事項の範囲を超えて運用してはな
らないこととなっている。ただし、災害時等において、有線通信を利用することができないか又はこれ
を利用することが著しく困難であるときに、人命の救助、災害の救援、交通通信の確保又は秩序の維持
のために行われる無線通信(以下「非常通信」という。)については、当該無線局の目的以外にも使用
することができる。
(1)
非常通信の依頼
非常通信は、最寄りの無線局に依頼する。依頼するにあたっては、非常通信協議会構成員所属の
無線局を選定することが望ましい。
(2)
非常通信の通信内容
ア
人命の救助に関するもの
イ
災害の予報警報(主要河川の水位を含む。)及び災害の状況に関するもの
ウ
緊急を要する気象、地震等の観測資料に関するもの
エ
秩序維持のために必要な緊急措置に関するもの
オ
遭難者救護に関するもの
カ
電信電話回線の復旧のため緊急を要するもの
キ
道路の修理、被災者の輸送、救済物資の緊急輸送等のために必要なもの
ク
県、市の防災会議及び災害対策本部相互間に発受する災害救援その他緊急措置に要する労務、
施設、設備、物資、資金の調達、配分、輸送等に関するもの
ケ
電力設備の修理復旧に関するもの
(3)
非常通信の発受
非常通信は、無線局の免許人(市長)が自ら発受するほか、防災関係機関からの依頼に応じて発
受する。また、無線局の免許人は、災害対策関係機関以外の者から人命の救助に関するもの及び急
迫の危険又は緊急措置に関する通報の依頼を受けた場合は、非常通信を実施すべきか否かを判断の
うえ発信する。
(4)
利用者の心得
非常通信を利用する場合は、依頼者は被依頼者側において、その通信の取扱いが便宜であるよう
次の事項を守るよう心がけなければならない。
ア
依頼する通報の内容は、真に非常通信の内容にふさわしいものであり、かつ、通報の作成にあ
たってはできる限り、次の要領によるものとする。
(ア)
電報形式又は文書形式とすること。
(イ)
通報は何通でも依頼できるが、1通の電報文はなるべく本文200字以内とすること。
(ウ)
あて先は、住所、氏名及びわかれば電話番号をはっきり記載すること。
(エ)
本文の末尾に発信人名を記載すること。
(オ)
用紙の余白に「非常」と記載するとともに、発信人の住所、氏名及び電話番号をも記載
すること。
イ
通報の配達については、無線局の免許人、着信を予想せられる者、その他関係者が配達に協力
―89―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
し、その配達上適宜の措置を講じなければならないから、利用者はあらかじめ通報のあて先を想
定し、関係者と協議しておくことが望ましい。
ウ
非常通信はなるべく無料として取り扱うようになっているが、通信系路が途中西日本電信電話
(株)回線を媒介するとき、その他通報の取扱いに関し実費額の補償を必要とするときは、その費
用を補償しなければならないこともあるから、利用する無線局とあらかじめ協議しておく必要が
ある。
第5 県防災情報システムの使用
各防災関係機関は、被害状況等の報告及び把握、応援等の要請などを迅速かつ的確に行うため、県防
災情報システムの効果的な使用を行う。
第6 その他の通信の利用
(1)
移動式通信設備の使用
災害時においては、携帯電話等の移動式通信設備を緊急時や災害復旧活動における通信手段とし
て有効に活用する。
(2)
アマチュア無線の活用
災害時においては、ボランティアのアマチュア無線により、安否情報、救援物資の輸送情報、生
活情報等の収集・伝達など、被災地、避難所等における身近な連絡手段として有効に活用する。
(3)
すべての通信が途絶した場合
すべての有線及び無線通信が途絶した場合は、使者を派遣して行う。
第7 放送の依頼
市長は、緊急を要する場合で、かつ、特別の必要があるときは、放送事業者に災害に関する通知、要
請、伝達、警告及び予警報等の放送を依頼することができる。なお、この場合、市長は、知事(海部県
民センターを経由)を通じて依頼する。
第6節 避 難 計 画
第1 避難勧告・指示等
1
実施責任者
(1)
市長
災害が発生し、又は発生するおそれがある場合において、住民の生命又は身体を災害から保護
し、その他災害の拡大を防止するため特に必要があると認めるとき、必要と認める地域の居住者、
滞在者その他の者に対して避難のため立ち退きを勧告し、及び急を要すると認めるときは、これら
の者に対し避難のため立ち退きを指示する。
また、住民の迅速かつ円滑な避難を実現するため、一般住民に対して避難準備を呼びかけるとと
もに、災害時要援護者に早めの段階で避難行動を開始することを求める避難準備(災害時要援護者
避難)情報を伝達する。
なお、避難の勧告・指示につき、緊急を要する場合が当然予想されるので、消防職員等関係職員
が勧告・指示等を行い得るよう、市長の権限の一部を代行させることができるものとする。
―90―
第3章
災害応急対策計画
避難勧告・指示等をした場合及び警察官から立ち退きを指示した旨連絡があった場合は、市長
は、直ちに知事(海部県民センターを経由)にその旨を報告するものとする。
また、災害の発生により、市がその全部又は大部分の事務を行うことができなくなったときは、
知事が、避難の指示等を市長に代わって実施する。
(2)
知事若しくは知事の命を受けた職員又は水防管理者(水防法による場合)
洪水、津波又は高潮のはん濫により著しく危険が切迫していると認められるときは、立ち退くこ
とを指示する。立ち退きを指示した場合、その旨を蟹江警察署長に通知する。
(3)
警察官、海上保安官
災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、特にその必要があると認められる事態におい
て、市長が立ち退きを指示することができないと認めるとき、又は市長が要求したとき、警察官又
は海上保安官は立ち退きを指示するが、直ちに市長に連絡するものとする。
(4)
自衛官の措置
災害派遣を命ぜられた部隊等の自衛官は、災害により危険な事態が生じた場合で、警察官がその
場にいないときは、危険な場所にいる住民に避難の指示をすることができる。
(5)
市長の事務の代行
知事は、当該災害の発生により、市長が避難のための立退き勧告等の事務を全部又は大部分実施
できないときは、市長に代わってその事務を実施する。
2
避難勧告・指示等の区分及び基準
(1)
避難勧告・指示等の区分
避難勧告・指示等の区分は、次のとおりとする。
ア
事前避難
事前避難は、気象予報警報等の発表又は災害が発生し始めた場合に、事前に安全な場所へ避難
させる。
イ
緊急避難
緊急避難は、事前避難のいとまがない場合に、至近の安全場所に緊急に避難させる。
ウ
収容避難
避難所に危険が生じた場合、他の安全な場所に避難させる。
(2)
大
ま
か
な
状
況
目
安
と
な
る
状
況
発
表
時
の
発
表
時
の
避難準備情報・避難勧告・指示等の基準の目安
避難準備情報
避難勧告
避難指示
災害時要援護者等、特に避難行
動に時間を要する者が避難行動を
開始しなければいけない段階であ
り、人的被害の発生する可能性が
高まった状況。
通常の避難行動ができる者が
避難行動を開始しなければなら
ない段階であり、人的被害の発
生する可能性が明らかに高まっ
た状況。
前兆現象の発生や、現在の切
迫した状況、地域の特性等から
人的被害の発生する危険性が非
常に高い状況、もしくは人的被
害が発生した状況。
ア 暴 風 警 報 、 大 雨警 報 、 洪水 警
報、高潮警報、津波注意報等が
発表され、災害時要援護者等、
特に避難行動に時間を要する者
が避難行動を開始する必要があ
ると判断されたとき。
ア津波警報(津波)が発表され
たとき。
ア津波警報(大津波)が発表さ
れたとき。
イ木曽川下流または日光川はん
濫警戒情報(洪水警報)が発
表されたとき。
イ木曽川下流または日光川はん
濫危険情報(洪水警報)が発
表されたとき。
ウ破堤につながるような漏水等
を発見したとき。
ウ堤防が決壊、もしくは破堤に
つながるような大量の漏水や
イ木曽川下流または日光川はん濫
―91―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
注意情報(洪水注意報)が発表
されたとき。
ウ木曽川下流または日光川におい
て、はん濫注意水位を超え、避
難判断水位に到達すると予想さ
れるとき。
エその他諸般の状況から避難準備
を要すると認められるとき。
ア災害時要援護者、特に避難行動
に時間を要する住民等は、計画
された避難施設等への避難行動
を開始。
)
求
め住
る民
行に
為
3
エ木曽川下流または日光川にお
いて、避難判断水位を超え、
はん濫危険水位に到達すると
予想されるとき。
亀裂等を発見したとき。
エ木曽川下流または日光川にお
いて、はん濫危険水位に達し
たとき。
オその他諸般の状況から避難勧
告を要すると認められると
き。
オその他人命保護上避難を要す
ると認められるとき。
ア通常の避難行動ができる住民
等は、計画された避難施設等
への避難行動を開始。
ア避難勧告等の発表後で避難中
の住民等は、確実な避難行動
を直ちに完了。
イ未だ避難していない対象住民
等は、直ちに避難行動に移る
とともに、そのいとまがない
場合は生命を守る最低限の行
動。
イ上記以外の住民等は、家族等と
の連絡、非常用持出品の準備
等、避難準備を開始。
避難勧告・指示等の時期
避難勧告・指示等は、危険が切迫する前に十分な余裕を持って行うものとし、住民が自主的に家屋
被害に対する対策、衣類や食料品の準備等、最低限の措置を講じて避難所へ向かうことができるよう
に努める。
また、避難勧告・指示等に至る前から、河川管理者及び水防管理者等の協力を得つつ、洪水、土砂
災害等の災害事象の特性、収集できる情報を踏まえ、それぞれの地域における時間雨量、今後の降雨
予測等、気象状況に関する具体的な情報を提供し、住民への注意を促す。
さらに、避難勧告・指示等を発令する基準について、降水量や河川水位などの数値あるいは防災気
象情報、指定河川洪水予報、水位周知河川の避難判断水位(特別警戒水位)到達情報、水防警報の発
令など、具体的・客観的な内容であらかじめ設定するよう努めるものとする。
なお、一旦設定した基準についても、その信頼性を確保するため、災害の発生の都度、その適否を
検証し、災害履歴と照らしあわせ、継続的に見直しを行っていく必要がある。
4
避難勧告・指示等の周知徹底
避難のための立ち退きを勧告・指示したときは、必要と認める地域の居住者等にこれを伝達し周知
徹底を図るものとする。
(1)
事前措置
市長は、避難所、避難路を定め、事前に市広報等で住民に周知徹底させておく。
(2)
ア
周知方法
市長は、避難勧告・指示等をしたときは防災行政無線による緊急放送を行い、あるいは海部県
民センター長にテレビ、ラジオの放送を依頼する。
イ
関係住民に対する避難勧告・指示等の伝達は、その地域の自主防災組織等の協力を求めるとと
もに、同報無線、CATV、携帯電話(緊急速報メール機能を含む。
)、エリアメール、広報車、
消防団、サイレン等を利用して、速やかに周知徹底を図るものとする。
(3)
伝達内容
避難勧告・指示等を行う場合の伝達内容は、次のとおりとし、日頃から住民への周知徹底に努め
るものとする。
―92―
第3章
ア
避難対象地域
イ
避難勧告・指示等の理由
ウ
避難所の名称、所在地及び避難経路
エ
注意事項
(4)
ア
災害応急対策計画
避難上の注意事項
火の始末や戸締りを確実にする。電気は配電盤のサービスブレーカーを切り、ガスは元栓を閉
める。
イ
消防、警察などの防災関係者の指示に従って、家族そろって避難する。
ウ
避難の際は、こわれそうな塀ぎわ、川べりなどはできるだけ避け、どうしてもその場所を通ら
なければならないときには十分注意して通行する。
エ
老人、幼児、病人などのいる家庭では早めに避難する。
オ
服装は行動しやすいものとし、特に風に飛ばされてくる物から身を守るために、頭には帽子、
頭巾、ヘルメットなどを被り、露出部分の少ない服装で避難する。
カ
携帯品は必要品のみとして、背負うようにする。
キ
切れた電線や垂れ下がった電線には、絶対触れないようにする。
(5)
広域一時滞在に係る協議
災害が発生し、被災した住民の、市の区域又は県域を越えての避難が必要となる場合は、その受
入れについて避難先市町村と協議し、又は避難先都道府県との協議を県に要求する。
第2 誘導及び避難
1
避難の誘導
避難は、原則として地域住民が自主的に行うものとするが、状況によっては、県警察及び市が各地
区の消防団、地区役員等と協力して誘導を行う。誘導にあたってはできるだけ自主防災組織・各地区
等ごとの集団避難を行う。県警察は、被災時における混乱を防止し、避難を容易にするため、広域避
難場所及びその周辺道路における交通規制を可能な限り実施しておくものとする。
また、避難所に誘導する場合は、万一の安全を考えその地域の実情に応じ、避難路を2か所以上選
定しておき、安全度及び道路の状況を適宜判断して安全な経路を誘導する。避難所が危険等で不適当
となった場合は別の避難所に移送する。
なお、避難誘導、安否確認の実施にあたっては、災害時要援護者に十分配慮するよう努め、社会福
祉施設等を含め、民生委員や地域住民と連携して行うものとする。
2
避難所及び避難路の周知
避難所にはその旨を地域住民に周知させる標示を行う。また、市広報等を通じ、避難所及び避難路
をあらかじめ周知させる。
3
避難の順位
避難の順位は、災害時要援護者を優先する。
4
移送の方法
避難は、原則として避難者が各自で行うが、避難者の自力による立ち退きが不可能な場合は、車
両、舟艇等により行うものとする。
―93―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
5
避難の誘導、移送の応援要請
市長は、自ら避難者の誘導及び移送の実施が困難な場合、他市町村又は県にこれの実施又は要員、
資機材について応援を要請する。
第3 避難所の開設
市は、災害のため、現に被害を受け、又は受けるおそれがある場合で、避難しなければならない住民
を一時的に収容し保護するため避難所を開設する。避難所を開設するに当たっては、高齢者、障害者、
傷病者、乳幼児等に配慮して収容保護するものとする。
さらに、災害時要援護者に配慮して、民間賃貸住宅、旅館・ホテル等を避難所として借り上げる等、
多様な避難所の確保に努めるものとする。
なお、避難所が危険で不適当となった場合は、別の避難所へ移送する。
1
実施責任者
市長は、避難勧告・指示等を行った場合は、避難所の開設を実施する。
市長が自ら避難所を開設することが困難な場合は、他市町村又は県に応援を要請する。
2
実施方法
市長は、避難所を開設したときは、速やかに住民に周知するとともに県に報告する。
また、避難所ごとに市職員を派遣、駐在させ、駐在した市職員は常に市災害対策本部と連絡をとり
つつ、避難所の管理及び収容者保護にあたる。
駐在した市職員は、次の書類、帳簿等を整備し、保存する。
3
(1)
避難所収容台帳
(2)
避難所収容者名簿
(3)
避難所用物資受払簿
(4)
避難所設置及び収容状況
避難所の周知
避難所にはその旨を地域住民に周知させる標示を行う。また、広報車等を通じ、避難所を周知させ
る。
4
避難所の運営
市は、避難所内の混乱を防止し、安全かつ適切な管理を図るため、避難所には市の職員等を配置す
るとともに、避難所の運営に当たっては、次の点に留意する。
(1)
必要な物資などの数量を確実に把握するため、避難者に世帯単位での登録を求め、収容能力
からみて支障があると判断したときは速やかに適切な措置を講ずること。
〈一人当たりの必要占有面積〉
1㎡/人
発災直後の一時避難段階で座った状態程度の占有面積
2㎡/人
緊急対応初期の段階での就寝可能な占有面積
3㎡/人
避難所生活が長期化し、荷物置き場を含めた占有面積
(2)
常に市災害対策本部と情報連絡を行い、正しい情報を収容者に知らせて流言飛語の流布防止
と不安の解消に努めること。
(3)
避難者のニーズを早急に把握し、避難所における生活環境に注意を払い、良好な生活の確保
―94―
第3章
災害応急対策計画
に努めるとともに、避難者のプライバシーの確保に配慮すること。
(4)
避難所の運営における女性の参画を推進するとともに、男女のニーズの違い等男女双方の視
点等に配慮するものとする。特に、女性専用の物干し場、更衣室、授乳室の設置や生理用品、
女性用下着の女性による配布、避難所における安全性の確保など、女性や子育て家庭のニーズ
に配慮した避難所の運営に努めるものとする。
(5)
避難所が万一危険になった場合、再避難等についての対策を把握し、混乱のないよう適切な
措置を講ずること。
(6)
避難所に災害時要援護者がいることを認めた場合は、民生委員、自主防災組織、ボランティ
アなどの協力を得て、速やかに適切な措置を講ずること。
なお、必要に応じて、福祉施設等への入所、保健師、ホームヘルパーなどによる支援を行う
こと。
(7)
給食、給水、その他当面必要とされる物資の配給等、避難者への生活支援については、公平
に行うことを原則とし、適切迅速な措置をとること。
(8)
災害が収まって、家屋の被害や電気、水道、ガス等のライフラインの機能低下により生活が
困難になった在宅被災者に対して、避難所において生活支援を行うこと。
(9)
避難所における情報の伝達、生活物資の配給、清掃等について、避難者、自主防災組織、ボ
ランティア等の協力が得られるよう努めること。
(10)
自宅での生活への復帰を避難者へ促す目安となるよう、ライフラインの復旧状況等、日常生
活に関わる情報を避難所にも提供するように努めること。
(11)
避難者が避難所へペットをつれてきた場合は、「避難所ペット登録台帳」に登録するととも
に、飼育場所や飼育ルールを飼育者及び避難者へ周知・徹底を図ること。
(12)
災害発生後、一定期間が経過し、避難所の被災者に対する理容及び美容の提供、被災者に対
する入浴の提供、及び避難所等で被災者が使用する自治体所有の毛布、シーツ等のクリーニン
グの提供を必要とする場合は、「生活衛生同業組合との災害時における被災者支援に関する協
定」に基づき、県を通じ生活衛生同業組合へ、これらの業務の提供を要請するなど避難所の公
衆衛生の向上に努めるものとする。
5
災害救助法による実施基準
災害救助法が適用された場合、県が実施機関となるが、当該事務は市長への委任を想定しているた
め、直接の事務は、市で行われる。
災害救助法施行細則(昭和40年愛知県規則第60号)に示される避難所開設の基準は、次のとおりで
ある。
(1)
避難所開設の対象者
避難所には、災害のため現に被害を受け、又は受けるおそれのある者を収容するものとする。
(2)
土地・建物の強制使用
避難所として使用すべき土地又は建物の所有者から承諾を得られず、かつ、どうしてもその土地
又は建物を使用しなければならないときは、公用令書によって強制的に使用することができる。
(3)
避難所開設の期間
―95―
第1編 風水害・原子力等災害対策計画
避難所を開設できる期間は、災害発生の日から7日以内とする。ただし、厚生労働大臣の同意を
得て期間を延長することができる。
(4)
避難所開設の費用
避難所設置のため支出できる費用は、避難所の設置、維持及び管理のための賃金職員等雇上費、
消耗器材費、建物の使用謝金、器物の使用謝金、借上費又は購入費、光熱水費並びに仮設炊事場及
び仮設便所等の設置費とし、災害救助法施行細則別表第1に定める額の範囲内とする。ただし、福
祉避難所(高齢者、障害者等であって避難所での生活において特別な配慮を必要とするものを収容
する避難所をいう。)を設置した場合は、当該地域において当該特別な配慮のために必要な通常の
実費を加算することができる。
6
知事への報告
次のことを知事に報告する。
(1)
避難所開設の日時
(2)
開設の場所・箇所数・収容人員
(3)
開設期間の見込み
附属資料
○
○
弥富市避難所一覧
災害救助法施行細則(抄)
P.304
P.367
第4 帰宅困難者対策
帰宅困難者対策は、帰宅困難者等の発生による混乱を防止することが重要であり、「むやみに移動を
開始しない」という基本原則の徹底を図るものとする。
1
県(防災局)及び市における措置
(1)
県及び市は、公共交通機関が運行を停止し、自力で帰宅することが困難な帰宅困難者が大量
に発生する場合には、「むやみに移動を開始しない」旨の広報等により、一斉帰宅の抑制を図
るとともに、必要に応じて、滞在場所の確保等の支援を行うものとする。
(2)
県及び市は、企業、放送事業者、防災関係機関等との連携により、徒歩帰宅者に対して支援
ルートやコンビニエンスストアなどの支援ステーションの情報提供に努める。
(3)
県及び市は、各種の手段により、徒歩帰宅に必要な装備等、家族との連絡手段の確保、徒歩
帰宅経路の確認、事業所の責務等、必要な広報に努める。
(4)
市は、帰宅途中で救援が必要になった人、避難所への収容が必要になった人への救助対策、
避難所対策を図る。
2
事業所等における措置
事業所や学校などの組織があるところは、発災時には組織の責任において、安否確認や交通情報等
の収集を行い、災害の状況を十分に見極めた上で、従業員、学生、顧客等への対応を検討し、帰宅す
る者の安全確保の観点に留意して、対策をとるものとする。
3
支援体制の構築
帰宅困難者に対する対応は、安否確認の支援、被害情報の伝達、滞在場所の提供、帰宅のための支
援等、多岐にわたるものである。
また、帰宅困難者対策は、行政のエリアを超えかつ多岐にわたる分野に課題が及ぶことから、これ
―96―
第3章
災害応急対策計画
に関連する行政、事業所、学校、防災関係機関が相互に連携・協力する仕組みづくりを進め、発災時
における交通情報の提供、水や食料の提供、従業員や児童生徒等の保護などについて、支援体制の構
築を図っていくものとする。
第5 市、教育委員会及び学校の責任、役割及び連携
連絡調整・協議
市災害対策本部
組
織
化
・
派
遣
調
整
教育委員会
○避難所の設置・運営について責任を有する
避
難
所
指
定
(
文
書
ボランティア 指
定
・
マ
ニ
避
ュ
難
ア
所
ル
運
)
営
の
協
力
○ 避難 所運 営が 円滑に なされ 、か
立場
つ、学校機能が回復されるよう市
・行政職員の管理責任者の学校への派遣
部局との調整役となり、学校を支
・医師等の学校への派遣
援する立場
・救援物資配給・生活環境改善
・災害救援ボランティアの派遣
○パイプ役
避難所運営にかかる学校からの要
望の連絡・調整
・ 避 難 所 運営 上 の
○人的支援
種々の要請
・県教委の救助・調整により県内
・連絡調整
外の教職員を派遣
○要請
・自主防災組織・ボランティアと
○負担軽減
学校が有効に連携できるよう関
学校機能回復
係当局と調整
○平時における協議
避難所開設に当たっての初期対
応、役割分担などを協議・明確化
学
校
○第一の役割は、児童等の安全確保、応急教育の実施
避難所の設置、運営についても協力・援助すべき立場
(平時の対応)
避難所運営の協力
平時からの連携
・学校の防災に関する委員会の設置計画の作成
→教職員の役割分担、行動計画の明確化
市防災担当職員、自主防災組織等との定期的協議
自主防災組織(地区・自治会等)
―97―