研修２０１５（平成２７）年度中小企業法律支援ゼネラリスト養成講座【前期】来年度より、東京弁護士会中小企業法律支援センターでは、中小企業支援に積極的に取り組む弁護士を養成するための講座を実施します。㻌中小企業に関わる分野の中から、年間、１２コマ（【前期】６コマ、【後期】６コマ）の大テーマを選び、１テーマにつき特に関心が高いと思われる３つの小テーマに分けて解説します（１コマ、４０分×３＝１２０分）。㻌レベルは、「初級編」とし、これから中小企業支援を始めようと考えている弁護士を主な対象として、当該分野の勘所を伝えることを目的とします。興味のある分野を選んで受講してください（研修自体は単発の扱いになります）。それぞれ㻰㼂㻰研修も用意する予定です。㻌なお、中小企業法律支援センター「その他法的支援担当名簿」とも連動し、３分野以上の研修受講を平成２８年度の名簿登録要件とします（また、受講歴を平成２７年度の同名簿から弁護士を選択する際の基準にも利用する予定です）。なお、東弁ネット研修でも視聴できるようにいたしますが、東弁ネット研修での受講では名簿登録要件を満たしませんのでご注意ください。㻌本講座前期分の各回の開催日時、テーマ等の詳細につきましては次頁をご覧ください。㻌㻌 ◆本講座への申込方法㻌㻌東京弁護士会ホームページ会員専用ページ内の「マイページ」にてお申込ください。㻌マイページからお申込みいただいた方を優先的に受け付けさせていただきます。㻌【お申込手順】㻌 ①㻌「会員専用ページ」から「マイページ」へ進み、「研修をさがす」ボタンをクリックし、㻌「研修検索」画面を表示させる。㻌 ②㻌検索画面のタイトル欄へ、『中小企業法律支援』と入力し、検索する。㻌もしくは、「開催期間」へ希望の講座の日程の日付を入力し（例：㻠月㻥日の講座であれば、㻌㻞㻜㻝㻡㻛㻠㻛㻥と入力）、検索する。㻌 ③㻌画面の㻌「研修情報一覧」に講座が表示されたら、ご希望の講座を選択の上、「詳細㻛申込」ボタンを㻌クリック。㻌㻌 ④㻌続けて「研修申込画面へ」ボタンをクリックして、申込画面を開く。㻌 ⑤㻌申込画面へ受講票の送付先となるメールアドレスを入力し、申込確定ボタンをクリック。㻌 ※お申し込みが完了すると、「受講票」がメールで送付されます。受講票を研修会当日ご持参ください。㻌㻌＊＊本講座の実施日、各テーマ等の詳細は次頁をご覧ください。＊＊㻌担当委員会東京弁護士会中小企業法律支援センター弁護士研修センター問い合わせ先東京弁護士会業務課ＴＥＬ：０３－３５８１－３３３２－ 27 － ◆中小企業法律支援ゼネラリスト養成講座【前期】実施時間：いずれも午後６時～８時に実施（小テーマの解説順序は変更になることがあります）場㻌所：弁護士会館３階３０１会議室受講料：１講座各１㻘０００円㻔当日支払）㻌定員：各回１５０名㻌 ※来場者が多数の場合、入場できないことがございますので、予めご了承ください。㻌㻌（※配信「有」の講座は、「東弁ネット研修」にてご視聴いただけます。ただし、名簿登録要件としての研修受講としては認められませんのでご注意ください。）㻌回㻌配信㻌日㻌程㻌テーマ㻌講㻌師㻌【事業再生支援の基礎】㻌㻌㻌 ①相談を受けるときのポイントと再生手法の選び方㻌㻝㻌有㻌㻠月㻥日（木）㻌 ②金融機関との交渉術㻌 ①御山㻌義明㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌 ③各種再生手続の利用方法㻌㻌かつては、中小企業の再生と言えば民事再生が主流でしたが、近時は私的再生手続も充実してきました。そこで、私的再建を念頭 ②宮原㻌一東㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌㻌 ③柗野㻌弘樹㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌に、各種の再生手続の概要、再生手続の選び方、私的再生で大きなウェイトを占める金融機関との交渉方法について解説します。㻌【法的債権回収の基礎】㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌 ①金銭債権の差押え一般㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌 ②詐害行為取消権㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌 ③動産売買先取特権㻌金融機関と異なり、抵当権等の設定を受け ①黒嵜㻌隆㻌氏㻌（東京弁護士会会員）㻌㻌ることが難しい中小企業の場合、債権を事㻞㻌有㻌㻠月㻞㻝日（火）㻌前に保全するというよりも、取引先の信用不 ②山宮㻌慎一郎㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌㻌安が表面化してから債権回収に奔走することにならざるを得ません。それでも、相談を ③奥㻌国範㻌氏㻌（東京弁護士会会員）㻌受けた弁護士としてはできる限りの回収を試みなければならないのであって、そういった状況でとりうる法的手段の代表的なものについて解説します。㻌【中小企業の契約書作成・チェックの基礎】㻌㻟㻌有㻌㻡月㻝㻝日（月）㻌 ①ビジネス契約において注意すべき条項㻌 ①植松㻌勉㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌 ②取引基本契約書の留意点㻌㻌 ③フランチャイズ契約書の留意点㻌中小企業からの相談の中で、根強い需要があるのが契約書の作成・チェック依頼です。特にビジネス契約において注意すべき条項－ 28 － ②滝川㻌宜信㻌氏㻌（明治学院大学法科大学院教授）㻌㻌 ③神田㻌孝㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌（秘密保持条項、中途解約条項、紛争解決条項等）や、相談の多い取引類型である取引基本契約書とフランチャイズ契約書を取り上げて、中小企業の契約書の作成・チェックの場面で押さえておくべき知識や、実務上の留意点等について解説します。㻌【不動産賃貸借事件の基礎】㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌 ①原状回復義務の実務㻌 ②賃料減額請求事件の実務㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌 ③借家権と立退料㻌㻠㻌有㻌㻢月㻠日（木）㻌企業は、創業・移転等事業継続の様々な場 ①小石川㻌哲㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌面で不動産賃貸借をめぐる問題に直面しま㻌す。中小企業相談担当の弁護士は、貸し主、借り主の立場を問わず適切な対応ができる専門性が求められます。そこで、本研修 ②大植㻌幸平㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌㻌 ③田原㻌拓治㻌氏㻌（不動産鑑定士）㻌では、主に不動産賃貸借契約が継続している場面、契約が終了する場面に起こりうる問題について、押さえておくべき知識や実務上の留意点について解説します。㻌【弁護士が知っておきたい創業支援】㻌 ①弁護士が関与する会社の設立手続㻌 ②知っておきたい創業支援制度㻌 ③創業時の資金調達㻌中小企業の創業支援は、中小企業支援の中でも重要な政策課題として位置づけられています。他士業が活発に創業支援に取り㻡㻌有㻌㻢月㻞㻢日（金）㻌組む中、弁護士の専門性が期待される分野もあるのではないでしょうか。㻌会社の機関設計、使い勝手のよい定款の作 ①内藤㻌良祐㻌氏㻌㻌（東京弁護士会会員）㻌㻌 ②山﨑㻌泰嗣㻌氏㻌（中小企業診断士）㻌㻌㻌 ③湊㻌義和㻌氏㻌（税理士）㻌㻌成など弁護士が得意とする分野、経営者に教えてあげると喜ばれる創業時に活用できる補助金や資金調達の方法など、弁護士も知っておくべき創業時のノウハウについて解説します。㻌６㻌有㻌㻣月㻞㻞日（水）㻌【親族内承継の基礎】㻌 ①土森㻌俊秀㻌氏㻌 ①事前準備としての株式の集め方㻌（東京弁護士会会員）㻌 ②親族内承継の法務（遺言・生前贈与により事業承継をする場合の留意点）㻌 ③親族内承継の税務（事業承継税制の主な改正事項を中心として）㻌－ 29 －㻌 ②堂野㻌達之㻌氏㻌（東京弁護士会会員）㻌㻌 ③立花㻌俊輔㻌氏㻌（公認会計士・税理士）㻌近時、経営者の高齢化により事業承継の事例が増えていますが、中小企業のほとんどが同族会社である我が国においては、事業承継全体に占める親族内承継の割合は依然として多く、中心的な手法といえます。ただし、親族内承継をする場合には、事前に後継者に資産を集中させておく必要や他の相続人の遺留分に配慮する必要があるだけでなく、税金についても弁護士として知っておくべき点は多くあります。そこで、法務と税務の両面から、弁護士が親族内承継を行うにあたって留意すべきポイントを解説します。㻌【後期】には、⑦労働、⑧財務・税務、⑨反社・クレーム、⑩下請取引・独禁、⑪知的財産権、⑫中小企業の海外展開の６分野を予定しております。㻌－ 30 －