「職場におけるセクハラ及びパワハラ防止対策等について」(PDF:150KB)

東京都における講演会
~岡田康子氏による講演~
【本院】
けを行っているような場合には、本人だけ
行 為 者が 意 図 的に セクシュア ルな 働き か
つ け るこ と が 大 事で あ ると 指 摘 さ れま し た 。
ま た 、パワ ハラ と 指導 の違い について 、
を判例やワークを交えて 説明されました。
パワハラと判断されることもあることなど
方法を変える必要があること、指導する際
く、相手の行動等が変わらないなら、指導
悪 意 な く 行 って い る 行 為 に対 して ノー と 言
の態度や表情、声の調子などによって 受け
相 手 の成長に つながら な ければ指導で は な
一 月 二 一 日 ( 金 )、「 職 場 に お け る セ ク ハ ラ
えるよう、日頃から意見を言いやすい環境
止めら れ方が大き く異なるこ と、職場の雰
相談す るこ とが 必要で あるこ と、行為者が
及びパワ ハラ 防止対策等について 」と題し
を作ること、女性も服装や態度など、職場
囲気は管理者の気持ちや態度で決まって し
で解決を図るのは難しく、早期に上司等に
て、株式会社クオレ・シー・キューブ代表
で 「女の子」扱いされて しまう原因を作ら
霞が関の本院において も、平成二六年一
取締役の岡田康子氏にご講演をいただき ま
ま うこ とな ど を 指摘 さ れ ま し た 。
最後に、 管 理者と して 相談を 受けた場合
ない よう自 覚す るこ とが 必要であるこ とな
以外のサインに敏感で あるこ と、不快だと
を背景にして 、業務の適正な範囲を超えて
人間関係・正当性といった何らかのパワー
◆ ◆
パワ ハラ に ついて は、職権や職権以外の
行為者との関係等に留意するなど、管理者
本位で 尋ねない、その後の相談者の様子や
抱え込まずに相談窓口と連携を図る、興味
け 止 めて 話を 聴き 、 場合 に よって は一 人で
ど 、具 体 的 な 事 例を 交 え て 説 明 さ れ ま し た 。
し た。
言って いる人がいればすぐにやめること、
行 う も ので あ り 、「 適 正 な 範 囲 」は 、 業 務 の
あると説明されました。
と して で き る 範 囲で 対応 するこ と が大 切で
には、まず、相談してき た辛い気持ちを 受
自分が相 手に対して どのような影響力(役
内容や 状 況に よって 異なって くること、セ
◆ ◆
セ ク ハラ に つ いて は、 相 手 が 発す る言 葉
職や職場の中の人間関係等)があるかを意
クハラと違い受け手が不快かどうかだけが
判断基準になるわけではないが、業務上正
◆ ◆
参 加 者 から は 、「 実例や エ ピソ ー ド を 交 え
して 優位な気持ちはないか、相手に生理的
不快感を 与えることをしていないか等にも
しいことを指摘する指導であっても、感情
て の 講 演 は 非 常 に 分 か り や す か っ た 」、「 指
識することが重要であり、また、相手に対
注 意 が 必要 で あ る と 話 さ れ ま し た 。
的、高圧的、攻撃的に行われた場合には、
また、発言 の 受け止められ方は、受け手
の 反 響 が 多 く 寄 せら れ ま し た 。
導とパワハラ の違いが参考になった」など
全国各地でシンポジウム及び講演会を通じ
い たい と 考え て いま す 。
たハラ スメント防止のための啓発活動を行
人事院と して は 、来年度以降も引き 続き 、
氏
が認識している発言者の日頃からの意識・
振る舞いにより異なってくるため、日頃か
ら男女・上下関係を問わず人として の尊厳
を大切にし、相手を対等に見ることが重要
で あるこ と、防止のためには、上司や男性
の側だけで はなく、部下や 女性 の側も気を
康子
岡田