(案)(PDF:136KB)

資料2
地域の課題等報告書 NO.12
(案)
平成 24 年 月 日
千葉市地域自立支援協議会 地域部会委員 各位
千葉市地域自立支援協議会 運営事務局会議
GH・CH 等の事業所情報の一元化について
このことについて、運営事務局会議での協議の結果、下記のとおり考え方を整理しましたの
でご報告いたします。
【考え方】
○
平成 18 年度の障害者自立支援法の施行により、障害者支援については、
「施設中心の処遇」
から「地域生活への支援」にパラダイムシフトされたところです。
○
施設から地域社会へ移行するにあたっては、包括的な支援を受けられた施設での生活から、
アパート等での自立した単身生活へ速やかに移行することは極めて困難であることが現実
であり、まずはグループホーム(以下「GH」
)等に入居し、共同生活を通じて日常生活・社
会生活上のスキルトレーニングを積み重ねながら、単身生活への移行を支援するケースもあ
ります。
○
こういった観点からは、法の円滑な運用にあたっては、GH 等の計画的な整備が求められ
るところですが、建築関係法令の基準の影響等により、GH 等の新設が困難な状況があり、
限られた社会資源を有効活用する観点からは、グループホーム等の空き情報に係る一元化は
有効な手段であると考えられます。
○
ご報告のあった件については、障害者自立支援課自立推進係においても課題として認識さ
れており、本市が指定する GH 等の「現入居者数」
「待機者数」「受入可能者数」の情報一元
化について、GH 等の協力を得て、平成 23 年 7 月より四半期ごとに調査を実施し、情報をと
りまとめたうえで、市内相談支援事業者、各区高齢障害支援課、千葉県障害者 GH 等支援ワ
ーカー(県内 12 圏域)に対して情報提供され、有効活用されているところです。
(GH 等支援ワーカーと県が連携し、本市と同様の取り組みを試案中とのこと)
○
同係の取り組みは、自立支援協議会での「地域の課題等の報告」から直接的につながった
ものではありませんが、こういった行政の前向きな取り組みを風化させることなく、より良
いものとする観点からは、自立支援協議会においても、相談支援事業者による専門性の肉付
けや、現場業務を通じた改善提案を行うなど、継続的に連携・協力することが必要です。
○
なお、同係では、ヘルパーの空き情報の一元化等の取り組みも併せて行われており、この
ような前向きな取り組みのさらなる拡充が期待されるところです。