(児)福祉主管課長会議資料(抜粋)(PDF:158KB)

資料6
平成25年度
議案番号
15
最終案
二十一大都市心身障害者(児)福祉主管課長会議
要望事項
新たな相談支援の充実に向けての整備について
計画相談支援の充実に向けての整備について
平成24年度から実施されている計画相談支援の充実に伴い、指定相談支援事業所の増加及び相談
支援専門員の確保が課題となっていることから、次の点を十分に配慮の上、実施を願いたい。
(1)サービス等利用計画については、平成24年度から段階的に対象を拡大し、平成27年3月末
までに原則として全ての障害福祉サービス又は地域相談支援を利用する障害者等を対象とする取扱
いに向けて、各都市では相談支援の提供体制に係る整備を進めているところである。
また、交付税措置により実施している市町村相談支援事業については、多くの都市において指定特
定・一般相談支援事業所(以下「指定事業所」という。)への委託によって実施しているところであ
る。
相談支援の提供体制の整備を進めるためには、市町村相談支援事業を実施している指定事業所だけ
ではなく、実施していない指定事業所についても整備する必要があるが、現行の報酬体系においては、
サービス等利用計画の作成及び見直しのみが報酬上評価される仕組みであり、報酬のみで一定の質を
保ちながら事業を実施するのは困難と思われる。
このままでは事業者参入が進まず、利用者全員に対する計画作成が義務付けられる平成27年度以
降、計画作成に当たる指定事業所が不足する事態になりかねない。
よって、市町村相談支援事業を実施していない指定事業所においても、運営が成り立つよう十分な報
酬単価の設定等を行うよう要望するとともに、相談支援専門員1人が十分な質を担保したうえで、担
当する利用者数と、その根拠となる業務内容について、国の見解を示していただきたい。
(2)計画相談支援、障害児相談支援の対象者については、障害福祉サービス等を利用する全ての障
害者(児)について、平成26年度までに段階的に対象者を拡大するということが示されているが、相
談支援の提供体制などから現実的に実施困難な地域が多数あるものと見込まれ、各自治体において実
施にあたり苦慮している状況にある。
自らサービス調整を行うことが困難な方など優先度の高い方達に対し、良質なサービス等利用計画
を作成し、きめ細やかな支援を行っていくためにも、対象者の範囲については、一律に全ての障害者
(児)とせず任意制とする、あるいは各地域が実情を踏まえて独自に定めることができるようにするな
ど、配慮をお願いしたい。
(3)計画相談支援、障害児相談支援事業に対応できる相談支援専門員を十分に養成できるよう相談
支援従事者初任者研修及び現任研修を実施する必要があるため、研修回数、定員数増加にともなう財
源措置を講じるように要望する。また、相談支援専門員の質の確保のため、専門コース別研修を各自
治体で実施することができるよう、十分な財源措置を講じるように要望する。
併せて、現任研修を産休、育休等で受講できなかったことによる失効者への救済措置等の検討を求
める。