外郭団体の事務事業の見直しについて 1 公の施設の管理事業(指定管理者制度への関与)の見直しの方向性について (1)事務事業の見直し方針 ① 民間で実施できる公共サービスは、民間で実施させる。 ② 民間で実施可能なもののうち、外郭団体の特性(公共性、規範性・公正 性 、 安定性、補完性、専門性)を発揮する必要性が高いと認められる公共サービスは、 外郭団体に担わせる。 ③ 指定管理者制度への関与 ・民間で管理できる施設 →次回の公募に応募しない。 ・民間で管理できない施設 ・公正性、安定性等が強く求められる施設 →非公募化により、外郭団体が管理 (2)具体的な方向性(案) ○ 施設の貸出及び維持管理業務は、基本的に民間事業者が実施することと する。 ○ ただし、次の要件に該当する施設は、引き続き、外郭団体が管理を行う こととする。 ① 施設 の 貸 出 ・ 維 持 管 理 業 務 以 外 に 、 施 設 に お い て 事 業 ( 美 術 展 、 講座・講演会等)を実施することを求められている施設であること。 ② かつ、施設において実施する事業が、民間には実施できないか、民間 で実施できるが公正性、安定性等が強く求められるもので、外郭団体が 担うべきものであること。 (例)美術館、入所系の社会福祉施設等 (主な理由) ① 民間で実施できない公共サービスを市と連携して担うことが外郭団体の 本旨である。 ② 民間事業者が実施可能な施設の貸出・維持管理業務を引き続き外郭団体が 担っていくとすれば、当該業務にも集中せざるを得ず、その結果、外郭団体 が本来行うべきとされる事務事業への取組が不十分となるおそれがある。 ③ 今後とも外郭団体が実施すべき公共サービスの質を高めるため、外郭団体 の有する資源(人員、経験等)を当該公共サービスに集中する必要があり、 そのためには、民間事業者が実施可能な事務事業から外郭団体を解放する ことが必要。 1 (3)方向性(案)の問題点と対応 問 ① 題 点 対 公の施設の多くは、当該施設を 応 公の施設の管理事業が民間事業者 管 理 している外郭団体の主 要事務 に移行された後も、当該施設において 事業の主な実施場所となっている。 主要事務事業を円滑に実施できるよ う、外郭団体が市からの委託事業、補 助事業を実施する場合に、公の施設を 優先的に利用することができるよう にする。 ② 公の施設の管理事業が民間事業 ・ 者に移行された場合には、施設管理 に 係 る業務を専門的に担当 してき た 職 員等の雇用のあり方が 問題と なる。 2 希望する職員の民間事業者への 身分移管について支援する。 ・ 新たに外郭団体に担わせるべき事 業に従事させる。 2 外郭団体見直しに関する今後のスケジュールについて 平成24年 3月 ○事務事業の見直し結果の取りまとめ (団体ごとに以下の項目について整理) ①現在の主な事務事業の内容 ②今後、団体が担うべき役割(存在意義) ③事務事業の見直しの方向 ○行政改革推進委員会で議論 7月 ○ 事 務 事 業 の 見 直 し の 結 果 を 踏 ま え て 、外 郭 団 体 の 組 織 、 運営等の見直しを実施するための「指針」(案)を作成 (指針(案)の記載項目(予定)) ①外郭団体のあるべき姿、基本的役割 ②外郭団体の方向性 ・方向性についての判断基準 ・各団体の方向性(統廃合、スケジュール等) ③市の関与の方針 ・人的関与 ・財政的関与 ④外郭団体の経営効率化・安定化に向けた取組 ○行政改革推進委員会で議論 以 降 ○「指針」(案)についてパブリックコメント手続を実施 ○「指針」の策定 3
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