外郭団体の事務事業の見直し結果の概要

外郭団体の事務事業の見直し結果の概要
1
対象団体
13団体(国際交流協会、文化振興財団、保健医療事業団、産業振興財団、みどりの協会、
防災普及公社、教育振興財団、スポーツ振興財団、シルバー人材センター、観光協会、
社会福祉事業団、社会福祉協議会、住宅供給公社)
※全19団体のうち、都市整備公社、動物公園協会及び株式会社4社は除いている。
2
見直しの対象とした事務事業
委託料、補助金等の市の支出金を財源として外郭団体が実施している事務事業(市の支出金
を伴わずに外郭団体が指定管理者として実施している事務事業を含む。)
3
事務事業の見直しの内容
以下の方針に基づき、おおむね10年後においても外郭団体に実施させている事務事業を抽
出することを中心に、各事務事業について「引き続き外郭団体が実施」、
「民間委託化」等の方
向性を整理した。
○
○
民間で実施できる公共サービスは、民間で実施させる。
民間で実施可能なもののうち、外郭団体の有する特性を発揮する必要が高いと認められる
公共サービスは、外郭団体に担わせる。
【外郭団体の有する特性】
(1)公共性
外郭団体は、元来、行政機能の補完、代替、支援をすることを目的として市によって
設立された団体であることから、設立の経緯、目的から高度の「公共性」を有する。
(2)規範性・公正性
市の設立した団体であること、市の関与が及ぶことから、団体の運営や職員の意識に
関し、規範性と公正性が具備されることが期待される。
(3)安定性
市が設立し、また、市の人的・財政的支援も得られやすいことから、運営に関し民間
事業者に比べ安定性に優れているといえる。
(4)補完性
民間法人としての形態を取っていることから、元来、民間が行う事業の実施主体となり
得る性質を持つ。
(5)専門性
目的や事業の範囲を限定していることから、同一分野を専門的に実施する人材が育成さ
れることが期待される。
4 見直しの結果
(1)現在、外郭団体が実施している事務事業の整理
事業の区分
指定管理
事業
事業の方向性
①民間委託化等により外郭団体以外の者が実施
②民営化
③引き続き外郭団体が実施
計
その他の
事務事業
計
10
5
15
1
0
1
14
68
82
25
73
98
①民間委託化等により外郭団体以外の者が実施することとする事務事業の内訳
○公の施設の管理に関する事業(指定管理事業)
外郭団体
施設名
文化振興財団
文化交流プラザ
市 民 会 館 、 文 化 セ ン タ ー 、 文 化 ホ ー ル ( 2 施 設 )、
千城台コミュニティセンター、男女共同参画センター
社会福祉事業団
福祉作業所、ことぶき大学校
みどりの協会
都市緑化植物園
スポーツ振興財団 ポートアリーナ
○その他の事務事業
外郭団体
事務事業
社会福祉協議会 食 の 自 立 支 援
事業
市立保育所延
長保育等事業
みどりの協会
防災普及公社
サイクリング
受託事業(泉自
然公園・平和公
園)
街路樹維持受
託事業
訓練用消火器
整備充填事業
事業概要
65歳以上の一人暮ら
し高齢者などを対象
に、栄養士によるカロ
リー計算がされた昼食
を届けるとともに、安
否確認を行う。
市立保育所入所児童の
延長保育時間における
保育業務の一部を行
う。
泉自然公園及び平和公
園での自転車の貸出し
及び点検整備等を行
う。
市内全域の街路樹の維
持(清掃、除草、剪定
等)を行う。
市所有の訓練用粉末消
火器の充填整備を行
う。
実施予定時期
平成25年度
平成28年度
見直しの理由等
実施予定時期
同様の事業を実施して 平成24年度
いる民間事業者が増加
しているため、民間事業
者等への委託事業とす
る。
延長保育時間における 平成27年度以降
保育業務を一元的に行
うため、市の直営事業
とする。
民間でも実施可能であ 平成25年度以降
るため、市が直接民間
事業者に委託する。
民間でも実施可能であ 平成24年度
るため、市が直接民間
事業者に委託する。
同様の事業を実施して 平成24年度
いる民間事業者が存在
するため、民間事業者へ
の委託事業とする。
②民営化する事務事業
外郭団体
事務事業
見直しの内容
社会福祉事業団 和 陽 園 管 理 運 営 民営化にあたっては、利用者への配慮等のた
事業
め、社会福祉事業団を運営主体とする。
(指定管理事業)
(2)新たに外郭団体が実施することとする事務事業(主な事業)
外郭団体
事務事業
みどりの協会
緑の保全、緑化推進等に係る普及啓発、助成等に関する事業
稲毛海浜公園の管理(直営から指定管理事業へ)
教育振興財団
公民館管理運営事業(直営から指定管理事業へ)
実施予定時期
平成26年度
実施予定時期
平成25年度以降
平成28年度