Ecology - トヨタ自動車

Ecology
Ecology
05
人への負担、地球への負担を減らすために。
■VOC*4の低減
内装部品の素材、加工法、接着剤の見直しにより、揮発性有機化合物
(VOC)の発生量を抑制し、車室内のにおいや刺激臭を軽減しています。
つ ねに人と地 球 環 境を考える
*4.VOC: Volatile Organic Compounds
クルマでありたい。
■環境負荷物質の削減
水銀、
カドミウム、六価クロムの使用を廃止し、鉛の使用量を削減することで、
ディスチャージヘッド
業界目標を達成しています。
また、
スピードメーター*5、
ランプ*5から水銀の使用を廃止しています。
*5.業界目標では水銀削減の適用免除品目。
Ecology
06
全ライフサイクルで環境負荷を低減しています。
■LCA(ライフサイクルアセスメント)*6の実施
走 行 段 階だけでなく、生産から廃棄までの全ライフサイクルで排出する
CO 2 や、その他の大気汚染物質の総量を従来型車に比べて低 減して
います。
*6.LCA : Life Cycle Assessment 資源採取から廃棄、
リサイクルまでの各段階で、
クルマが環境に
与える要因を定量化し、総合評価する手法で、ISO14040シリーズで国際標準化されています。
LCA実施結果
1000
1.0
800
0.8
600
0.6
400
0.4
0.2
200
0
Ecology
01
トヨタは「トータルクリーン*1 」をめざしています。
■2005年からEco-VAS*2を導入し、環境配慮設計をさらに強化
Ecology
03
Photo:アエラス レザーパッケージ(3.5L・7人乗り)2WD。
ボディカラーはボルドーマイカ
メタリック
〈3R9〉。HDDナビゲーションシステム&エスティマ・パノラミックスーパーライブサウンド
システム+音声ガイダンス機能付カラーバックガイドモニターはメーカーオプション。
●写真は合成です。
都市環境のクリーン化のために。
三元触媒の2段配置、VVT-i、空燃比補償装置などを採用。全車、NOx
います。生産から廃棄にいたるトータルライフの視点により、環境への取り
(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)の排出量において、国内最
組みのひとつひとつをすべての過程で連携させ、
クリーンなクルマづくりを
高水準の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を国土交
めざします。さまざまな環境性能目標を、バランスを取りながら達成し、
通省より取得しています。
(%)
100
車両型式
0.05
02
車両仕様
エンジン
全車
50
0.013
DBA-GSR50W
0.013
燃料消費率
窒素酸化物NOx(g/km)
非メタン炭化水素NMHC(g/km)
■平成17年規制値 ■平成17年基準排出ガス75%低減レベル
温室効果ガスであるCO 2排出量の低減をめざして、全車で徹底した燃費
採用など、
パワートレーン系での取り組みのほか、
低燃費を実現しています。
2.4L車
(車両重量1,770kg以上)
■省冷媒化
エアコンの冷媒にはオゾン層を破壊しない代替フロンHFC-134aを採用。
さらに冷媒の充填量を低減しています。
04
リサイクルへの取り組み。
■リサイクル
リサイクル性に優れた素材TSOP*3を採用。
また、効果的な解体位置を
示す解体性向上マークを大物部品に設定しています。
*3.TSOP:Toyota Super Olefin Polymer
2WD(前輪駆動方式)
4WD(4輪駆動方式)
6AT
9.7
9.5*8
9.4
9.1*8
11.6
CO2排出量(g/km)
239
244
247
255
200
̶
参考
認定レベル値(g/km)
204
211
11.2
10.8*8
207
215
「平成27年度燃費基準*10」をクリアしています。
SU-LEV*11*12
CO
1.15
NMHC
0.013
0.013
加速騒音規制値:76 dB-A
(g)
750(代替フロン HFC -134a)
鉛
自工会自主目標達成(1996年比1/10以下)
水銀
自工会自主目標達成(2005年1月以降使用禁止)
カドミウム
自工会自主目標達成(2007年1月以降使用禁止)
六価クロム
樹脂、ゴム部品への材料表示
11.4*9 11.0*8
可変バルブタイミング、電動パワーステアリング、充電制御、自動無段変速機(2AZ-FE車)
適合騒音規制レベル
リサイクルし易い材料を使用した部品
4WD(4輪駆動方式)
CVT(自動無段変速機)
燃料消費率(国土交通省審査値)
(km/L)*7
環境負荷物質の使用量
リサイクル関係
2.362
無鉛レギュラーガソリン
変速機
エアコン冷媒使用量(冷媒の種類)
Ecology
DBA-ACR55W
2AZ-FE
3.456
2WD(前輪駆動方式)
駆動方式
NOx
環境情報 車外騒音
の向上を図っています。高効率エンジンの搭載、VVT-i、6速オートマチック
空気抵抗の低減(CD値0.31)により、優れた
排出ガス
DBA-ACR50W
DBA-GSR55W
無鉛プレミアムガソリン
総排気量(L)
認定レベル(国土交通省)
次世代のために、地球温暖化対策を図っています。
(2GR-FE車)、
自動無段変速機(2AZ-FE車)
の
0
A B
SOx
2GR-FE
燃料
駆動装置
■燃費向上
A B
NMHC
NOx:窒素酸化物(Nitrogen Oxide) PM:粒子状物質(Particulate Matter)
NMHC:非メタン炭化水素(Non Methane Hydrocarbons) SOx:硫黄酸化物(Sulfur Oxide)
●自動車の生涯走行距離10万km(10年)
を、JC08モードで走行した場合の結果です。
●トヨタではLCAにより相対的な環境メリットを確認することを目的としているため、評価結果は指数で示して
います。
また、CO2はtonレベル、
それ以外の項目はkgレベルで排出されますので、指数を別に示しています。
型式
0.05
主要燃費改善対策
Ecology
A B
PM
トヨタ エスティマの環境仕様
排出ガスの低減
*1.トータルクリーン:「開発・生産・使用・廃棄」
のすべての過程で、環境との調和を図ること。
*2 . E c o - VA S[エコバス]: E c o - Ve h i c l e
Assessment System 車両開発責任者が
企 画 段 階で生 産 、使 用、廃 棄にいたるL C A
(ライフサイクルアセスメント)の考え方を踏ま
えた環境性能目標値を設定。全開発プロセス
を通じて目標達成状況をフォローして、確実な
達成を図る総合的な環境評価システムです。
A
B
NOx
■ 廃棄
■ メンテナンス
■ 走行
■ 車両製造
■ 素材製造
■排出ガスのクリーン化
「トータルクリーン」
を基本理念に、環境に配慮したクルマづくりを進めて
総合的に環境性能の向上を図ります。
A B
CO 2
A:従来型車
B:エスティマ(2.4L・2WD車)
TSOP
TPO*13
自工会自主目標達成(2008年1月以降使用禁止)
フロントバンパー、リヤバンパー、クラッディングパネル、ピラーガーニッシュなど
ルーフモール、ドアトリム表皮
あり
*7.燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。 *8.車両重量が1,880kg
以上の場合の値。 *9.車両重量が1,770kg以上の場合の値。 *10.省エネ法に基づき定められている燃費目標基準 *11. JC08モード走行 *12.平成17年基準排出ガス75%低減レベル *13.TPO:Thermo Plastic Olefin