環境仕様 457KB 最終更新日:2015/02/10

Ecology
トヨタのエコロジーへの取り組み
カムリの環境仕様
トヨタは、
「トータルクリーン*1」
を
排出ガスのクリーン化と車外騒音への配慮。
めざしています。
「トータルクリーン」
を基本理念に、
環境に配慮したクルマ
づくりを進めています。生産から廃棄にいたるトータル
ライフの視点により、環境への取り組みのひとつひとつを
(%)
0.05
100
「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」
0.05
の認定を全車で国土交通省より取得し、排出
ガスをクリーン化 。車 外 騒 音にもしっかり
配慮しています。
50
0.013
0.013
すべての過程で連携させ、
クリーンなクルマづくりをめざし
排出ガスの低減 ます。
さまざまな環境目標を、
バランスを取りながら達成
窒素酸化物
し、総合的に環境性能の向上を図ります。
NOx( g/km)
人と自 然 、 ふ たつの 環 境を同時 に 想う。
平成17年規制値 非メタン炭化水素
平成17年基準排出ガス75%低減レベル
NMHC( g/km)
■排出ガスと車外騒音
こ れ か ら も 歓 び に 満 ち た 存 在 で あり続 け る た め に 。
排出ガス認定レベルまたは適合規制
(国土交通省)
CO
排出ガス認定レベル値
NMHC
または適合規制値
(g/km)
NOx
適合騒音規制レベル
SU-LEV*4 *5
1.15
0.013
0.013
加速騒音規制値:76dB-A
*4. 平成17年基準排出ガス75%低減レベル *5. JC08モード走行
地球温暖化を防ぐための燃費改善。
さまざまな先進技術の採用で徹底した燃費の向上を図り、
CO2排出量
2005年からEco-VAS*2を導入し、
環境配慮設計をさらに強化。
を抑制しています。
またエアコンの冷媒に代替フロンを使用するなど、
地球温暖化対策を図っています。
*1. トータルクリーン:
「開発・生産・使用・廃棄」
のすべての過程で環境と
の調和を図ることを意味します。
*2. Eco-VAS[エコバス]
:Eco-Vehicle Assessment System。車両
開発責任者が企画段階で生産、使用、廃棄にいたるLCA(ライフサイクル
アセスメント)
の考え方を踏まえた環境目標値を設定。全開発プロセスを
通じて目標達成状況をフォローして、
確実な達成を図る総合的な環境評価
システムです。
■燃料消費率と主要燃費改善対策など
車両型式
(kg)
車両重量
*6(km/L)
燃料消費率
(国土交通省審査値)
(g/km)
CO2排出量
1,530
23.4
25.4
99
91
ハイブリッドシステム、
電気式無段変速機、
アイドリングストップ装置、
可変バルブタイミング、電動パワーステアリング
主要燃費改善対策
(g)
エアコン冷媒使用量〈冷媒の種類〉
DAA-AVV50
1,540∼1,560
530
〈代替フロンHFC-134a〉
■全車「平成27年度燃費基準*7」
をクリアしています。
*6. 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。
お客様の使用環境
(気象、
渋滞)
や運転方法
(急発進、
エアコン
使用等)
に応じて燃料消費率は異なります。 *7. 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準。
*3
LCA(ライフサイクルアセスメント)
の実施。
走行段階だけでなく、生産から廃棄までの全ライフサイ
クルで排出するCO2やその他の大気汚染物質の総量を
従来型車に比べて低減しています。
VOC*8の低減と環境負荷物質の削減。
●VOCの低減:内装部品の素材、加工法、接着剤の見直しにより、
ホルムアルデヒド、
アセト
アルデヒド、
トルエンなどの揮発性有機化合物(VOC)
の発生量を抑制。車室内の臭いや刺激
臭を軽減するとともに、厚生労働省が定めている
「室内濃度指針値」を下回るレベルとし、
1
1000
800
0.8
600
0.6
400
0.4
200
0.2
0
A B
CO2
A B
NOx
A B
PM
A B
NMHC
A B
SOx
業界自主目標を達成。
車室内空気質の快適性に配慮しています。
●水銀、
カドミウム、六価クロムの使用を廃止し、鉛の使用量を削減することで、業界目標を達成
しています。
スピードメーター*9、
ディスチャージヘッドランプ*9でも水銀の使用を廃止しています。
■車室内VOC
車室内VOC
■環境負荷物質使用量の削減
0
A:従来型車 B:カムリ
素材製造 車両製造 走行 メンテナンス 廃棄
自工会自主目標達成
環境負荷物質の使用量
鉛
水銀
カドミウム
自工会自主目標達成(1996年比1/10以下)
自工会自主目標達成(2005年1月以降使用禁止)
自工会自主目標達成(2007年1月以降使用禁止)
六価クロム
自工会自主目標達成(2008年1月以降使用禁止)
*8. VOC:Volatile Organic Compounds *9. 業界目標では水銀削減の適用免除品目。
リサイクル性の向上。
リサイクル性に優れた素材(TSOP*10、TPO*11など)
を採用。大物部品は、解体作業が容易に
*3. LCA:Life Cycle Assessment。資源採取∼廃棄・リサイクルまでの
Photo :ハイブリッド レザーパッケージ 。
ボディカラーのホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉はメーカーオプション。チルト&スライド電動ムーンルーフ、寒冷地仕様はメーカーオプション。
■写真は合成です。
各段階で、
クルマが環境に与える要因を定量化し、総合評価する手法で、
ISO14040シリーズで国際標準化されています。
■自動車の生涯走行距離10万km
(10年)
をJC08モードで走行した場合
の結果です。
■トヨタではLCAにより相対的な環境メリットを確認することを目的と
しているため、評価結果は指数で示しています。またCO 2はtonレベル、
それ以外の項目はkgレベルで排出されますので、
指数を別に示しています。
できるポイントを明示する解体性向上マークを設定してリサイクルを促進しています。
■リサイクル関係
リサイクル性に優れた素材を
使用した部品
樹脂、
ゴム部品への材料表示
自然素材の活用 ケナフ
TSOP
TPO
バンパー、
インストルメントパネル、
コンソールボックス、
グローブボックス
ドアトリム表皮
あり
パッケージトレイトリム、
ラゲージマット
*10. TSOP:Toyota Super Olefin Polymer *11. TPO:Thermo Plastic Olefin