日立製作所がVirtuoso AMS Designer でミックスシグナル・チップの検証

NEWS RELEASE
2015 年 2 月 26 日
報道関係各位
日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
日立、ケイデンスの Virtuoso AMS Designer を採用し、
ミックスシグナル・チップの検証時間を短縮
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイ
デンス)は、2月25日(米国現地時間)、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、以下、
日立)がケイデンスの Virtuoso® AMS Designer を採用して、新設計のバックプレーン・シグ
ナルコンディショナー用ミックスシグナル・チップの検証時間を大幅に短縮してチップの検証を
実行し、製品品質も向上させたことを発表しました。
急速に増大するミックシグナル設計の複雑度は、市場投入時間の短縮と設計品質の向上のため
の検証に対して、大きな課題をもたらしています。日立では、RNM(Real Number Modeling:
実数モデリング)手法を用いた Virtuoso AMS Designer の使用により、設計全体のシミュレー
ションを実行することが可能となり、何日もかかっていた検証が30分に短縮されました。日立
は、2月23日に、Virtuoso AMS Designer と RNM による今回の成果について、サンフランシ
スコで開催中の ISSCC 2015で論文発表しました。
Virtuoso AMS Designer は、アナログ、RF、メモリー、ミックスシグナル SoC 向けのシミ
ュレーション・ソリューションで、ミックスシグナル設計および検証用に Virtuoso Analog
Design Environment(ADE)に統合されています。また、Virtuoso AMS Designer は、デジ
タル検証環境からのミックスシグナル検証を行うために、ケイデンスの Incisive®機能検証プラ
ットフォームとも統合されています。
日立コメント:
上野 聡氏(株式会社日立製作所 情報・通信システム社
PF 総合エンジニアリング本部 第2
設計部 部長)
:
「日立の大規模ハイスピード・ミックスシグナル設計において、Virtuoso AMS Designer は今
まで実現できなかったチップ検証の活用を可能とし、設計期間短縮だけでなく設計品質向上にも
寄与しました。我々は、今回の28nm、および今後の28nm 以降のハイエンド・ミックスシグナ
ル設計のテープアウトを成功させるため、引き続きケイデンスの強力なトータルソリューション
とサポートに期待しています。」
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