平成 27 年 6 月 9 日 好評につき東京での開催決定! 自閉スペクトラム症の本当の困りごとを理解 視覚世界を体験できる一般向けイベントを開催 7 月 5 日(日)10:00-13:00 @ 東京大学 概要 大阪大学大学院工学研究科の長井志江特任准教授らの研 究グループは、自閉スペクトラム症 ※ の特異な知覚症状と社会 性の障害の関係を探るため、特異な知覚世界を再現することの できる、ヘッドマウントディスプレイ型知覚体験シミュレータを開発 しました。知覚過敏や知覚鈍麻として知られる視覚のコントラスト 強調や不鮮明化、無彩色化、砂嵐状のノイズといった症状が、 環境からの視聴覚信号(明るさや複雑さ、動き、音の強さなど) によって引き起こされる過程を、世界で初めて計算論的に解析・ ヘッドマウントディスプレイ型知覚体験シミュレータとそれに映し出 される自閉スペクトラム症の視覚世界。 モデル化しました。 参加者の皆様に、本シミュレータを実際に体験していただけます。 このたび、自閉スペクトラム症の視覚世界を体験することので きるヘッドマウントディスプレイ型知覚体験シミュレータについての、一般向け講演会を開催いたします。 本講演会では、どのような研究によって自閉スペクトラム症の特異な知覚症状とその発生過程が明らかとなったの か、また、この知覚体験シミュレータを応用することで、自閉スペクトラム症に対する理解が今後どう深まるのかを議論 します。さらに、参加者の皆様には、本シミュレータを実際に体験していただくこともできます。 本イベントは今年 4 月 29 日に大阪で実施したところ、立ち見を含む 260 名の方にご参加いただき大変好評でした。 そのため今回東京でも同内容で実施することといたしました。 つきましては、積極的な周知と当日の取材の方、よろしくお願いいたします。 ※自閉スペクトラム症…かつて自閉症やアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などと呼ばれてきた、自閉症の特性を示 す一群の発達障害を、連続体の一要素として捉えたもの。従来は社会性の障害と捉えられていたが、近年の認知心理学研究や当事 者研究により、その原因が社会性以前の感覚・運動レベルにあることが指摘されている。 講演会の開催概要 ※詳細は別紙をご参照ください 開催日時: 7 月 5 日(日) 10:00-13:00 開催場所: 東京大学本郷キャンパス 工学部 2 号館 2 階 221 号講義室 参 加 費: 無料 ホームページ:http://devsci.isi.imi.i.u-tokyo.ac.jp/events/1168 申込方法: 件名を「7 月 5 日講演会参加」とし、本文に氏名(ふりがな)、 ご職業、ご連絡先を明記して、申込用メールアドレスまで お申し込みください。定員に達し次第、申込を締め切ります。 【申込用メールアドレス:[email protected]】 主 催 : 科学研究費補助金新学術領域研究「構成論的発達科学 ー胎児からの発達原理の解明に基づく発達障害のシステム的理解ー」 本件に関する問い合わせ先 長井 志江(ながい ゆきえ) 大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻 特任准教授 Phone: 06-6879-4724 Email: [email protected] 大阪での講演会の様子 立ち見を含む 260 名の方にご参加いただき 大変好評でした!
© Copyright 2024 ExpyDoc