資料5 (案) 平成27年 加古川市長 岡田 康裕 月 日 様 地方独立行政法人加古川市民病院機構評価委員会 委員長 意 見 森脇 正 書 地方独立行政法人加古川市民病院機構の中期目標期間終了時の検討について、地方独 立行政法人法(平成15年法律第118号。以下「法」という。)第31条第2項の規 定に基づく当委員会の意見は下記のとおりです。 記 このたび中期目標期間の業務実績に関する暫定評価を行った結果、新病院の建設整 備も順調に進んでおり、 「中期目標・中期計画を概ね達成している」と判断した。 今後は、診療科の充実に加え、循環器内科や小児・周産期分野といった市民病院機 構が強みとしている分野をさらに強化するなど、機能の特化も必要であると考える。 また、救急医療や高度医療の充実に加え、人間ドックなど予防医療にも注力し、健康 寿命の伸長に寄与するなど、新病院がさらに地域住民から信頼され愛される病院とな ることを期待する。そのためにも新病院への移転に関する市民への周知については、 引き続き情報発信に努めてもらいたい。 一方、今後の課題としては、組織運営面の強化が挙げられる。新病院の充実には人 材の確保と育成が不可欠であるとともに、経営面においては財務管理の重要性が増す ことから、これら財務や人事を専門とする役員の配置など組織強化の検討も必要であ る。その他内部統制においては、医療現場だけでなく運営全般にわたるリスクマネジ メント体制を強化し、不正や誤謬の防止に努めてもらいたい。 なお、次期中期目標、中期計画の作成にあたっては、成果の指標を可能な限り数値 で設定するとともに、優先度に応じたウエイト付けを行うことが望ましい。 以上
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