参 考 1−1−1 第一分科会担任分野に係る踏まえることが望まれる事項 (2)自転車の駐車に関する現状と問題点の把握 ②自転車駐車対策の整理 ・自転車駐車場 立地、構造、駐車料金など 利用案内の仕方 ・撤去 撤去頻度 放置台数、警告札貼付台数、撤去台数の比較 撤去作業の内容と時間 撤去した自転車の通知状況 撤去した自転車の通知状況自転車の返還状況 撤去にかかる費用 保管料金 ・費用バランス 自転車駐車場の駐車料金 撤去した自転車の保管料金 他の交通手段の利用料金 自転車駐車場の維持管理費用、用地取得費用 撤去、保管にかかる費用 ・その他 現在実施している対策の内容 (4)自転車の駐車に関する基本方針の検討 多くの自治体では、都市計画マスタープランや交通計画等が策定されているが、これ らの中で自転車の利用に関する方針を含めた総合的な放置自転車対策が明らかにさ れているものは必ずしも多くなく、また、実施計画である自転車駐車場整備計画の策定 に止まるものも多い。 しかしながら、今後は自転車駐車場の整備だけでなく、総合的な放置自転車対策が 求められていることから、以下のような方針を設定する必要がある。 ①鉄道駅までの自転車利用に関する方針 ○鉄道駅までの交通手段としての自転車利用の位置づけ ・駅勢圏の拡がりやバス等他手段のサービス状況を踏まえ、鉄道駅ごとに方針を 検討する。 ・今後の自転車利用について、「利用を促進していく」、「不要の利用は控えてもら う」、「駐車場整備により更なる需要に対応していく」など、位置づけを明確にする。 ○徒歩圏での自転車利用への方針 ・徒歩圏での自転車利用については、利用禁止、利用自粛、需要の受け入れなど の方針を明確にする ・規制や自粛を設定する際には徒歩圏とその設定根拠を明らかにする ○自転車利用の費用負担について ・自転車利用については、受益者である利用者が相当の負担を払うべき旨を明示す ・「相当の費用負担」についての考え方を明確にする ・自転車駐車場の駐車料金については、設定の根拠を明らかにする ②放置自転車問題に対する方針 ○放置自転車問題に関する考え方 ・放置自転車の定義や問題点について分かり易く整理する ・放置のうちどのような利用形態(通勤利用・通学利用・買物利用など)を解消する もかを明らかにする ・放置自転車の対象範囲、放置がなぜ問題となるのかをわかりやすく整理する。 ○放置自転車問題に対する対応方針 ・放置自転車問題への対応方針として、分かり易い目標を設定する ・必要に応じて、放置台数に対しても数値目標を設定することも考えられる (5)自転車の駐車対策の体系化及び内容の検討 自転車駐車対策の課題や基本方針に沿って、今後推進していく自転車駐車対策を体 系化し、対策の内容について検討する 特に、以下の3項目については内容を詳細に検討することが望ましい ①自転車駐車場 ②放置自転車の整理、撤去、保管 ③自転車の駐車方法の啓発
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