平成26年8月29日 環境局環境保全部環境規制課 電話 245-5191 千葉市政担当記者 内線 2749 様 平成26年度千葉市自動車公害防止実施計画の策定について 千葉市では、「千葉市自動車公害防止計画」に基づき自動車公害防止対策を実施しており、同 計画の着実な推進に向けて、毎年度、具体的な実施計画を定めています。 つきましては、「平成26年度千葉市自動車公害防止実施計画」を策定しましたので、お知ら せします。 1 趣旨 本実施計画は、平成23年3月に策定した「千葉市自動車公害防止計画」に定めた目標を達成 するために、平成25年度に実施した施策等及び平成26年度に実施する施策等を自動車公害 防止計画の体系別に取りまとめ、26年度の施策等を効果的かつ着実に実施することを目指す ものです。 2 自動車公害を取り巻く状況 国においては、「自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の 削減等に関する特別措置法」(自動車NOx・PM法)に基づき、平成14年10月から車種規制が段 階的に強化されています。 さらに、平成23年10月からは、世界最高水準の厳しい規制といわれる「ポスト新長期規制」 が全ての新規登録車に適用されています。 一方、千葉県をはじめ、東京都、埼玉県、神奈川県においては、各条例に基づき粒子状物質対 策として、ディーゼル車の使用過程車に対する運行規制を平成15年10月から開始しました。 その規制の円滑な施行を図るため、九都県市で共同して、低公害車指定制度や粒子状物質減少 装置を指定及び普及を図るとともに、ディーゼル車対策の広報活動など連携協力した取組みを進 めています。 3 環境の現状 平成25年度における環境基準等の達成状況は、以下のとおり。 二酸化窒素 大気環境 浮遊粒子状物質 自動車騒音 道路交通振動 ※ 環境基準等 環境目標 一般環境大気測定局(13 局) 全局達成 12局達成 自動車排出ガス測定局(5 局) 全局達成 全局未達成 一般環境大気測定局(13 局) 11局達成 11局達成※ 自動車排出ガス測定局(5 局) 3局達成 3局達成※ 昼夜とも基準値以下 昼夜とも基準値以下※ 国道等に面する 16,265 戸 国道等 14 地点 92.4% すべての地点で要請限度以下 浮遊粒子状物質と自動車騒音の環境目標は、環境基準と同じ。 1 92.4% 4 平成25年度における取組みの概要 平成25年度において、各事業主体により、①発生源対策として、自動車の排出ガス規制等の 強化、低公害車及び次世代低公害車の普及促進、使用過程車対策、エコドライブの推進、②交通 量対策として、物流の合理化、公共交通機関の利用促進、自転車利用の促進、③交通流対策とし て、自動車交通の円滑化、交通管理による対策、④道路沿道対策として、低騒音舗装の実施、緑 地の保全・創出の推進、⑤普及・啓発、⑥調査・監視・研究、など様々な事業が行われ、一定の 成果が上がっています。 5 平成26年度における主な取組み 自動車公害防止計画においては、低公害車の普及促進、エコドライブの普及促進などを主な目的 として、重点施策を定めています。 平成26年度に実施する重点施策関連の主な事業は、以下のとおりです。 重 点 施 策 名 主 な 事 業 公用車への低公害車率先導入 ・ 公用車購入時に九都県市指定低公害車を積極的に 低公害車の市民・事業者への ・ 低公害車の導入等に対して補助、低利融資等の助 実 施 主 体 千葉市、千葉県 導入 普及促進 成を行う 千葉市、千葉県、国 千葉県トラック協会 千葉県バス協会等 エコドライブの普及促進 公共交通機関の利用促進 ・優遇税制の実施 国 ・ 職員の率先実施 千葉市 ・ 瞬間燃費計の貸出 千葉市 ・ アイドリングストップの遵守指導を実施 千葉県 ・ エコドライブ講習会の実施 九都県市 ・ デジタルタコグラフ導入等の助成実施 千葉県トラック協会 ・ コミュニティバスの継続運行 ・ バリアフリー化の推進(歩道の段差解消等) 通勤手段としての自転車利用 ・ 地球環境保全協定締結事業者への働きかけ の促進、日常生活での自転車 ・ 駅前自転車駐車場の整備 利用の促進 ・ 自転車走行空間の整備 ※平成26年度千葉市自動車公害防止実施計画については、市ホームページに掲載 http://www.city.chiba.jp/kankyo/kankyohozen/kankyokisei/car_jisshikeikaku.html 2 千葉市 千葉市
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