ۊ ơ ߶ ź Lj ƥ Ƒ ǁ

文 化 財 とは
建造物、
工芸品、
彫刻など形のあ
るもので、歴史上、芸術上、学術上
価値の高いものを
﹁有形文化財﹂
と
いいます。
ついなしき
建物や伝統は地域で大切にされて
ねりくよう
こそ守られます。
太山寺では追儺式や
練 供 養 ※などの行 事や 消防訓 練を地
域の皆さんと一緒に協力して行って
います。
国宝を守ることに強い責任も
感じますが、
これからも協力して守っ
ていきたいです。 太山寺 住職
辻 井 定 宏 さん
太山寺小学校 教諭
務 さん
武 田
古に学ぶ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
低学年がまちのことを調べに行っ
話を聞きに行ったり、
子どもたちは太
たり、
高学年が歴史の授業でご住職の
山寺からいろいろなことを学んでい
ます。
700年前の人も同じ風景を見
たのかもと想像することで、
感性が磨
かれます。
地元に歴史的に重要なもの
きたことを知ってもらいたいです。
があって、
地域の人たちが大切にして
毎年5月 日に行われています。現在、菩薩面を付けて行われる練供養が定期的に
あるのは県内では太山寺だけになっています。
年 前 に 建 て られ た か や
間の交流にも役立っています。
も協 力してもらっており、世 代
体 験 学 習 は 地 域の老 人 会 に
いたりします。
を入れたり、かまどでご飯を炊
に利用しています。いろりに火
内の5つの小 学 校 が 体 験 学 習
ぶき民家の
﹁内田家住宅﹂
は、市
約
どに活用、
公開もしています。
く、
一部の施設では観光や教育な
大 切 に 保 護 す る だ けでは な
文化財を活用する
公開しています。
では縄文時代の土器や石器なども
の一部を展示しています。古いもの
で出土したものを調査・整理し、そ
埋 蔵 文 化 財センターでは、市 内
調査や保護に取り組んでいます。
は、これらの文 化 財 を 守 るための
化 財 として認められています 。市
た、芸能や工芸技術なども無形文
品や歴 史 資 料などがあります。ま
文 化 財には建 造 物のほか、美 術
文化財を守る
1 8 6 8 年 の 開 港 後、北 野 や 元 町 な ど に 異
人 館 が 多 く 建 て ら れ た こ と か ら、神 戸 は 近 代
的な建物が多いまちという印象が強いのでは
ないでしょうか。
市内には国宝の﹁太山寺本堂﹂をはじめ、古
い 建 物 も 残 さ れ て い ま す。
今月は文化財に指
定されている建造物を紹介します。
国 宝﹁ 太 山 寺 本 堂 ﹂を 訪 ね て
市 内で唯一の国 宝︵ 建 造 物 ︶が あ る 太 山 寺の文 化 財 はどのよ うにして
守られてきたのでしょうか。また、見どころはどんな所でしょうか。太山
寺に関わる人たちに話を聞きました。
太山寺
国 宝 で あ る﹁本
地下鉄
「伊川谷」
駅から神姫バスで
「太山寺」
停留所下車。
または、地下鉄
「学園都市駅」
から2.1km
古を守る・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
西区伊川谷町前開224
開門時間/8:30∼17:00(冬季は16:30まで)
入山料/300円
有形文化財
の建 造 物で重
要 なものは国
や県、市が
﹁重
堂﹂の ほ か﹁仁 王
さん
ま す。
ま た、
太
身山の原生林
しんざん
山寺がある三
は県の天然記
葉の名所としても知られています。
念物に指定されており、
春は桜、
秋は紅
太山寺の歴史
1683年に新たに書かれた﹁播
なかとみ かまたり
州太山寺縁起﹂では、大化の改新︵
うまかい
年︶で 有 名 な 藤 原︵中 臣︶鎌 足 の 長
じょうえ
男、定恵和尚が山を開き、孫の宇合が
年に建てたとされています。
1300年代の南北朝時代には
あんよういん
の 支 院 を 持 ち、多 数 の 僧 兵 が お り
大 い に 栄 え ま し た。
現在は安養院な
ど5つの支院が残っています。
本堂は鎌倉時代、
弘安8年︵1285
古を知る・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
年︶ごろの再建で、
同じ形式の建物は全
年の解体修理で、
建てられた
時 代 に 瓦 屋 根 に 改 築 さ れてい ま し た
江戸
国に 棟ほどしか残っていません。
が、
昭和
当時に近い形に復元されました。
建造物だけでなく、
仏像や自然も文
す。
周辺の自然や古くから守り続けて
化財や天然記念物に指定されていま
きた人々も含めて、
太山寺は日本の文
化を知ることができ
る場所です。
神戸大学大学院
工学研究科 教授
黒 田 龍 二 さん
※練供養
仁王門
三重塔
阿弥陀仏が多くの菩薩を引き連れて来迎する様子を表現する仏事
﹁練供養﹂
が、
太山寺本堂
布引水源地水道施設 重 文
要 文 化 財 ﹂に
指 定 し 、次 の
県の重 要 文 化 財に
化 財、﹁三 重 塔﹂は
門﹂は 国 の 重 要 文
世 代 に 引 き 継 ぐ た めの 適 切 な 保
年4月
1日現在
指定されてい
存・修 理などをしています 。また 、
重要文化財の指定は受けていない
建 造 物でも 、保 護 を す るべきもの
は
﹁ 登 録 有 形 文 化 財 ﹂と して 登 録
用する支援をしています。
し、保存や観光・地域活動などに活
※
います。
録されて
ま た は 、登
市内では 件もの建造物が指定
清盛塚石造十三塔 県指定
国 宝 があるまち
国の重要文化財の中で特に優れ
たものは
﹁国宝﹂
に指 定されます 。
国 宝の建 造 物には、デザインが 優
れたもの、技術的に優れたもの、歴
史的価値の高いものなどがありま
平等院鳳凰堂など、有名な建築が
す 。中 尊 寺 金 色 堂 や 清 水 寺 本 堂 、
並んでいます。
市内には国宝建造物はただ一つ、
﹁太山寺本堂﹂
があります。国 宝は
県内でも6カ所でしか見ることの
できない貴重な建造物です。
市内の国宝
建造物以外では、市内で国宝
に指定されているものは4件。
書 跡 が 2 件 、絵 画 と 考 古 資 料
が 各 1 件 で す 。市 が 所 有 す る
埋蔵文化財センター
印象を持たれがちですが、建造物も
文 化 財 という と 専 門 的で難しい
伝 統 も 人 か ら 人へと 受 け 継 がれて
きた昔の人々の暮らしの足跡です。
一つ一つの時代の足跡を大切にしてい
これからも私たちのまちにある、
・6148︶
検索
きましょう。
文化財課
︵☎ ・5798、
神戸市 文化財
文化財課 豊 島 純 子
LED照明で40パターンのイルミネーショ
銅 鐸 で 、市 立
・西区糀台6
・開館時間/10:00∼17:00
・休館日/月曜日
(祝日の場合
は翌日)
・入館料/無料
4・5・7・8月には、おおむ
ね週1日、一般公開も予
定しています
・北区鈴蘭台西町6
ンの演出ができます。
ものは 灘 区 桜ヶ丘で 出 土 し た
尖塔の上の風見鶏がよく知られて
おり、北野町の象徴となっています。
中央区北野町3
開館時間/9:00∼18:00
休館日/2・6月の第1火曜
入館料/大人500円、
高校生
以下65歳以上無料
内田家住宅 県指定
みなと神戸のシンボルとして親しまれて
いる
「神戸ポートタワー」。7,040個の
博 物 館で 展 示
風見鶏の館(旧トーマス住宅)重 文
市指定
現存する異人館で最大規模のもの
の一つ。館内は4・5・10月に公開し
ています。
灘区青谷町1 王子動物園内
開園時間/9:00∼17:00
(11∼2月は16:30まで)
休園日/水曜(祝日の場合は営業)
入園料/600円(中学生以下は無料)
6
ポートタワーが国の
登録有形文化財
(建造物)
に
登録されました(26年7月18日)
市内には
太古から近代
までの多くの
文化財があります。
ぜひ訪れてみて
ください。
日本で最初の本格的ダムと言われ
る五本松堰堤(布引ダム)を含む
水道施設で、神戸の近代化遺産を
代 表 するもの
の一つ。
中央区葺合町
38
17
716
26
旧ハンター住宅 重 文
12
国宝・重要 登録有形
文化財
文化財
しています。
市内にあるさまざまな文化財
(建造物)
の一部を紹介し
100
昭和11年ごろの建築。戦前の大邸
宅の風格を今に伝えています。
東灘区住吉山手5 料金/無料
期間/3月14日
(土)∼21日
(土・祝)
申し込み/電話で同管理会
(☎
842-0610)
へ。3月
10日
(火)
∼先着順
文化交流部(☎322-5165、6322-6137)
22
20
市
−
県指定
県
76
23
国
重文
ます。身近にある文化財を巡り、私たちのまちの歴史に思
いをはせてみませんか。
41
「旧乾邸」
特別観覧 市指定
(建造物)
ơि ǂƾż
645
3月29日(日)14:00∼
円筒型の棟屋、急勾配の屋根や屋
根窓など、変化に富んだ装飾で飾ら
れています。
中央区中山手通5 相楽園内
開園時間/9:00∼17:00
休園日/木曜
入園料/大人300円、
小・中学生150円
ひでボー&絵夢
名曲カバーライブ
旧小寺家伯舎 重 文
文化財がステージに♪
船屋形
(相楽園)重 文
‫ۊ‬
ơ
Dž߶
ƕ
ƍź
ƤLj
ƴ
Ɨƥ
Ƥ
൙Ƒ
Ҏ
‫ޣ‬ǁ
ź
ơ
ƍ
ž
神戸市内の文化財数
2
全市版
神戸市広報紙
2015年
(平成27年)
3月号
2015年
(平成27年)
3月号
神戸市広報紙
全市版
3